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2025-11-15 06:27

#1357 押山清高監督のWIRED のインタビュー記事を読んで思った話

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「WIRED Innovation Award」という賞を「ルックバック」の押山清高監督が受賞してWIRED にインタビュー記事が載っていました。福島県本宮市出身のアニメ監督です。それを読んだ感想です。人工知能とゲームエンジンの進歩によって、自然な動きのアニメが大量生産される時代がまもなく来るだろう、と。その時に生き残れる一つは「純粋天然物のアニメーション」だろうという話、面白かったです。アニメ業界もかなり変わりそうですね。

サマリー

押山清高監督がWIREDのインタビューでアニメーション制作における独自のアプローチを語り、技術とものづくりの進化について考察しています。彼の手法はアニメ制作の新しい形を示唆し、漫画制作を通じた未来の長編映画に関する夢にも触れています。

押山清高監督の受賞
はい、おはようございます。本日の放送は2025年の11月15日土曜日です。 本日は第1357回目のお話となります。
このチャンネルは福島県郡山市在住の特撮アニメ漫画大好き親父のピョン吉が日々気になったことをダラダラと話をしていたという番組です。
よろしくお願いいたします。 さてさて今回はですね、テクノロジー好きなら一度は読んだことがあるはずのメディア
WIRED の話から入りたいと思います。 WIRED というのは、テクノロジーが私たちの生活や社会、カルチャー、そして未来をどう変えていくのか
そこにズバッと切り込むウブマナシン。未来を真面目に、でもちょっとワクワクしながら語る あの独特の雰囲気が魅力です。
そのワイヤードが開催しているのがワイヤードイノベーションアワード 未来を形作るイノベーターを表彰するショーなのですが、今年の受賞者の一人になんと
アニメーション映画ルックバックの監督 押山清高さんが選ばれました。福島県本宮市出身のアニメ監督ですよ。
11月14日のワイヤードに掲載された受賞者インタビューが個人的に面白かったんですよ 今日はその内容とそこから感じたことをお話しようと思います
記事ではルックバックという作品がどう作られたのかに迫っています この映画実はとんでもなく少人数で作られているんですよ
押山監督本人が脚本もキャラクターデザインもさらには原画の大部分まで担当しています アニメ制作の世界ではめちゃくちゃ珍しい
一人スーパーマン方式 しかもアニメーターの縁を直に感じられるという原動画という特殊な表現方法まで使っています
で記事を読む前にちょっと振り返っておきたいのが技術とものづくりの進化の話です 1908年アメリカのフォード社が確立したフォード式プロプレスプロダクプロ
プロダクション経済あれプロダクション方式 これが世界のものづくりを根本からひっくり返しました
ベルトコンベアを使った流れ作業と製品の表現化 このおかげでしくれんこうじゃなくても大量にそして均一な品質でものが作れるようになったわけ
ですね 世界が変わりました
この発想はすぐにアニメ制作にも取り入れられました 分業生を導入することで映画館で見る贅沢だったアニメが毎週テレビで楽しめるようになりました
アニメは分業で量産するというのが日本のアニメ産業の大前提になっていきました そんな中で大島監督の一人で何でもやるというスタイルは完全に逆走している
ように見えるんですよね 大量生産システムへの逆行でも読んでいて逆走しているように見えるけど実はめちゃくちゃ
理にかなっているなと感じたんです 分業が進んだことで起きた弊害もあると大島監督も言います
絵を描かない人が脚本を書いたり監督をしたりするようになって 本来なら絵の動きだけで表現できる部分が省略されてしまうという現象が当たり前になって
未来への挑戦
しまったと これ聞いた瞬間にドキッとしました
分業は効率を上げるけれど同時に削られてしまう表現もある それが業界標準のクオリティーになっていたかもしれないと
さらに従来の原画から動画という工程にも落とし穴があります 本来なら原画が持っている力強さや生々しさが別な人が動画にすることで
薄まってしまう そこで出てくるのが原動画原画マンが動画まで書くことで最初に込めたエネルギーを
そのまま残せる手法です ただこの方法は当然ながら技術力も負担も大きい
原画も動画もだけじゃなくてそこの部分に脚本と監督の視点まであー全部一人が 背負って作るんですからそりゃ波じゃない
でも押山さんの発言を聞いているとこれは昔ながらの手作業への回帰とよりも むしろ未来を見せた部での選択なんじゃないかと感じました
なぜかというと人工知能やゲームエンジンによって 手書きの手触りすらも質感としてアニメで表現できてしまう
つまり 技術が進めば絵を描けない人でもアニメが作れる時代が来るわけです
今は年間数十本しかない長編網が将来は何千何万という本数に増える アニメがバグ増する世界です
そんな大量生産の時代にも規模が小さながら独自のコンセプトを貫いた 純粋天然物のアニメーションは必ず残る
押山さんはそう信じていますこれめちゃくちゃかっこよかったです さらに面白いのが押山さんがこれから漫画制作に力を入れていきたいと言っている点です
漫画は一人で脚本も演出も雑画も全部やる世界 アニメのように完全分業もできるけれど基本は作者が一人で全責任を持つ形式
その漫画で物語作りの筋肉を高めていつか自分のオリジナル 長編映画を作るという目標につなげていくという流れなんですね
ルックバックを見た人ならわかると思うんですが 押山さんの絵を信じる力って本当に強いんですよ
確かに物語を書くための土台として漫画で鍛えるという発想はめちゃくちゃ納得です 記事を読んでいてこの人本気で未来のアニメの形を変えに来てるなとワクワクしました
押山さんがこれからどんな作品を作るのか 原作も完全オリジナルの長編を考えていますよ
どんな話か期待が膨らみますよね 未来のアニメ化にとんでもない科学反応を起こしてくれそうです
というわけで今回は押山清高監督のインタビューを読んで感じたことを話しさせていただき ました
はいそれではまたもしよろしければぴょん吉のオタクの話にお付き合いくださいね 本日もお聞きくださいまして誠にありがとうございました
06:27

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