ガイナックス破産整理の影響
はい、おはようございます。本日の放送は2025年の12月12日、金曜日です。 本日は第1384回目のお話しとなります。
このチャンネルは福島県郡山市在住の特撮、アニメ、漫画大好き親父のピョン吉が日々気になったことをダラダラと話をしていくという番組です。
よろしくお願い致します。 昨日ですね、エヴァンゲリオンの庵野秀明さんが株式会社カラーのホームページで株式会社ガイナックスについてという文章を発表されていました。
内容はというと、ガイナックスの破産整理がついに終了し、法人として完全に消滅したという報告でした。
官報費も掲載されていて、約42年の歴史に幕を下ろしたと。 いやーもうアニメファンとしては胸に頭心とくる話でして、ガイナックスってただのアニメ制作会社じゃなくて、
あれこれと思い出深い人生の一部みたいな存在なわけですよ。 だからこそこのような終わり方になってしまったのは本当に残念。
でもいろいろ調べると最後の方は相当ゴタゴタしていたみたいで、 ブランドがもっと泥だらけになる前に整理がついたのはある意味ほっとした部分もありますね。
そして福島県民としては特に気になるのが福島ガイナックスの存在です。 名前に福島とついていた会社が今回の破産整理に大きく絡んでいたということを知ってから
同行をずっと追っていました。 震災後福島県にガイナックスが来るとニュースが出た時のワクワク感、今でも覚えています。
展示されていたガイナックス作品の原画なんてファンにとっては宝物みたいなもの。 こんなものを見ることができるなんて喜んでいました。
まさかその展示物が後に整理作業をややこしくする原因になっていたなんて当時は思いもよらなかったです。
そしてさらに驚いたのが福島ガイナックスで買ったエヴァグッズが実は 権利者のカラーにお金が行く製品じゃなかったという事実。
突然エヴァ商品が消えて、カラーとガイナックスもしかして関係こじれてる?とようやく察し始めたというなんともほろ暗い思い出があります。
ただ今回の庵野さんの文章で福島ガイナックスとは今年1月の時点で和解済みだったと知り、心底ほっとしました。
庵野さんもできるだけ早く蹴りをつけて創作の方に時間を使いたかったという本音を滲ませていましたね。
どあいえ、庵野さんは塚川市の特撮アーカイブに来る時はめちゃくちゃ楽しそうなので、福島県に対するしこりは全くなさそうなので安心しておりますが。
思い返せばガイナックスの前身となる人たちの活動がとても気になっていました。
岡田斗司夫さんたちがSF大会で大阪芸人なんて呼ばれていた頃も知っていますし、大根フルムの実製作映画なんてワクワクしっぱなし。
ジェネラルプロダクツ自体にはSFや特撮好きの都合を抑えたグッズがずらっと並んでいて、なんだこの会社夢の塊じゃんと衝撃を受けていました。
ガイナックスに割って生まれた映画、王立宇宙軍オネアミスの翼を映画館で見た時の衝撃。
トップを狙いに驚き、不思議の海のナディアに感動し、そして新世紀エヴァンゲリオンで世界がひっくり返されました。
本当にアニメの地図を塗り替えた作品群ですよね。 そんなガイナックスの子会社が福島に来ると聞いた時は、そりゃもうコードリしました。
地元市で記事を見て、改装される前の三原町の桜村まで見に行って一人ワクワク。 オープニングセレモニーで武田さんや山賀さんを見た時は、本物だ!ガイナックスが来た!と大興奮でした。
その後も東方銀行のテレビCMを作ったり、NHKで東北が舞台の思いの欠片を制作したり、特撮のDNA展を開催したりと地元の文化や観光を盛り上げる動きをたくさんしてくれました。
この勢いで福島から新しいアニメ文化が育つかも!と期待していただけに、この結果は本当に残念。
ただ庵野さんの文章にも登場している武田さんが、いろいろと一方的に言われ放題だなぁとコメントしていたりするので、個人間ではまだしばらく王を率きそうな気配もあります。
でもひとまず破産整理が終わって株式会社カラーが余計な労力をかけなくて済むようになったのは大きいです。
創作の時間が戻ってくるのはファンとしては素直に嬉しいところです。 というわけで昨日のガイナックス破産整理完了のニュースを受けてアニメファンとしてあれこれ語らせていただきました。
庵野秀明の発表
複雑ではありますが、これまでの作品は消えるわけではありませんし、ガイナックスの残した熱はこれからも確実に生き続けますね。
はい、それではまたもしよろしければピョン吉のオタクな話にお付き合いくださいね。 本日もお聴きくださいまして誠にありがとうございました。