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2023-06-06 04:05

【0368】2023/06/06 ことばは贈り物

2023/06/06

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おはようございます、鶴岡慶子です。
この配信では、視界やナレーションを通じて日々感じたことなどをお話ししています。
ちょっと嫌だなぁと思ったことも、視点を変えて前向きに物事を捉えたり、
最終的に良かったね、と思えるように、考え方のコツなどを皆さんとシェアしていきます。
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今日は、「言葉は贈り物。」というお話をします。
なぜだかわからないけど、自分にすごく攻撃をしてくる人がいる。
そういうことありませんか?
もしかして自分にはそうじゃなくても、SNS上ではものすごく炎上していたりとか、
その炎上っていうのは、議論を戦わせているというよりは、
一箇所に向けて、みんなで寄ってたかっていじめてるみたいな、
そういう図が浮かび上がってくるんですけど、
そのいじめている武器になっているのは、言葉なんですよね。
今日お話しする、「言葉は贈り物だ。」というお話は、
お釈迦様のお話です。
お釈迦様は非常に人望が厚くて、その姿を妬んでいるある男が、
お釈迦様の前に行って、汚い言葉をたくさん浴びせたんですね。
罵倒したんです。
その時、お釈迦様はどうしたかというと、
ただただその人が言うのを聞いていただけなんですね。
そのお釈迦様の姿を見て、弟子たちは、
お釈迦様、何か反論してください。
はい。
なんですけれど、ただただお釈迦様は、その男をずっと見ていたんです。
そのうちその男は疲れてしまって、言うのをやめました。
これはどういう状況をお話ししているかというと、
男がいくら悪口を言っても罵声を浴びせても、
お釈迦様は一切それを受け取らなかったということなんですね。
送った相手がそれを受け取らなければ、
じゃあこの贈り物は誰のものなのかっていうと、
罵声を浴びせた、悪口を言った、
自分のもとに、
帰ってきてしまうということなんです。
お釈迦様は一切その男の言葉を受け取らなかったので、
その悪口や罵声は、
その言った男に全部帰っていったということでもあります。
お釈迦様からしてみると、
そっくりそのままお返ししたということなんですよね。
嫌なことを言われても、
その時その場面で言い返せるかって言ったら、
なかなか難しかったり、
後でああ言えばよかったのに、こう言えばよかったのにって、
思うことは、
あるんですが、
このマイナスのエネルギーに振り回されてしまう時間を考えたら、
とってももったいないなと思うんです。
お釈迦様は、
罵声に対して罵声では答えない。
怒りに対して怒りでは答えていない。
自らを制すること、心を鎮めることで、
自分に勝ち、そして相手にも勝つことなんだ、
と説いているんです。
何も言い返さないお釈迦様は、
一見負けているように見えるんですけど、
これこそが、負けるが勝ちをよく表しているんじゃないかな、
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とも思います。
いや、お釈迦様はこの場合、
全く負けてはいないと思いますし、
そもそも戦ってもいないとは思うんですけどね。
私たちも生活の中で理不尽なこと、
悪口を言われたりすること、
そのことで嫌な思いをすることはあるんですが、
感情ですから一旦はそう思ったとしても、
そこから一旦距離を置いて、
ずっと反論をしないでいると、
その送った側に、
その反論をしないと、
その送った側に、
戻っていくんですから、
嫌な気持ちもその人が受ける気持ちになっていくんですよね。
そのうちその人たちも疲れてフェイドアウトしていくに違いありません。
言葉は贈り物です。
贈り物というのであれば、
ご機嫌な心を乗せて届けたいものです。
この配信では、
花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
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それではまた明日もお会いしましょう。
鶴岡恵子でした。
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