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2024-01-12 05:44

【0588】2024/01/12 和室葬儀と洋室葬儀

2024/01/12

サマリー

和室では、葬儀司会の違いについてお話しています。和室では、正座をする必要があり、準備や動線も異なりますが、厳かな空間と木のぬくもりが魅力です。

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おはようございます、鶴岡慶子です。
この配信は、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
視観やナレーションを通じて日々感じたことなどを語る声の日記です。
日本の秋田県から毎朝更新しています。
和室と洋室の葬儀司会の違い
今日は、和室の葬儀と洋室の葬儀についてお話をします。
先日久しぶりに葬儀司会をお寺で施行してきました。
個人は現職の政治家だったので、首長をはじめ、お仕事仲間、地域の方々がたくさん参列しました。
お花も本堂にあふれて、弔電もたくさん届いたんです。
私がお世話になっている葬儀会社は、お寺での葬儀は基本的にプロ司会は担当しません。
葬儀会社の方が進行するんです。
ただ今回は会場はお寺だったんですが、たくさんの方が参列するという葬儀が想定されましたので、
直前になって私にオーダーが入りました。
その日は午前中の葬儀だったんですけれども、この司会のオーダーがされたのは、その前日の夕方のことでした。
結構直前ですよね。
洋室で、つまり葬儀会社のホールで司会をする場合は、司会者台の位置もマイクの位置も決まっていますし、
映像を流すんでもスクリーンもプロジェクターも備え付けてあります。
参列する方も靴を履いたままホールに入りますので、
今の季節、足元が冷たくなることもありません。
空調も整っていて、暑くもなく寒くもなく、オールシーズンOKです。
あとは椅子ですから、正座を長時間する必要がありません。
段差がないように配慮がされていて、車椅子の方も心配ありません。
これが洋室でのメリットかなと思います。
一方でお寺の場合なんですけど、建物がそのお寺によって大きく違いますので、
お寺ですとバリアフリーが進んでいると思います。
そして以前は正座をしなければならなかったところが、最近は一石になっていることも多いです。
ただやはり靴を脱ぐことにはなりますので、足元が寒いなと思ったら、
膝掛けを持っていくといいと思います。
参列をする場合にはこういう視点でいいと思うんですが、
じゃあ司会者としてはどうなのかって言いますと、
式が始まる前までの準備が相当違います。
基本的に畳のお部屋ですので、
正座をすることになるかもしれない。
和室での葬儀の準備と特徴
そうなったら正座の補助椅子が必要です。
その椅子はお寺での司会の場合は必ず持っていきます。
私が持っている補助椅子は青い椅子なので、黒いカバーをかけて使っています。
司会者用のテーブル、司会者台がない場合も想定して、
小さいiPad miniと大きいiPad Proの両方を持って先日は行きました。
それから靴を脱ぎますので、
靴を脱いだときの立ち姿をチェックすることも忘れてはいけないポイントの一つです。
さらには、もしかして音響システムがないお寺かもしれないんですよね。
その場合、地声で声を張って進行することになります。
かつてそうやったこともありました。
今回は、個人のご友人からのお手紙を代読するシーンがありまして、
しかもその手紙はA4版10ページもあるものだったので、
もしマイクがなかったら、
お手紙を代読するシーンがありました。
お手紙を代読するシーンがありました。
お手紙を代読するシーンがありました。
伝わる話し方を研究しなきゃいけないなぁと思いながら出かけていったんです。
この手紙代読がありますから、やはりプロ司会がやった方がいいかなっていう、
そういう判断だったと思います。
幸いなことに、先日行ったお寺さんは、
音楽会をお堂でやったりするようなお寺で、
音響がすっごく良かったんです。
スピーカーが素晴らしかったですね。
それから、いつもの洋室と違うところは、
参列者の並び方です。
いつもですと、お寺様の後ろに遺族、
さらにその後ろに会葬者が座っているんですが、
先日このお寺様でやった時は、
お寺様を中心にして、
遺族の席と会葬者の席が向かい合う形になっていました。
そうすると、スタッフの動き方が変わるんですね。
準備の仕方もそうなんですけど、
お式の中でのスタッフの動線が変わってきます。
それから当然なんですけど、洋室の場合は、
その場所のことを会場と言いますので、
導師入場、導師退場、
それがお寺になりますと、
その場所は本堂ということになりますから、
導師入場ではなくて、導師入堂になりますし、
導師退堂という言い方をします。
こうやって、まずは名称が違うということと、
それからスタッフの動線が変わりますと、
アナウンスの仕方が変わったりします。
そうやって丁寧に確認をしました。
ということで、そういう準備の大変さがありましたけれども、
やはり本堂の中というのは、
非常に厳かな空間なんですよね。
御住職にとってはここがホームなわけですし、
建物に使われている木のぬくもりがまた、
私たちをすっぽりと包んでくれるような、そんな気もしました。
お寺さん自体は何度も組んだことのあるお寺さんで、
慣れたお寺さんとのお仕事だったんですけれども、
会場がホールからお堂になっただけで、
洋室から和室になっただけで、
何か全く違う仕事をしているような気持ちになりました。
お寺での葬儀。
私にとっては、本当に久しぶりだったんですけど、
私にとってのホームでの仕事ももちろんいいんですけれども、
ちょっとアウェー感もありながらも、
またこういう機会があれば担当したいなと思いました。
この配信は、
アップルポッドキャストほか各種プラットフォームでお届けしています。
では、また明日もお会いしましょう。
鶴岡恵子でした。
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