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おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。 毎朝更新している声の日記です。今日も最後までお付き合いください。
中国のお土産でプリッツをもらいました。 グリコのプリッツです。
味はご当地味になっていて、何かっていうと、深ひれスープ味って書いてあります。
本当に深ひれスープの味がしました。 これって面白いですよね。例えば秋田には、いぶり学校味のポテトチップスが売ってるんですよ。
それもなんか、普段のポテトチップスがちょっとご当地の味になるだけで、いいお土産にもなりますよね。
そして面白いのは、プリッツを漢字で書いてあるんです。 プリッツはプリッツっていうロゴもあるんですけど、そのすぐ下に漢字で書かれてるんですね。
百力二王教その字って書いてあります。 二王教その字っていうのはシゲルっていう字でもありますけどね。
百力二王教その字なんです。 パイリーツーと発音するみたいです。
パイリーツー、プリッツということなんでしょうか。 もう一つグリコのロゴの下にも漢字表記があります。
読み方はゲーリーガオみたいです。 ゲーリーガオ、グリコなんでしょうけど、どういう漢字を使っているかっていうと、
性格の格に力、そして高い低いの高い。 これでゲーリーガオ、グリコと表記されているんです。面白いですよね。
ちなみにですけれども、なぜグリコという会社名なのかって言いますと、 エネルギー代謝に必要な栄養素、グリコーゲンに由来するんだそうです。
創業者の江崎理一の国民の大胃向上に貢献したい。 そのためには子供たちが喜んで食べてくれるものがいいという思いから、
グリコーゲンを含んだ栄養菓子、グリコが誕生したということです。 さてこのプリッツの箱には、これは日本語で書かれているんですが、中国面白豆知識とあります。
その37ってあるのでどのぐらいあるのかと思ったら全部で104種類あるそうですが、 私が手にしたのはその37天津飯くださいとタイトルにあります。
ここをちょっと読み上げますと、実は天津に天津飯はありません。 昔日本の食堂で天津産の米を使って作った卵丼が、いつの間にか天津飯と呼ばれるようになったそうです。
同様に天津山栗も天津にはありませんと書かれてありました。 そうなんですね。天津飯は中国の天津から来た料理ではなくて、天津にはない料理なんです。
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日本発祥の料理でして、日本の中華料理店で広まったものです。 最初は天津産の米で作った卵丼という説明がありましたけど、
今はご飯の上にカニとかエビ、卵などを使ったあんかけをかけた料理ですよね。
ですから天津の料理じゃなくて、日本独自の中華風料理なんです。 そしてもう一つの天津山栗についても、
もともとは、河北省産の栗が天津港から日本に運ばれてきた というところからスタートしているようですが、
栗を高温でいって、皮をむきやすくして、甘みを引き出す方法で調理されたもの、この製法そのものを天津山栗として広めていったそうです。
ということで、天津山栗は中国の天津にルーツがあるといえばあるんですが、天津で初めに作られたこの山栗の作り方、これが天津山栗なんです。
中国の天津の栗ではなくて、栗はどこでもいいんですよね。栗はどこでもよくって、この作り方が天津山栗ということのようです。
ちょっとややこしいですね。これは地元ネタになるんですけど、秋田市に木の内デパートっていうのがあって、
子供の頃はそこで飲む生ジュースだったり、キャンディーのつかみ取り、はかり売りだったかなと思うんですが、そのコーナーに絶対行きたくて、
あとそこの近くにある、入口のところにあるんですけれども、天栗太郎っていう天栗を売っているお店があったんですよ。
今思うと、あれも天津山栗だったんでしょうね。天津山栗を売る天栗太郎というお店だったわけですね。
飴のコーナーと生ジュースのコーナーは南側の口にあったんです。そして天栗太郎は北側の口にあったんですね。
なので、どっちから先に行ってたんだろうなぁ。でも必ず3つは回っていたように思います。
すごい話が脱線したんですが、何のお話だったかっていうと、天津藩は天津のものじゃない。天津山栗も天津の栗ではなくて、その製法の名前でした。
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鶴岡慶子でした。