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2024-03-30 06:46

【0666】本の読み方  #石原流

2024/03/30

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おはようございます。鶴岡慶子です。 この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
日本の秋田県から毎朝更新しています。 今日は、読書についてのお話です。
まず皆さんは、宮本武蔵が膨大な本を読んだというお話はご存知でしょうか。 とにかくハチャメチャな人だったので、武蔵はある日、村人たちに捕らえられて木に吊るされちゃうんです。
何日か経って、もう本当に武蔵は衰弱しているという時に、託安和尚に助けられて、ある部屋に入れられるんですね。
そこに入ったら、もう3年は出てこられないって言われている部屋で、武蔵はふてくされて寝てばかりいました。
寝てばかりいるのも、だんだん辛くなってきて、いやなんかしなくちゃなって思った時に、そのそばにあった本を読み始めたんです。
実は武蔵が閉じ込められていたのは書庫だったんですね。膨大な数の本が置かれているそんな部屋だったんです。
そして3年経って、武蔵は別人のように立派な人物になっていたっていう、こんなエピソードがあります。
本当読書にはすごい力があるんだなっていうことが、このエピソードからもわかるんですけど、
じゃあ私たちはどうやって本を読んでいくのがいいのかということについて、今日はお話ししていきます。
今日のタイトル、ハッシュタグ石原流って書いてあるんですが、この石原っていうのは経営コンサルタントの石原明さんのことです。
石原明さんは本当にたくさんの本を読む方だったんですが、そしてご自身でも数多くの本を出版されています。
最初の本が成功曲線を描こう、そして2番目の著書が心を身軽にする80のインストラクションという本なんです。
そして私はこの2番目の本が大好きなんです。
そして今日ご紹介する本の読み方についても、この本の中でも書かれていますので、そんなこともちょっと紹介しながらお話をしていきます。
まず面白いなと思えるような、そんな本に出会ったら、その著者の本をできれば全部書かれた順番に読んでいくっていうことなんです。
そうすることで、この著者がどういう思考の段階を踏んでいったのか、
この読み方をするとその人の頭の中が全部わかってくるということで、考え方の参考になっていくっていうことなんですね。
そして次のステップとしては、それが1人ではなくて少なくとも5人くらいの著者について、同じように書かれた順に読んでいくっていうことなんです。
これはどういうことかっていうと、この本の中にこう書いてあります。
同じ人の本を読むという人はよくいるのですが、たった1人しか読んでいないということがあるようで、これでは考え方に偏りができてしまいます。
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学校教育の弊害なのでしょうが、教科書に書かれてあることしか知らないという人も多く、そのままでは自分で物事を判断することができなくなってしまいます。
だいたい人は初めて出会うインパクトのあるものにかぶれてしまうことが多いものです。
だから宗教にしても、自己啓発セミナーにしても、考えが固まってしまうことはとても危険なことなのです。
その5人の人は、それぞれの分野で1つのことを完成させた人であったり、尊敬すべき生き方をしている人であることが大切です。
その人たちの考えに触れることで、自分の中に感じ方や判断の受け皿ができるようになります。
こうやって考え方の基準をいくつも持った人は、たとえインパクトのあることに遭遇しても、それに引きずられて自分をなくしてしまうなどということはありません。
自分の中のベースを作るために、何人かの意見をバランスよく取り入れることが必要です。
5人の人の頭の中を覗こうと思った時に、学ぶために本に払うお金はそんなに高くないなという気がします。
そして本の読み方のもう一つの方法を紹介しています。
ここまで紹介したのは、広く知識を集めるためにできるだけたくさんの本に触れましょうということです。
もう一つはどういう読み方なのかと言いますと、
自分の考えを常に確認する、そういう読み方のことなんです。
どういうことかと言いますと、同じ本を何度も繰り返し読むことです。
自分の生きる姿勢とか考えを常に正したりとか、確認するために何度も何度も読みます。
あるいは自分の哲学を作るために何度も読むことってとっても大事なんだっていうふうに言っています。
私もこの石原明の心を身軽にする八重のインストラクションをはじめ、何冊かバイブルにしている本があります。
この本の中ではそのことについて、繰り返し読むのは時間の無駄ではないかなんてとんでもありません。
同じ本であってもそれを読む自分の年齢が違ったり、その時々の心理状態によって全く違う内容に思えることがあるのです。
そればかりか、それまでは気づかなかった著者の真意に触れることになったりして、いつ読み返しても新しい発見の連続です。とあります。
さっきも言った通り、私はこの石原明の二番目の著書、心を身軽にする八重のインストラクションは、私にとってのバイブルの中の一冊でして、もう何度も何度も読んでいるんですね。
で、ふと日付を見てみました。初版本っていつなんだろうと思って。そしたら2000年の6月8日って書いてありました。本当に驚きますよね。そんなに前の本なんだと思います。
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その後この本はどれぐらい増版したのかはちょっと定かではないんですけど、2010年には想定を新しくしているんです。
初版本は古くなったので、新しい想定本も実は持っています。ただやっぱりこの初版本に愛着があるんですよね。中身は同じなのに、どうしても初版本を捨てられないんですよね。
こうやって一生読んでいく本と出会えたことっていうのは本当に幸せなことだなと思いますし、今後もこんな本の読み方をしていきたいなと思います。
この配信はアップルポッドキャスト他各種プラットフォームでお届けしています。ではまた明日もお会いしましょう。鶴岡慶子でした。
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