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2023-11-27 43:02

第137回 平穏な町に異質な人物が現れたとき「ピュウ」キャサリン・レイシー著

spotify
【今回の紹介本】『ピュウ』キャサリン・レイシー著、井上里訳 岩波書店
https://www.iwanami.co.jp/book/b629835.html

パーソナリティ二人で作品の魅力やあらすじ、印象に残った点など、読後の感想を話し合っています。ぜひお聴きください!

出版社からのご献本/閉鎖的な町に自分はいたくないと思った/人々の語りに惹き込まれる/著者&作品紹介/何者かわからないピュウ/町の人たちのリアルな様子/ネタバレなしでストーリー紹介/無口なピュウが話すとき/ピュウは怖い存在なのか神なのか/哀しいエピソードの数々/ピュウのような人を受け入れることはできるのか/次回予告

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版元サイトより
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舞台はアメリカ南部の小さな町。教会の信徒席で眠る「わたし」を町の住人はピュウ(信徒席)と名づけた。外見からは人種も性別もわからず、自らも語ろうとしないピュウの存在に人々は戸惑う。だが次第に町の隠れた側面が明らかになり……。気鋭の作家、キャサリン・レイシーが人種や性の枠組みを揺さぶる、挑発的な意欲作。




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#本 #小説 #読書 #読書会 #文学 #海外文学 #ブック


00:01
人種も性別も年齢も不明な語り手が、ある日突然、町に現れたことにより、住民たちに戸惑いが広がる。
この語り手は一体何者なのか。やがて、町の隠れた一面が明らかになる。
キャサリン・レイシーのピュウを紹介します。
どうも皆さんこんにちは、文学ラジオ空飛び猫たちです。
この番組は、いろんな人に読んでもらいたい、いろんな人と語りたい文学作品を紹介しようコンセプトに、文学と猫が好きな二人がゆるーくトークするポッドキャストです。
パーソナリティは、私ダイチとミエの二人でお送りします。
文学のプロではない二人ですが、お互いに好きな作品を時には熱く、時には愉快にそれぞれの視点で紹介していく番組です。
今回紹介するのは、キャサリン・レイシーのピュウです。
井上聡さん役で、岩波書店から2023年に出版された本になります。
こちらですが、翻訳された井上聡さんからですね、ちょっと我々二人に憲法をお願いしたいというお話が出たらしく、岩波書店様から憲法をいただいたという一冊になります。
めちゃめちゃ嬉しい出来事でしたね。
めちゃめちゃ嬉しい。連絡もらった時、ウォーってなった。
そうそうそうそう。
多分井上聡さんはですね、今まで消失の星とトラストという本を訳されている本を紹介してきてまして、多分それを聞いていただいて、
ちょっとツイッターかなんかで反応もらったこともあるので、聞いていただいて、我々のラジオをちょっと知っていただいてるんだなというところもあって、非常に嬉しい話ですね。
そうですね。しかもこのピューはもともと注目していてですね、買おうかなって、読もうかなって思っていた本ではあったので、ちょうどそれを考えてた時にそういう憲法のお知らせが来て、
我々にとってはめちゃめちゃありがたい話です。
本当に渡りに船でしたね。
そうそうそうそう。これで迷いなく読むことができたので、良かったですよ。
キャサリン・レイシーという名前自体は多分私柴田さんがどこかで挙げてたのを知っていて、認識した気がする。柴田本幸さんですね。今回もちょっと帯書かれてるんですけど、
すごい作家なのかな、なんかで挙げていて、ちょっと記憶の片隅にあったので、キャサリン・レイシーだって見た時思いました。
なのですごい楽しみにしていた一冊ですね。
もう読み終わった感想を入っていきたいんですけど、久しぶりに怖いくらいに引き込まれた一冊でしたね。
設定とあらすじ聞いただけで、これは間違いないなと思ったんですけど、
読んでみたら、本当に人は何を信じていて、何を正しいと思っていて、それが人にとっては重要なんだろうけれども、揺らぐっていう一冊だし、
03:01
あと個人的には、ミニマムなところでは色んなところで経験してしまっている気はするんだけれども、この閉鎖的な街に自分は絶対いたくないと思ってしまった話でしたね。
詳しい話は後ほどするけど、めちゃめちゃ面白かったので、速攻で2回目を読みたい。
めちゃめちゃこれは2回読むとすごい入ってくる気がする。
僕は2回読んだんですけども、収録前に読み直して、やっぱすごい面白いです。
2回目読むと前半の方の話が後半に繋がってたりっていうのがちょっと分かったりして、面白さありましたね。
でもやっぱりこのピューですね、ピューっていうのが登場人物、主人公の名前なんですけども、とにかく正体不明で、何を考えているのか全く分からないっていう、
でもそれでいいってすごく冷静で、鋭い観察力を持っている人物で、その視点で話が進んでいくんですごく面白かったですね。
あとピューの、ピューはいろんな人と出会うんですけど、ピューの前にその人が出てくると、みんなつい語り出すというか、話出してそれが話が止まらなくなるっていうですね。
その現象が結構何回も繰り返されるんで、それは面白かったですね。
しかもそれぞれの、人の語りにはドラマがあって、悲しい、結構悲しい話が多いんですけども、この辺の語りが面白いっていうのは、井上聡さんの今までの訳されてきた諸質の星とかトラストとか、その辺りともすごく重なってくるなと思いました。
悲しみのある語りで、しかも引き込まれるすごいストーリーもあるっていう。で確かにね、この街ちょっと怖いですよね。
一見するとすごく善意のある人たちが多いように思えるんですけど、実はその裏庭っていうのがですね、この小説で描かれていくんで、結構ですね、恐ろしい一面とかっていうのが見えてくるとゾッとするところはありましたね。
なんかこう閉鎖的な街とか村物にありがちな、この善意の裏にある人間のどうしようもない本質みたいな。ちょっとね、ゾッとしますよね。
あと私個人的にはですね、小説の作りというか雰囲気みたいのは、ゼータアラーの野原もちょっと彷彿とさせましたね。ゼータアラーの野原は結構ポジティブな感じがあるんだけど、これはやたら不穏っていうところはありましたけど、ちょっと思い出したというだけですが。
じゃあちょっとこの感じで著者紹介いきたいと思います。著者のですね、キャサリン・レイシーさんなんですけど、1985年生まれ、アメリカミシシッペ州出身なんですが、結構若いですね。我々と同世代ぐらい。まだまだこれからというか、今多分旬なんだろうね。人だなというところです。
06:01
2014年にNobody is Ever Missingでデビュー。ニューヨーカーが選ぶ2014年のベストブックに選出されたと。2016年アメリカの善と友好な新人に送られるホワイティング賞を受賞。2017年には文芸雑誌グランタが10年に一度選ぶベストオブヤングアメリカノベリストの一人に選出というところで、めちゃめちゃ期待を背負ってらっしゃる。
期待されてらっしゃる作家の一人ですね。この本作ピューは3作目に当たるそうですと。あと2023年3月にはちょっと役者跡書にあったんですけど、バイオグラフィーオブエックスというノンフィクションとフィクションの間なのかな。
何か電気と小説とジャンルに切り込みがあるので、またちょっと今回とは違うような話を書いているそうなので、そちらも気になるので、個人的にはですね、めちゃくちゃ翻訳が進むといいなと思った作家の一人です。
はいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはい
はいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはい
が明らかになり機営の作家キャサリンレイシーが人種や性の枠組みを揺さぶる 挑発的な意欲作となっておりましてまあ意欲作であることは間違いない
一冊ですねでこの話しはかなり大枠なんですけれども ちょっと後ほどストーリー少し紹介しようと思ってるんですが
このピューという存在が言いますのでまずこれがですね大きな部分になっていくのでこれから ちょっとあのピューとは何かどういう作品なるかみたいなところを話していきたい
と思います でこの主人公のピューなんですけれどもまずこの設定がかなり面白いですね
でまず何者かわからないというか人間などか何なのかみたいなところもあって でえっとこのピューという名前自体はまあ眠っていた
8新都席まああのあそこですよね教会のいわゆる 礼拝の時にみんながこう並ぶ席ですよね
あそこで眠っていたんですねでそこのことを まあピューというのでピューという名前がついたという流れになってます
09:03
でこのピューの私という一人称で語られるんですけど そのかこの語り手がまず何者かわからないっていうその部分がですねもう最初
すっごいもう嫁はするんですけど どんどん話が進んでいくとなんか変な真実にたどり着きそうになってくれなんかすごく
あの気持ちが揺さぶってきますね でこのピューの面白いところは年齢性別人種
白人なのか黒人なのかいやそれとまた違う何者のか全くわからないっていうことを あの周りが全員印象を持ちます
これがですねイメージしづらい とにかく我々の街に違う何かが現れたっていう人間に似た何かが現れたっていう
感覚なんだと思うんですけど それをどう街の人たちがまあ受け入れていくのか
感捉えていくのかみたいのが結構重要になってきますね 結構あの街の人もすごいピューをどう捉えるか分かれていて面白かったんですけども
ある人は本当に12、3歳の少年じゃないかって もう気をつけるんですけどでもすぐ違う人がいやそんなことないんじゃないのピューってどう見ても
15歳以上の女の子じゃないのとかですねもう明らかに食い違ってるんですよね なんで呼んでる側も本当にピューの特定できないんですよね年齢が何歳ぐらいとか
性別男性なのか女性なのか あと白人なのかそうじゃないのかっていうのももう全く人によってね
なんか生き方変わってくるんで そうですね過去の記憶とかもあんまりない でもただなんか多少なんか思い出を持ってるっぽい感じはあるし
あと自分の意思というのもあんまりない だからこの設定自体がすごい面白いですね
でこのピューなんですけどこの周りにいる人たち 戸惑いを抱えている周りにいる人たちはですね戸惑いながらピューに接するわけですが
なぜかですねピューと二人っきりになると自分のことを語り出すという 不思議な状況になってきましてその語りの中で話していることが結構
細部のことっていうかその人たちの人生において大きな出来事とか 思いとかそういうのをちょっと語っていくんですね
全体としてはですねその個々の話っていうのが正直どう結びついていくか ちょっとわからない部分あるんですけど大分けて捉えると
でもその細部をどんどん描いていくからなんかどんどんリアルになって感じがあって ピュー自体は得体が知れない全くよくわかんないものだけど
それに接している町の人たちはどんどんリアルになっていくっていう でなんとなくこの町の全体像として浮かび上がっていくような作りになっているかなと思います
なんかこれはちょっとあのこの小説の多分肝の部分ですよね そうですよね
なんかもしかすると物語とは直接関係ないかもしれない その町の人のその語りなんですけども結構でもやっぱりそこがこの小説のすごい魅力かなとは思ってますし
よく村上春樹の小説で人の人生の中で起きる不条理なこと 全く予期しないそれまでの人生とは全然関係がない
12:08
不条理なことが起きたみたいなエピソードが挟まれたりすることってあるんですけども 若干そこと重なりましたね
なるほどね確かに確かに
なんか人々の語りで一見すると順風満帆な人生を送ってそんな人とかですね なんか幸せな夫婦とかいう人が語り出す話にちょっとしたその
嫌味があったりとかですね ちょっとそのなかなか想像もできなかった結構痛ましい過去があったりとかですね
そういうのがね突然人生でそんなことがあったんだっていうのを語られたりする なんかそこは読んでいて面白さを感じましたし
そうですねこれはなんとも言えない しかもその人たちの語りの中にめちゃめちゃ哲学が反映されてる時があって
なんかそこすげー付箋貼っちゃったから 付箋の量やばかったですよね
僕もね今回めっちゃ付箋貼りましたね
貼るよねこれねなんかすげー鋭いこと言ってると思って
ちょっとねパラパラ開いても絶対出てくるんだカーチャー カーチャー氏の話とか木曜日
140ページとかですね
いつも思っていた 歳を取ると以前にも増してそう思えてくるんだが他人に親切にする時その時点で私たちはすでに報われている
瞬間的に報われたのだと感じる信仰によって叶うことは私には一つしかないように思える 人を傷つける権利を手に得ることだよ
神を信じるというのは 来世こそ真実の世界であって現世は仮初めのものだと信じることだからねとかなんとかっていう感じなんですけど
ちょいちょいですねこういうめっちゃ哲学的な話が入ってきて
なんか発動させられるんですよね 僕もねそこは付箋
貼ってましたね 信仰は残虐性のたずなになる
締めもいい 印象深い話がいっぱいあるんですけども
ピューに語り始める人々ってなんかそういう印象的な話をする人もいれば 一方でピューを助けようとしてくれる人もいっぱいいてですね
それは最初にピューを教会で見つけたヒルダっていう女性であったりとか あとお医者さんであったりとか
それぞれやはりその信仰心を持っているんで 信仰に基づいてピューを助けようってみんな口々に言うんですけども
ただピューが黙ったままでいるとどんどん不穏になっていって みんな不安に感じていってピューから離れていくっていうのもあったりして
人々が持っている善意っていう ピューのためなのかそれともみんなが暮らしているコミュニティのためなのかとかですね
そのあたりがですね結構人それぞれどう思ってるのかっていうのもですね 考えれていやいやこれはピューを通してというか
ピューと出会う人々のその人となりとか過去とか そのあたりがねやっぱり読んでいてなかなかそれぞれに面白さはありましたね
ですね ここのねピューとの接し方がこうだいぶ色々分けますよね面白いですよね
15:08
でちょっと話を進めるとですねこのピューなんですけどなんとなく結構テーマ性も高い なんとなくというか間違いなくテーマ性が高い
小説でこれはやっぱり人種問題現代社会の問題 現代社会というかまぁなんだろうな多分一個差別の問題があって
であとまぁ今なんだろうなこの見たいものだけを見ているとか えっと自分たち
さえ良ければいいみたいななんかそういう感じ 結構それがですねあの要所要所に出てくる作品でで最終的なテーマにもなってきちゃう
かなっていうところでちょっとネタバレがあるんであれなんですけど だから結構読んでいるとですねこの辺のことも
敏感になると多分この作品の鋭さみたいなが あの見えてくると思いますね
そうですよね結構ねこの8役者あと書を読んでいると まあこの舞台アメリカ南部になるんですけどもまあそれはアメリカの縮小版とも
あの言えるみたいで やっぱりそのこの小説の中でも
自分たちさえ良ければ良いのかどうなのかとかなんかそこをプラス なんかその信仰の問題もやっぱり問われていると思いますし
なんかそのイエスキリストが本当に人に解いていたのはこういうことなんじゃないかとかですね うーん
なんかねそういうのも終盤出てきたりしますし それを考えると結構考えかなりいろんなことを考えさせられる
小説であるあるかなと思いますね ですねという小説なんですがちょっとここからですね
ストーリーいきたいとおもいますであのまあこの設定を聞いただけでこのストーリーが 面白くないわけないわけですよ
めちゃめちゃ面白かったんで でなのでちょっとネタバレもしないようにしたいなと思っているのでもざっくりですね
いきますで本当に最後の最後に話さないのでネタバレをしたいので安心して聞いて もらえたらなぁと思います
8まずですねこれはアメリカ南部のある街が舞台となってますで具体的には書かれて ないので
まあ架空の街なのかあるセットのも作者の中ではこの街だっていうイメージがあるのか ちょっとそこはわからないんですがまあアメリカ南部のある街が舞台という形になって
ますでこの話ですね 日曜日から始まって土曜日に向かっていく1週間のお話です
で日曜日の時にですね ある教会の味がえっとこの街の教会にたどり着いた
眠りについていた私は目覚めると 教会の礼拝が始まっていたってこの礼拝の時に隣にいた一家に引き取られ
何やら世話をされるようになってしまう でその日のうちにですね神父がやってきて私にピューという名前を与えてきます
あのちょっと前段でもあった神戸関で眠っていたので神戸関のことをピューと呼ぶので ピューという名前が与えられます
18:06
でピューと呼ばれるようになった私は過去の記憶も自分が何者かもわからない 見た目ももう白人なのか黒人なのか男なのか女のかさえわからない
どうやら見る人によって性別や年齢が変わっていくようです そんな得体の知らないピューをですね
街は受け入れていきますでこの街は今週末に大きな祭りを控えているという時期でした その祭りに向かって日はどんどん進んでいきます
その間ピューはですね引き取られた一家に寝泊まりしながら様々な人の話を聞いて いきます
でその人に接した人たちがですね割と勝手に話し出していきますね これも前段あった通り今その人たちの思いとか大切にしていることとか
哲学みたいのが結構織り混ざった話になってますね で最後祭りをようやく迎えた時ですねこの街が抱える秘密というものが明らかになって
いくというのが多いわけでございます ちょっとあらすじと結構かぶるところですがまぁちょっと
噛み砕いた感じかなというところです 時系列で言うとおよそ1週間の出来事ですねそうですね日曜日から始まって
ざっくり日曜日から始まってま土曜日 祭りの日を迎えるちなみに私はラストの1ページ分あたりラスト1ページあたりかな
この文章の運びがめちゃめちゃ好きでしたね すごい印象に残る
最後の終わり方いいですよね 出たばれしないように言うとこの程度しか言えないんだけど
じゃあちょっと具体的にどういうところが良かったかとか印象に残ったみたいなところ 話していきたいんですけど
個人的なですね一番先に話したいのはピューの話し相手 これピューがちょっと子供っていうか子供っぽい性質を持った人と話す
と今まで一言も話せなかったのになぜかちょっと言葉を話す 瞬間があるんですよね
まあそれも分かったとかなんかすごい短いあのうなずきのような言葉なんだけれども なぜかちょっとそこで不穏さがちょっと薄れていく
一番最初ねえっと誰だっけロジャーだっけ あの子とゲームやるでしょ
ネルソンじゃないですか ネルソンだっけネルソンだ間違えたあそこも結構ねびっくりしたんだよね
なんか今までコミュニケーション全く取ろうとしなかった ピューがゲームを一緒にやるって結構なコミュニケーションじゃん
と思って結構びっくりしたんだよな トランプゲーム ネルソンが考えたなんかルールとか意味不明のめっちゃ適当なゲームなんですけど
あれってもうコミュニケーション発生したなと思ってちょっとびっくりしましたね その後には子供相手だとちょっと言葉も話すし
相手によってですよね 全く話さないわけじゃないんだなみたいな
なんか読んでると結構相手の人が純粋というか素直というか何でしょうね ピューに疑いを持たずに純粋に人として接している時に相手の質問にピューが答えてる
21:01
っていう そんな気はしましたね それがたまたま子供とか子供っぽい人が多いっていうのは傾向としてあると思うんですけども
やっぱり映し出す鏡なのか かもしんないですよね っていう感覚持っちゃうけどね
ピューの扱いをどうしようかとかってなった時に ちょっと権力というか力を持っている人たちがピューに性別は何なのとか
どこから来たのとかって聞いてもピューはそれ全部無視するっていうのはね そのあたりがだいぶ人によってピューの対応の差があったりしますし
そうですね ピューはですね結構なんだろう まあ自分では何も望んでいないのに結果的に世話をされ
まあ空腹だったりするからお腹は空いているはずなんだけれども 勝手に世話をされて勝手に病院で検査を勝手に病院で検査されそうになります
でこれもちょっとなんか病気あんじゃねえのみたいなのとか まああと精神病とかちょっといろいろあると思うんだけど
そういうとこにちょっと連れてかれるんですがピュー自体はですねそういうのを別に何だろう 受けたくないというかもしかしたらもう本当に無駄のかもしれないけどそれに対して何も反応しないんですよね
連れてかれたら連れてかれたままで でこの状況っていうのはなんかすごくまあ怖いなとは思いましたね最初ね
そうですよね 完全に街側の尺度で 街側というか 他人が他人を自分の尺度で収めようとしている
しかもピューがそういうのを検査とか全部無視するんですけどそれに対してね だんだん怒りがこみ上げてくるんですよねそのピューの世話をしようとする人は
こっちはこの大変な時期にこれだけピューのために気を使っていろいろ手配して なんでそんな全部無視するのって勝手に怒るっていう
まじ自分勝つよね お金払ったってなってもいや別にそんなん
ピューはねそんな一切頼んでもいないのにっていう でもちょっとこれはなんかあるあるだよね
あーあるあるだなぁと思いながらちょっと読んでましたね 相手のためにって言いながらっていうね
まあそんなピューなんですけどもなんかここまでの話でピュー自身もやっぱり自分のことを全く知らなくて
名前も知らないしどんなとこから来たとか 自分が何者であるとかっていうのは知らない
でも周りの人ももちろんピューのことは知らないっていう そんなピューともう一方でこれ話が進んでいくと結構印象的な話が
これはの黒人側のコミュニティでなんか少年が息子が息子が突然いなくなった ちょっとお母さんが息子について語り出す場面があってでその息子は
だがそのお母さんからするとちょっと異様な人になっていくとまあそれは死人の声が聞こえる ようになるとかですね
24:03
肉を食べなくなるとかいろんなことがね起こるんですかんで その人がね言っていたのが
なんか人はすべて手放さなくてはいけないと人は本当の意味で無でなくちゃいけないと あー
っていうのをイエスキリストっていうのは伝えようとしていたんじゃないかと それを周りのみんな完全に誤解しているというこの話を読めるときに
そのすべてを手放していて本当の意味で無っていう これはもうピューのことじゃないかっていうのはですね
読んでたら分かるんですけども しかもその後 あのあるおばあさんはピューこそが神がね
神ではないかみたいな風にちょっと思ったりもするシーンもあって なんかねこのピューってある人にとってはもうすごい怖い存在それはこの
コミュニティにとってなんかもうかなり不穏分子になるんじゃないかとかですね なんか病人じゃないかとか
危険人物じゃないかとかっていう見方する人もいれば本当は神みたいに思ってしまう人もいる っていうこの触れ幅の大きさっていうかそこが
やっぱりこのピューが何者なのかって考えたときに
うん すごくいろいろと思うところでしたね
そうですよね ここは私もすごい印象に残って付戦してますね
ジョニーの言うことはかなり真理に近かった あのもうまとめに入ってきたなってちょっと思いましたもんね
ピューについて考えるとね キリがないんですけど あとちょっと印象的だったところだと
これは作中の前半の方ですね ピューが世話をしてもらう家に大きな家に行ったときに
あのそこのメイドさんみたいな人からちょっとね話しかけられて それがスペイン語で話しかけられるんですけども
なんかそこだけ表記がスペイン語 でそのスペイン語の後ろに一応訳が書かれているんですけども
これってでもピューは別にそこに対してその人と何か会話とかコミュニケーションをとったわけじゃないんですけども
この小説読んでる限りだとピューはそのスペイン語の意味をちゃんと理解してるんじゃないかと読めてですね
ピューがもしスペイン語わかるとしたらこれ一体何者なんだろう何なんだろうっていうのをですね
もうよりちょっと謎が深まった感はありましたね 確かにやっぱり全ての言語がわかる
多分日本語でさえわかる気がするピューを
ピューのなんていうか何も知らないのか何でも知ってるのかどっちなのかさえわからないっていうこの感じですね
そうですね そんなピューと
あと印象に残ったところだとピューと出会った人たちですね
27:02
他も この小説でやっぱりいろんな人たちがピューを前にして
それぞれエピソードを語っていくんですけど そこの印象深さっていうのはすごい心に残りましたね
なんかね あのやっぱりこれも最初の方ですかね あのグラッドストーン
っていう人が出てくるんですけども
この人はですね 街の結構権力者みたいな人でもう
その老人なんですけどもおじいさんで その人と結婚したご夫人の
語る思い出話にはなるんですけども その老人がちょっともう本当に病気になって死の床にいる時に
自分の過去を告白すると 今でこそすごいもう街中の人から愛されて尊敬される人なんですけど
子供の時には黒人の少年ですね 川で沈めたことがあるとか あとちょっとその事件を起こした疑惑がある
黒人の4人組を集団で襲ったことがあるとか ご夫人からするとそんなもう
街中から慕われている偉大な旦那さんがそんなことするとは思ってないと それが嘘であってほしいと
思うけどもそれをなんていうか それを語った後別にそこに対して懺悔はしてもそれが嘘だとかって
なんかそんなこと言うわけじゃなくてそれが事実だったと 流れを明かされていくっていう
その辺結構ずしんとなんか来るようなものがありましたし そうねー
わかる この懺悔に近い告白は結構なんか響いたな そうですね
でその後ですねこのグラッドストーンのその 夫婦に対してはさらに強烈なエピソードがですね
このおじいさんの代わりよっていうかまあそれがあったりして まあねこの小説の中でも結構パンチの効いているところかなと思いましたね
で他にもこれもちょっとした話かもしれないんですけども これはソニーっていう人ですね あの牧師さんが語るんですけど
19世紀に作られた聖火隊の歌ですね まあ賛美歌のようなそれの歌ができた逸話でそのその詩を作った人
今は4人娘がいたんですけど船がナンパして亡くなってっていう そんな男の話があってその歌が作られた数ヶ月後その
シーンに曲をつけた作曲した人ですね曲をつけた人が 記者の脱線事故で亡くなるとかですね
これもあのすごい短いエピソードであるんですけども何かねちょっと 心に引っかかるというか残るような感覚があってとか
あともう一つがの夫婦ですねあのタミーと春という夫婦の話で 苦弱を買ってたんですけども
30:05
その苦弱がニワトリと一緒に買ってたらニワトリが凶暴化して ちょっと危ないから避難させたらある日嵐が来て2は死んでその後1は
突然姿を消したみたいな この苦弱に関してのちょっとしたエピソードなんですけどもこれもですね
やっぱりこの苦弱が好きだったというところから始まっての その話があって
なんともなんか本筋とは関係ないと思うんですよね やたらとこの印象に残るツアーがね 他にもねいっぱいライオンの前にして泣く少年の話とかいろいろあるんですけど
そう結構ねどれも良かったですね 苦弱とかライオンの話はすごい印象に残って 苦弱はねもともとそのなんで好きになったのかみたいな理由から入っててね
結構長く語られるしライオンもその後ね ライオンと人間何が違うのみたいになって その後肉を食べなくなり魚を食べなくなる少年の話が
どれもねなんか読むとちょっと悲しさがやっぱりあって なかなか確かになかなか他では打ち明けられないけども
ピューを前にするとこういうのも人はそういう抱えていたものを打ち明けるっていう 読みごたえありますね
いや本当ですよもうだいぶ あのちっちゃいエピソードがすっごい効いてくるよね
この辺りの作りは上手いなぁと思いましたね 印象に残ったとこで
あの登場人物でさっきも少し言ったグラッドストーン家っていうですね これはコミュニティの中で影響力を持っている
すごい大きな家があってグラッドストーン家は寄付とかもしていて すごいいいことをしてるんですね
でそこの娘さんが最初ピューを見つけて ピューのためにもうだいぶなんかいろいろ手配して助けようとしたりとかして
すごいいいことをしているんだけど一方で不安感を買収したりして
何か悪いことも実はしているようでもあるという という結構強い立場であるっていうですね
なんかそれが結局それがなんか昔から続いていて なんかこの話の中では結構登場人物の多くの人が
やっぱりそのコミュニティが大事だ 信仰が大事だっていう話があるんですけども
結局今のちょっと資本主義社会と同じようなお金持っていて強い立場の人は
いいことをしている裏で悪いことをしていたとしても その強い立場でい続けられるっていうですね
そのあたりは一緒なのかなっていうのを感じたりしましたね
33:04
確かにグラッドストーン家ね
じゃあそんなところでちょっとですね本編締めていきたいんですけど こんな感じでちょっとピューはですねかなり不穏だけれどもめちゃめちゃ面白い
一冊でしたねでちょっとここからあのテーマトーク入っていきたいんですけど まあちょっとピューを受け入れることができるのかできないのかみたいな話を
したいと思います ピューみたいな人がちょっと自分の家に現れるとかちょっとイメージが全く伝わらない
できないんだけど そもそもなんか人に部屋を貸すみたいな感覚が多分あんまり日本人ってないのかな
田舎とかだってあるのかなちょっとわかんないけど 都市部だとね部屋の数が全くないもんね
そんなスペースないですもんねからちょっとわからないんだけれども 学校とか職場とかまあそういう
コミュニティとかでも想定できるかもしれないんですね あっそっか転校生でピューがあった
転校生でピューちょっと怖いなぁ まあ受け入れることができるかできないかってことですねそうですよね
まず見た目からしてちょっとイメージができないわけですもんね男か女か わかんない人種もわからないっていう
人種が日本人なのか わかんないし他の国の人とかさえわかんないしみたいな
コミュニケーション取れるのか取れないのかもわからない まあでもこっちの言葉は通じてるんだなぁみたいな感じだよね
だいぶ怖いけどなぁそしたら実際にリアルに想像すると 一方でなんかその
リアルで想像したときなんでしょうか もしその難民の人とかを
日本が受け入れた時とかってやっぱりその状況が状況なんで 日本語がわからないままこの日本社会に入らざるを得ないっていう人もいると思うんです
いるとは思うんですけども安易に口を
開こうとしない開けないっていうのもあるかもしれないとかですね そういうのを考えた時にまあそうですねちょっともしかするとあのそういう
人たちを思い描いた時に個人的にはですね そんなにそこに対してなんて言うんですかねその拒否するようなこととかってないのか
なぁと思っていて自然 自然かどうかわかんないですけどが受け入れると思うんですね
それはそうだね ただ小説の人物のようになんて言うんですかね積極的に介入していって
その人が何者であるかっていうのをなんか教えてもらおうとするみたいなそこまでの 働きかけは
しないんかなぁと そうだねこれはやっぱあれかなちょっと日本人的ないやそういうと思うんだ
36:00
それも小説だとやっぱりコミュニティの存在が大きかったねコミュニティの問題があるね 今回ちょっとコミュニティの話本編でしてないけど自分がもし会社の社長だった時に
ピューみたいな人が入ってきて 社長だったらちょっとおかしいか
まあまあ雇ってるからね 自分が雇うと決めてるからね
店長か 店長の時に会社がピューを雇って自分の店舗に配属してくる
なるほど そうなると無視するわけにもいかないし そうね
ちょっとピュー今何考えてるんだっていうのをですね やっぱりこっちも知らないとまずいとかって思うかもしれないですね
いやでもそういうのあるななんかね 得体の知れなさそうな感じの人って
現れたらどうしたらいいんだ バートルビーとかこんな感じかもしれない
そうね メルヴィルか
うんそうです メルヴィルだ バートルビーも最初受け入れたもののだんだんもう何も言うことを聞いてくれなくなるっていうか
仕事を全くしてくれなくなっちゃうっていう そうだよね初期バートルビーではね
そうですね だから学校だったら何でしょうね クラスの委員長とかやってて平和のクラスを作っていこうっていう
なんかすごくやる気がある時にピューみたいな転校生が急に自分のクラスに来たらとか
その時は その時はどういうことを考えているのかとかどういう人なんだろうみたいのを
ちょっと聞きに行くかもなぁ ちょっとコミュニケーション取ろうとするかもなぁ
その時にやっぱり何ですか興味の方向が 本当にピューに対して興味を持っているのかそれとも
自分のクラスとか自分の転校の平穏のためにピューを知ろうとしてピューを探ろうとしているのかとかですね
その辺も多分ピューに一発で見破られてしまうんで
意外とそうですよね なんかピューそのものよりも
自分の抱えているものをちょっと優先して何か接してしまいそうな恐れがあるっていうのがですね
ピューはそういう存在だよね なんか自分が守りたいものとかが顕在化する気がするね
ピューみたいな存在が現れると そうですね 自分が一体何を守りたいのかみたいな
何が大切なんだみたいなのが出てきそう よくも悪くもね
そうですね まあ最初はもちろんねピューに対してなんか興味を持ってしようとすると思うんですけども
だんだんねピューのことがわかんないとなってくると 自分の守るもののためにピューを何とかしないとっていう
ちょっと焦りとか不安になってきそうっていうのが思えてきますね ちょっとあれだねやっぱりもう1回多分どっかで自分読むことになるけど
ピューは怖い小説ですね 面白いけれども
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じゃあ最後感想とどんな人に読んでもらえたか話して終わりたいと思います じゃあ私の方から正直ですね
万人受けする内容ではないと思いながらもですね 万人に読んでほしい小説だったなと思います
あのさっきもちょっと話しましたけれども もし自分の側にですねピューがいたらと考えるとちょっとどんな話を自分はするんだろうか
みたいなところを考えていくとですね なんかモヤッというか不思議な気分になっていくのでこの気分をですねぜひ味わって
もらいたいのでこの本ぜひ読んでもらいたいなと思います 200ページちょっとなのでそんなに時間もかかんないですね
ぜひお勧めです そうですね結構このピューが語り手であるっていうのがすごい面白い小説だなと思います
なかなかこの普通ではない人というか商店不明な人が語り手であるっていうのはもうそれ だけで読み進めていけるかなと思います
しかもピューがすごく冷静で すごい鋭い観察力を持っているので舞台である街ですね
ここで平穏なコミュニティを維持しようと人々はするんですけどそのためにあの まあ祭りを年に一度企画していてその祭りでは結構極端な
歪みというのかななんか人間の持っている なんかそれを見せることがあったりするんですけどもピューから見た
街の人々のその歪んだ一面っていうのは あの見応えが
ありましたもちろんその ピューに語る人のなんかその抱えている
まあ過去であったりとかもあればその人のちょっと歪んだ部分っていうのが まあピューと接する中で見えてきたりとかですね
この辺が 読めていけるっていうのもそこの面白さもあったなと思っています
でピューが時たまですね 人とは何だろう人類の歴史とは何だろうというのをですね
ふとした時に考えたりするんですけどもそれをですね 読んでいると同じように自分も考えられるので
結構ですねこの 人とは何だろうとかいうですね大きな問題だと思うんですけども
まあそこをですねあの考える時とかもですね この小説は一つ一緒に考えながら一緒に読んでいける
まあそういう類の小説かなと思います そうですねいやーよかったあのちょっとこのタイミングで読めてほんと良かったですね
いやすごい良かったですね じゃあ次回を告知で終わりたいと思います
次回はですね漫画編ちょっとお届けします 11月11日だったかなに開催された文学フリーは東京37かな
についてちょっと振り返りながらいろんな話していきたいと思うのでぜひお楽しみに 番組の最後になりますがメルマー会員募集しておりますこちら
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8結構長いエピソードになっちゃった時にですね カットするんですけど
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