1. ピョン吉の航星日誌
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2022-10-14 09:15

#229 郡山の地元であまり知られていない安積沼と「生きている小平次」の話

【注意:日付と曜日を1日間違えて言っております。すいません】3年前に放映された『歌舞伎町シャーロック』というアニメの中に、郡山市の話題が登場してきてびっくりしました。郡山の安積沼で起きた殺人事件が元の話で、「生きている小平次」として、江戸時代から現在まで、小説、歌舞伎、落語、映画、テレビの題材となっております。それなのに郡山市の人には、あまり知られておりません、というお話です。

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はい、おはようございます。本日の放送は、2022年の10月13日、木曜日です。
本日は、第229回目のお話となります。
このチャンネルは、福島県郡山市在住の特撮アニメ漫画大好き親父のピョン吉が、
響きになったことをだらだらとなしをしていくという番組です。
そんな親父の一言を気になりまして、もしもあなたの心に何かが残ってしまったら、ごめんなさい。悪意がなかったんです。
ここにこの番組に興味を持ってしまったら、ぜひ今後もご協力のほどよろしくお願いいたします。
プロダクションIGというアニメスタジオが、3年前に制作しました、
歌舞伎町シャーロックというオリジナルテレビアニメがあるんですね。
ツークールで制作されたんですけどね。
簡単に言うとですね、落語家になりたかった探偵としてはですね、
天才的な能力を持つ男がですね、スラム街みたいな歌舞伎町でですね、
奇妙な事件に出会ってですね、それを解決していくというお話です。
登場人物たちがね、シャーロックホームズなどの探偵小説を元にしているところが多いんですよね。
プロダクションIGらしくてですね、よくできたアニメーションでした。
主人公の落語をしながらね、事件を解決するというシャーロックだとかね、
あと探偵横丁のまとめ役のね、男のハドソン夫人だとかね、
謎がありそうなね、青年のモリアーティとかね、
なんか登場人物たちがね、ちょっと感情移入ができなかったんですけども、
でもワトソン役がね、唯一まともな感じでね、
そのワトソンの視点からですね、歌舞伎町のね、奇妙な人々を眺めているっていう感じのアニメーションでした。
そのアニメをね、たまたま見ていた時ですね、第13話はじまりの月よっていう回でですね、
小肌っていう人がですね、兄が福島県の氷山にね、ついに行ったもんですね、行方不明になったっていうんで、
それを探してほしいっていう依頼がですね、来るっていう話があるんですよ。
まさかですね、歌舞伎町を舞台にしたアニメの中にですね、氷山の話が出てくるっていうので、
全然予想してなかったので、びっくりしたんですね。
いつもはね、やる気のない探偵なんですが、落語のね、生きている小平寺みたいな事件ということでね、
興味があってね、事件に取り組むっていう話なんです。
生きている小平寺っていうのは何かっていうとですね、
昔、氷山市にあったというですね、浅間沼っていう大きな沼でですね、
幽霊役でね、有名な役者さんがね、殺されるっていう殺人事件があったっていう話なんですよ。
これはですね、1808年にですね、三島強伝っていう有名な作家によってですね、浅間沼っていう電気小説になるんですね。
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それが人気でね、歌舞伎の怪談者となってですね、さらに落語にもなってですね、
そしてあと、さらに時代が経った後にはですね、映画にもなって、さらにさらにテレビドラマにもなったっていう有名なお話なんです。
そしてさらにですね、SED小説ね、京極夏彦さんによってですね、のぞき小平寺っていう小説にもなってるんですよね。
というわけで、このね、小説を読んでね、アニメの脚本家の人がね、この話を書いたのかなーって勝手に想像しております。
小畑小平寺っていうのがその話に登場する歌舞伎役者さんです。
幽霊の役でね、名前を挙げた後にですね、殺害されてね、自分を殺した人のとこにね、化けて幽霊となってね、舞い戻ったっていうので有名な人物なんですね。
創作上の人物ですけどね、そのモデルになった人物がね、実在していたことが知られています。
その人物が殺されたっていうのはね、浅川にあったという浅川沼。
浅川といってもですね、現在の郡山市の浅川町付近ではなくてですね、片平からですね、日和田にかけてね、現在の郡山のね、北の方にあったという巨大な沼なんですよ。
そこで殺された話はですね、遠く江戸でね、話題になっていたってことなんですね。
ところがですね、このお話、郡山市の人でね、知ってる人がほとんどいないんですよね。
このようにですね、アニメの題材となるぐらいですね、定番のお話なんですが、郡山市の人にですね、馴染みがないんですよ。
馴染みがない理由としましてはね、現在郡山市にね、浅川沼っていうのがないんですね。浅川沼って言われてもね、実感湧かないっていうのもあるんでしょうね。
郡山市はですね、明治に浅川疎水ができるまでですね、荒野でね、水が手に入らなかったので、人がほとんどいなかったっていうのが通説になっていましてね。
昔沼があったってことでね、有名だったっていうのはね、なんか合わないってこともあるんでしょうね。
それに有名は有名でもですね、殺害された場所っていうね、ネガティブな話題ですからね。
だけども、日本松とかの同じくね、黒塚、鬼塚伝説で有名ですけどね。
それで長年にわたってですね、観光客を呼んでるわけですよ。
対象的だなと思うわけですよね。
あんまりね、接し合えてないこういう郡山のことね、もっと有名になってほしいなと思ってるんですけどね。
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現在ですね、浅間沼があったっていう跡がですね、日和谷のところにありますけども、これもね、ちょっと曖昧でね、ここら辺かなーって感じで作られた感じなんですね。
地質調査とかね、やった結果なのかってちょっと気になるところなんですね。
浅間沼はですね、西暦900年頃に作られてですね、古今和歌集、それから新古今和歌集の和歌の中にも登場するぐらいですね、非常に有名な大きな沼だったらしいんですよ。
ところがですね、その後だんだんだんだん小さくなったらしいんですね。
1689年ですね、松尾芭蕉と空がですね、奥の細道の途中でですね、ここを訪れたことも有名なんです。
ですけどもね、当時でも既に沼らしきものはなくてね、そこでですね、松尾芭蕉たちはね、古今和歌集に出てくるっていうね、浅間沼に入るっていう花かすみっていう花を探したので有名なんですね。
ところがですね、そこに住む人たちはね、誰も浅間沼も知らないし、花かすみも知らない、というので諦めて帰っていったっていう話なんですよ。
過去のことを大切にしないとね、こういうつまらない事態になるよっていう話をですね、350年前にですね、松尾芭蕉は伝えてるんですけどね。
未だに沼はね、生きている光栄寺も知らないっていう同じような状態なんですよね。
ちなみに花かつみっていう花はね、どんな花かも分かっていなくてね、恒山市の芝の花がね、花かつみになったんですが、多分こういう花だったに違いないというので、姫シャガっていう別の花をね、花かつみって呼んでるんですね。
本当は浅間祖子ができる前からですね、阿部熊川沿いとかね、あるいはそのシリウルの川沿いのところではね、農業が咲いていましたんでね、ちゃんと人が住んでね、文化があったんですよね。
それをですね、ないが所にしてきたためにですね、文化がないという風になってしまったんじゃないかなと。
まあ近くにですね、文化的に住んでいた菅川とかね、三原とかがあってね、さらに交通の要であったね、本宮もあってね、その中で目立たなかったってことはあったと思うんですけども、でもですね、まあ恒山の文化っていうのをね、大切にした方が良いと思うんですけどね。
というわけで、まああんまりね、あの特撮アニメに関係ない話でした。
はい、それではまた次回よろしくお願いいたします。本日もお聞きくださいまして、本当にありがとうございました。
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