2025/10/03
サマリー
2025年の国勢調査を通じて、日本の人口や世帯に関する重要なデータが収集されており、その結果が社会づくりに影響を与えることが強調されています。調査の方法や注意点についても触れられており、個々の参加が未来の日本を形作る基盤となることが説明されています。
00:00
おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
国勢調査の重要性
今日のタイトル、未来をつくるための大切な基礎資料、これは国勢調査のことです。
皆さんのお宅にも国勢調査の封筒が届いていると思います。もう既に提出したよという方もいらっしゃると思うんですが、
国勢調査というのは、日本に住むすべての人と世帯を対象に、5年ごとに行われる国の最も大規模な統計調査なんです。
今回も全国一斉に行われています。始まりは大正9年です。1920年のことでした。
第1回の調査では、日本の人口は5599万人と記録されています。
それから100年以上、戦争中も中断することなく続けられてきました。
2020年に行われた令和2年の調査は第21回でしたから、今回2025年は第22回目ということになります。
国勢調査では何を調べているのかと言いますと、
人口、世帯の人数や構成、男女の割合、年齢、仕事をしているか、どんな職業なのか、通勤通学の手段は何なのか、
また夫婦と子供なのか、三世代同居なのか、はたまた一人暮らしなのか、というような世帯の姿、こういうことを調査しています。
これを把握することで、日本全体の今の姿が明らかになるということなんです。
例えば人口で言いますと、令和2年の調査では日本の総人口は1億2622万人と発表されました。
これはそのさらに5年前、2015年と比べると86万人の減少でした。
国勢調査は、こういうふうに人口の減少だったり、高齢化の進行を示す重要なデータにもなります。
そしてその結果、実際の社会づくりに生かされていくんです。
例えば小中学校をどこに建てるか、保育所や介護施設をどの地域にどれくらい配置するのか、災害が起きたときに避難所に必要な備蓄はどれくらいか、
こんなふうに国勢調査のデータを基に行政の計画は立てられていきます。
令和2年の今ぐらいというのは2020年ですからね、コロナ禍でした。
東京オリンピックも延期になりました。国勢調査はインターネットで回答したと記憶しています。
今回も同じようにネット回答ができます。
締め切りは10月8日水曜日です。ちょうど1週間ですよね。
私はまだ回答していなくて、今日ちょっと時間が取れそうなので、今日済ませようと思っています。
思い返すと以前は調査員さんが家庭を訪問して調査票を回収していました。私もその光景を覚えています。
でも今は郵送だったりインターネット回答が基本になっていて、訪問回収は行われていません。
これは効率化と同時に個人情報を守るための仕組みなんです。
ただこの点を悪用する詐欺には注意が必要です。
国勢調査を名乗って金品を要求したりとか、銀行口座だったりマイナンバーを聞き出そうとする事例が出ているそうです。
正規の調査ではそういったことを尋ねることは一切ありません。
お金を要求されたりだとか、クレジットカードの番号を聞かれたりしたらそれは詐欺です。
不審に思ったらすぐに役所だったり統計局に確認をするってことが大事です。
国勢調査は単なるアンケートではなくて、未来を作るための大切な基礎資料となります。
調査方法と注意点
私たち一人一人が参加することで社会の全体像が浮かび上がって、これからの日本の姿を支えていくことにつながります。
インターネット回答の締め切りまであと1週間となりました。
この配信はアップルポッドキャスト他各種プラットフォームでお届けしています。
リッスンではテキスト版を公開しています。
それではまた明日。
04:36
コメント
スクロール