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2025-08-16 06:20

【1170】2025/08/16 男鹿日本海花火に行ってきました

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2025/08/16

サマリー

秋田県小賀市で行われた小賀日本海花火大会について、参加者は観覧の思い出や花火の魅力を語ります。この大会では、花火の募金やボランティアの紹介を通じて、優しさが感じられる特徴が現れています。

小賀日本海花火の魅力
おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
おとといのお話になりますが、秋田県小賀市で行われた小賀日本海花火に行ってきました。昨年は行けてないので、2年ぶりの観覧です。
日本一優しい花火大会ということで、それを歌っていました。じゃあ何がどう優しいのかというと、この辺にあるのかなと思うのは、花火大会が終わった後に行われる花火募金。
この募金が翌年の花火の資金となって、また新しい感動につながっていくというところですかね。
あともう一つ挙げるとするならば、会場ではボランティアの皆さんの名前を紹介する時間があるんです。もしかしたらそういったところが、この大会らしい優しさということなのかなと思います。
今回は初めて電車で往復しました。普段は自宅から秋田駅との往復で乗りますので、このJR小賀線で下りの小賀方面に向かうのは初めてのことでした。
案外あっという間に着いたなという感じだったんですが、帰りはやっぱり混むんですね。大会が終わって会場から駅まで歩いていって、最高日はここですよというところから並び始めるんですけど、3本ぐらい見送ってようやく乗れた感じです。
大曲りの花火の方が列車本数が多くて待ち時間は短く感じるんですが、小賀は駅舎に入るまでが非常に長く感じました。
もう一日本臨時列車があると嬉しいんじゃないかなって思います。
小賀の花火は毎年8月14日、お盆真っ新中に開催されます。帰省している人たちも多くて、県外からの観客もたくさんいます。
ふるさとに帰った時、こんな素敵な花火が見られるのは本当に幸せですよね。
担当は北日本花火工業です。私が先日山の日に一緒にお仕事をした花火屋さんです。
今回も北日本花火工業の代名詞ともいえる型物花火がたくさん上がりました。
様々な物の形やキャラクターを描いたもので、ニコマーク、ハート、豚さんもいました。
桃なんかも可愛らしい花火でしたね。見ていて本当に楽しい時間でした。
風も程よく吹いて、澄んだ空気の中、非常に鮮やかな花火を見ることができました。
残念ポイントを一つ挙げるとするならば、今日のプログラムあと3つを残すのみとなりましたという時点で、
お片付けタイムという演出が入りました。
お片付け、お片付けっていう、あの歌は私も先生だった時代によく使った音楽なんですが、
ライトをつけますといって、ナイターのライトをつけるんです。パーンと。で、あたりは明るくなりました。
そしてその曲が終わるまでの間に身の回りの整理をしましょうという、いわゆるお片付けタイムの演出だったんですね。
でも私はそこでちょっと集中が切れるなと思って、で案の定、そのお片付けタイムをしたならば、帰る人たちが続出したんです。
さらに追い打ちをかけるように、秘書情報を入れたんです。
始まる前の降水確率は40%と言ったんですが、
この花火大会が終わる頃には100%に近い確率が出ている、そういうアナウンスがされました。
私は出かける前にざっと天気図を見ていたので、雨が降るんだけれど、降っても夜中だなって思っていました。
結果、降り始めは23時ぐらいだったと思います。
長い時間屋外で電車待ちをしていた小金は全く雨に降られませんでした。
その100%に近い確率が出ているというアナウンス、これはお客様のテンションを爆下げしたんですね。
で、お片付けタイムもありましたから、もう帰っちゃいますよね。私なら言わない情報です。
というかもともと天気図を見ていたので、その100%に近い確率がどの情報かわからないですけれども、その情報にあんまり踊らされることはなかったかなっていうふうに思いますし、
もしそれが確からしいお話だったとしたならば、お片付けタイムを省いて、できるだけ早く花火を打ち上げ終えてしまうということの方に気を配った方が優しい大会なんじゃないかなというふうに思いました。
なぜこの高い降水確率の情報があったのかなと分析してみますと、小金の隣の隣の五条目町というところでは非常に激しい雨がその後降ったということで、
その辺に対する予報の情報だったのかなというふうに思います。
そう考えると気象について知識があるということは大事だし、強みだなというふうにも思いました。
今日は山形県鶴岡市の赤川の花火です。
こちらは感動日本一というキャッチコピーで知られる大会です。
打ち上げる花火のストーリー、その演出の仕方が各業者すごく面白いんですね。
大曲りの花火は既定演技なんですが、そうではなくてもっと自由度があるので、面白い花火がたくさんあるということなんです。
一昨年まで割と続けていてたんですけれども、去年はライブ配信に見ました。
今年もライブ配信で鑑賞します。
画面越しでも夜空を埋め尽くす大輪だとか、音楽と花火の呼吸がピタリとあった瞬間というのはめちゃくちゃテンション上がります。
映像だからこそ花火玉の細部であったりとか、演出の前景をゆっくりと終えるという楽しみ方もあります。
赤川の花火は現地で見るのがとてもいいというので、その熱気もまた感じたいものだなと思いますが、
今日は配信でゆっくりと味わいたいと思います。
この配信はアップルポッドキャスト、他各種プラットフォームでお届けしています。
それではまた明日。
06:20

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