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2024-07-15 05:45

【0773】2024/07/15 「頑張ります」じゃなく「調整します」 #大相撲

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2024/07/15

サマリー

大相撲名古屋場所が始まり、大野里は初戦で敗れましたが、相手の三丈海が復活してきたことに喜んでいます。

大相撲名古屋場所の始まり
おはようございます。鶴岡慶子です。この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。司会やナレーションを通じて日々感じたことなどを語る声の日記です。日本の秋田県から毎朝更新しています。
昨日から大相撲名古屋場所が始まりました。
初日は横綱は勝ったものの、すべての大関に土がついて、戦場所優勝の大野里も、初めて顔を合わせる三丈海に敗れました。
三丈海は、胸のあたりを怪我をして、大関から陥落していて、平幕で今は相撲を取っているんですが、本来はスピードがあって、体を密着させるのが天才的に素晴らしい力士なんですね。
それが昨日の大野里戦には見られましたので、回復してきたんだなと、とっても嬉しく思いました。
大野里は右を刺して相撲を取るのがとっても上手いんですけれど、昨日の三丈海はそこを全くさせませんでしたので、研究もしてきたんだろうなと。
これは三丈海に限らず、みんなが大野里の研究をしてきたんだなというふうにも思います。
それにしても、今場所も大野里はまだ王位長を言えないんですね。
相撲さんの髪って長いんでしょうね。
ちょっと調べてみますと、王位長を言う力士だと、髪の長さは40センチから45センチぐらいになるそうです。
それはどのぐらいの長さかっていうと、相撲さんのあの体格で言うと、肩よりも下で、そして胸よりも少し上ぐらいのようです。
今場所を幕打ちに戻ってきた若高陰は、早い相撲を取りますから、これは想像ですけれども、大野里は苦手なんじゃないかなと思います。
番付けが離れているので、今場所当たるかどうかっていうのは微妙なところではあるんですが、その取り組みは見てみたいなって思います。
それから早い相撲で言うと、3月新入幕の力士として110年ぶりの優勝を果たした武富氏も、非常にスピードのある力士なんですね。
スピードつながりで言うと、出世が早すぎて、大野里と同様、やっぱり王位長を言えない状態での優勝をしたのも武富氏でした。
武富氏は戦場所全部お休みをしたので、また重量に下がっているんですけど、番付けが。
今場所も全部お休みだそうなんですね。
それだけ大怪我だったっていうことでもあると思うんですけど、この怪我は3月場所、優勝した場所の14日目の怪我なんですね。
人体の怪我だったそうですから、完治するまで1年ぐらいかかっちゃうんじゃないかなって思います。
来場所をまた一気に幕下まで番付けを下げるということも予想されていますので、このルールって本当に非常だなと思います。
こういうことって本人が一番悔しいのでしょうけれど、ちゃんと怪我を治して、また大野里との取り組みを見てみたいなと思います。
大野里の敗北と調整への取り組み
さて、大野里の話にちょっと戻りますけど、昨日は大野里が負けた後のインタビューで、調整しますって話していました。
この調整しますっていうのが独特の表現だなって思うんです。
多くの力士はまた切り替えて、気持ちを切り替えて、自分の相撲を取れるように1日1番集中して頑張りますって話すんですよね。
これ結構決まり文句のように皆さんコピーしてペーストしたみたいな、そんなコメントなんですよね。
ここはやっぱり一番大事なことだと思うんですよ。また切り替える、気持ちのこと、そして自分の相撲を取るっていうこと。
1日1番集中して頑張る。明日のこととか考えない。まずこの目の前のことを頑張る。
これ王道だと思うんですよ、スピーチとして。
でも調整しますっていうのは、やみくもに稽古するんじゃなくて、自分の相撲をちゃんと振り返って、分析して、頑張る方向性を見定めるっていう、そういう姿が伝わってくるんですね。
大野里はもともと力もあって恵まれた体格もあってというところももちろんなんでしょうけれど、大学を卒業してプロになってまだ2年生なんですよね。
で、プロになって案外自分の力が通用することを感じて、自信が出てきたことと、こういう悪なき研究をすることと、大野里をさらに強くしていることってそういうことなんだろうなって思います。
大野里は巡業は別として開催されるのは東京、名古屋、大阪、福岡ですから、日本海側では実は生では見られないんですよね。巡業は別ですけどね。
日本海側の場所もあってもいいんじゃないかって思うんですよ。
日本海側だとすると、例えば秋田も入れたとして秋田、新潟、福井、鳥取あたりで開催すると、バランスとして素晴らしい気がするんですけどね。
で、2年に1回ぐるっと回るみたいな、そんな感じで開催したらいかがでしょうか。
いずれ相撲が始まると、我が家の夕方の過ごし方が全く変わるので、まあこの2週間は結構イレギュラーな生活の仕方をすることになるんですよね。
で、私も出かけているとラジオをずっとつけていたり、あるいは仕事場にいる時はラジオの時もあるし、NHKプラスを見ている時もあります。
いずれこの2週間は興奮した状態でその夕方の時間を過ごすことになります。
この配信はアップルポッドキャスト他各種プラットフォームでお届けしています。
ではまた明日もお会いしましょう。
鶴岡慶子でした。
05:45

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