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2024-10-01 30:00

ゲスト:森岡督行(「森岡書店」代表、ブックディレクター、文筆家)「むんぱれTuesday / Art Wanderland (アートワンダーランド)by DJエレーヌ」2024年8月6日放送

再びゲストに森岡督行さんをお迎えし、トークをお届けします。

●「一冊の本だけを売る書店」というコンセプトの「森岡書店」を銀座一丁目で営んでいる森岡さん。一冊の本から派生する作品を展示しながら、展示期間中にその本だけを売る斬新な店づくりは国内外で話題を呼び、今年で9年目を迎えます。

●今年の9月に上梓される森岡さんの自伝『銀座で一番小さな書店』(小学館)では、書店が茅場町から銀座へ移転してからの刺激的な日々が綴られています。週替わりで扱う本や店の空間を変化させながら、著者と読者の幸福な「出会いの場」を提供し続けるために奔走し続けてきた森岡さん。番組では、これまでを振り返って特に印象深かった出来事、また、今後予定されているプロジェクトを中心にお話しいただきます。

●さらに、8月6日の「原爆の日」に開催される広島の平和記念式典に関連した展示や、戦争の不条理と子どもをテーマにした企画など、多岐にわたる森岡さんの活動にも迫ります。是非、お聴きください!

●森岡さんをゲストに迎えた前回の放送は下記からお聴きなることができます。↓https://www.radicro.com/news/radicro-tokyo/munpare/moriokashoten/

■森岡督行 [森岡書店 店主、ブックディレクター、文筆家]instagram: @moriokashotenweb: https://linktr.ee/moriokashoten

■『銀座で一番小さな書店』(小学館)https://www.shogakukan.co.jp/books/09407386

■「子どもと不条理:それでも世界は生きるに値する」シリーズhttps://kyosei.u-sacred-heart.ac.jp/exhibition/childrenandtheabsurd/

■番組へのリクエスト・ご意見はこちらからhttps://www.radicro.com/request/munpare.html

#森岡書店 #森岡書店銀座店 #moriokashoten #聖心女子大学グローバルプラザ

サマリー

森岡督行さんをゲストに迎え、コロナ禍における書店の運営や銀座との深いつながりについてお話しされます。また、100年前の歴史を体験するカフェの構想についても触れられます。森岡督行さんが提案する花椿を読む会では、100年前の文化や情報を参加者と共に探求することを目指しています。未来の銀座についての考察や、森岡さんの新しい著作についても言及されます。森岡督行さんがキュレーターとして行っている「子どもと不条理」という展覧会について紹介されており、展覧会は戦争や放射線、希望というテーマで構成され、各期ごとに異なるアーティストの作品が展示されています。

コロナ禍の挑戦
皆さん、こんばんは。ナビゲーターのエレーヌです。
むんぱれTuesday第一週、アートワンダーランド。
この番組では、私が気になる様々な分野で活躍しているゲストを迎えして、その方たちの声をお届けしています。
今回ゲストにお迎えしたのは、
森岡義行さんです。森岡さん、こんばんは。
森岡さん、こんばんは。
再びご登場いただきまして、誠にありがとうございます。
こちらこそありがとうございます。
森岡さんはですね、前回ご登場いただいた時は、銀座で一冊の本を売っていました。
森岡さんが概要するまでの一冊をお話しいただきました。
その中で、例えばスープストックの現会長である東山尚道さんでした。
その中で、スープストックである東山さんが、
その中でですね、例えばスープストックの現会長である東山尚美さんですとか、デザイン会社のたくらむとか、そういった方たちの協働を得ながら開業に至ったという、そんないろんなエピソードもお聞きしたんですけれども、
今回はですね、ちょっとその森岡さんのこの開業したその一冊の本というコンセプトでやったのが2015年でしたよね。
でも9年を迎えているわけなんですけれども、ちょっとなんか活動を振り返るところからお話スタートできればななんて思ってるんですけども、
今まで1週間ごとに企画を変えて、1年約50近いその一冊をね、毎回選んでやってきたわけなんですけども、振り返ってなんか印象に残っている。
特にこの一冊とか、それからこんなことがあったなとか、何かありますかね。
そうですね、この間やはり最も大きな出来事というのは、コロナ禍だったのではないかなと思います。
普段銀座は、銀座に限らずですけれども、たくさんお客さんが歩いていて繁栄している街だなと思うんですが、コロナになりますと当然誰一人として歩いていないという、そういうことになって、普通の商売ではもう成り立つはずがないということになりました。
ああ、そうだったんですね。
そうですね。その時、偶然なんですけれども、伊藤幸という全く知られていない写真家、銀座を撮ってたんですけども、その方の本を作ってました。写真集を作ってたんですよ。
その出版とコロナ禍がどんぴしゃ重なりまして、コロナのスタートが。作ったはいいものを売り上げが立てられない、売れないというふうな状況が発生しました。
普段オンラインはやってないんですけども、急遽オンラインを開設しまして、インスタライブなどを行って、売り上げを作っていったということもあったんですが、以前から来てくださっているお客様で、Yさんという方がいらっしゃったんですけれども、その写真集をすごく評価してくださりまして、これは意義のある写真集だと。
なので100万円分買いたいと、申し出てくださったんですよ。これは助かったなと思いまして、100万円分本当に買ってくださりまして、翌日には入金もなされて。
しばらくしたら送り先を伝えるので、取っておいてくれと言われて嬉しかったなと思ってたんですけれども、それから1ヶ月ぐらいしましたら、あの話はなかったことにしてくれと言われまして。
パッと思ったんですが、どんどんコロナが進行していって、Yさん自身も資金繰りが大変になってきたと。つきましては息子の某銀行の口座に100万円を返してくれと言われたりしまして。
仕方がないのよねって言うんで、返金したりしたこともありまして。なのでそういった普段では起こらないようなことが、コロナ禍にいくつか起こったなというふうに思っております。
銀座との関わり
そのいとこの写真集は結局どうしたんですか。
結局コロナ禍で何回か出版記念イベント、あとは銀座三越での展覧会などをしまして、販売することはできましたけれども、やっぱりコロナ禍の出来事でしたので、まだ残部があります。
私実はこの一箱の写真集探したんですよ。だけどどうやって買えばいいのかわからなかったんです。
ツタや銀座などで販売しています。
知ってますか。
はい。地味に販売はしてるんですけども。
本当ですか。何店か書店に問い合わせたんですけど、どこも売ってなくて。
三越書店さんってオンラインでは売ってないんですよね。本店。
そうですね。
それなんでなんですか。
より現場で、コロナ禍はオンラインで結構本を売ったんですよ。
そうだったんですね。
もともと現場で本を渡すっていうんですかね。リアルな体験っていうんですかね。そういったものを大切にしようと思って始めたことでもあるので、当初からオンラインっていうのはやってなくて、今もないという状況です。
そういうことなんですね。この一箱の写真っていうのは出版社は三越書店になってるわけですよね。
分かりました。だから三越書店の出版本としてこれ初めてですか。
実は何かいろいろ作ってはないです。
作ってるんですか。
いろいろ作ってますね。
そうだったんですね。すみませんそれは知りませんでした。申し訳ないです。
それどこでわかるんですかね。
でもだいたい売り切ってる場合が多くて。
そうですか。やっぱり。
じゃあこの一箱の写真集っていうのは銀座の写真ですよね。
1964年の銀座を撮ったもので。
その写真集まだちょっと残部か書店に行けばあるかもしれないということで。
分かりました。そうだったんですね。そんな大変な中をよく乗り切りましたね。
そうですよね。
とは言ってもね、政府ですとか東京都の持続化給付金とかありましたので、
そういったものを申請しまして、何とか乗り切ることができたというのが実情です。
でもね、この中を乗り越えて今もいろんな企画っていうのをやってらっしゃると思うんですけれども、
すごく森岡さんって銀座にとてもご縁があるというか、
今となっては銀座を代表する、銀座を語る上では森岡さんは欠かせない人になってるかなというふうに思うんですけども、
800日間銀座一周という本も出されたりとか、銀座に対してどんな思いを今持ってらっしゃるんですかね。
もともと山形で生まれてるので、銀座とは縁もゆかりもなく、
銀座に移転してきたのも、銀座という街に興味があってからというわけでは決してなく、
鈴木ビルという昭和4年地区のビルの佇まいに惹かれてきたわけなので、
本当に銀座には縁もゆかりもなかったんだと思います。
ただ、銀座で働いてみると徐々にここはすごい街なのではないか、
いい街なのではないかというふうな思いが強くなってきました。
そんな感情を持っていたところ、
施政堂花椿オンラインのメディアで、施政堂と銀座の関係というものを書いてみてはどうかというお声掛けをいただきまして、
そんな大きなテーマで自分どうなんだろうというふうに思ったんですけれども、
銀座という街を施政堂という企業をよく知る機会だなというふうにも思い直しまして、
それで出筆していったところ、徐々に銀座の面白さがさらにわかっていったという流れになりまして、
原稿を書いたところ、その原稿が良かったということもあって、
100年前の体験
そのまま銀座を書く連載につながっていったという流れになります。
今は続いているんですよね。
一番最初は現代銀座校という名前だったんですけれども、
その次は銀座バラード、これは写真家の周知宮子さんと一緒に銀座を探っていくという、撮っていくという企画で、
今は銀座メモワールというタイトルに変わったんですけれども、
銀座にゆかりのある人に銀座についての思い出を語ってもらうという、そういう内容の連載になっています。
なんかやっぱりあれですかね、歴史のある街というか、
まだ古い建造物も結構まだ残っている。
そうですね。
かなり新しくなってますけど、街自体は。
そういうところも魅力ってことですかね。
そうですね。
手仕事の街だなというふうに常々思ったりします。
丁寧な仕事が息づいている。
なるほど。
そこが一つ銀座の魅力なのではないかなというふうに思っています。
私、森岡さんに実は初めてお会いしたのが2017年だったんですけども、
その頃は一冊の書店、一冊の本の書店というコンセプトでやられて、まだ2年ぐらい経ったぐらいかなと思うんですけど、
その時にすごく印象に残っていたのが、森岡さんが実現したいことの中に、
100年前の状況を可視化するカフェをやりたいとおっしゃっていて、
それは太平洋戦争がなぜ起きたのかとか、
その時代の出版物とか、100年前の新聞とかを置いて体験できるような、
そういったお店をやりたいとおっしゃってたんですよね。
それは今でも何かお考えとしては持っていらっしゃるんですかね。
はい、そうなんです。
花椿の仕事をさせてもらう過程で、花椿の前身、資生堂、結婆、
これから含めると、ちょうど今年2024年が100周年にあたると、
1924年に資生堂、結婆が誕生した。
1924年の11月だったと思いますけれども。
ですので、これはチャンスだなというふうに思いまして、
資生堂、結婆を当時と同じタームで読んでいける。
つまり100年前の雑誌を今、100年前と同じ感覚で読んでいくことができるというふうに思いまして、
花椿を読む会の目的
今年の11月から、花椿を読む会を始めたいなというふうに思っています。
100年前の花椿を読んでいくということになります。
読む会というのは、どんな感じでやっていくんですか?参加者の皆さんと一緒に。
そうですね。オンラインではなくて、リアルな会にしたいなというふうに思っていまして、
20人ぐらい参加者を募ろうかなというふうに考えておりまして、
どういうふうに読んでいくかというのは、またこれから検討をしなくてはいけないんですけれども、
いずれにしましても、100年前に紹介されている本もあるかもしれませんし、化粧品ももちろんあるかもしれませんし、
文化ですとか海外の情報ですとか、あと食どころですとか、そういったものを分析していきたいなと思っております。
ちなみに100年前の花椿で見たんですよね?
データになっているんですけれども、全部は見てないです。
特に印象に残っていることってありますか?100年前の花椿の中で、こんなことが取り上げられたんだとか。
戦時中というのはどんな感じだったんですか?それと変わらずに、やっぱり資生堂がやっているから。
そうですね。1924年から1940年まで、16年は続いていると思います。
思い出に残っているのは、ある記述なんですけれども、
それはまだその頃、大正期ですか。洋服が浸透していなくて、そういう状況の銀座なんですけれども、おそらく対談があるんですよ。
対談が取り行われていて、3人で話しているんですけれども、その中の一人が、
おそらく100年後の銀座は、洋服を着ている人が圧倒的に多くなるだろう。
でも、おそらく日本人の体に、その洋服というものは合わないということも分かっているだろうと。
その時に何か新しい文化が生まれているのではないかというふうな話をしている人がいたんですけれども、
それはすごく興味深いなと思っていまして、完全に私たち洋服を着る展開になっていると思いますし、
その過程で日本人なりに、日本のフードや体の大きさにフィットするような形とか、洋の東西を越えた形とか、
そういうクリエイションをするアーティスト、ファッションデザイナーがいたと思いますので、
言い当てていたなというふうに思いますね。
ちなみに織岡さんは、これから100年どんな時代になるとか考えていることはありますか?
それは考えたことがなかったですね。
どんな時代になっていますかね、私たち。
100年後ですかね。
銀座はどうなっているか。
銀座は高いビルを建ててはいけないと思うんですけれども、56メートルで制限されているんですけれども、
どこかでその制限が解かれるのかな、解かれるかな、解かれないだろうな。
解かれたらちょっと本家みたいになっちゃいますよね。
そうですね。
ちょっとそれは嫌ですよね。
どうなっているんでしょうかね。
結構織岡さん、過去のお菓子のいろんなことはすごく入念に調べられているので、
織岡さんから見た未来ってどんな感じなのかなっていうのがちょっと気になっちゃいました。
確かにそれは面白いですね。
予言者みたいなね。
そうですね。
どうなっているんだろうね、100年後。
ぜひこの花椿の回で100年前を見ながらもその先の100年を考えるみたいなことを皆さんとお話しできるといいかもしれないですね。
そうですよね。この調子で行くと東京にどんどん高層ビルが建ってくるんだろうなっていうことでしょうけどもね。
私の景観としてはどうなるでしょうかね。
ちょっとでもその100年前の情景も残しつつあるようなやっぱり銀座の魅力もあるのかなと思うので、
やっぱり織岡さんはすごく古い建築物もとても好きだということで、
新しい著作と企画
その建築物なんかまとめた写真集なんかも出されてますし、
今後もいろいろちょっとそういったものは良いものと残していけるといいなというふうに思いますけれども、
ちなみに織岡さんまた新しい何か本とかって出される予定ありますか。
9月の上旬に小学館から銀座で一番小さな書店というタイトルになると思うんですけれども、文庫本で出る予定です。
素晴らしい。これはどういった内容になるんですか。
これはコロナ禍に、これはですね、荒野の古本屋という本があるんですけれども、
それの続編になる本でして、コロナ禍にずっと書いてたんですが、
銀座に移転してきてから、今日に至るまでの手末を書いているものになります。
素晴らしい。荒野の古本屋も私読ませていただいて、
これはね、銀座に移転する前までの、それこそ織岡さんの青春時代から。
そうなんですよ。
織岡さんもともと読書と散歩がお好きで、通常の就職活動したくなかったというか、環境問題に非常に関心が高かったんですよね、確か。
そうですね、それは今でもそうだと思います。
そうですか、やっぱりそういった企業に就職することっていうのが、ある種そういった環境破壊にちょっと何か加担することになるんじゃないか、みたいな。
就職活動に伴うあらゆる経済活動は、地球の温暖化や大量消費を前提とした社会経済の枠組みの中に身を投じること。
これに違和感をおいてな。って書いてありましたね。
そうですよね。なんかね、当時の私は真剣にそう思ってたと思います。
悪いのは社会の方であって、自分は悪くないっていう都合のいい考え方をしていたんですけれども。
危ないですよね。
危ない?危ない?
今にして思えばね。
いやいやいや、でもそれがきっかけでフルフォンを。
そうですね。でも当時は本当そう思ってましたですよ。
薬局のあまりにも物量の多さとか、もちろんね渋滞の、夏の渋滞の現場とか。
もうこれはね、どっかで考え直した方がいいと思いますっていうふうに思っていましたね。
でもそれは今でも、今でももう、まずいですよね地球。このままでいくと。
何とかしなきゃいけないと思いますけども。
じゃあこの新しい本の中では、その金銭連れてからの、いろんなエピソードがここで読めるっていうことなんですかね。
そうですね。今の話にもしつなげるとするならば、私30年くらい前は、世の中の良いことと悪いことだったら、悪いことの方に目が行きがちな人間だったと思うんですよ。
でも途中から切り替えまして。
そうなんですね。
良いことの方に接続しようというふうになりましたので。
もちろん今だとね、あまりにも過度に行き過ぎた大量生産大量消費っていうのは、それはもう当然問題だと思いますけれども。
そこに接続しないというふうな立ち位置かもしれないです私は。
それは問題もちろん。もちろん問題。様々問題あると思いますけども。
そこはお任せする。
ほう。
その分野の専門家の方。
あーなるほど。
はい。で、私は頑張って本を売ると。あるいは本を書く。あるいはピアノのコンサートを企画する。あるいは展覧会を企画するとか。そっちの方で頑張りますっていう。
なるほど。
はい。ことになりました。
で、何かちょっと企画されていることなど、何かご紹介できることがあれば。
そうですね。前回、ワンシングルブックを紹介させてもらったんですけれども、それは6月22日で終わってしまっておりますので。
その後ということで、8月の第1週、第2週に、アーティストの橘文雄さんの産花。
産花。
はい。あの傘の下ですね。
ほう。はい。
本を販売します。
はい。
これは広島をテーマにした本なんですけれども、橘さんの家業が印刷業でして、お父さんが被爆者名簿。
はい。
被爆者名簿じゃないです。お父さんが平和記念式典の時に、毎年原爆の被害でお亡くなりになった方を書写するという行事があるんですけれども、
その時の書写する本を作っていらっしゃった。
へー。
はい。そのドキュメンタリーが産花というものなんですけれども、
要は橘さんなりに、広島の原爆の産花をアート作品に消化したというか、そういうことでもないな、考えた本になるんですが、
それを販売いたします。
あ、そうなんですね。
本、書籍?
書籍です。
はい。
産花はいろいろな意味があると思うんですけれども、核の産花ですとか、デモに参加する産花ですとか、原子爆弾の悲惨な状況、産花ですとか、そういった意味が込められている本だと思います。
あ、そうなんですね。
はい。
お父様のこと?
お父さんのことは直接出てくるかというと、そうではないと思うんです。
お父さんが作った、お亡くなりになかった方を処写する、処写する行事、それのルポというふうになると思います。
なるほど。でもなんかいろんな人間模様が出てきそうな本ですね。
はい。
すごい楽しみです。
子どもと不条理の展覧会
ちょっとお話として、もうたくなっちゃうかもしれないんですけど、実は森岡さん、キュレーターとしてもご活用されていて。
そうですね。
青春女子大の方でシリーズとしてやられている、子どもと不条理、それでも世界は生きるに値するという展示をやられているんですけれども、どんな展示かってちょっとお話しいただくことは可能ですか?
はい。子どもと不条理ということで一期二期三期に分けて展覧会をキュレーション、サポートさせてもらっています。
それぞれ一期二期三期ごとにテーマがあるんですけれども、例えば一期ですと子どもと戦争というテーマでした。
そこでは例えば野村道子さんという方をお招きしまして、野村さんの活動を紹介しています。野村さんの活動は何かと言いますと、テレ人修行所という、もしかしたらあまり聞き慣れない修行所かもしれないですけれども、
アシュビッツに行く前に子どもたちが集められてた施設がプラハの北の方にあったということで、そこではフリルヒ先生という絵を描く、絵を教える先生がいらっしゃいまして、
子どもたちに絶望の中で希望を感じ取ってほしいということでずっと絵を教えていた。だけれどもそれが見つかるとやっぱり処刑されてしまうということで、
密かに壁の中に隠したりしたとしていたんですけれども、その絵を野村道子さんが、その絵に野村道子さんが出会いまして、野村さんが日本に紹介する活動を始めたという背景がありまして、その野村さんの業績を一つ展示しています。
ですので、ギリギリの設定しの現場で描かれた子どもたちの絵というものを可視化しました。
これでも終わってしまった展示なんですね。
そうですね。野村さんの活動はその後も続いているので、講演会などあったらぜひ足を運んでいただければと思っています。
また2期と3期と。
2期は子どもと放射線というテーマで、これは5月20日まで続いていますかね。
5月27日までだったので、もう終わっていますね。
こちらもアーサービア・ミナドさんですね。
そしてアーサービア・ミナドさんのちっちゃな恋という、第5フクリマックルをテーマにした紙芝居なんですけれども、そこから得まして、
広島の原子爆弾の参加の写真、広島の写真をカラー化する取り込みをしている新潟安寿さん、並びに広島の原爆の被害にあった衣服を撮られている石内美恵子さんの写真の一部を構成しまして、展覧会を作っております。
これが2期ということで、3期が10月21日までやっているということで、これは子どもと希望。
最後は希望で終わりたいなと思いまして、この企画では、例えば海里純子さんという、去年京都グラフィーなどでも活躍したアーティストなんですけれども、
世界の国々の子どもを訪ねまして、あなたにとっての宝物は何ですかというふうな質問を対して、それに対して出てきたものと子どもを写真に写しているというアーティストがいます。
その改札さんの展示を実行に行う予定です。
これが広駅からすぐ近くにある青春女子団のキャンパス内にあるグローバルプラザで開催しているということで、
これ無料で、WeHiveというところでやってますので、ご関心のある方はぜひ見に行っていただければと思います。
森岡さん本当にいろいろ活躍されてますけど、何か最後に今後やってみたいこととか、生きているうちにこれ実現したいということがあれば、一言いただければと思います。
そうですね。以前も100年前の話をしていたので、100年前、1925年にライカの普及版が出たらしいので、その1925年のライカを持って、1925年に立った建築物とかの写真を撮ってみたいなとは思っております。
すごい楽しみです。それはすぐにでも実現できそうですね。
できるといいですけどもね。今ちょっとリサーチしてます。
じゃあ、これからも森岡さんの活動に注目してきますので、ぜひまた遊びに来てください。
ありがとうございます。すごい嬉しいです。また来ます。
ありがとうございます。
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