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おはようございます、鶴岡慶子です。
この配信では、視界やナレーションを通じて日々感じたことなどをお話ししています。
ちょっと嫌だなと思ったことも、視点を変えて前向きに物事を捉えたり、
最終的に良かったねと思えるように考え方のコツなどをシェアしていきます。
日本の秋田県から毎朝更新しています。
今日は、打ち水についてお話をします。
毎日本当に暑い日が続いています。
打ち水をすることを皆さんはあるでしょうか?
エアコンのない時代は、打ち水をしたりとか、あるいは風鈴を下げて、
視覚的に、聴覚的に、目で見て、耳で聞いて、量を感じる。
量を取るための策としては、それしかなかったんですよね。
打ち水って、昔ながらの量を取るための策ではあるんですが、
本当に効果があるのか、ということなんですが、
これは科学的にも証明されています。
ちゃんと効果があります。
涼しそうに見えるという、視覚的な感覚だけの話ではなくて、
場所によって、時間帯によっては、
なんと、打ち水によって地表面の温度が20度近く下がることが分かっているんです。
じゃあ、打ち水をすることによって、
何が地表面に起こっているのか、ということについて、
大きく3つお話ししています。
1つ目は、打ち水そのもので冷却。
2つ目は、気化熱によるもの。
3つ目は、風の発生。
この3つが挙げられます。
1つ目ですけれども、打ち水そのものでの冷却です。
この時期の水道水の平均水温が、20度から25度ぐらいです。
気温は、今30度を超えて、
猛暑日ですと35度、
40度近く、
暑くなっている地域もありますが、
この時の地表面の温度は、
50度から65度ぐらいです。
ということは、単純に30度ぐらいの開けがありますから、
単純に撒けば、冷却効果は期待できます。
炎天下のアスファルトって、本当に暑いですよね。
そこが、ちょっと地面が濡れているだけでも、
体感的に涼しく感じられます。
次に2つ目。
気化熱によるものです。
この気化熱っていうのは、
気体の気に化ける、熱と書きます。
実はこの内容は、
気象予報士試験の学科一般の範囲でもあります。
水っていうのが、非常に気象予報士にとっては、
重要なポイントなんです。
水の状態であれば、雨ですよね。
この雨が、どのぐらいここに降るのかっていうのが、
やっぱり一番の関心事ではあるので、
その水が、
今、どこにどういう状態であるのかっていうのを、
天気図で見ていくことになります。
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水って、何も液体のことを言ってるのではなくて、
水蒸気であれば、
いわゆる温かく湿った空気っていうのは、
水蒸気がいっぱい入っている空気のことなんですよね。
その水がどういう状態に、どこにあるのかっていうのが、
とっても大事なんです。
そして、この水が水蒸気、
気体になったり、あるいは固体になったりっていう、
この状態が変化することを、
水の相変化という言い方をします。
相変化の相は、相手の愛です。
変化なんですけど、相変化という言い方をします。
内水はまさに、水、液体の状態から水蒸気、
気体の状態に変わっていく、相変化するんですね。
その過程で、
私たち、
私たちに量をもたらしてくれるっていうことが分かっているんです。
水が水蒸気になるためには、
そこに熱を加えないと、状態って変化しないですよね。
水がお湯になって、やがて湯気になっていく、
という状況を考えるときに、
やはりそれは、熱が加わっていくから、
状態が変化していくんです。
内水も同じで、結局水蒸気になっていくんですけど、
その時、
水蒸気って、その水そのものが温められているんですよね。
熱を加えられています。
熱を地面からもらって、水蒸気になっていきます。
ということは、熱は水の方に奪われていきますから、
内水をしたその周辺は、熱が奪われる。
すなわち、温度が下がるっていうことなんです。
こんなふうに、水が水蒸気になると、
必要な熱量のことを、気化熱と言います。
内水をすると涼しくなるのは、
ただただ撒いて、その温度を直接冷やしたから、
ということに加えて、この気化熱によるものもあるんだ、
ということです。
さらに3つ目。
風が発生するってどういうことなのかって言いますと、
実は内水をした場所には、水蒸気発生しますよね。
水が相変化して、水蒸気になります。
気温が下がりますので、空気は重くなります。
空気が重くなるっていうことは、気圧が上がるということです。
内水をしていない場所との気圧の差ができますから、
そこには風が発生します。
弱い風、そよ風が発生します。
その風によって、私たちはまた、量を感じるということなんです。
こんなふうに、3つお話ししてきましたけれど、
ちゃんと内水には効果がある。
じゃあ、どこに、どの時間帯に撒けばいいのかって言いますと、
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気化熱ができるだけ持続しやすい場所とか、
時間帯っていうことを考えるといいんです。
ということは、内水は朝方とか夕方とか、
日差しの弱い時間帯に行うと、
水が蒸発するまでに時間がかかるので、
地表の温度上昇を抑えながら、
ゆっくりと涼しくしてくれます。
炎天下は、一瞬効果はあるんですけれども、
ただ、すぐ蒸発してしまうので、
辺りが湿度高くなるだけで、不快になるだけだったっていうこともあるんですね。
それよりだったら、ちゃんと場所と時間帯を選んで、
最大限の効果を狙ったほうがいいですよね。
地面だけじゃなくって、ベランダとか屋根とか、
壁とか、エアコンの室外機の周辺に撒くのも、
非常に効果的です。
今日は、内水についてお話をしました。
おしまいになりますが、
台風6号の行方が非常に心配になってきました。
台風は、太平洋高気圧の縁を回るようにして進んでいくんですけれども、
今まさに天候点といって、
向きを変えるところに位置しているんですね。
今まで西に向かっていた台風が、
東に向きを変えるポイント、
これを天候点といいます。
まさにそのポイントに来ています。
ということは、ゆっくり進むんですよ。
雨も心配なんですけど、
風の強さがとにかく心配な台風だなと思っています。
そしてまた、このタイミングで、
太平洋高気圧の張り出しがちょっと弱くなっているんですよね。
このまま大陸の方に台風6号が行くのかなと思っていたんですけど、
太平洋高気圧がこのタイミングで引っ込み出したので、
いや、これ、
かなり影響が出るんじゃないかなと思っています。
この時期、本州に台風の影響が出るのは珍しいことのように思うんですけれど、
これまでなかったことがこれからも起こらないということはないので、
どうぞ最新の台風6号情報にもご注意ください。
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それではまた。
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ではでは、また明日もお会いしましょう。
鶴岡恵子でした。