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スピーカー 1
ここからは、いせたまボイスのコーナー。地元の様々な方をゲストにお迎えして、お話を聞いていきます。
本日は、伊勢崎市教育委員会の勢藤さんにお越しいただいています。よろしくお願いします。
スピーカー 2
よろしくお願いします。
スピーカー 1
今日は、伊勢崎市で開催されます、第1回市史編さんシンポジウムについてお伺いしていきます。
伊勢崎市史編さんシンポジウムの背景
スピーカー 1
今回の市史編さんシンポジウム、初開催となりますが、開催に至った背景などを教えていただけますか?
スピーカー 2
伊勢崎市は、昨年度から市史編さん事業に取り組んでいます。
この市史編さん事業では、伊勢崎市の歴史や文化について色々な資料を集め、調査や研究をしていきます。
また、その成果をまとめたものを刊行していきます。
今回のシンポジウムでは、この市史編さん事業が始まったことを、市民の皆様をはじめ多くの方に知ってもらい、関心を高めていただくために開催します。
スピーカー 1
では、現在、市史編さん事業としてどのようなことが行われていますか?
スピーカー 2
昨年11月に、市史編さんの方針や観光スケジュールなどを示した、市史編さん基本計画をまとめました。
これに基づいて、編さんのための資料収集や調査研究をしていきますが、そのために時代や専門分野ごとに6つの専門部会を作りました。
現在、それぞれの専門部会で、構成メンバーの選定や調査方針を決めるための準備を進めています。
既に基礎的な調査を始めている部会もあります。
スピーカー 1
では、第1回目のシンポジウムについて、概要を教えてください。
スピーカー 2
今回のシンポジウムは1回目ということもあり、市史編さん事業のスタートを市民の皆さんに広く知っていただくことを目的として開催します。
その上で、市史の編さんにいろいろな形で若い世代の皆さんにも関わっていただきたいという願いから、3部構成のシンポジウムとしました。
スピーカー 1
では、具体的に聞いていきましょう。
全3部構成ということで、まず第1部ではどのようなことが行われますか?
スピーカー 2
第1部では、今回の市史編さん事業の専門委員長である前澤和之さんに、八角形小僧が語る古代史と題して講演をしていただきます。
八角形小僧とは、上橋小学校の校庭での発掘調査で発見された平面形が八角形となっている建物跡のことです。
これが古文書の記録と一致したため、この付近が古代の佐位郡の役所の跡であることが判明しました。
発掘調査の成果と古代文献の記録が一致したことや、巨大な八角形の倉庫が確認された全国でただ一つの例であることから、ここが国の史跡に指定されました。
今回は、古代史を専門とされている前澤委員長に、八角形正倉の発見を通して、古代の伊勢崎がどのような場所であったのかについてお話しいただきます。
スピーカー 1
続いて第2部はいかがでしょうか。
スピーカー 2
第2部では、四ツ場学園地域歴史研究会の皆さんに、高校生が伝える伊勢崎名仙の魅力と題して活動報告をしていただきます。
研究会の皆さんは、伊勢崎名仙の文化を未来へ伝承するために、パンフレットの作成やパネル展示、様々なイベントへの参加といった活動を行っています。
こうした若い皆さんの活動は、伊勢崎の歴史や文化の継承という重要な課題への取り組みとして、とても貴重なものだと考えています。
スピーカー 1
では最後に第3部について教えてください。
スピーカー 2
第3部では、「知りたい、聞きたい、語りたい、伊勢崎の歴史と暮らし」と題してトークセッションを行います。
前澤委員長のほか、各部会の部会長の皆さんと、高校生、大学生が一緒になって、どのような市史を編さんするのか、伊勢崎の歴史や文化はどのような特徴があるのか、といった内容で語り合っていただきます。
スピーカー 1
大変興味深いですね。では開催日時と場所をお願いします。
スピーカー 2
3月23日の土曜日に、昭和町にあります絣の郷円形交流館で開催します。開始時間は午後1時30分です。
スピーカー 1
入場には申し込みが必要ですか?
スピーカー 2
事前の申し込みは必要ありません。定員は200名となっており、当日直接会場にお越しください。
スピーカー 1
入場料は必要でしょうか?
スピーカー 2
入場は無料となっております。たくさんの人に気軽にご来場いただきたいと考えております。
スピーカー 1
では、来場にあたっての注点があればお願いします。
スピーカー 2
絣の郷には駐車場がありますが、他の施設を利用される方もいらっしゃいます。できるだけ乗り合わせてご来場いただけるとありがたいと思っています。
スピーカー 1
はい、わかりました。ここまでたくさんのお話を伺ってまいりました。最後になりますが、ラジオの前の皆さんにメッセージをお願いします。
スピーカー 2
市史編さん事業は、これから長い時間をかけて取り組んでいく事業になります。
その第一歩となる今回のシンポジウムに、ぜひ多くの皆さんに参加していただきたいと思っております。よろしくお願いします。
スピーカー 1
はい、本日は伊勢崎市教育委員会の勢藤さんにお話を伺いました。どうもありがとうございました。
スピーカー 2
ありがとうございました。