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おはようございます。鶴岡慶子です。 この配信では、司会者として、花火干渉士として、そして気象予報士として日々感じたことなどをお話ししています。
10月の末に一つ公演を控えています。 その公演は、私が育った町、
母校で公演をすることになっているんです。 タイトルは、「花火と天気と言葉と」というタイトルです。
この配信をちょっともじった感じでもあります。 この配信の中でも、やっぱり花火と天気と言葉っていうことをお話ししていると思うんですけど、
その言葉の部分が、もう鶴岡慶子っていうところに全部入れちゃってる感じがあるんですよね。 言葉だけじゃなくて、司会とかナレーションとかラジオとか、
そういうところを全部鶴岡慶子とっていうところに入れているので、 公演タイトルとしては、それが言葉とというふうに今回はしました。
いつも公演の資料は決まっていて、MacのKeynoteで作ってるんですね。 これはマイクロソフト版で言うとPowerPointのアプリと同じようなアプリなんですけど、
私はKeynoteで作ります。 Keynoteで作って、一つ一つスライドがありますが、そのスライドはたくさんあるんです。
その中で、今回このお話をしよう、このお話をしようというので、スライドの順番を変えたりしながら、その日の公演に向けて資料を調整するというか、整えるというか、
そういうことをして準備をしていきます。 今回は学校で子どもたちもいるんですけど、実は町民もいるんですよ。
幅広い年齢層がいるというので、ちょっと難しさを感じています。 どこにターゲットを絞ればいいのかなっていうところがとても難しいんですけど、
でもせっかく私が育った学校、母校でお話をするので、中学時代のお話をちょっと入れようかなと思って思い出したりしてました。
そしたら、昔受けた授業のこととか、学校生活のことすごく思い出したんですよね。 私自身は英語と数学が得意でした。
これは先生に恵まれたんだと思うんです。 授業がとにかく面白かったと思います。授業が面白くて、
あ、そうなんだ、分かったとか、そっかそっかっていう思わず膝を打つような瞬間が、その授業の中で1回、2回出てきてたんだと思うんですよね。
で、そのそっかそっかって分かった時に、もっと英単語をしっかりと自分の中に定着して使えるようになりたいとか、
あるいは、数式ももっと早く解けるようになりたいとか、正確に解けるようになりたいとか、そんなことでドリルを一生懸命やったりとか、そんなところに繋がっていったと思うんですよ。
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一方で、社会、これだけは本当に嫌いでした。 今思うと、あの授業はないよって思います。
子供の時は、これが社会なんだなって思ってました。面白くないけど、面白くないのが社会の授業なんだって思ってました。
だけど、大人になって先生になってから、やりようがあったでしょって思うし、もっと言うと文部科学省が出している学習指導要領からすると、あの授業はないよねって思います。
さらに今、進学習指導要領が、小学校ではおととしから、中学校では去年から、高校では今年度からスタートしていて、いずれもあの授業には絶対当てはまらないんですよね。
逆に言うと、ああ面白かったって思える、今でもちょっと授業の一コマが思い出せるような、数学とか英語の授業っていうのは、今でも通用すると思います。
だから本当に良いものっていうのは、変わらないものがあるんだろうなと思います。
私が出会った、あの社会のような授業をしているから、指導要領として、そうじゃなくてこうだよって示さなきゃいけなくなっちゃうんだろうなっていうことも逆説的に思ったりします。
どんな授業だったかっていうと、教科書をまず開きます。
そして、この列の前の人から、この一文ずつ丸までを読むっていう、音読するんですよ、教科書を。
そうすると、私4番目に座ってるとしたら、4つ先の文章が私に当たるわけですよね。
当たる文章だけを、ちょっと先読みして、私に当たったら皆さんに聞こえるように、正確に音読をするっていうので、お役ごめん。
私の後ろに座ってる人が、次の文章を読むみたいな。
いや本当、この授業に何の学びがあったんだろうって思うんですよ。
さらに、社会の教科書でちょっと太字になっているところがあって、その太字はテストに出ますと言われる。
さらには、先生がずっと黒板に書いていくんです、文字を。
で、その文字をずっと書き写すっていう、そういう書き写すノートができていくっていう。
何のために、この退屈な作業を私はしているんだろうって、本当に最後まで意味がわかりませんでした。
今、新学習指導用語になって、主体的な学び、対話的な学び、深い学び、この3つの視点が求められる、そういう授業を先生たちに求めています。
これは、子供のどういう姿につながっているかっていうと、何を学ぶのかではなくて、どのように学ぶのかということなんですよね。
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求めて学ぶ、という子供の姿を描いているものなんです。
これを先生方が作り出しているはずなんですよね。
未だにここ出ますとか、ここ線引いてって言ってるだけの授業だったら、私と同じ人が生まれてしまうんですよ。
そこからどう求めて学ぶんですかっていうことですよね。
そんなの生きる力につながっていかないでしょうと思うので、私が講演できるのはほんの1時間なんですけど、
私が司会者として、ラジオパーソナリティとして、たくさんの人と出会って、出会ったからこそ感じた、
あ、そっか、そういうことか、というところがきっかけになって学び始めたこと、インプットできたこと、それは楽しいことなんだということ、
そんなことを私を育ててくれた田舎町の母校の子供たちに、後輩たちにお話しできればいいなと思います。
またその日、その講演が終わったら、どんな感じだったのかお話ししようと思います。
鶴賀稽古と花火と天気と、日本の秋田県から発信しています。
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それではまた明日。