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おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。毎朝更新している声の日記です。今日も最後までお付き合いください。
昨日の配信、809回、8月20日の【茶目の目】へのコメントで、ゆうさんが、「若い人に通じなかった言葉で、半ドン、ダビングが記憶にあります。死語なのかな?」とコメントをしてくれました。
いや確かに、これ死語なんでしょうね。 ところで私は、半ドンのドンは何者なのか知らずに半ドンって使ってたなと思って、
今さらながら、半ドンのドンって何だろうかと調べてみましたら、ドン卓の略だそうです。
ドン卓って、博多ドン卓のドン卓?って浮かびますが、これ正解だったんです。博多ドン卓のドン卓の由来でもある言葉なんです。
ドン卓は、オランダ語で、日曜日とか休日を意味する ゾンタークに由来するもので、土曜日は半日がお休みなので、半分のドン卓で半ドンと呼ばれるようになったと。
この半ドンは、明治時代から使われていた言葉だそうです。 なるほど、ゾンターク、ゾンターク、ドン卓になったんでしょうか。
学校週5日制が導入されたのが、1992年のことでした。
ですから、平成初期までは、学校も会社も休みは、日曜日と祝日のみだったんですね。
土曜日は、半ドンが当たり前だったんです。 1995年に第2・第4土曜日が休日になって、半ドンは月半分になりました。
さらに、2002年に全ての土曜日が休みになったことで、半ドンが消滅したんです。
ですから、私たちの生活の形として、半ドンというのがなくなったということで、今の子どもたちには、あまり知られていないようなんですよね。
もう一つ、優さんが言っていたダビングは、今なんて言うんでしょうね。 コピーって言うんですかね。
コピーもしないのかもしれませんね。 データもらえるっていうことで、手に入るっていうことですよね。
ですから、コピー自体ももうしないっていうことになりますよね。 もちろん、音楽も映像も今はダビングなしですよね。
禁止事項として、コピーはダメって書いてありますから、ダビングという言葉は、もはや使わないのかもしれませんね。
ダビングで思い出すのは、やっぱりカセットテープなんですけど、当時カセットテープは音の良し悪しはあんまりわからなかったんだけど、
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なんかメタルテープを持っているとかっこいいみたいな感じがあったし、マクセルを使ってたと思いますね。
あと、デッキがダブルカセットだと、録音している時にシーッとか言わなくてもよかったりとか、オートリーバスでガチャガチャガチャっていう音がしたりするのも、
もう今の10代、20代は知らないんでしょうね。 写真については、ダビングっていう言葉じゃなくて、焼き増しっていう言葉を使ってましたけど、それ通じますか、今。
フィルムカメラで、とりあえず1枚ずつは現像するんですよね。 現像した上で、なんかミニアルバムみたいなのに入れて、欲しい人には希望を取って、欲しい写真を焼き増しするんですよね。
1枚30円ぐらいだったような気がするんですよ、焼き増しの値段が。 最初のネガーの現像がやっぱり一番高いんですよね。
なので、さもない写真は撮らないように、慎重に写真を撮っていた。 大事に撮ってたなって思います。
だから、みんながみんな、やっぱりカメラを持てるっていう感じじゃなかったんですよね。 それがスマホで撮れるようになったし、
腕がなくてもカメラが性能が良くて、良い写真が撮れるようになっているっていうことで、今はなんかまっすぐ撮るっていうことだったり、画角っていうことだけをまずはセンスとして持っていれば、とりあえず良い写真は撮れるっていう時代になりましたよね。
その場でもデータをやり取りできますから、もう焼き増しっていう言葉知らないんだろうなって思います。
こうやって世代が変わると通じなくなる言葉ってたくさんあるんだなって思います。 反論もダビングも、そのこと自体がなくなってしまっていて、結局言葉も一緒になくなってしまったっていうことですよね。
そう考えると、昨日話題にしたシャメという言葉は、ますますすごい言葉だなって思うんですけど、そのサービス自体はなくなっているのに、写真そのものを指す言葉として生き残って、
シャメ送るね、シャメするねと言って、メールではなくLINEで送ったりするようになってるわけですから、やっぱりすごいなこのシャメっていう言葉は、と改めて今日も思いました。気になる言葉があったらまたお寄せください。
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