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2025-12-28 07:07

【1304】2025/12/28 まだ仕事納めしていません

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2025/12/28

サマリー

年末年始を迎え、花火鑑賞士の鶴岡慶子さんは葬儀式会としての仕事を続けています。彼女は、祭日でも対応が必要なこの仕事の意義や、年末のニュースでの地域ごとの天気の違いについて考えを述べています。

葬儀式会の年末年始の仕事
おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
SNSを見ていると、仕事納めをしました、というような、そんな投稿がたくさん流れてきているのを見ました。
でも私は、まだです。
納めてもいませんし、納まっているのかどうかも、実は正直、よくわかりません。
というのも、私は葬儀式会に携わっていて、この仕事は、大晦日まで対応します。
対応という言い方があっているのかどうかわかりませんが、
人の生き死にって予定が立たないものなので、いつ呼ばれても動けるように、ただ待機しているという状態です。
まあ、待機しているって言いますと、人が亡くなるのを待っているみたいにも聞こえてしまうかもしれませんが、
私の立ち位置としては、もしもそれが発生した時にお力になります、というものです。
それって、私たちの力を超えたところにあるものなので、コントロールできるものじゃないですよね。
起きてしまうもの、発生してしまうものです。
そうなった時に力になれる一人として、いつでも出動できるようにしている、という立ち位置です。
じゃあ、年中無休かと言いますと、正月は休むところもあります。
葬儀会社自体は空いてますよ。発生した時に対応できるようにしてはありますが、
私が担当する儀式の部分は、お正月はお寺さんもお休みに入りますので、いわゆる参加日、基本的に葬儀は行わないという形です。
仮葬場についてはどうかと言いますと、これは全国一律ではありませんけれども、多くの地域で参加日はお休みです。
あるいは、かなり縮小した運営になっています。
理由はやっぱりいくつかあって、一つは仮葬場の多くが市町村が運営する公営施設だということです。
つまり働いている人は自治体の職員さんです。
なので、観光庁の年末年始の休みに準じた運営になっている、運用になっているということが多いです。
もう一つは宗教的、文化的な背景があります。
お寺さんも基本的に参加日は法務を行わないってさっき言ったんですけど、
年の始まりをやはり静かに迎える期間として大切にしているからなんですね。
さらに3つ目お話しするとすれば、とても現実的な理由があって、
仮葬という仕事はやはり精神的にも肉体的にも負担が大きい仕事なんですよね。
365日フル稼働を続けることがやっぱり難しいわけです。
だからこそ社会全体で区切りを設けている。
そう考えていただくと、もしかしたらわかりやすいかもしれません。
ということで、さっきも言ったんですが全国一律ではないんですが、
多くの地域で参加日はお休みとなっています。
ということで年末年始亡くなった場合は、
数日間ご安置して参加日明けてから葬儀とか仮葬を行う場合が多いです。
これは特別なことではなくて、毎年日本中で当たり前に行われている流れです。
私自身10年以上この仕事をしてきましたが、
3日と2日は葬儀式会をしたことはないです。
参加日といえども、3日はやったことがあります。
というのは4日が仕事始めという方が多いので、
できれば済ませたいという流れになることもあって、
その場合お寺さんもまあ許容範囲かなという雰囲気で対応してくださることもあるというような印象です。
特に2026年この年が明けて3日は土曜日ですよね。4日日曜日です。
このカレンダーの並びから言っても、3日4日は施工ができるように待機しなくちゃいけないかなと思っています。
この年末年始の働き方ですけれども、放送の現場も変わりました。
働き方改革という流れの中で、今はもう年末年始に生放送をしない放送局も増えたんじゃないかなと思います。
ニュースはもちろん別ですけれども、他番組は録音録画の番組が多いんじゃないかなと思います。
正直ちょっと寂しいですね。
私は長く朝のワイド番組、ラジオですけど担当していたんですけれども、後半はやっぱりそういう流れになってきてましたね。
でも最初のうちは曜日通りだったんです。
大晦日でも元日でも関係なく、水木金が当番だったので、それが正月でも普通に出勤していました。
これがね、嫌じゃなかったですね。
タレントあるあるだと思うんですけど、これ休めるのはいいんですけどね。
家族団乱のその時間が過ごせるというのはいいんですけども、がっつり年末年始休んでますと売れてないみたいなんですよ。
それがちょっと嫌だなっていうふうに思ったり、年末の放送なんかでは規制ラッシュの要素を駅前から中継したりするんですよね。
いかう人の声とか、それを拾うと放送が立体的になる感じがして本当に好きだったんです。
年末だなっていうその空気ごと伝えられる感じがすごく好きでした。
でも今も私、デイリーしている秋田放送は年末年始がっつり休んじゃうようになりました。
ちょっと寂しいんですよ。
寂しいなと思ってたところに、葬儀に関わるようになってからはこうやってずっと気持ち休日になりませんので、
いつでも対応できるように心と予定を空けておくという、この感じ嫌いじゃないです。
というわけでまだ私は仕事収めじゃないです。
年末のニュースと天気
今日も実は一本施行してきます。
そんな中で年末のニュースを見ながら改めて思うことがあって。
というのはNHK秋田放送局も年末年始特別体制に入っているんですね。
昨日からニュースは仙台から東北のニュースとして伝えられていました。
普段は秋田のニュースとして伝えられるものが年末になるとぐっと広い視点になるわけですね。
そこで伝えられる天気予報。
太平洋側は晴れでしょう。日本海側は雪でしょう。そんな予報でした。
さらに東北全域の年宵の様子が映るんですけれども、
まあ太平洋側の映像は日差しが強くて乾いた空気なんですよね。
一方で日本海側は湿った空気で雪景色と。
秋田市は今それほど降っているっていうか積もってはいないんですけれども、
それでも画面から伝わる空気感が違うなって感じました。
この年末の空気を味わいつつ、静かにどなたかの役に立つ準備をしているこの時間も悪くないなと思っています。
この配信はアップルポッドキャスト他各種プラットフォームでお届けしています。
リッスンではこの配信のテキスト版も公開しています。
合わせてご覧ください。
それではまた明日。
07:07

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