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おはようございます。鶴岡慶子です。この配信では、司会者として、花火鑑賞師として、そして気象予報士として、日々感じたことなどをお話ししています。
また映画を見ました。 これもまたちょっと前の映画で、「八日目の蝉」という映画です。
これは日本の映画なんですよね。私にしては珍しく邦画を見ました。 出演者の中に長崎ひろみがいるということで、この作品を見ようというふうに思ったんですね。
実は現在、朝ドラでお母さん役で長崎ひろみが出演しているんです。 そのお母さん役の演技がとにかく素晴らしいんですね。
新しい朝ドラの第1週目が終わったんですけど、その中で彼女が演じるお母さんの手の動きとか、泣き方とか、
あと娘におはようっていうのを3回、この1週間で言ったと思うんですけど、感情によって微妙にそのおはようが違うんです。
彼女の演技をもっと見たいなぁと思ったんですよ。 それで代表作は何かなぁって検索したら、「八日目の蝉」が出てきました。
これは長崎ひろみが誘拐犯の役なんですね。 愛人の子供を誘拐してしまう、そんな役なんです。
4歳までをその子供と一緒に過ごすんですけど、 愛人、不倫とはいえ大好きな人の子供というので誘拐してしまうんですけど、無償の愛を注ぐんですよ。
これは2011年の映画なので10年以上前のものです。 長崎ひろみってこんなに繊細な演技ができる素晴らしい女優なんだって改めて思いました。
もちろん井上真央も素晴らしかったし、 あと小池英子が素晴らしかったですね。
肩をすぼめて歩く姿が独特なんです。 大学のキャンパスを歩く姿がずっと長回しで撮られるんですけど、本当に独特なんです。
あと焼きそばを作って食べるシーンがあるんですけど、それもまた独特なんですよね。 その人物が食べるであろう食べ方をするんですよ。
映画の中でどうして小池英子がそういう姿になっているのかというのがわかるシーンがあるんですけど、
でもそれって長年培われてきてできる姿だと思うので、これを演じるって素晴らしいなぁと思いました。
ヨウカメのセミっていうタイトルなんですけど、土の中でずっとセミは生きていて、地上に出てから7日間しか生きられないと。
でもヨウカメに生きてしまうセミもいるかもしれない。ヨウカメまで生きてしまったら友達がみんないなくなって悲しいんじゃないかという話を
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割と前半にするんですけど、でも主人公の井上真央が妊娠するんですけど、お腹の中にいるこの誰かに私が見たもの、まだ見ていないもの、綺麗なものを全部この人に見せたい
って言うんですよ。そうしたら小池栄子が、もしかしたらヨウカメにも生きてしまうセミは他のセミが見られなかった綺麗な景色を見られたかもしれないじゃない。
きっと悲しいことなんかなかったというセリフがあるんですね。それがタイトルにもつながっているヨウカメのセミなんでしょうけど、いろんなこと思いますね。
舞台となった小戸島の景色がとにかく綺麗で、海のキラキラとか空の広さとか、それがこの人たちに起こったいろんな悲劇には関係なく広がっていて、それがまた役者の感情を引き立たせるような演出にも思えました。
私自身はいろんなことを細切れに作業をしていますので、なかなかまとまった時間を取れず、映画館にもなかなか行かず、2時間まとめて映像配信を見るということもなかなかしなかったんですけど、
ここ最近なんだか見てますよね。それはこの音声配信でも紹介している通りです。 さらに今回は放画だったので、これは私にとっては珍しいことでした。
長坂ひろみに興味が向きすぎて、一気に見てしまいました。 この愛情の深さを演じている彼女の方に、実の母親よりもなんか気持ちが向いてしまうというのは、
誘拐は犯罪なのでそう思っちゃいけないなと思うんですけど、そのぐらいなんかとてもこう愛おしい人物のように思えました。
いい2時間でした。 そして朝ドラも後藤列島とか東大阪とかその土地のことだったり、年代のことだったり、人物のことだったり、非常に丁寧に描いているので、とても楽しみです。
来週からもまた引き続き朝ドラを堪能したいと思います。 鶴岡稽古と花火と天気と日本の秋田県から配信しています。
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鶴岡稽古でした。