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おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。毎朝更新している声の一揆です。今日も最後までお付き合いください。
昨日は、大学時代のファミリーレストランでのアルバイトについてお話をしました。
お話しながら、まさにマルチタスクな仕事だったなと思って、おさらいをしたくなりました。
お仕事の順番としては、まずお客様が来店されると、「いらっしゃいませ。お客様何名様ですか?お煙草はお吸いですか?」と声をかけていました。
最初は恥ずかしくて、なかなか大声で、「いらっしゃいませ。」って言えなかったんですね。でもこれもすぐ慣れるんですけどね。
そして、人数分のお部屋をお持ちします。
オーダーが決まったら、オーダーを取って、キッチンに伝送します。
電子手帳みたいな機械があって、オーダーを聞きながら、ピッピッピッと押していきます。
その電子手帳みたいなものには、何が書いてあるかというと、一つ一つメニューが小さい字で書いてあるんですよ。
ハンバーグステーキって言ったら、ハンバーグステーキのボタンがあるので、そこをピッと押すと、小さな液晶にハンバーグステーキって文字が出るんです。
さらにそれがセットっていうと、セットっていうボタンを押すと、ライスなのかパンなのかを確認するような画面が出てくるんですね。
その画面を見ながら、お客様にライスかパンかどちらでしょうかと確認します。
そしてライスって言われたら、ライスの方をピッと押すと、そのオーダーが一つできるということなんですね。
それを復唱してテーブルから離れるんですけど、テーブルから離れるときには、お出ししていたメニューも回収してきます。
メニューを置いておく場所っていうのがあるんですね。ボックスみたいなところに。
そのボックスのお隣だったと思うんですけど、電装ステーションっていうのがあって、そこに手元のさっきオーダーを取った電子手帳みたいな機械をスポッと入れると、
キッチン側に電表が送られていって、その電表を見ながらキッチン側でお料理を作り始めるんです。
ですからこの時、オーダーは取ったのに、機械をポケットに入れたまま電装するのをフロアーの子が忘れちゃうと、キッチン側は作ることができないので、お客様を悪戯に待たせてしまうということになります。
これを確かポケデンとか言ってたような気がします。ポケットに電表を置きっぱなしっていうことだったと思います。そういう意味だったと思います。
これなかなかフロアーの子、自分では気づかないんですよね。やってしまっていてもピピピってなんかアラームが鳴るわけでもないし、気づかないんですよ。
じゃあいつ気づくかっていうと、お客様は気づくんですよね。自分たちよりも後から来たお客様がどんどん食事をするのを見て、うちらのってどうなってるのっていうことでお尋ねされて初めて気づくっていうことがあります。
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幸い私はこのミスをしたことはありません。あとこれは昨日もお話ししたことなんですけれども、オーダーを取ったら次はナイフ、フォーク、スプーンをセットしに行きます。
4人以上になるとね、結構大変でしたねこれは。団体なんかはね、本当大変でした。
そして食事提供なんですけど、無理をしてたくさん運ぼうとしてひっくり返したことは2回か3回あります。
これはもう1回キッチンの方に作り直してもらうことになるので、すんごい叱られました。
キッチン側は同じテーブルの料理を同じ時間で出そうと調整しながら作っているので、もう1回作り直しっていうこと、それこと自体だけじゃなくて、ペースが乱されるっていうことにもなるんですよね。
次のテーブルもペース合わせて作ってるのに、お急ぎで1つ割り込んでこられちゃうので、大変なことなんですよ。
特に混雑している土曜の夜なんかはそういうことが起こるともう大変なことなんですよね。
でも私は2,3回あります、実は。まさに急がば回れってこのことだなって思います。
配線を仕終えたら以上でお揃いでしょうかと確認して、会計電表を置いてごゆっくりどうぞと言って前半終了です。
後半はもう昨日お話ししているんですけど、空いたお皿をお下げしたり、お冷やお絞り、コーヒーのおかわりなんかに気を配っていきます。
あと今は考えられないと思うんですけど、喫煙石の方が圧倒的に積数が多かったんです。
灰皿が吸い殻でいっぱいになってくると灰皿を交換するという作業も私たちの仕事でした。
その時灰が飛び散っちゃうので、新しい灰皿を2つ持っていって、1つは新しくテーブルに置くんですけれども、もう1つは何をするかっていうと、古い灰皿の蓋として使っていました。
そうやって灰を飛ばないようにして下げてきてました。
一連の流れはね、こういうことなんですけど、最初は1つのテーブルをこなすだけでも大変だったんですけどね。
最終的に私16テーブルを回していたことを考えますと、頭の中が当時どうなっていたのか、あと頭の後ろにも目がついていたんじゃないかなと思うぐらい、全部見えてたなと思います。
あのお客様はそろそろこう、あのお客様はそろそろこう、そろそろあそこの料理が出てくるなとか、デザートはこうなってるとか、もう少しでコーヒーだぞとか、全部見えてたんですよね。
考えなくてもいろんなことができるようになってくるわけなんですが、その時に罠があるんですよ。時々トンチンカンなことをしちゃうんですね。
それで私が笑える1つのミスは、下げてきたお皿を洗い場に持って行って、洗い場の人に対してお願いしますっていう時に、仲間同士ですからね、お願いしますって元気に言うんですけれども、その時に大声でごゆっくりどうぞって言ったことがあります。
これはもう周りにものすごく笑われました。ごゆっくりどうぞってお客様に対して言う言葉なので、これをね大声で言うっていう、まあ笑われましたね。
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あとこれは私じゃなくて先輩なんですけど、入店してきたお客様に対して、本来はいらっしゃいませお客様何名様ですかっていうところを、入ってきた途端にご注文はお決まりですかといらっしゃいますのテンションで大声で言ったことがあるんですよ。
これはもうお客様もびっくりですよね。あのまだ決まっていませんって普通のテンションで答えているのがまたものすごく笑えました。
こうやって自動的に言葉が発せられるようになると、考えずに仕事をしているっていうことがあったんだろうなって思います。
考えないのに感覚が覚えているみたいなことで仕事をしちゃってたって感じですかね。
私のごゆっくりどうぞであれ、先輩のご注文はお決まりですかであれ、安全に関わることではないので、まあ可愛げはありますけどね。
でも感覚だけでやっちゃいけないことはたくさんあって、慣れてきた時こそ注意しなくちゃいけないし、頭を使わなきゃいけないなって思います。
当時大学生のアルバイトも多かったので、みんな仲が良かったんですよ。いろんな大学の子たちが集まってました。
みんなでハマグリツアーだとかって言って、外坊の海辺に行ったりとか。
うちのお店は朝5時で終わりですけれども、お隣にデニーズがあって、そこは24時間営業だったので、終わった時にそこで朝ごはんをみんなで食べるっていうのも楽しかったですね。
こっちは仕事終わりなので、朝なのにビールを飲む人たちもいて、みんな陽気だったなって思います。
当時の仲間で連絡を取れる状態になるのは3人ぐらいでしょうかね。
みんなどうしてるんだろう。去年の秋から何だか再会物語がたくさん始まっているので、今年も何か祭りがあったらいいですよね。何だか会いたくなりました。
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ではまた明日もお会いしましょう。鶴岡慶子でした。