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おはようございます。鶴岡慶子です。 この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
司会やナレーションを通じて、日々感じたことなどを語る声の日記です。 日本の秋田県から、毎朝更新しています。
今日は、文字のお話です。 テレビなんかで、手書きのフリップを出して、それについてお話をする場面ってありますが、
昨日はニュースで、都知事選挙候補の方々の文字が映し出されました。 文字ばっかりに目が行ってしまって、中身はあんまり入ってこなかったんですが、
まあ私は都民ではないので、一票を投じることもありませんから、とにかくその文字にすごく注目をしてしまいました。
文字から受け取る印象って、案外大きいなって思ったんです。 にも関わらず、案外みんな無頓着にも感じました。
まるでメモ書きのようなフリップだったなって思いました。 この場合、上手な文字ときれいな文字って、若干違うと私は思っていて、
フリップに手書きするときには、きれいに整えるっていうことが、とても大事だろうと思うんです。 それがやっぱり、伝わる情報になっていくと思うんです。
メッセージをちゃんとしっかりと伝える、伝わるっていうことと、 もう一つ信頼性を高めるものだ、とも思います。
このきれいに整えるっていうことについて、ポイント3つあると思っていて、 一つ目は線の太さです。
二つ目は余白と間隔。 そして三つ目は文字を書く習慣なんですが、
一つ目からお話をすると、まず線の太さなんですけど、 この候補者たちが使っていたのはマーカーペンみたいなものだったと思うんですけど、
こういう時は線の太さをコントロールした方が良くて、 縦線を引くときは太めに、横線を引くときは細めにします。
どうすれば太くなるかというと、ペンを寝かせれば太くなります。 そして横線を細く書きたい時にはペンを立てて書きます。
そうすると細めに書けるようになります。 縦棒が太く、横棒が細いっていうのが鉄則なんです。
これが逆になっている候補者がいて、バランスが極端に悪くなっちゃうので、 残念ながらこれは見ている人に不安を与えてしまいます。
選挙の候補者の文字ですから、有権者に不安を与えちゃうのは残念なことなので、 細かいことにこそ気を配るということと、もしかしたらこういう細部に選挙の神様がついているというふうにも思ったりします。
2つ目、余白と感覚についてなんですが、 これもまた細かいことではあるんですけど、
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余白がある程度あった方が上品に見えるんですね。 フリップ全体にきつきつに書いてしまうと、これまた伝わらなくなるんです。
高級なお店のデザインを思い浮かべてほしいんですけど、 パンフレットとかごちゃごちゃしてないのわかりますか?
紙のこのフリップのどこにどのように文字を配置するかが品を決めるだろうと思います。
余白はそういうことなんですけど、文字同士の感覚はどう考えればいいかと言いますと、 行間とのバランスがこれまた非常に大事で、
文字感覚が空きすぎてしまいますと、縦書きなのか横書きなのかパッと見わからなくなるんですね。
ですから情報が伝わらなくなってしまいます。
そして3つ目、文字を書く習慣についてなんですが、普段文字を書いていないんだろうなっていう印象を受けました。
今は電子データでやり取りをしますので、普段文字を書く機会がすごく減っているっていうのはすごく理解するんですが、
書いていないと文字って本当に書けなくなるんですよね。 これは久しぶりに手紙を書いたりすると本当にそう思います。
書いてくるとまたそれは復活してくるんですね。ですからリハビリをした方がいいなと感じました。
こんな風に3つお話をしたんですけど、効率を重視するとどんどん文字って書かなくなるでしょうから、
画像とか映像で訴えることが多くなっていますけれど、文字もまた大いに訴える力があるんだっていうことをもう1回立ち返るといいなって思います。
書かれた文字から多くの情報が伝えられるし、また伝わってしまうものでもあるなと思いました。
文字は人なりって本当にそうだなって、昨日ニュースを見ながら思いました。 この配信はアップルポッドキャスト他各種プラットフォームでお届けしています。
ではまた明日もお会いしましょう。 鶴岡慶子でした。