文学ラジオ 空飛び猫たち
人類の希望は遥か11.9光年の彼方。太陽エネルギーを食べてしまう未知の地球外生命体アストロファージの謎を解くべく、一人宇宙空間で奮闘する男の育成は。
前回はプロジェクト・ヘイル・メアリーの上巻をネタバレなしで話していましたが、今回は上巻の途中からと下巻をネタバレを含めて話していきます。
どうもみなさんこんにちは。文学ラジオ 空飛び猫たちです。
この番組は、いろんな人に読んでもらいたい、いろんな人を語りたい文学作品を紹介しようコンセプトに、文学と猫が好きな二人が緩くトークするラジオ番組です。
お相手は、私小説が好きの海の大地と羊を巡るカフェの三枝の二人でお送りします。
文学のプロではない二人ですが、東京と京都をつないでお互いに好きな作品をそれぞれの視点で紹介していく番組です。
番組概要欄に詳細情報を記載しているので、初めてお気になる方などそちらを見ていただけるとありがたいです。
今回紹介するのは先週に続いてになります。
プロジェクト ヘイル・メアリー 下巻 アンディ・ウィアー 長 尾乃田 和子さん役 早川書房から2021年12月に出版されたものになります。
前回に続いてのご紹介ということなんですけども、前回は主に上巻の途中までなんですけども、
全体的な魅力と大きなネタバレをしないように話をしていまして、ストーリーの触りの部分だけ紹介していたという内容になっていました。
今回の方ではガッツリネタバレしようと思っていまして、読んだ人も一緒に楽しめるような内容になるのかなと思っております。
ただですね、読んではいないけどどういう話かは知りたいなと思っている方もいらっしゃると思いますので、
もしそういう方が聞かれても大丈夫なように、今回話していく内容では最後までは語らないようにしています。
本当の本当のラストの部分、一番クライマックスのところはお楽しみにしていただけたらなと思っています。
本当の本当のラストの部分はメルマガの方で音源を配布しようと思います。
6月25日配信の登録無料のメルマガの方で最後までお話した内容をお届けする予定です。
このメルマガはいつ登録してもweb記事版に入れるようになるので、過去のメルマガもいつ登録したとしても読むことができるようになっている仕組みでございます。
なので6月25日過ぎて登録しちゃっても聞けますので、ぜひお気になる方は登録してみてください。
詳しいことは番組概要欄に書いておりますのでご確認ください。
大前提としてですね先週放送したプロジェクトヘイルメアリー上巻をですね必ず聞いた上でこのエピソードを聞いただけるとありがたいです。
ではちょっと下巻の話に入っていきたいなと思います。
でこれもし上巻パートをですねyoutubeにするならサムネイルは1ページ目から面白いというようなあのサムネイルがバーンって出ると思うんですけど。
もしyoutubeにするならねポッドキャストじゃなくてね下巻はですね宇宙で見つけた最強の相棒っていうのがサムネイルにバーンって出るんじゃないかなと思うような内容になっております。
確かに相棒というのはね。
そうですね。
もう相棒ですよ。
下巻は。
相棒が登場しますからね。
ではここからですねあの下巻の作品紹介をしていきたいと思うんですけども。
その前にですね前回の上巻の振り返りも含めて簡単なあらすじを引用して話していきたいと思います。
人類の希望は遥か11.9光年の彼方。
たった一人の冴えた相棒と謎の解明に挑む未知の地球外生命体アストロファージ。
これこそが太陽エネルギーを食べて減少させ地球の全生命を絶滅の危機に追いやっていた者の正体だった。
人類の栄知を結集したプロジェクトヘイルミアリーの目的は他の方星が光量を減少させる中唯一アストロファージに完成していないタウセチに赴きその理由を探し出すことだ。
そしてヘイルミアリー号の上空民の中唯一タウセチ星系にたどり着いたグレイスはたった一人でこの不可能ミッションに挑むことになるかと思えた。
2021年アメリカでの発売以来ニューヨークタイムズをはじめ様々なベストセラーリストに上がりライアンゴズリング主演で映画化進行中のファーストコンタクトSFの新たな近似となります。
この後はですねガッツリネタバレしながらちょっとストーリーの話をしていきたいと思ってるんですけれども
今ちょっと三重さんが読んでもらったあらすじのところでグレイスはたった一人でこの不可能ミッションを挑むことになるかと思えたと書いてある通りですね。
まあちょっとこの上巻には全く…上巻てか我々が話してる上巻エピソードでは全く出てこなかった要素がこれからもう速攻で出てきます。
でもこれからもうネタバレになると思ったんでここはもう完全に伏せていたんですが
上巻の150ページ過ぎたぐらいにですね
グレイスこと主人公である僕がタウセチに到着したあたりでですね
宇宙船が近づいてきます。
これが異星文明との出会いファーストコンタクトになりますね。
そのあたりからちょっと話をしていきたいと思います。
徐々に記憶を取り戻しながらですね太陽系とは違う構成のタウセチに続いた主人公の僕なんですが
まず最初にやることはですねタウセチから太陽と同じようなペトロバラインが出ているということを観測します。
これがないとですねここに来た意味がないのでペトロバラインが出ているけれども
このタウセチは同じようなアスタロファージがいるのにエネルギー現象が起きていないということをとりあえず確認します。
この原因を突き止めることができれば地球を救うことができるかもしれないとそういう状況に今あります。
まだ記憶が全部戻ってきたのでヘールメアリー号の動かし方もちょっとよくわかってないので
そういうのもちょっと確認しながらですねヘールメアリー号をガーッと調べていると
気づいた時にはですねヘールメアリー号の隣にですねめちゃめちゃ大きな物体がありました。
どう見てもなんか人工物だし宇宙船ではないかと思います。
地球からもしかして自分たちが出た後にまた新しい技術で出発されたものなのかな一瞬思ったんですけど
でも地球のちょっと感覚が違うような形が見受けられるので
どうやら間違いなく異星文明のものだろうなと思い当たります。
めちゃめちゃ興奮した僕はですねこの宇宙船との交信を試みます。
まずちょっと微妙な一瞬だけ加速して船を揺らすということをしてみたら
全くとの異星文明の船がですね同じような動きを返してくれました。
こっちが船を動かすと同じように船を動かして返してくるということで
なんか更新が始まります。
その結果ですね異星文明がシリンダーのようなものをこちらに投げてきました。
それをまあうまくキャッチした僕はですね船の中でそのシリンダーを開きます。
シリンダーの中身はですね模型でかなりあの成功の模型で
恒星の形とかタオフ地の形とかがこう再現されていて
でそれから目印になっている形で異星文明が自分たちがどこから来たのか
っていうのを伝えてきました。
それはもちろん太陽系ではない全然違う恒星系の中にある人類がですね
一応見つけていてエリダニ40星系と呼ぶ星でした。
もちろん人類はそこに星があるということは知っていたんですけれども
そこに文明があるということまではさすがに突き止めてなくて
初めて会ったこの異星文明となります。
僕はですねこの異星人のことをエリダニという星の名前から
とエイリアンという名前をくっつけてエリディアンという名前で呼ぶことにします。
このあたりからですね主人公がですね名前を付けることにね
全く躊躇しなくなってきて結構適当な名前を付け出すっていうことがたびたび起こります。
結構そこがいいものはたっぷりで笑えたりします。
このシリンダーとかを投げ合ったりして何度か更新が始まっていくんですけれども
向こうがですねそれを使ってシリンダーというか模型みたいなのを使って
ドッキングしないかという提案をしてきます。
このエリディアンはですねめちゃくちゃ物を作るのがうまいんですよ。
なので瞬く前にですねこの2つの船を繋ぐトンネルを作り
トンネルの中に壁を作ってそれがエアドッグお互いの大気を守るものになって
トンネルはあるけれども壁1枚隔てて会えるという状況になります。
これが結構エリディアンがいろんな物質を作るのがうまいので
最初の一番最初の扉はですねいろんな物質があるんですけど
中に1枚だけですね透明になっていて向こうが見えるぞっていうのになっていて
それに主人公が興奮してそこに見て
向こうに異星人がいるっていうのはちょっと確認するんですけど
その辺りも結構ですねなかなか面白いんですけど
エリディアンとしてはどの物質が地球人にとって一番いいのか調べたかったらしくて
主人公がその透明なパネルに興奮したのを見て