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2025-07-13 06:30

【1136】2025/07/13 弔辞は日付で〆る 但しコケるな #葬儀司会

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2025/07/13

サマリー

葬儀の司会を担当した経験を通じて、参列者にとっての読み上げの重要性や時間配分について考察しています。特に、言葉の間違いや日付の記載が葬儀の司会にどのように影響するかを詳しく述べています。

葬儀の読み上げと時間配分
おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
毎朝更新している声の日記です。今日も最後までお付き合いください。
今日は葬儀の司会をしてきたお話です。
昨日担当した葬儀は、大勢の参列者がいらっしゃる葬儀でした。
式場は縦に細長くって、しきりがすべて取り払われて、まさに会場いっぱいに人が集まった、そんなご葬儀でした。
お花もたくさん届いていて、朝殿は65通ありました。
朝殿は普通、全文をご紹介するのは2、3通なんです。あとはお名前だけご紹介することが多いです。
なぜかというと、朝殿は参列できないけれど、気持ちを届けたいという意味合いのものなので、
実際に足を運んでくださった方への時間を、私は優先したいといつも思っているんですね。
でも今回は、その65通のうち、なんと28通が本文とお名前の全文紹介指定だったんです。
全体の半分近くですよね。
結果として、読み上げには15分かかりました。
ちなみに、150通すべて読み上げたこともありまして、その時は25分ほどかかりました。
もっともその時は、全文紹介指定というのは、おそらく5、6通だったと思います。
そんなふうにたくさん届くとわかっている時には、名簿を作るといいんですね。
どこから届いたのかという名簿があって、もちろんその名簿ができた後も届いているということはあるんですが、
そういうことも含めて、まずは名簿を皆さんに配ると。
式の中では、5、6通全文読みをするんですけど、他は名簿をご覧くださいというのが50通を超えるような感じですと、その方がいいですね。
私の感覚なんですけど、30通を超えるとやはり長いなっていうか、ちょっと時間がかかるなっていうふうな、そういう感覚です。
なので今回65通っていうのはまあまあ多い。
その中でさらに28通の全文読み指定というのは、かなり三列車の方って姿勢を崩さずにずっと私のそれを聞いているわけですからね。
ちょっと大変な時間だったんじゃないかなと思います。
もちろん読むように依頼されたものは私はしっかりと読み上げます。
提供読みと同じで淡々とリズム良く感情を入れすぎずにお届けします。
ただやっぱり気になるのは時間配分なんですね。
特に今回は長寿が3名いらっしゃいました。
1人5分ぐらいお話をされたので、3人合わせて15分ぐらいだったと思います。
なのでその合計時間と同じぐらいか、やや私の方が長かったかなと思うんですけど、
長伝の読み上げの方が長い時間になってしまうっていうその時間配分は気になるところです。
言葉の重要性と日付
いただいたお話によりますと、今回は28通の全文読みを希望された理由っていうのが、すべて会社の取引先だったからなんですね。
読んだ読まないで線を引けないというものだったんです。
そうであるならば逆にすべてお名前だけに統一するという判断もあったんじゃないかなと思ったりします。
長伝についてはそんな感じだったんですが、
昨日はちょっとした言い間違いがありまして、長寿を述べられた方が最後に昭和7年7月12日とおっしゃったんですね。
昨日の日付は令和7年7月12日です。
それを昭和って言っちゃったんですね。
その方はおそらくですけどね、原稿を見ていたので、原稿はまさか昭和とは書いてないと思うんですけど、
個人と亡くなられた方と昭和時代から50年ぐらいのお付き合いがあったということで、ずっと昭和何年に会ったんだとか、そんなお話もされてるわけです。
なので、原稿にはきっと令和って書いてあったとは思うんですが、口をついて出てしまったのが昭和だったと思います。
もう一つ同じようなことがあって、私が学校の先生をしてきた頃、卒業式の校長式辞で一番最後に昭和何年って間違ったことがあるんですね。
時代は平成でした。
言語の間違いというのは式典では非常に目立ちますよね。
噛んだ噛まないっていうことじゃなくて、その言語の間違いって言った本人は気づかないんですよね。
そのままスルーしちゃうんですよね。
特に葬儀では訂正されることもなく静かにスルーされていきます。
私も司会をしていて、プロフィール紹介では昭和何年に生まれて平成にお結婚、令和にお亡くなりにというような複数の言語を扱うことがあります。
そういう時は特に慎重に間違わないようにということで、とっても神経を使うんですね。
ちゃんと読める漢字ですけれども、振り仮名を書きます。
さらに線を引きます。
長寿もそうですし、結婚式では新郎新婦から両親への手紙、これも最後に今日の日付を入れておくととっても締まるんですね。
参列者やお客様が終わりがわかりやすくていいです。
だから日付はぜひ入れてほしいんですね。
日付を入れた上で最後、自分の名前をお話しして終わるっていうのが非常に締まる長寿だったりお手紙です。
結婚式のお手紙については終わりがわかるとお客様が拍手しやすいという、なんかそういうメリットもあります。
それほど日付を入れるっていうことってポイントなんですね。
で、できるだけ丁寧に、一段とゆっくりとお話しされるとさらに締まると思います。
ただし、こけないことをですね。
言語でこけたら内容が吹っ飛んじゃいますもんね。
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合わせてご覧ください。
それではまた明日。
06:30

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