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2025-07-24 05:10

【1147】2025/07/24 身近な機器のバッテリー火災とその予防

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2025/07/24

サマリー

今回のエピソードでは、手持ち型扇風機によるバッテリー火災の可能性について話されています。特にリチウムイオン電池の危険性とその予防策に焦点が当てられ、日常生活での注意ポイントが紹介されています。

リチウムイオン電池の危険性
おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。 この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
今日も最後までお付き合いください。 この夏、東京品川で起きたマンション火災。
この出火の原因として疑われているのは、手持ち型扇風機でした。 こんなに小さな機械なのに、どうして火災につながってしまったのか、
というと、実は内部に使われていたリチウムイオン電池が破損して、 発火を引き起こした恐れがあるということなんです。
リチウムイオン電池というのは、スマートフォンとかノートパソコン、モバイルバッテリーにも使われています。
こうやって広く使われているものなんですけど、小型で高性能な充電式の電池です。
リチウムイオン電池はエネルギー密度が非常に高くて、 軽くて繰り返し使えるという非常に便利な電池ではあるんですが、
衝撃とか熱には弱いんですね。 さらに経年劣化によって内部が破損してしまいますと、発火する危険があります。
扇風機って首にかけて使うタイプのものもありますよね。 その状態、つまり首にかけていた状態で突然爆発してしまったら、
体全体のダメージって非常に大きいですよね。 考えただけでもとても怖いことだなと思います。
爆発とか発火の前兆として考えられるのは4つあって、1つは充電がうまく行われないこと。
2つ目が充電中に異様に熱くなること。熱を持つということですね。 3つ目、バッテリーパックとかが膨らんでくるということ。
そして4つ目、突然電源が切れたりする。 普段とはちょっと違うなという、その違和感を見逃さないっていうことですね。
こういうサインが現れたら、すぐに使うのをやめなきゃいけません。 そういう状態がすぐに訪れる製品もあるかもしれないんですけど、
それって買うときにやっぱり気をつけなきゃいけないなと思うんですね。 リチウムイオン電池を使った製品を購入するときに、
どんなところを注意すればいいのかというと、まず電気用品安全法に基づいたPSEマークがついているかどうか、これを確認するということです。
2つ目は価格が極端に安いものは要注意なんです。 安価な製品というのはあえてして安全管理が甘いということがあります。
そして3つ目なんですが、交換用バッテリーとかサポート体制が整っているかということも確認してください。
特に通販サイトで購入する際にはその辺をしっかりと確認してください。 その説明とともにレビューだったり、生存元の情報というのもよく確認したほうがいいと思います。
バッテリーの事故というのは、熱と衝撃、この2つが主な引き金となります。 特に夏場は高温によるトラブルが増える、そんな時期でもあります。
バッテリーの安全対策
今日も40度近くになる地域もあるようですよね。 じゃあ車の中は一体何度になるんだっていうことなんですけど、
もし車を離れる時に車の中にうっかりスマホを置いてしまったとか、モバイルバッテリーを置いてしまったっていうことになると、とっても怖いことになるなって思います。
使う時、そして保管する時というのは直射日光を避けて、そして充電中は側を離れないようにした方がいいです。
そしてリコール情報の確認も忘れずにした方がいいですね。 先日都内だったかな、電車の中でモバイルバッテリーが爆発するという事故もありました。
これはリコール対象のものになっていたようなんですけど、本人はそのことに気づいてなかったっていうことがあったようですね。
こういうことがありますので、買い物した先のメールマガジンってやっぱり受信していた方がいいと思います。
とはいえ、たくさん来ちゃいますよね、そうすると。
なので私はメールマガジンはすべて受信はしているんですけれども、メインとは違うアドレスを使っていて通知が来ないように設定しています。
リコールなんかは大事な情報ではあるんですけれども、1分1秒争うような緊急なものではないですよね。
ちょっと2,3日ぐらいの猶予はあります。
なのでこの運用が一番いいなと私は今感じています。
事故を防げるものに変えていけるように、安全に使うための知識をちゃんと身につけるということと、その知識を持ってちゃんと注意していくということ。
このことで自分と、そして家族、周りの親しい人を守っていきたいものですね。
この配信はApple Podcasts他各種プラットフォームでお届けしています。
それではまた明日。
05:10

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