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おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
毎朝更新している公園の日記です。
今日も最後までお付き合いください。
大曲りの花火が終わりました。
優勝は秋田県の花火屋さんです。
内閣総理大臣賞、最優秀賞は株式会社小松煙花工業です。
その他部門ごとでは、昼花火の部、響きや大曲り煙花、夜花火は3つ部門がありまして、
いわゆる丸い花火、割物の花火のうち、1つが新入り割物、もう1つが自由玉です。
この2つとも小松煙花が優勝したんです。
さらに夜花火の部、想像花火の部で小松煙花は3番だったんですけど、優勝は田舎工堀内煙花店でした。
去年の覇者、野村花火工業は、護衛神の花火で有名なんですけど、
その護衛神の花火、やっぱり完成度が高かったので、
今年も野村さんにやられたかなって思ったんですけど、秋田の4つの業者のうち、2つが護衛神でした。
小松煙花が見事優勝、響きやは入賞しました。
野村花火工業の安定感ってやっぱり抜群なんですけど、
私は色が濃い方が好きなので、野村さん以外にも護衛神の花火をたくさん見たいなって思っているところに、
小松さんの護衛神、そして響きやの護衛神が入ってきました。
小松さんの護衛神はもう長くなりましたけどね。
でも今回野村さんを押さえての新入り割物の優勝っていうのは、ほんとめでたいことだなと思います。
そして自由玉ですが、これも小松さんが優勝したことで、割物の2部門は小松さんが2冠達成ということになりました。
さらに創造花火ですが、これは実際にこの花火を見た方は、やっぱりあの業者が優勝したんだなって思ったと思います。
田舎工堀内煙花店の創造花火の時に、その斬新な演出に、ここは良かったねってみんなが言ってたんですよ、終わった後。
いや今回は田舎工でしょって思ったんですけど、大曲りの花火は競技大会なので、ルールが厳密なんですよね。
なので著しく逸脱してしまうと、それは企画外ということになって失格になってしまうんですね。
以前も田舎工堀内煙花店だったんですけど、皆さんから絶大な人気を誇る作品だったんですが、企画外ということで賞が取れなかった時があるんですね。
今回花火が消えずに、地面からの一定の高さのところで消えなきゃいけないと思うんですけど、消えずに地面に落ちたんですよ。
それは原点の対象になると思うので、そこがどのぐらい響いてくるかなっていうことを思っていました。
そこが原点対象ということであったとしても素晴らしい演出であったっていうことなのだと思います。
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今回は学生時代の友達と一緒に大曲りの花火を見に行きましたけれど、昼花火の部からレクチャーしながら一緒に見てたんですね。
そしたらだんだん見方がわかるようになってきて、そして野村さんの花火をまず見てもらって、これを超えられる業者があるかどうかっていうことを見てほしいという話をしていました。
そうしたら俺は小松が勝ったと思うという話をしてたんですね。
私はどれが一番っていう感じじゃなくて、これとこれとこれとこれが良かったっていうような評価をして、そしてそれをSNSに上げるんですけど、
それとどのぐらい一致するかなみたいな、そんな感じでゆるーく投票してるんですけど、
初めてコンクール花火の見方を学習した人が一発で優勝者を当ててしまうんですから、とっても楽しかったんじゃないかなと思います。
帰り道はずーっとあの業者のあれが良かったとか、私はこれが良かったっていう話をずーっとしながら、
明日発表だからねっていうことで、実際もう発表されたかなと言って、一覧表をみんなで見て、そしてあ、ここ当たったとか、
あ、思ったより限定されなかったんだねとか、そんな話で盛り上がりました。
またずーっと花火の話ができてすっごく幸せでした。
本番の花火競技大会は、ちゃんと正当の見方をお伝えして、そしてちゃんとそのように楽しんでくれたこと、
さらに審査の結果を楽しみに待っていてくれて、結果を見てまた盛り上がれるっていうのが本当の競技会の花火の見方なので、
ちゃんとその見方で楽しんでもらうことができた。
あ、ちゃんと伝えられたと思って、すっごく私も嬉しくなりました。
そのお曲がりの花火前後の飽きたアテンド物語についてはまた別の配信の中でお話をしたいと思います。
この配信はアップルポッドキャスト他各種プラットフォームでお届けしています。
ではまた明日もお会いしましょう。
鶴岡慶子でした。