秋田県と山形県の警報級の大雨予報
おはようございます。鶴岡慶子です。この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
視観やナレーションを通じて日々感じたこと、学んだこと、それからちょっと嫌だなぁと思ったことも、視点を変えて前向きに物事を捉えたり、最終的に良かったねと思えるように考え方のコツなどをシェアしています。
日本の秋田県から毎朝更新しています。
今日は、今日の天気の見通しのお話です。
まずは皆さんもよく目にする、テレビ画面でよく目にするのが、地上天気図というものなんですが、それぜひテレビを見てください。
日本海に低気圧があると思うんですが、この上空がどうなっているかっていうと、徐々に気圧の谷が深くなっていく予想になっています。
この上空の気圧の谷と、この低気圧って対応しているんです。
対応しているので、上空が深くなると、地上のこの低気圧も発達しやすくなるっていう関係性があります。
この関係性が離れる場合もあるんですけど、これはどうやら対応していて、これまでも発達してきてるんですが、発達した状態で山形や秋田に近づいてくるっていうのが今日の予報です。
近づいてくるときには、秋田は南西の風が吹きます。
半時計回りの風が吹くので、その中心部分が日本海にあるときは、南西の風が吹き込んできます。
これが南からの風であれば、長海山にぶつかって、秋田には暖かく湿った空気がもろにはやってこないんですね。
でも南西から来ると、かなり無防備なんですね。
7月の記録的な大雨のときには、秋田市にある太平山にぶつかって、太平山に非常に大量の雨をもたらしました。
今日の予想天気図を見てみますと、非常に細かく見てみました。
そうすると、警報級の雨が降りそうだということと、どのぐらい降るかっていうと、多いところで時間50ミリぐらい降るんじゃないかと。
その雨のピークは、午後3時から午後7時ぐらいかなと見ているんですが、
その後は、低気圧が通り過ぎていくような感じなので、風向きも変わるんですよね。
日本海に低気圧があるうちは、南西の風なんですが、それが通り過ぎていくときには、東寄りの風も吹き込んでくるので、
雨の降り方としては、そこが通り過ぎていくときには弱まってくるかなと思います。
いずれ、今日21日、秋田や山形に悪さをするのは、この日本海にある低気圧だろうなと思います。
前線も伴っているので、この前線も含めてということではあるんですが、これが悪さをします。
一昨日、秋田は記録的短時間大雨情報が出されて、時間110ミリの雨を観測したと発表されたんですが、
これって、スーパーコンピューターが弾き出した雨量よりも相当多かったんですね。
こういう天気図になったときには、こういう雨の量が降るんだってスーパーコンピューターが学習しましたので、
今日予想しているのは、危険度高めに予想しているかもしれないなということも含んではいるんです。
天気予報の精度と備えの重要性
もしかしたら、一昨日のことを経験していなければ、スーパーコンピューターは相変わらず時間15ミリ、20ミリぐらいの予想をしていたかもしれないんです。
そんなふうにちょっと学習して、次の予測に影響してくるのがコンピューターの姿でもあります。
なので、あまりにもこれを信じすぎるのもどうかなっていう気もするんですが、それでも備えがあったほうが絶対いいですし、
見逃しよりも空振りのほうがいいんですよね。
一昨日の秋田市のゲリラ豪雨については、私も全然予想がつかなくって、危機感もあまりなかった状況だったので、これは見逃しなんですよね。
もしかしたらこれぐらい大変なことがあるかもしれないって備えていて、それが使われなかったら、そのほうがハッピーですよね。
もちろん見逃しばっかりしていると、また今回もそんなことないんじゃないのっていう、いわゆる狼少年になってしまうので、そればっかりも困りますから、その精度は高くしていかなければいけないとは思います。
秋田のお話をしてきましたけれど、秋田もそうですけれども、山形の庄内地方のあたりもどうぞお気をつけください。
この低気圧は発達して近づいてきますから、風も強いんですね。その風にも注意が必要です。
そしてこの低気圧は前線を伴っているんですが、この前線が抜けるのが今夜なんですが、今夜抜けた後は、いよいよ大陸から高気圧が近づいてくるんです。
この高気圧こそが、秋の空気です。秋の空気がやってきます。
今まで上空までずっと暖かかったんですね。でもだんだんと上空も冷えてきました。上空の天気図の顔も秋の顔を押し出したんです。
いよいよ気温が落ち着いてくると思います。
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それではまた明日もお会いしましょう。鶴岡恵子でした。