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2025-11-16 04:46

【1262】2025/11/16 読書の習慣をどう取り戻すか

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2025/11/16

サマリー

このエピソードでは、雑誌「プレジデント」の特集「頭がいい読書・無駄な読書」を基に、実用書と小説の読み方の違いや読書習慣の回復方法について考察しています。特に、無駄な時間を省くための実用書の読み方や、小説の緩やかな読み方が強調されています。

実用書の読み方
おはようございます。 花火鑑賞士・気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。 雑誌プレジデントの最新号は、読書に関する特集が組まれています。
タイトルは、「頭がいい読書・無駄な読書」とあります。 タイトルを見た瞬間に、かなりドキッとしました。
少し前に、読書メーターというアプリを入れて、本を読んだら、そこに記録していくというものなんですけど、全然、それを活用できていないなって。
つまり、読んでいないなっていうことだなって思うんですね。 でも、考えてみると、じゃあ全く読んでいないかっていうと、電子書籍は読んでいるなって思うんです。
実用書は、かなり読んでいるなって思うんですね。 でも、一冊をずっと読んでいるわけじゃなくて、結構実用書だと拾い読みしているなって思うんです。
拾い読みしていると、読料っていう感じじゃないので、読書メーターにはあまり記録をしていないという感じだなと思いました。
そうやって、自分の本との距離っていうのを改めて見直してみると、そんなに離れてはいないなというふうに思うのと同時に、
この頭がいい読書、無駄な読書ってどういうことだろうということで、この雑誌プレジデントの中からかいつまんでお話をしたいと思います。
ざっくり言ってしまいますと、無駄な読書っていうのは、時間だけが浪費されるものということです。
一方で、頭がいい読書っていうのは、インプットを最大化する技術ということで、
理解を深めるためには、とか、タイパーを極めるためには、という内容で書かれていました。
タイパーっていうのは、タイムパフォーマンスですね。時間効率っていうことです。
まず、実用書について特集で強調されていたのが、全部読まなくていいということです。
目次を見るだけでも、まずはその本の構造がわかりますので、必要な章だけ拾い読みしてもいいと。
むしろ、その本が時間を無駄にせずに、理解が深まるということもあるということでした。
これは割と私がしている方法なのかなと思います。
本は感想するものではなくて、必要な知識を受け取るための道具なんだ、というふうに思いますと、ぐーっと手に取りやすくなりますよね。
それが何も、読書メーターみたいなアプリに記録として残らなくても、ちゃんと自分のものにはなるということですね。
もう一つ印象的だったものは、理解できないところは飛ばしていい、という話です。
私もそうなんですけど、わからない箇所が出てくると、急に読む気をなくしてしまったりして、その本を閉じてしまう、というようなことがあります。
でも、わからないまま読み進めてもいい、って書いてありました。
読書は、理解のためだけの行為ではなくて、時間差でそれらのことが後から効いてくるというか、そのための種まきなんだ、というふうに考えていけば、
難しい本に苦手意識がある私なんかは、とっても救いになるなぁと思いました。
雑誌プレジデントの特集は、実用書が中心だったんですが、じゃあ小説はどうか、というふうに考えると、読み方は全く別物ですよね。
小説っていうのは、知識を得るというよりも、感情を揺らしたりとか、それから物語を体験したりするような、いわば旅みたいなものなので、
実用書ほど、必要なところだけ、っていうようなことが成り立つ世界ではないです。
とはいえ、全部きれいに理解しようというふうに気負う必要はないということで、長い描写は飛ばしてもいいし、気が乗らない日はその本を閉じていいし、
心に残る一行だけあれば、その小説を読んだっていうことについては、成功だというふうに捉えていいと。
緩い読み方で本と向き合っていいんだよ、ということなんですね。
小説との向き合い方
何よりも、また読みたいという、その気持ちさえあれば十分ということで、そうなりますと、本を読んでいない自分を強く責めたりとか、
読書メーターみたいなアプリに記録ができない自分にプレッシャーをかけたりとか、そういうことが減って、自然と本との距離が縮まるように思います。
この特集を読んで忙しくて離れてしまっていたとしても、またいつでも戻ってきていいと、そんな場所が本なんだろうなって思いました。
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それではまた明日。
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