1. FM76.9&FM77.3共同制作番組「いせたまボイス」
  2. いせたまボイス「相川考古館企..

国重要文化財の埴輪4点と県指定重要文化財になっている県内最古の茶室が見どころの、群馬県で一番古い博物館だという相川考古館。

2月22日より企画展「相川家の雛人形~ 享保雛から昭和の雛 ~」が開催されています。

今回は、相川考古館 学芸員の相川裕保さんにインタビューしました。

今年は3年に一度となる「相川家の雛人形」が「伊勢崎藩酒井家の雛道具」や満徳寺旧蔵と伝わる「御所人形」とともに飾られているそうです。

【期間】

 2月22日(木)~3月17日(日)

【時間】

 9:30~16:30(入館は16:00まで)

【休館日】

 毎週月曜

【入館料】

 大人500円 小中学生200円

※詳しくは相川考古館ホームページをご覧ください

00:02
スピーカー 1
ここからは、いせたまボイスのコーナー。地元の様々な方をゲストにお迎えして、お話を聞いていきます。
本日は、いせさき市にあります相川考古館学芸員の相川裕保さんにお越しいただいています。よろしくお願いします。
スピーカー 2
よろしくお願いいたします。
スピーカー 1
今日は、企画展相川家のひな人形、享保雛から昭和の雛についてお伺いしていきます。
内容に入る前に、まず相川考古館とはどのような博物館なのか教えていただけますか?
スピーカー 2
はい。江戸時代の町役人の居宅を活用した博物館で、群馬県で一番古い博物館になります。
見どころは、国重要文化財の埴輪4点と、県指定重要文化財になっている県内最古の茶室が売りになります。
古代から近代まで、郷土のことを学べる博物館です。
スピーカー 1
建物は伊勢崎市内のどの辺にあるんですか?
スピーカー 2
はい。伊勢崎郵便局の南の通りになります。伊勢崎の三光町になります。
スピーカー 1
本町通りの?
スピーカー 2
本町通りがメインですけども、そこから南に通る道になります。
スピーカー 1
わかりました。ありがとうございます。
では企画展相川家のひな人形、享保雛から昭和の雛についてです。
メインとなるのが雛様だと思いますが、どのような雛様の展示が行われているのでしょうか?
スピーカー 2
はい。様々な方からご寄贈いただく関係で、毎年雛人形の展示が変わります。
今年は相川家に伝わる雛様を展示しております。
スピーカー 1
江戸時代の雛様から昭和の雛様まで、雛様の関係資料100点ほどを飾っております。
どんなところに注目してみると面白いですか?
スピーカー 2
雛様はその時代の景気に左右されるので、時代によってその作りが変わってきます。
時代の変遷とともに変わる雛様を見ていただけると幸いです。
今年は中でも江戸時代の雛人形が見どころで、3点ほど見どころがあります。
一つは40センチほどある大きな享保雛です。
雛様用の屏風も立派です。
二つ目は、世良田の縁切り寺満徳寺から譲り受けた御所人形になります。
県内でもなかなか見られない一品と雛人形の研究家の方に言われております。
三つ目は、伊勢崎藩酒井家の雛道具になります。
姫路藩のお姫様が伊勢崎へお越し入れの際に持ってこられたもので、明治時代に相川家が7点ほど拝領いたしました。
酒井家宗家の家紋が入っていて立派な雛道具です。
スピーカー 1
雛様と言うと、お内裏様と雛様のお人形をイメージしますけれども、飾られているのはそれだけではないということなんですね。
スピーカー 2
そうですね、関係する内裏雛がメインにはなりますが、御所人形、あとはおかごだとか、かよけとか、はさみ箱とか、大名の道具にまつわるものが飾っております。
03:11
スピーカー 1
なるほど、普段なかなか家庭では見られないものがたくさん飾ってありますね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
ありがとうございます。
では開催期間や時間について教えてください。
スピーカー 2
はい、現在開期中になります。3月17日日曜日まで開催しております。開館時間は9時半から16時まで。入館料は大人500円、小中学生200円です。休館日は毎週月曜日になります。
スピーカー 1
はい、わかりました。そして関連した講演会もあると聞きました。詳しく教えてください。
スピーカー 2
はい、講師の方は40年来雛人形を研究されている石原富士雄さんです。雛人形といっても地域や時代といったもので違いが出てきます。また雛人形を飾る意味、節句の意味など、普段何気なく飾ってしまっている雛人形でも、その意味や違いを知ってご家庭で飾っていただけると、今まで見ていた雛人形とは違った見方が楽しめると思います。
スピーカー 1
はい、こちら参加には申し込みが必要でしょうか。
スピーカー 2
はい、会場の部屋は広くありません。事前の申し込みをお願いいたします。
スピーカー 1
はい、わかりました。そして講演会、今回は第4回ということですけれども、定期的に開催されているんですか?
スピーカー 2
はい、毎年講演会は行っております。年に3、4回開催しております。
今年は春に新潟大学の名誉教授が古墳時代の講演を行っていただきました。秋ごろには郷土の歴史を深掘りする講演を行い、3月10日に行うのが今回の講演会雛人形の見方です。
スピーカー 1
わかりました。そして今回は企画展の内容をお伺いしていますけれども、常設展示はどのような内容でしょうか?
スピーカー 2
はい、伊勢崎の街中では江戸時代の町屋造りが見学できる唯一の場所になっております。
博物館を始めるきっかけになった私の早速にあたる相川之賀が収集した地元の考古資料も見学できます。
見学者にとっては遺物や建物だけを見てもわかりにくい部分がありますので、当館学芸員が随時ご案内に勤めております。
スピーカー 1
わかりました。建物そのものを見学することができるということなんですね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
どういった造りになっているんですか?
スピーカー 2
はい。まず門が明治33年の建物になります。
門を入ると見えるおもやが、天保8年の建物と言われております。
187年前の建物になりますね。
そこには敷台が見えるんですが、その敷台は巡検使が休憩するために建てたと言われておりまして、
町中で残っている敷台は県内で探してもなかなかないのが実情かなと思います。
06:03
スピーカー 2
わかりました。
スピーカー 1
ここまでたくさんお話を伺ってまいりました。最後になりますが、ラジオの前の皆さんにメッセージをお願いします。
スピーカー 2
相川考古館は9時半から16時まで開館しております。
茶会や講演会、史跡見学会など、歴史や日本文化の普及活動に努めております。
もし友達との待ち合わせに1時間の時間が空いたとか、たまには街中でも歩いてみるかとか、
ちょっとした時間に遊びに来ていただければ幸いです。
門をくぐっていただければ、いろいろな歴史をご紹介いたします。
スピーカー 1
本日は相川考古館学生委員の相川裕保さんにお話を伺いました。どうもありがとうございました。
スピーカー 2
ありがとうございました。
06:50

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