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2026-10-14 10:07

#1690 地域系ポッドキャストの日:郡山市の景色にいた生き物の話

昔は近所の田んぼにホタルが飛び、家のまわりにはカナチョロがいた。ところが今では、あの頃当たり前だった生きものを見かけなくなってきました。今回は「地域系ポッドキャストの日」のテーマ「地域の景色」にちなみ、福島県郡山市の昔と今を、生きものたちを通して振り返ります。ハエが減って喜ぶ一方、ホタルが遠距離恋愛になり、恵比寿講のフナや、キセルガイ!? さらに阿武隈川で見かけるアメリカンミンクの話も。あなたの町の景色にいた生き物は何ですか?



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はい、おはようございます。本日の放送は、2026年10月14日、水曜日です。本日は、第1690回目のお話となります。
このチャンネルは、福島県郡山市在住の特撮アニメ漫画大好き親父のピョン吉が、日々気になったことをダラダラと話をしていくという番組です。
よろしくお願いいたします。今回は企画会です。地域系ポッドキャストの日に参加しています。
これは、知恵ラジチャットの高見知恵さんが主催されている月例イベントです。
地域づくり、市民活動、NPO、コミュニティ運営など、地域に関わる人たちが音声を通してそれぞれの思いを語る企画です。
高見知恵さん、いつもありがとうございます。
そして今月のテーマは、地域の景色。
自分の思い出に残っている色々な地域の風景について語ってみませんか?ということなんですね。
そこで今回は、景色の中にいた生き物たちという切り口で、私が住んでいる福島県郡山市の景色がどう変わってきたのかお話してみたいと思います。
景色と聞いて、私が真っ先に思い浮かべたのは、田んぼを飛び交うホタルです。
40年ほど前、夏が近づくと近所の田んぼでヘイケボタルがスースーと光りながら飛んでいたんですよ。
しかも山奥ではありません、郡山市の中心部に近い田んぼにもいたんです。
今でも郡山市内にはホタルが飛ぶ場所があります。
ただ、私の家から車で15分ほど離れたところなんですね。
昔は近所にいたのに、今では車に乗って会いに行く。
ホタルもいつの間にか遠距離恋愛みたいになってしまいました。
原因の一つとして考えられるのが、田んぼに水を引く用水路がコンクリートになったことです。
ホタルの幼虫はカワニナという巻貝を食べて育ちます。
ところが水路がコンクリートで固められると、カワニナが住みつける場所も減ってしまう。
そうするとホタルも暮らしにくくなるわけです。
人間にとっては水を流しやすく、管理もしやすい便利な水路。
でも生き物にとってはちょっと住みにくくなったんですけど、という話なんでしょうね。
以前はホタルを残そうという運動もありましたが、最近はあまり耳にしなくなりました。
あの夏の夜にホタルが飛び交う景色、これからはわざわざ見に行かなければ出会えない貴重な風景になっていくのかもしれません。
さて次は、最近あまり見かけなくなった生き物、カナヘビです。
ヘビと名前についていますが、実はヘビではありません。細長い尻尾を持った小さなトカゲの仲間です。
この辺りではカナチョロと呼んでいました。
昔は家の周りにたくさんいてチョロチョロと走り回っていました。
子供たちにとっては身近な遊び相手だったんですよね。
虫かごに入れて飼ったことがある人もいるんじゃないでしょうか。
まあ今考えるとカナヘビの方は、なんで俺こんなところに閉じ込められているんだと思っていたかもしれません。
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向こうからすれば突然の誘拐事件ですからね。
ところが最近は家の周りであまり見かけなくなりました。
その理由は正直なところはっきりとはわかりません。
ただ私が一つ気になっているのが、原発事故の後の庭の変化です。
放射性物質が付着することを心配して庭に芝生などを生やす家が減ったことも関係しているのかなと考えています。
もちろんこれがカナヘビの現象だと確認できているわけではありません。
でも昔は当たり前のようにいた生き物が気が付くと見当たらなくなっている。
そんな変化は身近な景色の中にもあるんですよね。
一方でいなくなってくれて正直ありがたい生き物もいます。
それがイエバエです。
昔の家ってハエが家の中をぶんぶん飛び回っていたんですよ。
食事をちょっと置いておくだけでどこからともなくハエがやってくる。
おいおいお前の分は用意していないぞと言いたくなるんですがハエの方は遠慮する気が全くありません。
そこで役立ったのが料理の上にかぶせる細かい網でできた傘のような道具です。
あれ今の若い人は見たことがあるんでしょうかね。
さらにひどい時にはハエ取りリボンというものを天井からぶら下げていました。
ハエを捕まえるための道具なのにうっかり自分の頭や手がくっつくことがあるんですよね。
それが今では家の中でハエを見かける機会もずいぶん減りました。
冷蔵庫が普及して食べ物を保存しやすくなり
くみ取りトイレも減り生ゴミもきちんと収集に出すようになりました。
暮らしが衛生的になったこともハエが減った理由の一つでしょう。
ホタルやカナヘビは寂しいですがハエが減ったのはありがたい。
生き物によっていなくなってほしくないものといなくなってくれて助かるものがある。
人間というのは全く勝手な生き物ですね。
さて、氷山でちょっと珍しいと思う生き物といえばキセルガイです。
キセルガイは陸上に住む小さなマキガイの仲間です。
カタツムリに近い生き物ですが殻が細長くて昔のタバコ道具であるキセルに似ています。
初めて見たときはなんだこの変わった形のカタツムリはと驚きました。
カタツムリといえば丸い殻を背負っているイメージがありますからね。
こんな細長いタイプもいるのかと。
氷山には昔カイコを飼うためのクワバタがたくさんありました。
キセルガイは種類によってはクワノキなどに住むこともあるそうです。
そして氷山市にはこのキセルガイに関係するカンヤボという特産品があるんですね。
肝臓に良いとされる健康維持副品として知られています。
ただクワバタ家が閉い、そうした地域の産業の変化とともにキセルガイを見かける機会も減ってきたようです。
昔の氷山には今とは違った産業があり、それに関係する生き物もいた。
そう考えると小さなカイ一つからでも地域の歴史が見えてくるんですね。
まあ私の場合、歴史が見えてくる前に変な形のカイだなーで終わっていた可能性もありますけど。
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もう一つ懐かしい景色があります。
私の住んでいる辺りではこの時期になると生鮮食品を扱うお店に生きた小さな船が並んでいたんです。
なぜ生きた船を売っていたのか、それは商売繁盛の神様エビス様へのお供えに使うためです。
10月20日はエビス公王。
エビス様といえばタイを抱えている姿を思い浮かべますよね。
ところが福島県のような海から離れた内陸部では昔はタイを手に入れるのが簡単ではありませんでした。
そこでタイの代わりに船をお供えしたそうです。
海の魚が手に入りにくいなら川や池の魚で地域の事情に合わせた昔の人の知恵ですね。
ではお供えした後の船はどうしていたのでしょうか。
井戸のある家では井戸に逃していたそうです。
ところがこの生きた船が店先に並ぶ光景ももう20年近く見ていません。
昔は季節が来れば当たり前のように見ていたものがいつの間にか姿を消してしまう。
こういう風景って写真に撮っておけばよかったと思うんですよね。
当時はまさか将来ポッドキャストで昔の船の話をするとは思っていませんでしたから。
最後は逆に最近になって見かけるようになった生き物です。
それがアメリカンミンクです。
阿部熊川の岸辺で分植していて支流にも広がっているようです。
実際に河原で日向ぼっこしている姿を見たことがあるんですが毛並みがとても綺麗なんですよ。
黒くてツヤツヤでなかなか立派な姿です。
見た目だけならおおかっこいいと思ってしまいます。
ただし見た目に騙されてはいけません。
このミンクはもともと1950年代に毛皮を取るために日本に輸出されたものの子孫とされています。
人間が毛皮を取るために連れてきた生き物が野外に定着して繁殖しているわけですね。
アライグマのように人の生活に被害を与えることだけが問題なのではありません。
ミンクは肉食性で魚や野鳥、両生類など様々な生き物を食べます。
そのためもともとアブクマ川周辺に住んでいた生き物たちへの影響が心配されます。
河原でのんびり日向ぼっこしている姿は可愛らしい。
でもその場所で暮らしてきた他の生き物にとってはちょっと困ったしんぎりなのかもしれません。
そう考えると自然の変化って単純に生き物が増えた減ったという話だけじゃないんですね。
さてこうして振り返ってみると氷山に住んでいる自分には景色がそれほど変わっていないように見えても
そこにいる生き物を通してみると随分変わっていることがわかります。
昔は近所にいたホタルやカナエビが減りハエが減ったことにはほっとし
昔の産業に関係するキセルガイやエビスコウのような風習もだんだん見かけなくなってきました。
一方で人間が持ち込んだアメリカンミンクのような新しく地域にやってきた生き物もいます。
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景色というのは山や川、田んぼや建物だけでないんですね。
そこにいた生き物や人々の暮らし、地域の風習、それらすべてを含めて一つの景色なんです。
皆さんの地域の景色には昔どんな生き物がいましたか?
子供の頃は当たり前だったのに最近では見かけなくなった生き物。
逆に昔はいなかったのにいつの間にか見かけるようになった生き物。
そんな生き物を思い出してみると地域の景色の変化が見えてくるかもしれません。
ぜひ皆さんも思い出してみてくださいね。
それでは今回は地域系ポッドキャストの日、テーマ地域の景色にちなんで
氷山の景色の中にいた生き物たちのお話でした。
それではまた、もしよろしければぴょん吉のオタクな話にお付き合いくださいね。
本日もお聞きくださいまして誠にありがとうございました。
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