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おはようございます。鶴岡慶子です。この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。司会やナレーションを通じて日々感じたことなどを語る声の日記です。日本の秋田県から毎朝更新しています。
今日は、天気のお話です。週の中頃にかけては天気の状態が不安定になるでしょう。まさに今週頭に天気コーナーで聞いたんじゃないでしょうか。
特に6日7日あたりは まとまった雨が降った地域が多かったですよね。
昨日は北海道で雪が降ったんですよね。桜が満開の中で雪が降りました。
大気の状態が不安定というのは、天気が不安定というのとは全く違うものです。
天気が不安定とは 天気が変わりやすいことを 言うと思います。
大気の状態が不安定とは どのような状態のことを 言うのでしょうか。
今日は そのことについて ざっくりではありますが お話しします。
大気の状態が不安定とは 上空に冷たい空気が そして地上付近に 暖かい空気がある状態のことです。
上に冷たいもの 下に暖かいものがある こういう状態のことです。
それで ということだと思うのですが こういう状態になると 何が起こるかというと 帯流が起こりやすくなるのです。
帯流 暖かい空気は軽くて 冷たい空気は重いという特徴があります。
つまり 軽い空気は上へ上へ 重い空気は下へ下へと 移動します。
これは いつまで 移動していくのかと言いますと 動かなくなるまで 続きます。
動かなくなっている状態は 大気の状態が 安定していると言います。
不安定があるということは 安定もあるわけです。
ただ 安定している状態は 天気予報のコーナーには なかなか出てこないのです。
私たちの生活に 影響がないから ということでもあります。
不安定の話に戻ります。
地上付近が温められたり 上空に冷たい空気が 流れ込んできたりすると 空気が上下に 移動する状態が起こります。
この時 温度差が大きければ 大きいほど 動きも大きくなります。
安定するまで 動くわけですから 帯流活動が 活発な状態になる ということです。
子供の頃の経験として 思い出すことがあります。
今の子供たちは 経験がないと 思いますが
私が小さい頃は お風呂にお湯をはることは できませんでした。
お水をはってから お湯を沸かしていたと 思います。
うっかり 体着をしてしまうと 火災につながる という危険性もあります。
体着という言葉すらも 今の子供たちは 知らないかもしれません。
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その頃に経験したこととして もうお湯ができたと 思っていたら
暑いのは 上の方だけで 下の方は 冷たいままだった ということです。
よくかき混ぜなくては いけなくて 苦労したことが 経験したのです。
暖かいのは 上に行きやすくて 冷たいのは 下に行きやすいと 何となく 経験として 知っていました。
私たちが 天気図を見るときに 気にしているのは 暖かい空気が どこにあるのか。
冷たい空気が 上空にあるのか どうかを 見ます。
地上付近の暖かい空気が どのくらい 湿っているかも 重要です。
さらに 風が強ければ 暖かく湿った空気が とても 移動します。
例えば その空気が 同じ場所に 強い風で いっぱい もたらされると 短時間に たくさん 雨が降ってしまう 激しい気象状況が 予想されることに なります。
まずは そこを チェックしています。
大流が どこで 起こりやすいのか。
そして それが どんな空気なのかを 見ます。
大流が 起きやすいとは 赤暗雲が発生し 発達しやすい ということです。
特に 暖かく湿った空気が 地上にある場合は 赤暗雲が 発生しやすくなります。
また 上空に 寒気が入ってくると より 大流活動が 活発になりますので 雲が より 発達しやすくて 赤暗雲の 背が 高くなってしまうんです。
赤暗雲は 急な 強い雨とか 雷 突風 竜巻 氷 なんかが 降ってくる時も あります。
そんな風に 激しい現象が どこで 起こりやすい 状況なのかを 見ています。
赤暗雲が 近づくと 急に 辺りが 暗くなったりだとか 冷たい風が 吹いてきたりしますので 天気予報で 大気の状態が 不安定という言葉を 聞きましたら 天気が 急変する おそれが あるんですね。
空模様の変化を 気にするように しましょう。
さらに 言うならば 地上付近に 非常に 暖かく 湿った 空気が 流れ込んで 上空に 非常に 強い 寒気が 流入する場合は 大気の状態が 非常に 不安定という 言い方になると 思います。
その場合は 多くの雨を 降らせる 赤暗雲が 発生も 発達もしやすく なりますので 大雨に 備える 必要が あります。
今日の午後以降は 全国的に 晴れますけれど 日曜日は 西から 天気が 下り坂で 週明け 13日 月曜日は 暖かく 湿った 空気が 入りやすい 状況に あって さらに 上空の 寒気も 西から 迫ってきまして
13日の 予想天気図を 見ますと 寒気が だらりんと 垂れ下がっているんですよね。
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その 入り具合にも よりますけれども その 程度にも よりますけれども 特に 東海地方では 警報級の 大雨も 予想されます。
週末以降 最新の 情報を チェックなさってください。
そして どうぞ 大気の状態が 不安定 このワードも 気にしてみてください。
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では また 明日も お会いしましょう。
鶴岡 恵子でした。