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2022-11-09 07:00

【0159】2022/11/09 皆既月食+惑星食は442年ぶり

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2022/11/09

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おはようございます。鶴岡慶子です。この配信では、司会者として、花火鑑賞師として、そして気象予報士として、日々感じたことなどをお話ししています。
昨晩の怪奇月食は見ましたか?さらに、月食中に天皇星が月に隠れる天皇星色も見られるということで、これはダブル色というそうです。
この惑星色というものが見られるのが、442年ぶりということですから、前回見られたのは、安土桃山時代、16世紀ですよ。
いやー、ずいぶん前ですよね。でも計算していくとわかるんでしょうね、その起こった日っていうのが。
織田信長が活躍したその時代です。そして次に起こる惑星色は、322年後の2344年7月26日の土星色だそうです。
さらに今回と同じように天皇星色と一緒に見られるのは、実に6800年後だそうです。
いやー、果てしないですね。ものすごいタイミングに居合わせたということになりますね。
次々とSNSにいろんな方が動画だったり写真だったり掲載しているので、それはもうおまかせすることにしました。
私自身は、部分月食が始まった時に肉眼でずっと見ていたんですけど、国立天文台のサイトで写真を確認したりとか、そんなことをしていました。
月食そのものは、部分月食も含めますと毎年1,2回あるんですよね。
日本で見られるかどうかっていうのはまた別として、さらに日本のほとんどの地域で見られるかどうかっていうのは別として、1年に1,2回あるんですよね。
なので月食そのものはそんなに珍しいことではありませんが、
怪奇月食と惑星食が一緒になるのは442年ぶりということで、織田信長が活躍した時代以来のことなんですよね。
当時は惑星食が起こってるなんて知らなかったと思うし、不気味に思えたでしょうね。この月食という現象。
ただただ隠れるんだったら、雲がある時は月が見えませんから、それと同じだなって思って、あんまり考えなかったと思うんですけど、
でも太陽の光がちょっと残っていて、月が赤く見えますから、いや不気味に思えたでしょうね。
おそらく恐怖も感じたんじゃないでしょうか。
今は何が起こっているのかが分かっているので、天体照だということで、
皆さんが月に向かって、星に向かってカメラを向けて、それを見せあいっこするSNSがあって、自慢する場所があって、みんなで楽しむことができるんですが、
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それが一体何なのかが分からないというものに対しては、防衛本能が働くものだと思うんですね。
例えば、暗闇なんかもそうじゃありませんか。
その先に何があるのか分からない状態は、非常に恐怖を感じます。
分からないものはやっぱり怖いんですよね。
一方で、すでに知っているものに対しては、あまり怖くないですよね。
いや逆に怖いと知っているものからは、逃げ方を知っていますよね。
怖いと知っていながら、自分に危害を与えると知っていながら、ぼーっとしていたら、命を落とすしかないんですよね。極端な話。
未知の世界、知らないことに出会ったら、じゃあどうするのか。
怖いと言って、その場に立ち止まっていたら、明日もまた今日と同じ場所にいたままで、気持ちも変わらず怖いままなんですよね。
その状況を変えるのは、行動だけです。
行動すれば、次の現実なんですね。
行動っていうのは、行う、動くって書くんですけど、何も体を動かすことだけじゃなくて、頭を動かしたり、手を動かしたりする、それも行動だと思っていて。
例えば1日目は、情報を集めてみるところからスタートする。
情報が集まってくれば、次の現実が見えてきませんか。
あの人に会いに行ってみよう。
この場所に行ってみよう。
行動していくと、何が何だか分からないと思って、不安に感じていた、その不安という要素が少し小さくなるんですね。
前に進めるんです。
次の日、じゃあ今度2日目はどうかっていうと、情報が集まった自分からスタートしますから、次の階段、登ってるんですよね。
そうやって前に進んでいけば、その不安はやがて取り除かれて、既に知っていることになります。
私にも婚礼の初仕事という日がありました。
葬儀式会の初仕事という日がありました。
ステージイベント、ラジオ、初めての日というのがありました。
今思えば、本当に不安でしかなかったんですけど、何を努力したらいいのかとか、そういうことがだんだん分かってきたことで、不安は少しずつ取り除かれていった気がします。
経験って、そういうことなのかなと思うんですよね。
ただただ時間を何時間やりました、何本やりました、これだけでは経験とは呼べないかもしれません。
その時間の中で、未知の世界の中で、どう行動したかだと思うんですよね。
この経験していくっていうのは、誰も手伝ってくれませんよね。
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他の人が経験したことは、他の人のその人のもので、自分のものではないので、自分がいかに行動するか、どれだけ行動するかということにかかってくるんじゃないかなと思うんです。
天体の話は、時にロマンを感じます。
私たち生活の中で、いろんな未知のことに出会ったりして、その都度どうしたらいいんだろうって不安に思ったりすることはあるんですが、
大きく考えたり、遠くを見たりすると、もしかしたらロマンに感じる瞬間があるかもしれません。
この先に行ったら、きっと素敵っていう、そんなふうに思えたら、目の前の不安を取り除く作業、行動するって楽しく思えてくるんじゃないかなと思います。
鶴岡慶子の花火と天気と言葉と、日本の秋田県から発信しています。
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鶴岡慶子でした。
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