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おはようございます。鶴岡慶子です。この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
司会やナレーションを通じて、日々感じたことなどを語る声の日記です。毎朝更新しています。
昨日、琴ノ若の大関昇進伝達式が行われました。今日は、相撲のお話です。
伝達式後の記者会見で、四孔名については、春場所は琴ノ若のままでと話しました。
これ何を言っているかというと、大関になったら琴桜を修名するというお話があったんです。
琴桜っていうのは、琴ノ若のおじいさま、祖父は横綱琴桜だったんですね。
その名前を継ぐという話もあったんですが、春場所は琴ノ若のままで。
この名前を大関として名乗りたかったということを言っていたんです。
一言一句同じじゃないですけど、そんなことを言っていました。これはジーンとしました。
琴ノ若は琴桜の名前に憧れてずっと目指してきたと思うんですね。
でもいざ大関になった時に、琴ノ若の名前を大関にあげたかった。これはもうジーンとしました。
ちょっと背景をおさらいしますと、琴ノ若のおじいさまは第53代横綱琴桜。
そしてお父様は現在の里ヶ竹親方の元関分琴ノ若です。
そうなんです。元関分なんです。お父様は大関になっていないんですよね。琴ノ若は大関になっていないんです。
ということで、もちろん今の自分の名前を大切にしていて、その今の自分の名前を大関にするんだっていうことももちろんそうだと思うんですけど、
お父様を大関の舞台に一緒に連れていくんだと、親方を連れていくんだっていうふうに、そういう意味もあったのかなと思うと、師匠高校でもあるし、親高校でもあるなっていうふうに思いました。
新大関の琴ノ若、初土俵から8年。このほど新大関へと駆け上がったわけなんですが、今のところの情報で言うと、まずは琴ノ若の名前で春場所を戦った後、夏場所で琴桜就明となるようです。
ここだけ切り取って背景を知るだけでも大相撲はぐーんと面白くなる、そんな気がしませんか?
相撲の技のこととか、私もそんなに詳しいわけじゃないんですけれども、こういう背景を聞いたりすると注目する取り組みがどんどん出てきます。
今、琴ノ若だけじゃなくて、サラブレット力士が同年代にたくさんいます。横綱大宝の孫の大宝もいます。
新大関の琴ノ若と大宝は高校の先輩後輩です。
おじいさま同士は同い年です。ただ、大宝は30歳で引退。琴桜が横綱になったのは32歳を過ぎてからですから、横綱同士の対戦はありませんでした。
孫の代でこれが実現したらすっごく素敵だなと思います。 他には横綱麻生流の尾井、宝生流は現在大関です。
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それから若高本、若本春、若高影、この三兄弟は祖父が小結び若葉山、父は元幕下若忍です。
これは三本の矢が由来の三兄弟の仕子名ではあるんですけれども、いずれかが大関になった時に若葉山とか若忍の名前を昇進させることがあると、これまたドラマだなって思ったりします。
大相撲は白宝や木瀬之里、郭隆、春間富士が引退して、そして大関で言うと琴正玉や郷英土が引退してから、もう戦国時代で誰が優勝してもおかしくないという平幕力士が優勝することもたびたびありました。
それがこの初場所は、これより三役揃い組もちゃんと上尉騎士が務めてますし、先週落近くになって大関同士の取り組みとか横綱大関の取り組みが組まれましたので、こういうの見るのほんと久しぶりだったんじゃないかなと思います。
さらに優勝が横綱で力の差を見せつけた感じでしたし、大相撲が大相撲らしく帰ってきたなって、そんな初場所だったなと思います。
もう早くも春場所が楽しみでなりません。このサラブレットたちの活躍ももちろんなんですが、注目しているのは大野里ですね。大野里とっても楽しみです。
今年大野里は新卒だったんですよね。去年は大学生でした。スピード出世すぎて、王位長どころかまげんも言えないです。
この山原頭の幕打ち歴史は、ちょっとたどりますと宮々山とか遠藤、市野城、三竹海もそうでしたけど、大野里はね、もう安定感が素晴らしいんですよ。
体格も恵まれてますし、この初場所は負けたのが横綱と大関、平幕には一人にしか負けてないんです。この安定感、とっても素晴らしいと思います。
今日はダラダラと大相撲のトリビアをお話ししてきちゃいましたが、こんな話をラジオの朝ワイドではよくしていました。
それはもう厚苦しいくらい語っていたと思います。相撲について私が興味を持ったのは、ラジオの番組に幕打ち歴史をゲストに迎えた時からです。
その時、あまりにも何も知らなすぎて、質問が全くできなかったんです。そこから勉強し始めて、こういう背景なんかを知っていったら、だんだんだんだん面白くなってきて、今はこんな感じに厚苦しく語るようになりました。
思い返すと、私、英語学校に大学は行ったんですけど、サッカー部の同期で、ものすごく相撲に詳しい子がいたんですよ。
なんでそんなに相撲に詳しいのって、あなたサッカー部でしょっていう話をしたら、いや僕はね、高校時代に留学をしたんだけど、留学先で日本の文化を何も知らないということに愕然として、それで勉強したんだって。
勉強したらすごく面白くなったんだっていう話をしていたんです。その話を理解できたのはずーっと後のことだったんですが、今なら本当に彼が言うことわかります。
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わかったついでに、今こうやって熱く相撲のことについて語っているこれを英語でお話しできるようになったら、これまた素晴らしいことですよね。
学生時代、彼がしていたことはこういうことだったんだなって思います。
お相撲に限らず日本の文化、例えば歌舞伎とか能とか、そういった伝統文化、大事にしたいなと思います。
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鶴岡慶子でした。