2025/05/31
サマリー
令和7年度防災気象情報に関する連絡会で、気象庁が発表した内容と新しい防災気象情報の体系整理について話されています。来年度からの新しいシステムでは、速報と解説の2つの情報が整備され、色による危険度の情報も重要であることが強調されています。
防災気象情報の重要性
おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
今日も最後までお付き合いください。 昨日は、新横綱大野里の土俵入りがありました。
東京は、あいにくの雨だったので、いつも行われる石畳の上ではなくて、屋根のある車殿で行われたんです。
関係者およそ200人の前での疲労となったんですが、だからだったと思うんですけど、ものすごく音が大きかったんです。
かしわでのバチンとか、しこのドスンとか、ものすごく響いたんですね。
天候に恵まれていれば、1万人以上のファンとか参拝客に見守られていたかもしれないという試算があったようなんですが、
今回中止されたことで、ライブ映像を見ていてその迫力がすごく伝わるということだったり、
あと、放納しているっていう、その神事が行われているそのおごそかさだったりとか、そういうもの緊張感とか、すっごく画面越しにも伝わってきて、これぞ唯一無二だなと思いました。
さて、昨日は令和7年度防災気象情報等に関する連絡会に参加してきました。
報道機関向けにこの時期に毎年行われているもので、気象庁として発表している内容はこういうものですよ、こういう意味ですよということを報道機関向けにお話をする。
そして報道機関としてはそれを正しく伝えるっていう、そういう流れがきちんとできるように行われているものです。
なので各社、テレビ局だったりラジオ局だったり、そこでニュースを読んでいる人たち、あるいはニュースデスクの人たち、そういう人たちが集まって気象庁の、気象台のお話を聞くというような、そんな時間でした。
気象に関する防災情報、地震津波に関する防災情報、さらには火山に関する防災情報、これを毎年行っているんですね。
火山に関する防災情報については、わりと知られていないことが多いなって、また改めて思いましたので、これは防災に関するショート動画にまとめてお話ししたいなと思いました。
新しい情報システムの導入
あと今年の特徴的なこととしては、令和8年度、来年度ですね、新しい防災気象情報に切り替わります。
多くの注目はここに集まりました。そして質疑応答もここが一番活発だったんですね。
とにかくいろんな名前の情報があって、これはなぜそういうふうになっているかというと、少しずつ技術って進化しているので、その度にこういうこともわかるようになりました。
発表できるような状態になりました。じゃあこれをどういう内容の情報という位置づけにしようかというので、その都度その都度命名してきたので整理されてなかったんですね。
それをシンプルに整理されるっていうことです。 この詳しい情報についてはちょっとアップデートもありますけれども、昨年の6月19日、747回の配信の中でもお話ししています。
令和4年1月から実にずっとこの会議って重ねられていって、来年度、令和8年度の出水期、その雨の時期にはちゃんと切り替わるんですけれども、
それまでにはちゃんと固めていくので、今今昨日お話があったのも変更になる可能性がありますので、詳しくはお話ししないんですが、ものすごく整理されます。
これは去年もお話ししていることなんですが、速報と解説の2つになります。 気象防災速報と気象解説情報の2つになるんですね。
速報ということで言うと、竜巻注意情報だったり、顕著な大雨に関する気象情報だったり、記録的短時間大雨情報なんかがあるんですけれども、それもまず気象防災速報になるんです。
あとで括弧をつけて、記録的短時間大雨とか、竜巻とか、そういう記載になるんですね。とにかく速報なんだよと、今なんだよっていう、そういう情報だっていうことは認識しやすいですよね。
もう一つの解説の方は、解説する情報だよっていうことで、解説の後に台風第何号とか、やはりこちらも括弧にキーワードを入れる形で伝えられます。
いずれこれは解説の情報なので、少しゆっくり見られるというか、速報はやっぱり切迫度が高いですよね。こうやってまず2つしかないんだっていうこと、すっごくスッキリします。
もしかしたら気象予報試験もものすごくここはシンプルになりますので、解きやすい問題が多くなるんじゃないかなって思います。
あと1年ぐらいありますので、まだまだ調整が行われるとは思いますが、まずは来年変わるっていうこと。そして変わらないこともあります。変わらないのは色ですね。
5段階の色をきちんと覚えていただきたくて、黄色から赤、紫、黒という具合に危険度が増していきますので、まずはこの色をしっかりと抑えていただければと思います。
この配信はアップルポッドキャスト他各種プラットフォームでお届けしています。それではまた明日。
05:30
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