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2025-06-23 55:45

番外編第66回 圧巻の歌舞伎の世界に浸る映画『国宝』について語る

spotify

映画『国宝』

李相日監督、吉田修一原作、吉沢亮主演

https://kokuhou-movie.com/index.html

 

今回は番外編です。今年6月に公開されたばかりの映画『国宝』の感想を語りました。ぜひお聴きください。

 

【今回の内容】

原作ファンのダイチが一押し/前半は観てない人に、後半は観た人に向けて/あらすじ紹介/吉田修一の小説について/俳優の歌舞伎の演技/ 序盤のこてこての昭和が良い/舞台のシーンで泣きそうに/ネタバレありの感想/原作とは違う徳次の扱い/女性陣側のストーリー/原作と映画のラストシーンの感じ方の違い/喜久雄と俊介の関係/国宝役者を演じる吉沢亮/田中泯の存在感/歌舞伎を知りたくなる映画/エンディングテーマで涙/次回予告

 

【参考情報】

▼作中の歌舞伎演目(『国宝』HPより)

https://kokuhou-movie.com/keywords.html

 

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サマリー

映画『国宝』は、歌舞伎の美しさと複雑な人間関係を描いており、主人公が厳しい閻魔の世界で生き抜く姿が感動的に表現されています。1960年代から1980年代の時間軸で、血筋に恵まれない主人公が成長し、「国宝」と名乗るまでの道のりが描かれています。若者二人の厳しい修行と成長を通じて、歌舞伎の世界に浸る物語が展開されます。彼らの舞台での圧巻の演技や人間ドラマは、視聴者の心を揺さぶり、深い感動を与えています。また、原作小説との違いに着目し、キャラクターの描写や後半の感動的なシーンが強調されています。特に吉沢亮と横浜流星の関係性は秀逸で、彼らの演技が物語に深い感動をもたらしています。映画『国宝』では、圧巻の歌舞伎の世界が描かれ、人間国宝に焦点が当たっており、視聴者はその魅力を実感し、映画館での体験を重視するようになるでしょう。

00:02
どうもみなさんこんにちは、文学ラジオ空飛び猫たちです。この番組は、いろんな人に読んでもらいたい、いろんな人と語りたい文学作品を紹介しようコンセプトに、文学と猫が好きな二人がゆるーくトークするポッドキャストです。
パーソナリティは、私ダイチとミエの二人でお送りします。文学のプロではない二人ですが、お互いに好きな作品を時には熱く、時には愉快に、それぞれの視点で紹介していく番組です。
本日は、作品紹介のない番外編、ではなくですね、作品紹介のある番外編なんですけれども、ちょっと特別な回になっております。
映画の紹介
映画国宝をちょっと紹介したいと思います。こちらですね、2025年6月に公開したばかりの作品で、イン・サンイル監督作品、吉田周一原作、吉田和良主演で、配信のタイミングでも絶賛上映していると思いますし、
何やら結構ロングランになりそうな予感がちょっとしているので、今日はいろいろ話したいなと思っています。
そういうところで、映画国宝なんですけれども、これは今回ですね、完全に私側からですね、ちょっとやりたいって話をミエさんに、映画を見たすぐにちょっと相談して、ちょっとこれも紹介したいっていう話をして、ちょっと急遽いろんな予定がある中に差し込んでるっていう状態ですね。
そうですね。最初大地さんから国宝、もともと大地さんがね、国宝の原作の小説好きで、で、映画も見て、そしたら映画にすごい感銘を受けてこれをしゃべりたいっていうので、僕もちょっと慌てて映画を見に行ったんですけど、いやでもこれは、なんかね、ちょっと取り憑かれましたね。
そうっすよね。いや、ほんと良かった。
いや、すごい力のある映画でしたね。
そうなんすよね。なんか、もともと私も吉田周一さんの作品は全部読んでるぐらい大ファンで、で、もう国宝っていうのはですね、吉田周一の中でもおそらく一つの今到達点の作品だろうなと思ってまして、とはいえですね、これなかなか映像化するの結構ハードルが高いなって思っていて。
で、一山由監督で吉田周一さん原作の映画って、今まで悪人と怒りっていうのがあるんですけど、まあそれもですね、私劇場で見ているんですけど、まあだからやっぱすごい作品になるだろうなって予感はあったので、もちろん前売り買ってまして、もう我慢できずに公開初日に見に行くっていうムーブを取りまして、で、そしたら、いやこれはちょっとやられたなっていう感じだったんで、
もう原作ファンの私がもうこれはすごいと思ったので、ちょっと激推ししたいなってちょっと思ってますね。
僕も本当に事前情報とかあんまり持たずに映画を見に行ったんですけども、すごい惹かれましたね。なんかその歌舞伎の世界の裏側みたいなものがね、書かれてます。もちろんそのストーリーというかね、映画の中のそこも良かったですし、3時間あったじゃないですか、映画。
そうだね、3時間あったね。 なんか3時間あっという間でしたよね。 そうだね、だからそうあっという間だったし、いやだいぶ濃縮してるんですよね、やっぱね、原作。 そうですね、3時間なんですけどすごいなんかテンポが早いと思いましたね。
そうだよね、すごいよね。あ、でもその舞台のシーンとかはしっかり見せるし、いやすごいかったなと思いますね。歌舞伎の舞台のシーンとかはしっかり尺使ってるし、吉澤亮の感情を表現するシーンとかもだいぶ尺を使ってる印象あったんで、使うとこには使って使わないとこに使わないっていうこの選択の凄さもちょっと監督と多分脚本家かな?
のもうとなるとなんかちょっともうなかなかいろいろ始まっちゃったと思うんですけど、まあちょっと今日はですね、多分ちょっと熱い話にはなるんですけれども、前半なるべく作品が見たくなるようにあんまりこうまだ見てない人向けてちょっと話していきたいなと思っているのと、後半の方はですね、もうちょっと思いっきり踏み込んだ話をしていきたいなと思ってますね。
見た人がちょっと聞いてくれることを想定したような感じにしていきたいなと思うので、このエピソードの中でもちょっと前後編分けようかなと思ってます。なので、ちょっとまだ見てないよって人は自分のタイミングで離脱してもらっても構いませんし、もう最後まで見てなくてもこのエピソード聞いちゃうっていうのもありかなと思うので、今回はちょっとこの国本についてちょっととことん語りたいなと思ってますので、よろしくお願いしますと。
で、今ちょっと出てるけど、やっぱり私原作読んでるものからのちょっと話と、読んでない三重さんの話っていうのは、まあもしかしたらあんまり他では聞けないポイントになるかもしれないので、ぜひそのあたりも楽しんでもらえたらなと思いますというとこですかね。
で、もう今日はあのマジ台本がないので、いつもこういう時は結構ちゃんと台本を我々書くんですけど、ちょっと話が行ったり来たりする可能性はあるので、そのあたりもちょっとご了承いただけたらなと思います。
ちょっとここまで台本がないのは、出作品紹介するってのは多分初めてなので、ちょっと。
そうですよね。まあ普段ね、本の紹介するときは結構ね、なんか本のその内容を書いたり特徴をまとめたりしてるんですけど、もう今日は何も用意せずに、出たとこ勝負で。
出たとこ勝負で、ざっくり今。
話そうかっていうね、そうそう。
打ち合わせ構成だけ、ちょっと前半後半だけ分けようかぐらいしか決めてないんで、ちょっといつもとは違う話の飛び方をするかもしれませんが、ちょっとご了承いただけたらなと思います。
物語の背景
えっとですね、とはいえ内容のことをちょっと触れたいので、あの国宝の、映画国宝の方ですね、のホームページにあるちょっとあらすじ文を読みたいと思います。
まあちょっとこれを読んで、ちょっとまあどんな感じかなっていうのをちょっと付け加えたいなと思いますね。
土地に栗の宝となる男は仁教の一門に生まれた。
この世ならざる美しい顔を持つ貴公は、高層によって父を亡くした後、神方歌舞伎の名門の当主、花井半二郎に引き取られ、歌舞伎の世界へ飛び込む。
そこで半二郎の実の息子として、生まれながらに将来を約束された恩蔵師、春助と出会う。
正反対の血路を受け継ぎ、老いたちも才能も異なる二人、ライバルとして互いに高め合い、芸に精神を捧げていくのだが、多くの出会いと別れが運命の歯車を大きく狂わせていく。
誰も見たことのない禁断の歌舞伎の世界。
血路と才能、歓喜と絶望、信頼と裏切り、もがき苦しむ壮絶な人生の先にある寒霊と熱狂。
何のために芸の世界にしがみつき、激動の時代を生きながら、世界でたった一人の存在、国宝へと駆け上がるのか。
圧巻のクライマックスが、見る者すべての魂を震わせる。
という話なんですけれども、ちょっとここでいうと、ざっくり言うと、時代的には
はじまりは1964年
あれだよ、映画で出てくるよね、確かに
そうです
1960年
長崎
長崎で、長崎のちょっと、いわゆるヤクザの抗争ですね、のがから始まるんですけど
そこの後取り息子っていうか、そのヤクザの息子がですね、ちょっとそのお父さんは抗争によって死んでしまうんですけれども
その後、歌舞伎の世界に入っていくっていう、でその時に入れてもらった名門のですね、部屋でしかっていう形で入るんですけれども
やがてその実の息子とですね、競い合っていくっていう形になっていくっていうことですね
1960年代からお話が始まっていって、成長していって80年代とかなっていく、そんな感じで
この作品自体は、もう本当に上下感のとても分厚い話なんですけれども
この主人公キクオンをですね、半生とかほぼ一生を描いている作品になっていますね
50代まで
いきますね、映画でもね、もうラストは 映画でもそうですよね
そうですもそうだけど、どんどん国宝になっていくんですね
で、いわゆる人間国宝ですね、正式名称でいうと重要向け文化財保持者っていうのが国宝ですね、人間国宝のことなんですけれども
それに認定されるっていうまでを描いている作品ですというとこですね
国宝っていうタイトルがついているんですけれども、すごいシンプルながら、結構見てるといろんな物語がこの中に入ってくるっていう作品ですね
というとこでいうと、ちょっと歌舞伎の世界とか、人間国宝とかちょっとなんだろう、少し我々常人からするとかけ離れた世界だなぁみたいな感じがすると思うんですけれども
登場人物とドラマ
結構描かれているドラマはですね、もう結構感情移入してしまうようなものが多くて、私はもともと吉田修一さんが大好きで、吉田修一さんが書いたものは必ず読むと決めてるので
この作品もですね、発売してすぐ買って、もちろんハードカバーの時ですね、買って、速攻で読みましたと
で、もうこれ読んだとしてももうベストだなと思って感動しまくった作品ですね
で、個人的には吉田修一さんの作品で今これを超えているものはない気がしますね
自分の中でいくつかすごい作品があるんですけど、吉田修一さんの、悪人と横道代之助、怒り
まあ芥川賞を取ったパークライフも相当私は好きなんですけど、その悪人、怒り、国宝っていうのはもうちょっととんでもない境地に達してるなって思ってまして
で、どれも同じ監督が今映画化してるっていうとこですね
吉田修一さん自体は他にも作品書いてて、どんどんどんどん映画化はしてますね
えっと最近だと何だっけ、愛に乱暴とかが、えぐちのりこさん主演で結構話題、去年かな、やってたとかあったりするんですけど
いろいろ作品はあるんですけれども、やっぱこの国宝はちょっとヤバそうだなっていうか
僕は吉田修一さんまだ読んだことなくてですね、イメージでは結構事件物を小説にしているイメージあるんですけど
いやこの国宝っていうのはもう、吉田修一さんのイメージとはちょっとね、違った、この芸の世界の小説っていうので
確かに まあそういうのも欠けてしまうっていうか
しかもちょっと調べたら吉田修一さんが国宝を書くために3年間で歌舞伎の世界に実際舞台に出入りしてたんですよね
それもね、なんかあの国宝の小説が出た時のインタビューとかで見て、いやすごいことしてるなと思ったんですよね
やっぱりでもこの物語を書けるってやっぱその時に読んだ時すごいなと思ったんだよな
なんか普通の歌舞伎の世界を描くのと全く違うじゃないですか、まあフィクションなんですけど
当たり前なんですけど歌舞伎ってやっぱり血筋が結構大事みたいなので
これ主人公はね、いわゆる血の後ろ盾がないんですよねっていう非常に辛い孤独な立場の主人公をまず設定できてるっていうのがなんか
すごく物語を支えてる大きい部分なんですけど、でもこれどうやって発想したんだろうとか
結構いくつかね、やっぱりちょっとこれはっていうポイントがあるんですよねこの物語には
なのでやっぱそれを映像化するっていうのはなかなか、ちょっと本当に、だから歌舞伎の世界を映像化するにあたって
今回ねメインどころっていうのは主役は吉澤亮がやってまして、で私はもうこれ吉澤亮にしかできないって思いました、見た時に
もうこれすごいなと思って、別に吉澤亮をずっと追ってたわけじゃないんですけど何作やっぱ見たことあって
でもまあなんていうか役者としてまあなんていうか今来てる人だなとは思ってるんですね、あのちょっと前にタイガにも主役で出てたし
やっぱり来てる人なんだなっていう感覚はあったんですけど、いやちょっとこの演技はやばいなってちょっと言いましたし
お相手役というかね、ライバル役の横浜隆盛さんもすごかったし
横浜 ライバルであり、同志でありみたいな
高めあってく本当に
そのやっぱこれ歌舞伎のシーンが多いので、で実際にそれってどれぐらい盛り込むのかとかあると思うんですけどでも避けては通れない系ですよ
映像化した時に歌舞伎をやらせるっていうのは、でもそれをこう歌舞伎出身の人じゃないっていうか
人たちがやってるっていうのがやっぱりすごいし、まあちょっと自分はそんなに歌舞伎とかほぼ知らないので
ちなみに1回だけ見たことあるんですけど、ちょっともう縁目忘れちゃったけど1回だけあるんですけど
歌舞伎はちょっと見たことはあるんですけれども、ちょっとその時はもうなんかあんまりこうよくわかってなかったっていうか
なんかあれだったんですけど、だからどれぐらい本物なのかわかんないですけどでも迫力はやばいっていうのは
ああね うんうん、ちょっと伝わってきたんで
歌舞伎の演技と感動
まあ映像で撮ってるが故にこうアングルとかの決め方とかもあると思うんですけど、まあそれにしたって2人のこの体の角度とかも含めて多分すごかったんだと思うんですよね
うん、僕も歌舞伎のシーンで見ていて、僕もそんな歌舞伎見たことないのでもう全く知らない立場なんですけども
あのやっぱり映画見ているとその歌舞伎の舞台の上でさらに演技をしているっていう二重の演技をしているようなですね
ああうんうんうん ように思えて、なんか薄澤涼と横浜流星の2人がちょっとその目配せしたりとかですね
うんうんうんうん お互いちょっと意識しているのがこの舞台上で見えたりするっていう
歌舞伎をしながらそういう俳優として、役者としての演技みたいな
そういうのはほんと俳優さんにしかできないんだろうなって思いながら見てました ああ確かにそうっすよね
あの2人の舞台のシーンは本当、やっぱりその3時間あるからいろんなシーン頭巡るけど
やっぱりこう思い返してみるとあの舞台のシーンがやっぱり多い気がするしね
やっぱ圧巻だったなぁってちょっと思いますね その辺の美しさもこうすごい見せてくれる
作品だし あっでそっかえっと
歌舞伎役者としてってだけしか書いてなかったけど あっそうこの2人がやったのがメインがあれなんですよね
あのいわゆる女方小山、小山の歌舞伎役者としてやってるんですよね まぁちょっとあの一応説明を加えるとあの歌舞伎っていうのは
女性役も男性がやるっていうのが歌舞伎の世界で まあ基本的な男性しか上がっちゃいけないっていう
ところですね で、その中でやっぱその小山役っていうのはやっぱり色っぽさとかをどう作っていくか
品を作ったりとかするわけなんですけど そのあたりも本当になんか2人まあ違うアプローチでやってる感じはあって
すごいなんかそこも良かったなっていう なんかこうしてみると結構やっぱり遠い世界だなって思うから
こうちょっとあんまりもしかしたらここっていう ワードだけ聞いて歌舞伎の小山の話なんだみたいな話になると
あの興味持ちにくい人もいるかもしれないんですけど そんなものを通り越した感動とかあるんで
なんというかあの本当すごいのでぜひ芸術を極めようとする人たちのこの魂の物語なので
修行と青少年の成長
歌舞伎の舞台はすごく華やかなんですけどその裏は結構泥臭くて ああねそうだよね
いや僕はこのここを見てあの個人的にすごい好きなポイントでもあるんですけど 最初昭和なんですけども時代出てくるのは
もうコテコテの昭和なんですね まず長崎のヤクザの世界が始まりますし
その後大阪に行ってその名門の歌舞伎のところで主人公は修行していくんですけど
めちゃめちゃスパルタなんですよね 主人公を迎え入れたあの歌舞伎の名門の花井家ですね
そこのお父さんは渡辺県なんですけど もう今だとありえないぐらいもうね
もう本当もう鉄拳制裁で もう芸をもう体に強制的に叩き込んでいくっていうです
でこの主人公2人はその少年時代なんで 学年でいうと中学高校とかそんなもん そうでしたね たぶんね 高校生とかかな
もう本当学校行く以外はもう本当全て歌舞伎に捧げるような
そんな青春を送ってるっていうのがねこの映画の中でも描かれているっていう すごいなんか結構スポコンみたいなんですね
ああ確かにあのスポコンの要素あったね そうですよ 瓦で練習したりとかっていうシーンがね
2人でずっとこれはこうだっていうなんかその肩を身につけようと一生懸命やったりして
まあでもそんなすごい泥臭いところがあって あとねその歌舞伎のその舞台もやっぱりその芸の世界で
その商売の世界なんで結構そのね商売のところのまた泥臭いところもあって っていうのが会員は見えてその先にね舞台に上がるとすごい華やかな
ねもう見れるっていう だからそこはなんか単純にそのエンターテイメントなところが
すごい感じれてなんかまあドラマ性というよりもねなんかそういう なんかそんな世界がねもう見えたっていうそこの
なんか良さみたいなのが僕は結構映画の最初 結構好きになったところでしたねまずも
ああそうっすよね確かになんかそう舞台裏がね結構描かれるのでそこは結構なんか
歌舞伎がわからない人でもきっとこれ見れば歌舞伎ってこういう感じになったなぁみたいな すごいイメージしやすいよね
うんなんかその歌舞伎の会社ですねなんか芸能会社みたいな芸能っていうかあれか
今で言うちょっと小築みたいな ああそうだねなんとか座みたいな感じかな そうですね箱を持って行って誰をその舞台に上げてどういう演劇を
撮らせるかみたいなのを采配を振る社長さんがいて この社長さんもね思いっきりコテコテの昭和の商売のお茶みたいな感じで
もうすぐにノリが良くて 確かに
なんかちょっと見込みがありそうだったらそれはまだ早いんじゃないかっていうのをどんどんで仕掛けていくっていう
うんそうですね そうなんですよねやっぱりなんかこの2人で高めあっていくシーンっていうのは
なんかその采配もあって組まされたりもするので2人であの舞台上がってこうのし上がっていく みたいなところは最初の方だけどね
描かれててそのシーンはその順で結構いいなって本当にずっと思ってたし 本当青春っていうかね気持ちのいいシーンばっかりが最初ちょっと続いたりする時もあったんだけど
とかありながらまあいろいろこうちょっとぐちゃぐちゃしてくるんですけど だからその結果なんか2人が醸し出す空気とか
舞台上で見せるやりとりとかなんだろうなこの目くばせかとかも含めてなんだけど やっぱり飲まれちゃってる時はさちょっとその時結構
こうよくわかんないまま突き起こされてるんだけど結構何度かよくわかんないところで泣きそうになっちゃったりするシーンがあって
原作との違いとキャラクター
大体それねあの舞台のシーンなんだよ わかりますね 舞台のシーンの時になんかこう
あれなんか俺今泣きそうになってるみたいなちょっとどうしたんだろうと思いなでももう目も離せないしみたいな そんなちょっと連続したりする時もあってでもまあラストはラストですごい綺麗なんだけど
そうでもなんかこれそうなんだよね舞台のシーンってなんか言語化がすごい難しくて 見てても今俺が感じてる感情って何なんだみたいな
ちょっとこうわけわかんなくなる瞬間とか結構この映画の間にあって やっぱそれはすごく引きつけられたし
なんかこれはなんだろうなこの原作では味わえなかった感じかな 原作はもっと人間ドラマがすっごい描かれてたんで なるほど
細かく細かくっていうかもっと各登場人物の背景とかでやっぱり上手いなってものはもうそうちょっとしたセリフとかで転換も見せたりとかしてたんですけど
吉田周一さんなりのこの見せ方とか あとちなみにちょっとね原作文体がちょっと特殊なんですよ
なんかなんて言っていいのかなこの文体 デスマス調っていうかそれこそ何か歌舞伎で読み上げているような感じの文体なんですよね
もう何々でございますとか そうですねちょっと今見たページで言うと出方によっては呪い殺すとばかりに
ユキタかなユキタの行走でございますがとか その太い指示をブルっと震わせますとか
終わったとばかりとかなんかそんな感じで最後まで春江も負けておりませんとか そんな感じで文体特殊なんですよ
まあちょっとその原作のこの良さっていうのはあるのはもう間違いないんですけど
その舞台のその映像で訴えかけてくる このなんか本当に感情揺さぶられるのはちょっと本当に何か見てて
もう本当わけわかんなくなっちゃって ああわかんない これもなんかそうね振り返ってもなんか言語化できない感じがちょっとありますね今
信子の舞台のシーンあのすごいやっぱ好きだったんですね まずあの歌舞伎のあの舞台を観客席視点で見れたり
確かに してまあそれでちょっと客観的にその主人公たちの歌舞伎が見れたりと思ったら
結構その舞台の内側ですね もう本当にも演じている
主人公たちとそのすぐそばのカメラワークであのすごい近い表情で それで結構その役者さんの表情とか
見えたりするんですけど っていうのでなんか客観的に見えるところとすごく視観的に
カメラで見えるところとなんかねそういう楽しみ方が結構ねこの舞台はできたなって 思いましたね
いやーそうだよねいやそうかあの そのカメラアングルをというかその撮り方はすごかったよね舞台のね
本当になんか臨場感あるし多分抜き出している その何だら演目の中の抜き出しているところも相当多分計算されていると思うんで
そこもすごい良かったなぁと 思いますねうん
じゃあですねちょっと今割と感想ベースでいろいろ話してきたんですけれども まぁちょっともうちょっとあの前半はここで終わりにしまして後半に入っていきたいなと思います
あその前にですねちょっとお伝えしておきますとこれ映画国宝のホームページですね あの今ちょっといくつか話したと思うけど
具体的な演目話しないか話しないんであれなんですけど話したよね 作中の歌舞伎の演目とかですねちょっと用語のことなんかね
ホームページにも載っているのでぜひちょっと予習してから行くと面白く見えるかもしれません これがどんな話なんだろうとかっていうのはちょっと気になると思うので
そうですね 映画の中で例えば二人藤娘とか 詐欺娘とか曽根崎真珠とか二人同情地とかそういった演目がされるんですけど
ホームページの中でねそれぞれどういった内容の演目かっていう説明が簡単にされているんで それを見るだけでも事前に見ているだけでもだいぶ入ってくるとね
思いますし 先に見ておけばよかったなと思いましたね 特に何も見ずに映画見てしまったんですけど
なるほど もう私もあのこれ三重さんに言われるまで知らなかったんで 本ページチェックしてこういうのあるんだと思ってこれは確かにちょっと
よくまとまってんなーって思ったんで ぜひ見てから行ってもいいのかなと思いますね
さてじゃあちょっと後半もうちょっとですねネタバレも含みながら ちょっと思い切った話を踏み込んだ話をしていきたいなと思います
でまずですね最初にこれ原作とちょっと大きい違うところをですねちょっとお話したいなと思います
でおそらくね一番大きいのはね 徳治っていう貴公の幼馴染がいるんですよ
それが出てこないですね 映画だと本当最初だけでしたもんね
あのあれだよね一緒にちょっとね仇を取ろうと思う 原作だとねもう一生涯こう支えてくれるんですよね
一緒にずっと支えてくれる役で あのもうずっと本当に長い間出てくるんですよ
だけどほぼいない 映画では 映画だと多分あの最初だけだよねっていうところなんで
というところがあってこれ思い切ったカットがされているなっていうところですね これだって普通に考えたらねこれ配役したら結構ちゃんと
いわゆるまあ横浜流星ほどじゃないにしてもそれなりの配役をする人だと思いますね でもそれだけの配役
かなり重要人物が思い切ってカットされてますね まあ多分いるとやっぱり特児のストーリーも多少入れていかないといけないんで
それだけ尺伸びちゃうんでカットしたと思うんですけどカットされてたりとか あと大きいとこで言うと結構各キャラクターのストーリーっていうのは割と話されるんですけど
特に女性陣 なんですけどこれはほぼほぼカットされちゃってますね だから見てると結構女性陣側のストーリーっていうのは結構見えてこない
菊穂と一緒にこうね 幼少期過ごしてでもそれこそ結婚するじゃないかって思っていたあの高畑美月が演じてる
春江です 春江か春江だよね 春江はまあちょっとこれ見た人に向けて言うと
まあ駿介に乗り換えるわけじゃないですか乗り換えるっていうか 結局駿介と結婚するんですけどそこももうちょっと詳しいこの
なんだろストーリーが描かれるし あと特に森奈々演じた
秋子ですね この人に関してもだいぶ出会いのところからこの一緒になって過ごしていくっていうところが結構省略されているなと思いますね
特にあの映画だともうなんか 歌舞伎の世界に戻ったら出てこなかったと思うんですけど
原作と映画の違い
小説だとねもうずっとずっと寄り添って名前が出てくるので もう妻としてずっと出てくるのでそのあたりも違うかなっていうところですかね
まあでも愛人というか子供がいた 藤駒
そうですよね 藤駒さんですよね 他の娘 綾野かとのシーンとかはちゃんと描かれてるなと思ったんですけど
あれは結構重要なシーンなんであるかもしれないですけど そのあたりは描かれながらもう割とかなり選択されている状態ですね
もちろんあの一つ一つのシーンもですねかなり原作はゆっくり描いてるんですけど もうやっぱり映画は詰め込むために
ミニさんテンポ良かったって言ってたけどかなりスピード感のある展開だったなとは思いますね 渡辺謙演じる花井半次郎かとかの死ぬ場所とかもちょっと違ったりするし
えっと春助もね 春助はでも大体あれかなとかもあるので結構そう状況とかはちょっと違ったりとかするシーンというのはもちろんあります
まずはこれはもう小説と映画化で全く同じってのは無理だと思うので当たり前なんですけど結構際立たせるためにですね 映画を思い切ってカットしてるなと思いますし
なのでちょっと映画オリジナルって言ってもいい部分はいくつかあると思うんですけれども でも多分完成度はかなり高いなと思います
これやっぱり原作読んで感動した私が言ってるぐらいなんで本当にすごいんだなって思います 多分これ上手く原稿ができなくて申し訳ないんですけど
すごかったなと思いますね 肝心なラストシーンですね ラストシーンも結構違いますと でもしかしたらここは賛否分かれるんじゃないかなとは
ちょっと最後見た時思いましたね すいません映画はめちゃめちゃ感動しましたし
小説は小説で違う感動だったんですよねここは なんかここはなんか映画と小説で全く違う感動があったなってちょっと思いましたね
映画はなんか ついにとうとうこの境地まで到達したのかみたいなですね
なんかそんな考え深さみたいなもの だからラストシーンに感じましたけど
でもねそういう意味では多分同じなんだけどでもなんか到達してる感じとかが状態 モードが違うっていうかなっていうかなこれはちょっと
この小説を読んでないと多分ちょっと伝えにくい部分ではあるんですけど ただ私やっぱり読んだ時はこのラストシーンすごい感動したんですよね
なんか全部持っていかれた感じはして そうかやっぱりこのシーンにたどり着くためにずっとこの長い小説を読んできたんだみたいな
そんなもう感動が待ってたんですけど でもちろん映画もねこの3時間はここに集約されてるんだなっていうのは感じるところではあるんですけど
いやーなんかちょっと違ったかなと思うんで まぁちょっとここはもし興味持ったら小説もぜひ読んでもらいたいな
キャラクターの関係性
映画見た上で小説読んでもらいたいなとはちょっと思ったりするところですね
たしかにあの人物の恋愛の部分ですね この人とこの人がついてこの人とこの人は別れるんだとか
そういうのって映画見てたら結構唐突に 感じるよね
まあ原作読まないとその辺はしっくり なんか来ないかもしれないなぁと思いましたね
あとやっぱりあの国宝になる時とかも結構もう飛ばしちゃっているのでその辺の段階っていうのかななんていうのかな
いや実際もうちょっと小説だといやなれないんじゃないなれるんじゃないみたいな ちょっと
そこの時々もあったんですね
なんかそういう前振りっていうかそういうのがあったりもしたんですけど ただなんか映画だとね異例の速さで国宝になってみたいな
インタビュー受けてるシーンから入っちゃったりしたと思うんで ああそうか国宝になったんだみたいにちょっと見てたら感じると思うんだけど
あの辺はちょっとやっぱり違いますねもうちょっと段階というかもうゆっくり描かれてるかなっていう感じはしますけど
でもそれと国宝になった後の吉沢亮の表情はやばいなって思いましたね
まああのちょっと特集メイクでやっぱ老けがおっというか年を出させてたんですけど
まあ気持ちが座った感じの佇まいっていうか あれはかなりなんかグサッときましたね
まあそんな感じでちょっと原作との違いはあるかなってとこですかね でも全然多分原作を感動した人たちでも多分楽しめるんじゃないかなとは本当に思います
こうですがあと横浜流星演じた俊介と菊尾との関係っていうのは原作でもね あのこの2人があの今の歌舞伎を引っ張っていくんだみたいな話とかもあったけど
実際この2人が共演していく様っていうのはもう すごかったっすね映像はね
こういう設定だとこの2人ってなんかそのやっぱ途中で喧嘩もあればみたいな気はするんですけど意外と映画を見てるとですね
なんか2人とすごい仲良くて意外とそんな喧嘩をしないというか 喧嘩になりそうなシチュエーションって何個かあったんですけど
ちょっとそこで踏みとどまってた2人だと思うんですね そうだよね
その辺のなんか人間関係のがちょっとなんかその何でしょうね だからよくある主役あのライバルの2人みたいなんとはちょっと違うのかなって思いましたね
経緯とお互いの気持ちがわかるっていうのを上手く伝えてきてたよね あの喧嘩のシーンとかねいやぶつけたいんだけどぶつけきれないみたいな
いやでも具体的に言うと菊王が春介 あっえっと藩次郎が怪我しちゃった時に大躍を菊王に自分の実の息子じゃなくて
菊王に振るっていう時の あのシーン そんだけ真珠の
あそうだね 漫画だったらお初役ですね
あれ重要な役で重い役を 寺島忍演じる藩次郎の奥さん 役のユキコさんだったかな
あのいや実の息子だったら顔が立つからって言ってるのにも関わらず いや菊王にやらせるって言って菊王に厳しい傾向を施すっていうシーンがあって
でその時にその前に二人がぶつかりそうになるシーンがあるけれどもあの時もね 菊王は菊王でなんで俺に来るんだっていうのと自分の親父は菊王を選んだんだっていう
このあれとでもお互いそういう気持ちを持ってるっての多分わかってるからぶつかり合えないし
ぶつかろうとするけどぶつからないみたいなのをうまくやってるし で次はまた逆の時があってねあの菊王があまりうまくいってなくて
駿介が再びこう駆け上がろうとしている時に 菊王がやっぱりやっぱ結局この世界地図じゃねえかよっていう
歌舞伎の深いドラマ
シーンあるけどあそこもねあのもうお互いの気持ちわかってるから ぶつかったけどなんかぶつかりきれないみたいなね
あの辺は本当にうまく 見せてきましたよねすごいあの辺とかも本当なんつーか鳥肌立っちゃうぐらいなんかこう
二人の演技が なんかね入り込んでてすごかったなって思うんです
原作でも二人はそんな感じの いやぶつかった 中はねやっぱねすごいいいっていうか
なんかね下巻でねすごい好きな言葉があって 菊王が
この時ねあれなんだよな付箋をする文化が俺まだなかったのか ノー付箋なんだけどえっとねめちゃめちゃ好きなセリフが一個あって
ブーバーし 死ぬ前死ぬ前っていうかあのまあ足がこうちょっとやられる前なんだけど
なんか菊王が俺とえっと春助で今歌舞伎の演技 演目を決めれるようになってるんだなぁみたいな
なんかこうそういう立場になったんだな俺たちみたいな2人でみたいな 次は誰に何やらせようかみたいな話をしてるシーンがあってその時に気候がポロッ
とこぼす言葉に超感動したんだよねそこを読んでるとき 原作ではない言葉ですねあげず映画にはない言葉ですねそう映画にはなかった
と思うんですけど 原作にはなんかそのそう結構2人が今いい感じに同じような形で
うよくくすあったけれどものし上がってきてねえっとこの世界でのまあ 重点2人になって
で2人でじゃあ次何をやってこうか 何度の演目を誰がやってとかそういう話をしている時があってその時に
菊王がボロッといやこういうことを俺と春助で決めるようになったになってるんだなぁみたいな セリフを言うシーンがあるんだけど結構そこにあのすごい印象に残るぐらい
好きだったんだよねめっちゃいいなぁと思って でもやっぱその辺のなんか信頼関係っていうかやっぱりお互いがお互いを認めて
ここまで来たんだみたいなここまで俺たち来たんだねみたいな のどかすごいいいなぁと思って
すごい感動したのを覚えてますね 映画でも菊王があのちょっと苦しんでいた時期
スキャンダルとかあってまあそのね生まれがヤクザの家っていうのでそれがちょっと 週刊誌
にねちょっと報道されてなんかしばらくそのちょっとなんか表で出てこなくて ちょっとね隠れてなさいみたいな
感じで扱いを受けた時とか本当なんか役がもらえなくてね すごい苦労してた時期とかね
そんなのもありましたし
でまぁまぁその時にねあの 戦略結婚じゃないけどねそれを大物の娘と結婚してみたいな
っていう流れは原作も同じなんだけどね いやでもあれもなんかあの時のちょっとあの吉澤龍の演技
すごかったなと思うのあの 目のなんだろう暗さっていうか
なんか絶望の中にも諦めない感じっていうか すごいなんかそうあの感じが一番俺あれだったな吉澤龍にしかできないなって思ったな
あの期間 菊王が落ちてる期間
恵まれなかった期間っていうのはあの時のあの まあちょっと飲んだくれたシーンとかも含めて
やっぱ吉澤龍だからこそこのなんか 菊王なんかできてる感じはすごいしたな
俳優さんの話っていうとこでちょっと主役から離れるんですけど 田中敏さんですね
えーとですね万菊という人間国宝 歌舞伎役者の人間国宝役を
されていたんですけど 存在感がねすごい大きかったっていう
そんなねなんて言うんですかねポツポツと そのここぞという時に出てくるそんな役柄だったんですけど
だから話し方は結構お姉系の話し方で まあ女方はねされてたんで
姉系の話し方してるんですけどなんかその表情っていうんですか 舞台で見せる顔とか
このその菊王とかしうんですけど 前で見せる顔とかっていうのがその表情が結構
なんか印象的ですごいなんかこのなんでしょうね 映画の中のその存在感の大きさみたいなのが
こうやって出してくるんで出るもんなんだっていう うんうんうん
いやーでも間違いなくまあちょっとこれストーリーの構造になっちゃうけど
万菊さんは菊王が人間国宝になるっていうか 菊王こそ多分花咲くだろうなって多分見抜いてたのは
すごい感じるな 特に映画はもうなんかすごいそれがわかりやすかったっていうか
タイミング見計らって読んでそもそも初めて出会った時にとんでもない存在感を
あの菊王に見せてそれでねうんなったから いや間違いなく
万菊さんまあ田中美音演じる田中美音すっごかったねやっぱね そうですね
なんだかんだやっぱ印象にめちゃめちゃ 残りましたねまあそれはもう渡辺謙さんもねそうでしたけど
でもその万菊さんの田中美音演じた万菊のシーンで言うとまあ菊王を呼び出すとこあるじゃないですか
もう間もなくちょっともう命が危なそうなっていう時 万菊の命がもうちょっと危なそうだった時に呼び出してちょっと踊ってみろっていうシーンがあると思うんですけど
あの時やっぱりあの家が結構ボロいっていうかなんかその人間国宝とされてる人が住むような場所なのかみたいな感じだったんだけど
でもあれもさなんかもう芸に全てを捧げたんですみたいな 空気出てて
なんかやっぱすげーなってあのこの一連の流れ含めてちょっと思ったね
芸に全てを捧げた人たちのこの人間ドラマなんだなって うん 改めて思いましたね
まあそれでなんかそこに芸に全てを捧げて結構印象的なのは菊王がちょっと子供と一緒に
正月ですかね 初詣とかかなってお願い事をした時に
神様じゃなくて悪魔に約束をするんですよね そうだね取引した時って 取引が
子供はね神様に何を頼んだのって聞くんですが 菊王はねいや悪魔と取引したんだよ
芸を欲しいからもうそれ以外のもの全部なくなってもいいみたいな
こと言うんですけどまあでもそれくらいなんか すごいもうそんなちょっと日常のワンシーンみたいなところにも覚悟がもう
歌舞伎の魅力に触れる
だから妥協せずに入っててっていうので高めあって高めあって行き着くなんか菊王っていう
うん ね いやそうだよねすごいよね やっぱりこの映画を見て実際の歌舞伎を
また見たことなかったんでちょっと見に行きたいなって思ったのと あと今歌舞伎役者であの人間国宝の方が
バンド玉桜さんでまぁちょっとねバンド玉桜さんが出演する歌舞伎とかにちょっと 合わせて一回見に行ってみたいなぁとか
人間国宝って一体どういうものなんだろうって 実際に見てみたいなってすごい思いましたね
まあ本当これはなんかドラマ性もすごいけどそのね こういう世界があるんだっていうね
ところもすごいやっぱりあの驚き 普通の人からずっとすごい驚きを持ってちょっと見る部分もあると思うので
歌舞伎知らない人でも多分そのあたりは本当に歌舞伎を知りたくなる 一本だと思うので
じゃあちょっと こんな感じで今日はなんか行ったり来たりしながらちょっといろいろ話してしまいましたが
いやーもうでもね俺も映画の国宝はマジで初日に見に行って今10日ぐらい経ってるんですよね
でもやっぱだいぶまだ頭の中にシーンがいくつか残ってるし やっぱちょっとなんとかもう1回ぐらい見に行きたいなーってちょっと思ってますね
もう1回 もう1回行きたいなーと思ってるけど まあちょっとねタイミングが合うのか
ちょっと他に見たい映画があるんじゃないかとか 確かに
これはやっぱ映画館で見たい そうですね これは映画館で見てほしいですね
特にその舞台のシーンとか そうなんだよななんかもう音楽とかもすごい良かったしやっぱり綺麗だったしね
なんかやっぱり最近ずっと私は配信で見ることが多くて見逃しちゃったというか まあ映画館あんまりちょっと行けてなかったんで配信で見ることが多いんですけど
やっぱね配信だとねやっぱり 映画館のような集中はできないね
あーとかなんかそのやっぱり細部まで見れないとの良さね そうだね集中がね でやっぱり3時間あったら絶対1回あの休憩入れちゃうからさ多分
トイレとかさ やっぱりそういうのがちょっと許されない環境って見るっていうのは
ある意味非常に贅沢なことだと思うし それがねまあ
映画の値段上がってるけど2,000円ぐらいで行くっていうのはちょっとアレだなと思うので ぜひちょっと気になった人は映画館に行ってもらいたいですね
とはいえなんかめちゃくちゃ大ヒットするっぽいのでなんか 見た当初はさ初日だからさそんなに感想上がったかったんだよね
感動の余韻とラジオの話
私が見た日はねまあ当たり前だけど あのなんでこれどうなんだろうとか思いながらでもなんかすごい良かったからちょっと話したい
なとかもうっていうか誰かに見てって言いたいなみたいな 気持ちはすごい強かったんですけど今10日経ってみると今めちゃくちゃ声上がってます
ね まあやっぱ評価すごい
すごそうだねうん だからちょっと我々がプッシュしなくても多分
すごい大ヒットになっていくと思うんですけど まあ
とはいえこう我々のラジオをよく聞いてくれている方々もいらっしゃると思うので そういう人たちにはねあのぜひちょっと興味持ったら映画館に見に行ってほしいですね
そうですね 僕たち普段は海外文学ばかり読んでその本を紹介すること多いんですけど
たまにこういう映画を見て 今回は日本の映画ですけど歌舞伎というあまりその自分が知らなかった
ああそうだね その世界をすごく魅力的に知ることができて
すごい満足感があったんですよねこの映画を見て ああ
もうミネさんが言うならもう間違いないですね海外文学の同じような
今回のこの番外編はそういうことかなと 映画をプッシュするというよりかはこの映画ですごい満足できてよかったみたいな
そんな話をする番外編になったのかなと思いますので 確かに
すごい専門的な話ができるわけでもないし ちょっと私は原作ちょっと読んでるからっていうぐらいの感じで話はいるんで
まぁちょっとこれで見たくなった人が一人でも多かったりいいのかなっていう確かに 見た人がね私たちのこの感想を聞いてなんかちょっとでも引っかかるとこあったら嬉しいですよね
最後にですね全然余談なんですけど ちょっとエンディングテーマで泣いちゃったんですよ
あそうなんですか このテーマ曲でですか あ曲で でまぁそもそもさ掛かり出しすごいいい感じに掛かり出して声もあのいいなと思ったらあれなんですよね
あのキングヌーのボーカルのあの井口さんが歌ってらっしゃったんですけれども エンディングの音楽でなんかね急にその声が入ってきて
ここはねそこをちょっと親って思ったとこですね スタッフロール流れてるじゃないですか
あーこれいい曲だなぁと思って誰がやってるのかな 私すいませんそんなにあのキングヌーを聞かない人間なので
そもそも井口さんの声を多分まともに聞いたのがもしかして初めてなのかもしれないですけど あの聞いててあーなんかいい曲だなぁと思ってエンディングテーマでやっぱクレジットで
あのエンディングテーマのことが書かれてたんですけど 作詞が坂本美優がやってるんですよね
坂本美優って坂本隆一の娘ですよね 全然関係ないところでフラッシュバックしたって
キクオ役あの吉澤良雄が演じたキクオのあの少年時代っていうかまぁ中高年ぐらいまでの 役をこれ全然あの違う監督あのポレーダ監督の怪物って2年ぐらい前かな
に大ヒットしたと思うんですけどでそれのまあそれ軍蔵劇で何人も 描かれてるんですけどその中で結構メインをやってた男の子がいてそれが黒川
宗也くんでそれが今回キクオの若かれし頃 演じてるんですけど
映画怪物って坂本隆一がですねあの最後に音楽を手掛けた映画なんですよ あの死ぬ前に
だから公開の時はもうなくなってたんですね なんか坂本美優が坂本美優のディアフレンズっていうラジオ番組があるんですけど
あのその時にあのコレーダ監督がゲストに来て えっとこの怪物について話した回がちなみにウィークで毎日やってる
番組なんで2日連続かな 東京FMかな東京FMがメインでえっと30分番組で昼のねーなんか11時半
とかそんな感じの時間でやってる番組なんですけど 私聞きたいときはラジコで聞くんですけど
チェックしてたんです 毎回は見ないんだけどたまにXとかでゲスト見てこれはちょっと聞かなければならんみたいな
ときは聞いたりするんですけど 坂本隆一が亡くなった後にやっぱ映画怪物が公開していて
その監督が来る回みたいなのがあって でその時に坂本隆一
全然ここと関係ない話なんですけど坂本隆一がコレーダ監督とどういうふうにお父さんとこの音楽を作っていったんですかみたいな
父はどういうふうにこの音楽を作っていったんですかって話をしているときに坂本隆一が途中でずっと泣いてて
でもうそれがねもうなんかやばすぎて 聞いてる側からすると
もうこっちも泣きそうになってくるしみたいなのがなんか全部フラッシュバックしてこのここと関係ないところで なるほど
急に うわぁしかももう黒川くん出てんじゃん怪物のとか ねー
もうなんかそれでこう急に変なところで泣いちゃった あそこ坂本隆一が
余韻もやばかったんですよね まあでもちろんそうですよね
ここのあったんだけどなんかそれに加えてこの坂本隆一作詞家みたいなところに坂本隆一って名前が出た瞬間になんかその本当に怪物の黒川くん出てたなぁみたいな
これで監督と坂本隆一の会話を思い出してこうガンってきちゃったっていう変な泣き方をちょっと最後
してしまったっていうなんか個人的なあれなんですけど すごいですねすごいいろんななんかそんな関連が
あーでもなんか人間のなんか思い出ってこういうものなのかなってその時ちょっと思った なんか
あーまあそうかもしれないですね なんかいろんなものが引っかかっててでやっぱり
ここ自体もやっぱあの原作の中のいくつかの部分ってのはめちゃめちゃ自分の中に残ってて それがやっぱり映像化されてるとかいやこれ省かれてしまったんだとかいろいろ
あってでも その中でやっぱすごい感動してみたいな
ものだと思うんでなんかやっぱりそういうものなんだなぁと思った人間のこの感情の なんか
うねりっていうか なんかすごく一定ではないしやっぱちょっとしたことでこうググッと持っていかれちゃうし
うん なーってちょっと思ってすごい独特な泣き方をしてしまったわけですけれども
でもなんかこういうもんだろうなーってちょっと映画館でた時思ったんですよね でもここも別に最後がそれでぬいかを得られるわけじゃないんだけれども
中村坂本ミュウっていう単語になんかすごいやられてしまった いやいやいやもう最後に終わり方できたんじゃないんですかね
まあちょっとねここほど離れてしまうところなんだけどでもこういう感動の仕方って多分ある なってちょっと
それはねありますよね まあどんな人にも多分あると思うので
こういうのもちょっとこういう感じだよっていうのをちょっとなんかね最後ちょっと話して きたらなぁってちょっと今日は思ってたんでここまでちょっと
話させていただきました こんな情報はすごい見れてよかったので
なかなかでもこれをこうやって話す機会って そうだね 感がないと思うので
なんかねやっぱ楽しいですね こういう風に そうだね今度はちょっとミエさん側からのオファーをお待ちしております
そうですね これちょっとやばかったんでって行きましょうって またちょっと予定ずらしてたまには差し込むっていうのもいいと思います
じゃあそんなところで次回予告して終わりたいと思います 次回はですねダニロ騎士のボリス・ダビド・ビッツのための墓をご紹介します
お楽しみに 番組の最後になりますが目の前会員募集しております こちら有料版無料版とございます
無料版はですね毎回ちょっと海外文学ニュースというものを配信しております ぜひ気になる方は無料ですのでご登録ください
あとこれからの紹介本予定もですね ちょっと載せてますのでぜひ参考にしていただけたらなと思います
有料版はですねサポーター特典という形になっています 我々の日記のような編集講義をですね毎週毎週書いておりまして
結構あの独特な話をしているかなって最近ちょっと思ってるので もしよろしければご登録ください
詳しいことは番組概要欄に記載しておりますのでご確認ください 番組の感想やリクエストまたこの番組を聞いて紹介された本を読みました
読み返しましたがございましたらハッシュタグそろそろ猫たちをつけて教えていただけると大変嬉しいです
Xやインスタの投稿などでお待ちしております お手本も番組情報欄に載せております
積極的に拡散共有していけると助かりますではまた来週 ありがとうございました
55:45

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