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2023-03-13 06:23

【0283】2023/03/13 いのちを守るための頭の使い方を普段から

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おはようございます。鶴岡慶子です。
この配信では、視界やナレーションを通じて日々感じたことなどをお話ししています。
日本の秋田県から毎朝発信しています。
おとといのことになりますが、3月11日、
命を守る行動、防災ということについて、
テレビもラジオもネットも、いろんな情報を発信していました。
とっさに出た言葉だとは思うんですけれど、
12年目の節目を迎えた、という表現をしている曲がありました。
確かに、12年前の今日の話であって、
被災産権の今の状況はどうなっているのか、
ということについて、目を向けてみようと思ったり、
あるいは、防災グッズはどうなっているか、
それを点検する機会にする、
そういうことも、この3.11についてはあると思うんです。
ただ、この、
この、震災のことについて、
他人から節目を迎えましたと言われたくない気がしたんです。
この節目という言葉は、何か区切りとか、
一段落した、みたいなニュアンスが感じられるんですね、私は。
辞書で調べてみると、
人生を変えるに至る出来事や年齢の一区切りなどを指す表現とありまして、
例えば、就職、結婚、出産、
学校を卒業したり、
あるいは年齢で言うと、
還暦とか、故期とか、
それを人生の節目という言い方をするので、
震災については、何年経ってもこれは節目という言い方になるんだろうか、
っていうことが、とても引っかかることでした。
例えば、被災した方が復旧、復興をして、
一つ、例えば、家を建て直した、
それを節目として、
そして、次に頑張る、という言い方の時は節目を使えると思うんですが、
メディア側から、あれから12年節目の日を迎えました、
という言い方は、何か震災そのものを終わらせようという、
そんな意味合いのように私は受け取れてしまって、
ずっとモヤモヤしています。
そして、モヤモヤポイント、もう一つ挙げるとするならば、
ラジオについてです。
防災グッズを考える時に、
命を守るためのメディア、ラジオに注目しましょう、
ということを、やっぱり3.11も言うんですよね。
確かにそうです。
ラジオって、電池1本で動きますから、
非常にシンプルなメディアであることは確かです。
さらに、放送局側でも、最低限の人数がいれば、
もうラジオって放送できちゃうんですよね。
私がアマ放送をやっていた時は、私含めて3人で運行していました。
3人で運行できちゃう、っていうことでもあるんです。
ですから、特に災害情報なんかは、情報が早いんですよね。
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情報が早く皆さんに届けることができるっていうことを受けても、
それはもちろん、命を守るためのメディア、ラジオであることは確かです。
でも、普段からラジオに親しんでいなければ、
いざという時に、どういうふうにラジオを聞いていいか、わからないと思います。
そして、慣れないなあと思ったまま、
やっぱり居心地が悪くなると思います。
震災の日、あの日は金曜日でした。
午前中、私は生番組をしていて、
午後は番組のブログを書き終えたような、そんな時間帯だったと思います。
その時に、大きな揺れが来ました。
ラジオは災害放送に切り替わりました。
切り替わってもなお、いつも聞いている声の人が、
この災害放送をしているので、私は安心感がありました。
ただ、ラジオを聞くと、
ラジオを聞く習慣のない人は、やっぱり落ち着かなかったんじゃないかなと思うんです。
この声の主ってどういう人なんだろうって、わからずに聞いているわけですからね。
さらに、ラジオを聞くっていう習慣、音声メディアを聞くっていう習慣って、
その声を聞きながら、いろんなことを想像するんですよね。
イメージするんですよね。
頭を使っているんですよね。
そういう頭の使い方をしていない人は、ものすごく疲れると思うんです。
ただ、
これさえ日常とは違うことが起こっていて、
もしかしたら自宅とは違う場所に避難しているかもしれない、そういう状況の中で、
情報を得ることもまた非日常的な方法でしかできないとしたら、
これはもう相当なストレスがかかると思うんです。
災害が起きる、発災と言いますけれども、
発災時だけにラジオを聞くんじゃなくて、
発災時にちゃんとラジオを聞くことができるように、
この聞くことができるようにっていうのは、何もスイッチを入れるっていうことじゃないですよ。
この習慣がなければ、ラジオを聞くための頭のスイッチが入らないっていうことなんですね。
そういう頭の働き方を普段からしておくっていうことがとっても大事だと思うんです。
命を守るラジオ、これは決して一日でなるものではないと私は思っています。
今、自動販売機にラジオを、
設置して、地元のコミュニティFMと提携して、
災害情報を発信するという試みがあって、
今、全国に80箇所設置されているそうです。
これはどこか出かけている先で情報を得ようとしたときに、
まずそこから流れてくるっていうのはとてもいい試みだと思うので、
どんどんどんどんこれは広がっていってほしいと思います。
さらに、私たち個人でできることとしては、
このメディアの使い方に慣れておくっていう、
ということ、ぜひ皆さんにもやって欲しいなと思います。
というか、この音声を聞いている方は、
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もう慣れているのかなっていうふうにも思いますので、
まだ知らない方にぜひ声をかけてほしいなと強く思います。
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ぜひ活用してください。
鶴岡恵子でした。
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