1. ピョン吉の航星日誌
  2. #1701 こおりやま文学の森で考..
2026-10-25 09:44

#1701 こおりやま文学の森で考えた郡山が残すべき文学の記録の話

今回は、郡山市の「こおりやま文学の森資料館」で始まった企画展「諏訪三郎 真船豊 湖南の作家たち」を見学してきました! ところが、雨の降る初日、約1時間いても観覧者は私ひとり。劇作家・真船豊の代表作『鼬』は、まるで「渡る世間は鬼ばかり」の元祖? そして自分のお目当ては、息子で『帰ってきたウルトラマン』などの脚本を手がけた真船禎! さらに、諏訪三郎の幻のベストセラー『大地の朝』の謎も。地元ゆかりの作家をどう伝え、貴重な記録をどう残すのか。特撮オタクの目線で、文学展への期待と疑問を語ります!



This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit pyonkichifukushima.substack.com

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:00
はい、おはようございます。本日の放送は、2026年10月25日日曜日です。 本日は第1701回目のお話となります。
このチャンネルは、福島県郡山市在住の特撮アニメ漫画大好き親父のピョン吉が、日々気になったことをダラダラと話をしていくという番組です。
よろしくお願いいたします。 今回は郡山の郡山文学の森資料館で始まった企画展
スワサブロー、マフネユタカ、コナンの作家たちを見に行ったお話です。 突然ですが、雨の降る展覧会初日、展示室に1時間ほどいたのに観覧車が自分一人だったら皆さんはどう思いますか?
貸切でラッキーと思いますか? それとも、え、もしかして今日って休館日だった?と不安になりますか?
昨日、私は郡山市の郡山文学の森資料館で始まった企画展、スワサブロー、マフネユタカ、コナンの作家たちに行ってきました。
雨の降る初日という条件もあったんでしょうけど、1時間ほど館内にいてお客さんは本当に私一人。
展示室を独り占めですよ、公開初日。 学芸員さんからすればもっと大勢の人に来てほしかったでしょうね。
地元出身の作家にスポットを当てるのはとても大切なことだと思います。 ただ、一般の人にはこのお二人の名前があまり知られていないのかもしれません。
だとしたら、展示の中身だけでなく宣伝の仕方にももう少し工夫が必要なんじゃないかなぁと感じました。
さて、今回自分のお目当てはマフネユタカさんです。 マフネユタカさんの代表作が1935年に発表された技曲、「イタチ」。
驚くことにこの作品現在も上演され続けているんです。 私も読んだことがあるんですが、主人公は地方に暮らす庶民の女性。
しかも氷山の方言で激しい言葉のぶつかり合いが繰り広げられる会話劇なんです。
登場人物たちが自分の利益を得ようとあの手この手でぶつかり合う、 人間の欲望や本音が剥き出しになっているんですね。
読んでいて私が感じたのは、これって渡る世間は鬼ばかりの元祖みたいなものじゃないかということです。
もちろん作品の性格が全く同じというわけではありません。
でも家族や身近な人間同士が奇麗事では済まない本音をぶつけ合う、その面白さがあるんですよね。
今の感覚で読んでも人間って昔から変わらないなぁと思います。 ただ発表された当時はこうした女性の姿や遠慮のない会話はかなり衝撃的だったんじゃないでしょうか。
時代が変わっても人間の欲深さや身勝手さはなかなか変わらない。 だからこそ今でも舞台で上演され続けているんでしょうね。
03:07
マフネユタカさんはこのいたちをきっかけに舞台だけでなくラジオドラマの世界でも活躍された方です。
しかしここで正直に告白します。 私演劇にも興味はあるんですが、今回の本当のお目当ては
ユタカさんの息子さんマフネタダシさんだったんです。 はい出ました特撮オタクの本性。
タダシさんは脚本家として数々のテレビドラマを手掛けた方です。 第二次怪獣ブームの頃には帰ってきたウルトラマンやウルトラマンエースなどの脚本も書かれています。
つまり私にとっては文学史の重要人物であるお父さん以上にウルトラマンの脚本家である息子さんが気になるわけです。
お父さんを取り上げる展示なんだから息子さんの話も少しくらい出てくるだろう。 そんな期待を胸に雨の中文学の森までやってきたわけです。
展示の趣旨とは少し違うかもしれません。 でも展示を見る目的なんて人それぞれですよね。
文学を学びに来る人もいれば地元の歴史を知りたい人もいる。 私のようにウルトラマンの脚本家の名前を探しに来る人がいたっていいじゃないですか。
さて肝心のマフネタダシさんは展示に登場していたのでしょうか。 結論から言うとほんの少しだけ出てきました。
一つは展示への協力者としてのお名前。 ただし具体的にどのような協力をされたのかまではわかりませんでした。
そしてもう一つが1962年のテレビドラマお母さんの台本です。 これはお父さんのマフネユタカさんの原作を息子のタダシさんが脚本にした作品なんですね。
つまり父親が物語を息子がテレビドラマの脚本にした親子が同じ仕事を通して繋がった作品なんです。
実はタダシさんは小さい頃から病気がちで療養のためにお父さんとは離れて暮らしていた時期もあったそうです。
そういう背景を知るとこの作品には単に親子が仕事をしたという以上の意味が感じますよね。
なのに展示でタダシさんについて触れられているのはほぼこれだけ。
いやいやもうちょっと詳しく知りたい。 せっかくウルトラマンの脚本家だ関係しているんですから、私のような特撮オタクにもお、これは見に行きたいと思わせる展示にしてもよかったんじゃないかなと思いました。
それから展示を見ていていくつか疑問が浮かんできました。
まず台本にはマフネというサインがありました。
これはお父さんのユタカさんではなく脚本を書いたタダシさんのサインなんじゃないでしょうか。
もちろん展示だけでは確認できません。だからこそ誰のサインなのかもう少し説明があると嬉しかったですね。
それからタダシさんはお父さんの故郷である郡山市コナン町を訪れたことはあるんでしょうか。
06:04
そしてタダシさんは現在93歳。
郡山市はご本人に直接お話を聞く聞き取り調査をしたことがあるんでしょうか。
このあたりは今回の展示だけではわかりませんでした。
特撮という分野で考えると郡山市よりもお隣の塚川市の方が詳しく調べている可能性もありそうです。
いずれにしてもご本人からお話を聞けるうちに貴重な記録を残してほしいなと思います。
ウルトラマンの脚本家だけでなく一人の脚本家としてどんな仕事をしてどんな人生を歩んできたのか。
そういう話もぜひ知りたいですね。
さて今回の企画展にはもう一人の主役がいます。
それがスワ・サブローさんです。
スワ・サブローさんは第一の朝という小説がベストセラーになった作家です。
この本が出版されたのは1941年。
日本が太平洋戦争に突入した年ですね。
ところがこの第一の朝現在1万円ほどで取引されているんです。
なかなかのお値段ですよね。
いや私のような庶民にはちょっと手が出ません。
気になったので図書館の蔵書検索サイトカーリルで調べてみたんですが
郡山市の図書館には書像が見当たりませんでした。
つまり地元ゆかりの作家の代表作なのに地元の図書館で気軽に読めない。
そもそも当時のベストセラーって何を基準にしていたんでしょうね。
発行部数なのか売上なのか
それとも当時の新聞やマガジンなどで紹介された評価なのか。
現物を読めないのでなぜベストセラーになったのか
私にはわかりませんでした。
もちろん今は読めないからといって作品に価値がないとは限りません。
ただ文学的に高く評価されている作品なら
別の出版社から再刊されたり文庫になっていても良さそうなものです。
それが現在では簡単に読めない。
諏訪風呂さんはいい意味では完全に幻の作家になってしまっているんですね。
私個人としては小説家としての顔よりも
編集者としての顔の方が大きい方だったのではないかという印象を持ちました。
もちろんこれも私が展示を見て感じたことです。
郡山市がこうした地元ゆかりの作家を取り上げる事態は
とても良いことだと思います。
ただ郡山出身の作家、郡山ゆかりの作家は他にもたくさんいるはずです。
この人を取り上げるならあの人もいるんじゃない?
そんなことをついつい考えてしまいました。
常説展を見たら小説家じゃない朝賀厳細について書き加えられていました。
朝賀厳細を無理に書き加えるより
もっと他に郡山市出身、郡山ゆかりの人がいるような気がします。
文学の森という名前の通り色々と考えさせられた一日でしたね。
ただせっかく地元ゆかりの作家を紹介する企画展ですから
09:02
もっと多くの人に足を運んでもらいたい。
そして真舟豊さんだけでなく息子の真舟忠さんのような
文学や演劇、テレビドラマ、特撮などの様々な分野につながる人々についても
もっと掘り下げて紹介してもらえると嬉しいです。
そんなことを考えながら雨の中帰ってきました。
はい、それではまた。もしよければぴょん吉のオタクな話にお付き合いくださいね。
本日もお聞きくださいまして誠にありがとうございました。
09:44

コメント

スクロール