2025/11/15
サマリー
このエピソードでは、墓地の移転を決定した理由とそのプロセスについて話しています。リスナーに対して移転の手続きや新しい墓地の選定に関する具体的な体験を共有しています。
お墓の移転の理由
おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
私の実家の近くには、町営の墓地があって、18歳まで私が暮らした家からすぐのところにありました。
でも現在、実家はすでに売却して何年も経っていますし、その町に行く機会もほとんどなくなってきていました。
ここ数年の熊の出没、特に今年です。
この熊の問題というのがあって、さらに足が遠のいてしまっていたんです。
暑さだけの問題であれば、来年涼しくなったら行こうとか、早朝に行こうとか、そんな風には思えますけれども、熊の問題となるとそうはいかないですよね。
特に早朝は熊の活動時間と重なりますので、今行くのは危ないなって思うんですよ。
そうすると暑いその時間帯に行くのか、それもまた危ないじゃないですか。
なのでこの1年はお盆もお彼岸も全く行かなかったんです。
この1年は一度もお墓参りに行ってないんです。
父が亡くなってから母が実家から出て、私の家に来たんですね。
そして実家は長いこと空き家だったわけです。
なので生活の拠点は完全に変わってしまっていました。
まして売却してからは心理的に遠い街になってしまっていたんです。
実家を手放した時点で、お墓はいつか移転したいという気持ちずっとありました。
ただお墓の移転ってどうやるんだろうって全くわからなかったわけですね。
お寺さんとの関係はどうなるんだろうとか、手続きはどうだろうか、費用はどうだろうかと。
全くわからないし、周りにそういう人たちもいないし、何から動けばいいかさえ見えなかったんです。
どこに聞けばいいのかもわからなかったんですよね。
そうしているうちに私が所属している経営者のサロンで、お墓の専門家の講演を聞く機会っていうのがあったんです。
実は去年も同じ先生のお話を聞いていて、その時に私質問していたんですね。
お墓の移転をどう考えればいいですかって聞いたんですね。
そうしたら遠くから近くへ移すのは何の問題もありませんと。
むしろいい選択ですよって教えてもらっていました。
もうその言葉が私の背中をずっと押してくれてたんですね。
移転手続きの詳細
移転先の今住んでいる自宅の近くの墓地っていうのをずっと見てたんです。
ここの墓地がいいなって目星もつけてたんですね。
そうしたらたまたまですけど今年になって墓仕舞いしている作業の場面を見かけたんです。
わ、そこ開くんだなって思ったわけです。
そこで市役所に行って管理元を調べました。
担当者の方につないでもらって無事にその区画を確保することができました。
名義も先日整いまして、あとは私たちのタイミングで引っ越してくればいいという状態になっています。
じゃあ移転にはどんな作業が必要かと言いますと、元の墓地からの「改葬許可」というのが必要です。
なので私の場合は実家のあった町役場での手続きが必要ということになります。
その「改葬許可証」を新しい管理者に提出した上で移転するということになります。
移転する時には石材店に既存の墓を移してもらいます。
新しい墓石にする場合もありますが、うちはそのままのものを移送する形を考えています。
お寺の敷地内にある墓石ではないので離断料はかからないようです。
離断料というのは段下を離れると書くんですけど、この離断料はかからないです。
こうやって自分たちの生活圏の中にお墓が映ってくることで、
折に触れてお墓に向き合えるという安心感が生まれます。
もう本籍も実家もそこにはない。
ほぼ縁が切れてしまった町にお墓だけが取り残されているという状態だったわけですよね。
その亡き父を置いてけぼりにしている感っていうのがずっとあったわけで、
まずは一歩前に進んだ感じがしています。
墓石を移転するには雪が降って溶けてその後だと思うんですけれども、
まずは少し心の整理ができました。
気持ちすっとまっすぐになった気がします。
この配信はアップルポッドキャスト他各種プラットフォームでお届けしています。
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併せてご覧ください。
それではまた明日。
04:46
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