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2021-09-27 41:48

第56回 人生にはパッションを「シンプルな情熱」アニー・エルノー著

spotify

【今回の紹介本】 

■『シンプルな情熱』アニー・エルノー著 堀茂樹訳 ハヤカワepi文庫 

2021年ノーベル文学賞を受賞候補作家のひとり、フランスのアニー・エルノーの作品をご紹介! 

自身の体験をベースにした年下の妻帯者との恋に焦がれる姿を描いた衝撃作。 

人生におけるパッションとは何か? 是非皆様も一緒に自身に問うてみてください。 

前回に引き続きゲストに東京小説読書会のウラノさんをお招きして、三人でこの作品について話しています。 

是非お聞きください! 


【ノーベル文学賞を見守る会について】 

10月7日、19:30~20:30開催予定! 

ノーベル文学賞20時発表予定を待つ会です。 

オンライン参加者募集中! みんなで見守りましょう! 

参加申し込みフォーム https://forms.gle/4efEJHZw3dJZJqjy5  


【番組内で紹介したトピック】 

■ 『シンプルな情熱』アニー・エルノー著 堀茂樹訳 ハヤカワepi文庫 

https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000010994/pc_detail/ 

■ 『東京小説読書会』

https://tokyonovelsparty.wixsite.com/tokyo-novel-party 

Twitterアカウント:https://twitter.com/honnokai 

【番組へのリクエストや感想はこちらから!】

https://forms.gle/a569tyUhMDDaCXGF8 

【文学ラジオ空飛び猫たちとは】

硬派な文学作品を楽もう!をコンセプトに文学好きの二人がゆる~く文学作品を紹介するラジオ番組です。

案内役の二人は、 東京都内で読書会を主催する「小説が好き!の会」のダイチ

京都の祇園で本の話ができるカフェを運営する「羊をめぐるカフェ」のミエ

文学のプロではない二人ですが、 お互いに好きな作品を東京と京都を繋ぎ、

読書会のようなテイストで、それぞれの視点で紹介していきます!

毎週月曜日朝7時に配信しています。

【SNSでご投稿ください】

番組の感想・リクエスト・本を読むきっかけになったなど、 #空飛び猫たち をつけて、ぜひSNSに投稿してください!

よろしくお願いします!

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#本 #小説 #読書 #読書会 #文学 #海外文学 #ブック

00:04
どうもみなさんこんにちは、文学ラジオ空飛び猫たちです。この番組は、いろんな人に読んでもらいたい、いろんな人と語りたい文学作品を紹介しようコンセプトに、
文学と猫が好きな二人がゆるーくトークするラジオ番組です。お相手は、私小説が好きのカイノダイチと、羊を巡るカフェのミエの二人でお送りします。
文学のプロではない二人ですが、東京と京都をつないでお互いに好きな作品をそれぞれの視点で紹介していく番組です。
お互いの紹介に関しては、2021年最初の回で話しているので、そちらを聞きください。
また、このラジオへのご質問やリクエスト、メッセージを随時受付しています。番組概要欄にホームのリンクを貼っていますので、そちらからお寄せください。
ご質問などある程度いただけたら、お返事をする回をしたいと思いますので、気軽にお寄せいただけると嬉しいです。
少し本編に入る前にお知らせをさせてください。
東京小説読書会の浦野さんに来ていただきましたが、その浦野さんを筆頭に今計画しているノーベル文学賞メモル会というのが10月7日に開催予定です。
こちらはオンラインで開催する予定でして、20時の受賞者発表の瞬間、このライブをみんなで見届けるという内容になっております。
一緒にメモってくれる方を参加募集しておりますので、よろしくお願いします。
参加は無料で、概要欄のリンクからお申し込みができますので、ぜひご興味がある方はご参加いただければと思います。
今週はですね、フランスのアニー・エルノーのシンプルな情熱という作品をご紹介したいと思っています。
今回先週の番外編に引き続き、東京小説読書会の浦野さんをゲストにお招きしておりまして、この作品について3人で話していきたいと思ってますので、よろしくお願いします。
浦野さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
すいません、先週に続いてお世話になります。
東京小説読書会の浦野です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お願いします。
署名いっちゃいましょうか、まず三重さん。
では今回紹介するのは、フランスの作家アニー・エルノーさんが書いたシンプルな情熱になります。
堀茂さん役で、早川エピ文庫から出ています。
単行本は1993年に発売されているんですけども、今は文庫で書かれる状態になっています。
では、私の方からあらすじを。
となっておりますが、このアニー・エルノーさんの自身の体験を描いた恋愛的な話になっております。
で、こちらなんですけども、なぜ今回浦野さんをお招きしながらご紹介っていうところなんですが、
03:04
先週の放送でもちょっと触れましたが、このアニー・エルノーさんが、今回2021年ノーベル文学賞をもしかしたら受賞するのではないかという予想もあるので、今回取り上げております。
じゃあちょっとそのあたり、浦野さんにお聞きしたいんですけど、どうですか、このアニー・エルノーが取るか取らないかっていうのは。
どのような背景があって判断されているのか。
ヨーロッパで結構評価されてるっぽい。
で、私もですね、ヨーロッパでどういうふうに評価されてるか全然わからない。
伝え聞く、どこまで本当かどうかわからない情報によると、
西月っていう作品がありまして、これがですね、英訳されたことで、ここ数年かなり来てるらしいんです。
なるほどなるほど。
それで、アニー・エルノーさんと今までノーベル賞の候補っていうことでは、ほぼ名前は挙がったことなかったんじゃないかと思うんですけど、
海外の文学好きの方のブログに名前が出てきたりとか、予想についてあれこれ語り合う掲示板でも名前が頻繁に取説されてて、
聞けるのかなみたいな、そんな感じです。
もしかしたら取るかもしれないっていうことですね。
ちょっとその確率の遺憾は置いといて。
確率は25%です。
あ、すごい。確率高いですね。
イギリスのブックメーカーの予想とかでは上位で取るかもしれないっていうので、ランキングされてるんですね。
今の時点では2番手群、大人気、2番人気群の人に見つけてます。
ちょっとドキドキしますね。
そんなちょっとアニエルノさんのシンプルな情熱なんですけど、
この作品さっき三井さんからもあった通り、93年に日本では翻訳されて、書かれたのはもっと前ですもんね。
91年か。
フランスで出版されたのは92年。
昔の作品なんで、この作品の影響力でこのノーベル文学賞っていうわけではないと思うんですけど、
手に取りやすくというところで、今回このアニエルノのシンプルな情熱を取り上げようと思ってます。
この小説は実際に著者のアニエルノさんの実体験を元にした小説になっていて、
アニエルノさん自身もずっと一貫して自伝的な小説を発表してきた作家だと、
あとがきとかで書かれているんですけども、
ただシンプルな情熱はすごく内容がセンセーショナルなものだったというので、
1992年にフランスで出版されたときにすごく純文学なんですけど、
ベストセラーになって売れたという背景があります。
ちなみに浦野さんにお聞きしたいんですけども、
アニエルノの他の作品は読まれたことはあるんでしょうか。
「場所」っていう作品と、あと「ある女」っていう作品を読みました。
場所っていうのがお父さんの話で、お父さんが亡くなった後に振り返って、
ある女はお母さんの話で、お母さんが亡くなった後に振り返っていう作品です。
06:03
場所を発表して、ある女を発表して、その次に書かれたのがこのシンプルな情熱。
これでは自身の恋愛体験を語るっていう感じで、
常に自伝的なことを書かれる作家さんなのかなというふうに私の印象です。
ちなみに今回のシンプルな情熱は、
110ページぐらいのボリュームで中編小説になっています。
文庫では役者跡書きですね。
堀汐樹さんの跡書きが40ページほど書かれていて、
一番最後には女優の斉藤幸さんの解説もあって、
作品だけではなくて、跡書きと解説も合わせて読むとより、
作品を楽しめる、交われるっていう、そういう作りになっています。
これちょっとびっくりしましたよね。
結構ボリュームあったんで、紙で読んでたんですけど、
ここで終わるの?って思って。
長さの掴んでる本の割には、ここでっていうのが終わりが来たのちょっとびっくりしましたね。
こちらの作品なんですけれども、
日本では今年映画公開なだけで、
本国ではもうちょっと前に作られたのかな?公開されたのかな?
去年ですかね。
フランスでは去年、日本では今年映画が公開されました。
残念ながら3人とも誰一人ちょっと見てないので、
映画の感想はちょっと言えないんですけれども、
映画化されたよっていうことと、見た方もいらっしゃるんじゃないかなと思うので、
その原作について話しますということだけちょっとここでは触れたいと思います。
ちなみにですが、先週番外編でもちょっとお話しして盛り上がりました、
ノーベル文学賞を守る会。
これ浦野さんが先導してやっていて、
私ももう片足じゃないと言われ続けているので、
ちょっと関わってる会があるんですけれども、
アニー・エルノーのシンプルな情熱を課題に盛り上げた読書会をその会の中で開催して、
あれめちゃくちゃ盛り上がりましたね。
そうでしたね。思いのほか盛り上がりましたね。
やっぱり恋愛に夢中になっているという様子がすごくストレートに書かれているので、
誰しもが似たような経験をしているだろうから、
ここわかるとか、
共感したポイントをすごく語りやすいので、
そういう点で読書会には向いているのかな。
一方で、ここまでのめり込むことないんじゃないみたいな、
そういう否定的な方も、
そういうツッコミのしがいが、
読めば誰もが何か言いたくなって、
そういう良い作品だなと。
そうですね。ツッコミ派からもツッコミポイントが多いのでいいですね。
あと結構読書会の時に、
個人的な体験のことを語られる方がいたりして、
そういうのを引き出す、
恋愛小説ってそういうとこがあるなと思って、
私は読書会に向けたのかなと思ったりしましたね。
その時の読書会の内容、
ウラノさんすごい方なんで文字起こしされていまして、
09:01
文集を今作っているんですけど、その別冊版に乗るということです。
こちらも文学不倫まで販売を検討している方ですか?
販売中を検討しています。
読書会の議事録なんでどうなんだと思いました。
売ろうかなと思って。
気になる方いたら、11月状況がどうなるかわからないですけど、
文学フリマにて販売するかもしれないので、
頭の片隅に覚えていただければなと思います。
じゃあ、具体的にこの後話していきたいんですけれども、
このアニエルノーのシンプルな情熱、
どんな話かっていうのを私の方からお伝えしたいと思います。
これですね、あらすじにもあって、補足で触れていた部分もあるので、
イメージ持たれたと思うんですけども、
これは恋愛小説で、とにかく男を待ち続けている女性の話でございます。
その心情が変化なんかも含めて描かれている小説でございます。
ストーリーとしてはすごくシンプルで、
年下の男性A、Aという名前で表記されていますね。
Aと不倫関係にある女性、これが私という一人称で語られるんですけども、
その私がそのAとなかなか会えないで苦悩しているという話を描きます。
そして感情とか心理の変化、
その時々の強烈に感じたことなんかが描かれていて、
読み手にかなりそのあたりが訴えかけてくる小説になっています。
で、その私なんですけれども、
これはもうアニエルノーさんの実体験らしいんですが、
設定としてはですね、50歳くらい、50歳間近くらいで、
子供がいらっしゃって離婚しているという、
バツイチですね、の女性です。
パリで高校の教諭をしている方なんですけれども、
そのAに恋焦がれていて、
Aがですね、再退社なので、
連絡することを控えたりとかしております。
なので基本的にはもう連絡が来るのを待っている状態ですね。
この話自体は、
Aが仕事の都合で来て、出張で来ていたAが、
地獄へ帰った2ヶ月後くらいから文章を書き始めて、
Aとのことを回想しているというような形で始まります。
で、回想のその一番最初の、
描かれているあたりというのは、
Aに対して夢中になっていて、
他のことがどうでもよくなっている状況から始まります。
ちょっとこの辺が皆さんの共感を呼ぶところだと思うんですけれども、
個人的にはこの辺りですね、
50歳近くの女性がですね、
男性に夢中になって、
他のことがどうでもよくなっているというのは、
なかなかちょっとすごいなと思っていて、
もしこれ自分が仕事をしている仲間だったら、
結構迷惑だなと思いながら読んでいました。
Aはですね、東欧の外交官なので、
パリに来ていたが、
自国へ帰っていきます。
で、Aからはですね、
連絡は待つしかないので、
途絶えたりするわけですね。
途絶えるといろんなことを私は想像してしまいます。
なんかこれ結構、
ちょっと私が印象的だったエピソードを挟み込ませてもらいますと、
このAがですね、
キューバに滞在してきたってことを聞いたのか、
そのことを覚えていて、
12:01
何かの雑誌で、キューバの美しいダンサーについての記事を読んだときに、
これ絶対ありえないんですけど、
この美しいダンサーと、
自分が恋焦がれているAが関係していたに違いないと、
思い込んでしまう。
根拠もなく思い込んでしまうことですね。
私はですね、この妄想に取り憑かれています。
彼女はその中、いろんな感情の動きの中で、
Aと別れたいという思いも強くなったりとかする。
離れたいという思いも強くなったりする時もあったりするんですが、
自分から言い出せないので、
意思表示のために、
バカンスでイタリアに行ったりするんですけれども、
その道中ですね、
ずっとAにことを考えて、
Aに心が取られている状況が続いて、
やがてこのAは、
地獄へ帰っていってしまいました。
そのAにですね、
ハガキを出すために、
フランスからではなくて、
Aにハガキを出すために、
仕事の都合もあったんですけど、
デンマークのコペンハーゲンまで行って、
ハガキを出すとかっていうね、
ちょっとわけのわからない行動にいたします。
その後ですね、
気まぐれにフランスに来たAから、
電話があり、
再会などするんですが、
AとAに会えないということが、
私にはわかっていました。
私はですね、これが現実なのか、
非現実なのかよくわからなくなっていて、
最後ですね、
パッションと訳されている、
情熱というところは、
原文だと英語を言うと、
パッションという言葉で、
タイトル付けられているんですけれども、
このパッションに身を置くことが、
この人生の中で贅沢なのではないかと、
考えるところで終わったりするという、
小説でございます。
短い中でいろんなことが、
描かれているんですけど、
基本的には何というか、
感情が描かれている小説ではあるので、
そのあたりのことについて、
この後3人で話していきたいんですけど、
やっぱり一番あれですね、
恋愛の普遍的な心理が、
描かれておりますので、
ちょっとそこについて、
話していきたいなと思っているんですけれども、
アニエルノムを、
僕は2作読んでいる、
最初ちょっとお聞きしたいんですけど、
どうですか、この恋愛の心理に関して。
すごく具体的で、
細かく描かれているところが、
面白いなと思ったんですよ。
例えば回想録なんで、
描いている今と、
合っていた当時の時間差があるので、
そこで美化されたりしているというのは、
あると思うんですが、
読んでいく中でそこは一つ、
注意しなくてはいけないのかなとは思うんですけど、
それでも例えば、
絵と頻繁に会っていた時を思い出して、
こんなことを言っているんですけど、
昼下がりにこの人とベッドにいること以上に、
重要なことを何一つ体験しなかった。
ここまで言い切っちゃうという、
セキュラルなところが、
一番の魅力じゃないかなと思います。
確かにこの文章を、
その辺の感情に関して、
取り繕おうという気持ちがないですよね。
そうなんですよね。
そこが結構グサッときますよね。
あともう一つは、
主人公が待つだけなので、
片思いにかなり似ています。
例えば、他の引用になりますけど、
15:01
時々私は、
彼はたぶん束の間も、
私のことを考えないで、
丸一日を過ごすのだろうなと思った。
本物の片思い中の真理。
私だけなのかわかんないんですけど、
私が特にわかるみたいな、
思ったのがこういうポイント。
こういうのが、
皆さん違う自分に惹かれるところが、
たくさんあるので、
それが本当にこの作品のすごいところ。
具体的に話してもらったから、
イメージしやすいと思うんですけど、
結構いろんな人が、
自分の感情を投影しやすいようになってますよね。
恋愛っていう状況において。
他にも、
待つだけだから、
次が来るのかっていう不安な感情とか、
一層縁を切りたいと思うんだけど、
踏切がつかないとか、
もう会えないんだったら、
人生終わってもいいとか、
そういうところがすごく面白くて、
不倫で、
人回りの年が違うっていう、
かなり特殊な設定なんですけども、
やっぱり恋愛の感情っていうのは、
普遍的なんだなっていうこと。
そういうことも再認識させられるような、
そういう作品だったと思います。
私、
片思いの感情とか、
そういう恋愛の真理を描いてるなと思って、
最初でも、
あらすじとか見たときは、
もっと不倫ぽい感じの話なのかなと、
ちょっと思ってたんですよ。
なんですけど、
不倫ぽさっての全くなくて、
不倫って言うと、
ドロドロした感じをイメージしてたんですけど、
例えば奥さんから奪ってやろうとか、
どうにかして、
好きな男と一緒になろうとか、
そういう、
ドロッとした欲望が、
出てくるのかなと思っていたら、
ある意味そういうとこは、
結構ドライで、
そういう、
ただ恋をしてるっていう話だなと思って、
この人は、
読んでると、
奥さんに嫉妬するところは多少あるんですけど、
ただ妻がいる男性と、
関係を持っている罪悪感とか、
どうにかして、
自分と結婚したいみたいな、
そういう感情ってのは、
ほとんど描かれてなくて、
結構私はそこがギャップもあって、
衝撃でしたね。
面白いなと思ったところでもあります。
このドライさとか、
小説からは感じましたね。
主人公の私がですね、
絵のことをすごく
取りこまれてるんだけども、
依存はしてないなっていう。
依存とか絶対に欲しい、
奪ってやろうっていう感じがなって、
そこがすごく興味深いなと。
これも回想だから、
理化されてるのかもしれないんですけど、
あれだけ待ち続けていたのに、
束の間のオーセが終わったときに、
取り乱したりしないじゃないですか。
そこがですね、面白いなと思って、
これは年齢も重ねて、
お育ても離婚も経験した、
そういう女性ならではの強さもね、
そういうのが出てきているのか。
あとはですね、
もしかしたら単に性的な快楽を求めて、
だから、絵との関係
っていうのはそれだけっていうふうに
割り切ってるのかな。
18:01
先ほどちょっと話した、
読書会でこれ取り上げたときにもですね、
男性の性衝動に通じる
っていう指摘があって、
そこがほんとなるほどなと思って、
ただ会いたいから会う、
みたいなそういうところが、
この先どうなのっていうところが
考えてないところが、
強くなっている。
私も読書会に参加して、
確か女性が
言ってたと思うんですけど、
女性的な感覚だと、
結婚とか、
そういうのを求めたりすると、
この関係に対して、
例えば終わってしまうときとかに、
自分の時間を返してほしいとか、
っていう考えとか、
衝動とか、
反発みたいなのがあると思うんですけど、
そういうのが全くないですよね。
私には。
関係が結局、
何かに結びつかないわけじゃないですか。
それに対して、
時間を返してくる感覚が全くないので、
確かにこれってちょっと男性的なのかな。
そのとき、
いろんな話の流れで、
読書会のときが出たんですけど、
私も男性的だなって思いました。
結構共感できるポイントもあるんだろうな、
っていうのをちょっと考えましたね。
僕も確かに、
読んでいて、
主人公の私の、
心の中の声とかを、
読んでいると、
やっているのは不倫なんですけども、
そこで自分が起こした出来事とか、
それに対してどう思っているか、
どう受け止めているかっていうのを、
結構、
生徒を変えているようにも読めたんですよね。
これは、
読んでいるときにそう思ったっていうので、
全部小説を読み終えるとまた、
印象が多少変わってくるところは、
あったんですけども、
途中途中読んでいると、
これはもしかして、
自分に都合のいいことを考えているのか、
という感じはちょっと受けましたね。
なるほど。読めばすぐ分かるんですけど、
この私、めっちゃプライド高いですからね。
正当化っていう、
なんだろうな、
そういうのちょっとあるかもしれないですね。
その流れで、
共感しやすい作りになっている小説だなと思っているので、
共感のところを、
ちょっと話したいんですけど、
さっきウランさんが言った通り、
結構いろんなフックが用意されていまして、
この小説には。
誰しもが恋愛をしたことがあるなら、
感じるだろうような要素が、
結構詰め込まれているんですよ、
短いながら。
特に、
片思いというか、
自分の方の好きが勝っている恋愛で感じるようなことが、
書かれていまして、
私、さっき、
自分が整理したあらすじだったので、
言っちゃったところがあるんですけど、
イタリアに行くところ、
かなりわかるなと思って、
忘れようとして、
どこかに行こうとして、
行動する時ってあると思うんですよ。
叶わない恋を抱えていて、
自分の会いたいのに会えないとか、
連絡も取れないみたいな時って、
自分も経験あるんですけど、
そういう時って、
どこかに行って、
21:01
気分転換というか、
気持ちを変えなきゃっていう、
思いに囚われて、
行動する時があると思うんですけど、
このシンプルな情熱で、
私はそういうことで、
イタリアに行くんですけど、
イタリアに行く時からわかっているんですよね。
帰る時も、
私はAのことを考えているだろうっていうのがあって、
そこはすごく共感しました。
どうしようもないんだけど、
考えてしまうだろうな、みたいなところとか。
あと、キューバのさっき話した、
ダンススターとの話も、
絶対そんなことないじゃんってわかっても、
あの人は、
あの人ともしかして何か関係しちゃったのかなとか、
思っちゃうところって、
わかるなと思って。
そういう感覚を持たれる人もいると思うんですけど、
そういうふうに、
いくつもフックが用意されていて、
結構いろんな人の共感とか、
思うんじゃないかなと思います。
ただ、
50間近に控えた、
女性の感覚としてはだいぶ若いですけどね。
初恋なのか、みたいな感覚のエピソードも
あったりするんで、
そこはあるんですけど、
いろんな人の共感はいるんじゃないかな。
ちょっとこのまま、
共感ついでに話をさせてもらうと、
さっきちょっと男性と女性の差の話を
多少したんですけど、
男性と女性ってやっぱり恋愛を受けるスタンスというか、
感覚ってちょっと違うと思うんですよ。
女性って何て言うんですかね、
関係に未来を求めたりとか、
そういうのを実施することがあったりすると思うんですけど、
どっちかと言うと、
男性ってのはちょっと刹那的なところが
強いのかなって。
これは感覚の話なんですけど、
アニー・エルノーさんが描く
私はですね、
女性なんですけれども、
自立心が強くて、
状況はどうなっているかわからないですけど、
一人称なんで、
それでも結構しっかりされているような感じを、
自分を見失いながらも、
しっかりしていると矛盾した言い方になっちゃうんですけど、
感覚を受けて、
なんていうか、
そこが割と男性も女性も
共感をできるような形に
整えられているんじゃないかなってちょっと思いましたね。
この辺りどうですかお二人、どう思いました?
そうですよね、
ちょっと共感というところになるかあれなんですけども、
なんかその、
決して刹那的なものを
良しとしている人に限らず、
結構受け入れられているのかなとは思っていて、
さっきさ、
男性と女性で未来を求めるのが、
刹那的なものだった。
もうちょっと極論だったけどね。
そうですね。
これも結構西洋と
東洋でまた、
結構またあったりすると思うんですけど、
東洋は未来を求めて、
西洋は刹那的なものを
求める人が多いのかなとちょっと思ったりもして、
でも、
男性でもね、
共感を得られるようになったなんて、
僕も読んでいて共感しましたし、
これもしかすると思ったのは、
やっぱり時代、
今の社会だからっていうのもあるなとは
思ったりしましたね。
なんていうか不倫を扱っているので、
もし実態が時代だったら、
その設定の段階で
24:01
ブロックしていた部分っていうのは
あるかなと思うんですけども、
今の時代だから、
不倫、良い悪いは置いておいて、
書かれたものを
比較的素直に読んで、
素直に作者の声を聞くっていう、
そういう受け取り手側が
そういう状態で
読めたっていうのがあるなと思っていて。
なんさんこの辺りどうですか。
今の三枝さんが、
あ、三枝さん。
どちらでも。
今の三枝さんが
おっしゃった、
時代という点で
不倫の扱いっていう話がありましたけど、
私もこの
女性としての自立っていう
点が書かれているところが、
とても今
読まれるべきじゃないかなって思ったんですね。
結構
女性の生きづらさというか、
主人公は
子育て、シングルマザーとして子育てをしていて、
おそらく生きづらかったと
思うんですね。
そういう女性が社会の中でどういう風に、
絵が描いているのは
絵のことを待っているという心境が
中心なんですけども、
その背後に
主人公の日常生活がありますし、
そういったところまで思いを巡らせていくと、
一人で生きていく
ということの生きづらさとか、
今の社会とのギャップみたいな
ところが結構
見えてくる作品かなと思って、
そこがすごく今日的な
テーマだなと思ったんですよ。
これ、去年初めて読んだんですけども、
その時に、ゴーグル文学賞が求めるのは
こういう文学だろうと思って、
この
中編たった一作読んだだけで、
去年は本命にしちゃったんですけども、
それぐらい
テーマが
不倫とか恋愛というよりも
もっと広い、社会の中で
生きる個人というところで、
すごく今
読んでほしい作品だなと思いました。
あとですね、
また話が変わりますけども、
人の心って
白黒はっきりつかないものじゃないですか。
先ほど
大地さんが
主人公のご説明で、
自由しないながらも
しっかりしてる。
私もAに執着してるけど依存してないみたいな。
この主人公のことを説明するときって、
なんか矛盾してるようなことを
すぐやっちゃうんですよ。
でも、人の心ってそうだよなっていう
ところがあるので、
読んでるときはそこまで感じないんですけども、
読んだ印象を
言語にしてアウトプットしようというときに、
そういうすごい矛盾に満ちた
感情が出てきちゃうんで、
それがやっぱりこの作品っていうのは、
本の真理というのを
ありのままに書いてるから、
読者が印象を語るときにそういうふうに
出てくるのかなみたいな。
そういうことも大地さんの話を伺って
思いました。
確かにそうですね。
矛盾です。
矛盾って一言で
片付けられないんですけど、
二面性っていうか、
近いかもしれないですね。
それをこの短い中で
27:01
感じさせてくるからすごいいい作品ですよね。
そうですね、ほんとすごいです。
私も
自立でした
一面もあるしね、
二面性なのかもあれですけど、
やっぱりちょっと脆い部分も
あると思いますし、
やっぱりこの
面白さで、
じゃあその脆い自分を
どう振り立たせるかっていうか、
っていうところで、
結構さっき
大地さんの話で、
アメリカに行って、イタリアに行って、
絵のことを忘れようと思って、
でも忘れることはできないっていうのは
分かってながらもそういうことを取ってるとか、
絵にハガキを出すため、
ハガキを出すためだけに
コペンハーゲンに行ったりとか、
結構眼かけ的なことをやっていたりとかで、
でもそういうところは確かに
すごく共感できる
ところだなと思いますし、
人間美みたいなものってすごくあふれてるなと思います。
なんかこういうちょっと
バカな行動っていうか、
論理的には全く説明できない行動。
とかを取っちゃうのって、
恋をしてる時の人間だなと思って、
そういうのが結構
端的に描かれるんですよね。
そこがすごいなと思ってて。
じゃあちょっとこの共感の話のこともあるんですけど、
ちょっとこの作品の
特徴的な
ところの話をしていきたいなと思うんですけど、
ちょっと私先に
話させてもらうと、
これ絵との関係を話してる話なんですけど、
この絵の不在感がすごいんですよね。
回想してるから、
回想してるからもっと絵出してもいいなって思うんですけど、
ほぼ絵が出てこないんですよ。
作品中。
実際に出てくるところあるんですけど、
8割ぐらいは絵がいなくて、
絵のことを考えている
私を描写しているっていう話で、
ここは結構この小説の
私はいいところっていうか、
かなり気に入ったポイントなんですね。
こういう描き方してる作品好きで、
何かを描かないことで、
絵の存在感を出していくっていうのは結構好きで。
なんですけど、
すごいどうでもいい話なんですけど、
絵がたぶんめっちゃ絵出てくるんでしょうね。
見てないからわかんないけど、
予告見た限り、
めっちゃ出てきそうって思ったんで。
ちょっとそこは置いといて。
やっぱりこの絵を出さないというか、
相手が出てこないことで、
この部分のストーリーが
欠落してるんですよ。
どうやって絵と出会ったのか。
どうやって絵のことを好きになっていき、
ハマっていったのか。
どういう経緯があって絵と、
そしてどういう経緯があって絵が離れていってるのか。
っていうのがほぼ描かれないんですね。
だから、ここってもう完全に
読み手の想像を
掻き立てる部分になっちゃってて、
逆に私めっちゃ感情移入しちゃったんですよね。
自分で補うから。
ちょっと共感の話なんですけど、
この作りがすごく上手いなと思って、
共感できやすい作りになってるなってちょっと思いました。
あと、絵のキャラクターも
また作りが
面白いんですよね。
私は本当すごい
インテリ層の人間で、
すごくお嬢様というか、
30:01
上品な趣味を持っていたりしてると思うんですけども、
絵は
東の人間なんですけども、
通俗的というか、
いかにもっていう感じの外観とか、
あと、趣味であったりも、
楽しいものが好きで、
酒もめっちゃ飲むしっていう、
そういう全然正反対な
タイプの
人間が絵である。
その絵にとにかく
情熱を燃やしてるっていうところの
設定も面白いと思いました。
私は
この作品の構成も
結構面白いなと思って。
本編に入る前に、
序文がついてるんですよ。海外文学って
たまにこういうSFの序文がついてる
小説って見かけるんですけど、
シンプルな情熱の序文も
ものすごく秀逸だなと思って。
ポルノ動画を見てる場面から始まるんですよ。
ぼんやりと
ポルノ動画を見ながら、
これって物を描く行為と似てる
とかって思うんです。
道徳感が宙吊りになる
という点で似ている。
この宙吊りになった
道徳感っていうのが、
シンプルな情熱で描かれている不倫
っていうものにつながっていくのかな
とは思うんですけども、そもそも
ポルノと創作行為をつなげる
っていうその発想が
どうか知っていいんじゃないか
みたいな感じで、結構面白い。
導入のこの序文が
3ページ足らずなので
ぜひ本屋さんで
まず立ち読みして、この序文で
結構惹かれる方は、惹かれるっていうか
この序文に魅力を感じる方は
結構多いんじゃないかなと思いますので
まずここから立ち読みしてもらいたいなと。
序文いいですよね。最初
ポルノ映画の話してるのかなと思ったら
この3ページぐらいの
ラスト3行でめっちゃうまいこと書いてて
この序文のパンチ力が
高かったっすね。
びっくりしました私も。
めっちゃいいこと言ってるなと思って
道徳的判断が一時中ずるになるような
一つの状態に向かうべき。
これ書くことの姿勢ですよ。
ウラノさん不倫状態っていうところで
言いましたけど、これ多分このセキララな
文章を書くっていうことなんでしょうね。
何か自分の中の
ストッパーを一回解除して
っていう意味なのかなって
ここの序文は
読み終わった後にここを読むと
結構すごいですよね。
深いですよ。
今序文の話をしましたけど
締めもすごくよくて
これも締めも
破壊したっていうのがわからないです。
読まないと
流れの中で読まないと絶対わからない。
いいと思うよ。
ネタバレとかじゃないから。
ネタバレじゃないです。
この110ページ
かけて通していることを味わう
必要があるから
ここだけ切り取っても全然大丈夫と思います。
その締めの
フレーズなんですけど、贅沢とは
また一人の男
または一人の女へのパッションを生きることが
できるということでもあるように
思えるって言ってるんですよ。
これでも最後
33:01
終わってるんですけど、作者が言いたいのは
もうこの一点に尽きるだろう。
こんな本当
ひららな文章を
自分の気持ちの整理のために
書いたっていうのはまだわかるんですけど
売るっていう時点でよくわからなかったんですけど
もしかしたら
こういった本当に好きな人ができて
もう恋に委ねるっていうことは
それほど贅沢なことないよね
っていうことを皆さんに伝えたくて
または知ってほしくて
それであえてプライベートを
切り売りしてでもこの作品を
世に出したのかそんな気がするんですけど
この締めのフレーズは本当に
全体生まれてから
ここにたどり着くという
読者皆さんそれぞれに感じ方が
違うと思うんですけど
いいなって思うんじゃないですか
ちょっとびっくりしましたね
そうですね
僕も本当に作者の受注に
はまったというかですね
最初読んだ時は
本当にそのプリンの
話が書かれてるので
なんかそういう恋愛の話なのかな
と思いきややっぱそうじゃなかったんですよね
やっぱりその
裏野さんが言われたみたいに
パッションの部分っていうか
自分にとって贅沢
自分にとって何が大事なのかっていう
すごい問い詰めてるっていうのを
訴えこけるっていうところを
感じましたし最後良かったですよね
最後まで
読み終えて
やっぱり思ったのは
パッションとは何かっていうのを
すごく考えさせられたなと思いまして
この小説の
すごい読んでいて
面白かったところが
パッションの役が出てくる
箇所によって違っているんですね
例えばその
パッションを執着と
訳している箇所もあれば
恋情と訳していたり
情熱と訳していたり
最後は激しい恋という風に
訳してはいるんですけども
ただパッションって
決して単純な情熱ではないな
っていうのをそこで読んでて
気付かされましたし
パッションが何であるか
っていうのは時々によって
変遷していくものじゃないかな
っていうのも読んでいて
思ってちなみに役者
跡書きでパッションっていうのは
囚われの状態に
入ることっていう風に書かれていて
そこには
囚われの状態っていうのには
何か単純明快なものもあれば
複雑なものもあって
幸せなものもあれば
痛みもあるという
そういうものなのかなと
ふと感じまして
本当この小説をすごい
読んでよかったなと思ったんですけども
自分が囚われていたものっていうのを
明らかにしようとしていたり
それを受け入れていこうとしていたり
そうしていくのが
結構自分の人生を生きていくことに
繋がっていくんじゃないかなと思えて
本当この小説を
やっぱり110ページぐらい
読み通して
すごく感じるところはありましたね
そうですよね
いやちょっとすごい思うことが多い
36:01
小説だったなと思った
まあちょっと
多分これ細かい部分まで含めると
いろんな話が出てきちゃうんで
ちょっとこの辺りで締めましょうか
みなさん今すごくいい感じで締めてくれたな
と思ったんで
じゃあいつも通り
最後どんな人に読んでもらいたいか
感想を踏まえてお伝えしたいと思います
今回ゲストに来てくれている
大地さんからちょっとお願いしたいなと思います
あんまりこんな人におすすめ
っていうのは思いつかない
恋愛中の人がいいのか
失恋したばかりの人がいいのか
そこは思いつかなかったんですけど
それよりも知ってる人同士で
読んで
感想を語り合うっていうのが
面白いんじゃないかなと思います
やっぱりいろいろ大地さんが
トゥックがたくさんあるって聞いてましたけど
共感できるポイントとか
ツッコミ心がたくさんありますので
そんな感じで何人かで読んで
感想を語り合うっていう
そういうのも手付けの一作かな
そういう感じでした
確かにめっちゃ盛り上がりましたもんね
本当に
自己開示せざるを得た
自己開示したくなるよ
そんな力がある
作品なんです
なかなかその
読書会も終わりが見えなくなってきて
すごい会だったな
楽しくてですね
いい会でしたね
人生語りをしたくなる
になりますよね
じゃあちょっと私の方
話させてもらいます
今回読んで
本当小説読めてよかったなと思いました
おすすめというか課題本に設定してくれた
浦野さんに感謝して
今回ラジオで話せて本当によかったなと思ってます
これはもう恋愛好きな人には
必ず読んでもらいたいな
と思いましたね
共感と反発があると思うんですよ
この反発は文庫版の
解説
斎藤由紀さんという女優の方
皆さん有名な方なので
ご存知だと思うんですけど
斎藤由紀さんが書かれていて
確かに反発っていう文脈もあるなと思って
ちょっと興味深く解説ようなんですけど
いろんなことが書かれてるんで
共感する部分と反発する部分があって
自分が浮き彫りになるような本だなと思ってます
男性も女性も
共感できるように書かれているので
このオールマイティーさってのは
すごいなと改めて思いました
そのエンタメとかじゃないのに
このオールマイティーさを持ってるっていうのは
それだけで読む価値があるんじゃないかなと
個人的には思います
聞いて不倫小説をイメージする方
今回の配信聞いてもらえば
あまりそういうイメージ払拭されてると思うんですけど
そういう部分は全くなくて
恋愛の真理をいろいろ味わえる
作品だと思っているので
ぜひお読みいただければなと思います
今回事前に大地さんから
不倫の話
聞いていたんですけど
読んでみると全然思っていたものと
違うなと思いましたし
すごく読んで
考えさせられることや
39:00
共感できるところも
たくさんあったんですけども
さすがノーベル賞候補の作家さんだなと
すごく思いました
個人的には
手づきだったのが
ファッションイコール情熱と
一概に言えないんじゃないかなと
思うところもあって
いろいろな形があるなと
思いましたし
自分のパッションって何だろう
思いながらこの小説を読むと
より楽しめるんじゃないかなと
思いました
アニエルノさんのシンプルな情熱を
ご紹介させていただきました
二週にわたり来ていただき
ありがとうございました
すごく楽しかったですね
また機会があれば
ノーベル文学賞を見守る会は
この後控えているので
ご注目していただければなと思います
最後に
ユラノさんどうですかこの2回参加してみて
ちょっと感想があれば
一言二言でもいいんで
無茶振りですみません
ユラノさん 先週の番外編では
読書会を始めたきっかけとか
ノーベル文学賞見守る会を
始めたきっかけとかそういったことを
話が出ました
改めて何が動機でやっているのか
考え直すような
いい機会になったと思います
今回もシンプルな情熱を
改めて読み返すことができましたので
そうするとやっぱり
読み直すたびに
こんなことも書いてあったんだ
気づくことができるので
いい本は何回読み返してもいいな
そういったことを思えるために
本当にありがたかったです
こちらこそ
ありがとうございました
私が最初振りの話だって言ったから
ちょっとビビってたかもしれないですけど
いい本でしたよね
そうです本当に
奥が深い本だなって思いました
作者のアニメルーヌさん自身が
面白いなって思いましたね
書こうと思えば
いろんなものを書ける人だと思うんですけど
自伝的なことばっかり書いている作家さんで
そういう人もいたんだと思って
楽しめて
良かったなって思いました
どんどん
語ることが多くなっちゃうから
もう切りますが
ありがとうございました
次回予告して終わりたいと思います
次回は
定伝の夜にという小説を
ご紹介したいと思っております
番組の完成やリクエスト
またこのラジオを聞いて紹介された本を読みました
読み返しましたとございましたら
ハッシュタグ空飛び猫たちをつけて
教えていただけると嬉しいです
ツイッターインスタのDMや投稿などで
お待ちしております
メッセージ本も番組情報欄に載せておりますので
積極的に格段共有してあげると大変助かります
ではまた来週
ありがとうございました
41:48

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