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2025-11-14 05:01

#176 『ワンダンス』が正統派スポーツマンガで良かったです

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ピョン吉の航星日誌「#1356 『ワンダンス』が正統派スポーツマンガと感じたという話」をNotebookLmでポッドキャスト化したものです。

サマリー

アニメ『ワンダンス』は、ストリートダンスに対する先入観を覆し、初心者が努力を重ねて成長する王道のスポーツ青春マンガです。制作における高度な技術と賛否のあるCG描写が、現代のアニメーション技術への挑戦を浮き彫りにしています。

『ワンダンス』の魅力
- こんにちは。さて、今回はですね、送ってくれた方が、見つけたらもう沼だった、と語るアニメマンガ、ワンダンス。
- ほう、沼。
- これを深く掘り下げていきたいと思います。あの、送られてきたレビューが、ものすごい熱量で。
- そうなんですか。
- 最初は、まあストリートダンスものっていうことで、全く興味がなかったそうなんです。
- はいはい。
- それが見始めたらもう止まらなくなって、最新話まで一気に。で、原作まで全部読んじゃったと。
- すごいですね、そのハマり方は。
- ですよね。だからその最初の壁を乗り越えさせた魅力の正体、これを紐解いていきましょうか。
- ええ、ぜひ。楽しみです。
- まずその最初の壁なんですけど、いくつか理由があって、そもそもストリートダンスに馴染みがなかったと。で、過去にあったダンスアニメにもちょっと乗り遅れた経験があったり。
- ああ、なるほど。
- で、何よりタイトルから、女性向けのかっこいい男子鑑賞アニメかな、みたいな。
- ああ、そういう潜入感ありますよね。
- ええ、そういう思い込みがあったそうなんです。
- いや、でもそこが面白い出発点ですよね。タイトルとかテーマだけで、ジャンルを決めつけちゃう真理って、まあ誰にでもあると思うんですけど。
- はい。
- この壁が高いからこそ、その後の発見がよりドラマチックになるっていう。
- まさに、まさにその通りで。で、ここからが面白いんですけど、実際に見てみたら、その予想を180度裏切られたと。
- ほう。
- 本質は、初心者が努力と才能で道を切り開いていくっていう、もうド直球の王道スポーツ青春漫画だったっていうんですよ。
- なるほど。
- 空手とかバスケの漫画を読むのと同じ興奮があったって書かれてます。
- ああ、それはもうジャンルを超えた普遍的な面白さですね。物語の核の部分が。
- そういうことなんですね。
- 主人公のこたにかぼくくんでしたっけ?
- はい。
- 彼が喫煙症っていうコンプレックスを抱えてて。
- はい。
- 言葉じゃないダンスっていう自己表現に光を見出すと。
- で、同級生のわんだひかりさんから、男子が女子にダンスを教わるっていう構図も変な壁がなくてすごく現代的だなって。
- その物語を支える作り手の木からもすごいみたいで。
- ええ。
- 原作のコーヒーさん、この方の画力がもうとにかくすごいと。
- ああ、聞きますね。
- レビューにも漫画なのに音楽が聞こえるってありましたけど、動きの表現が卓越してるんですよね。
- そうですね。過去作のノボルコジラさんも実写映画化されてますし、その実力は間違いないでしょう。
- で、アニメの制作体制もこれまた興味深くて。
- はいはい。
- 日常パートはソウソウのフリーレンのマットハウスが、で肝心のダンスシーンはCG制作のサイクロングラフィックスが担当してると。
- まさに万弱の婦人っていう感じですよね。特にダンスシーンは1年がかりでモーションキャプチャーを導入してて。
- 1年!?
- ええ。原作では読者の創造に任されてた動きのリアルさを映像で本物にしてる。これはかなりの挑戦ですよ。
- そこなんですよ。それだけ力を入れてるのに送ってくれた方のレビューだと、そのダンスシーンのCGが実は賛否両論なんだそうで。
- うーん、なるほど。
- これだけ技術を投入してなぜ評価が分かれるんでしょうかね。
- これはまあ現代のコンテンツ産業が直面しているすごく重要な問題を提起してますね。
- 問題ですか?
- はい。原因はもう我々視聴者の目が吠えすぎたこと。これに尽きるかなと。
- 目が吠えすぎた。
- ええ。比較対象として名前が上がるのが映画のザ・ファーストスラムダンクとかフィギュアスケートのメダリストとか、もう規格外のサッキングなんですよ。
- ああ、なるほど。相手が悪すぎると。
- そういうことです。もしそういう比較対象がなければ、テレビアニメでここまでやるかってたぶん絶賛されてた可能性が高い。
- 確かに。
- レビューにあった十数年前のプリキュアのエンディングよりすごいっていう視点こそが、評価がいこに相対的かっていうのをすごくよく示してますよね。
- ああ、なるほど。ということは、このワンダンスをまとめると、ジャンルへの先入観を吹き飛ばす王道の物語の力と、
映像技術の挑戦
それを支える非常に高度な、でも同時にすごく厳しい比較の目にさらされる現代の映像技術が融合した作品、と言えそうですね。
- まさにそういうことだと思います。
- だからアニメをきっかけに原作もっていうメッセージにも頷けます。
- ええ。
- でもこのCGをめぐる議論ってすごく考えさせられますよね。技術がどんどん進化していく中で。
- そうですね。そこから一つの問いが浮かび上がってくると思うんです。
- と言いますと。
- 芸術における表現技術が進化し続ける中で、私たちの物語の心を感じ取る能力も共に進化していくんでしょうか。
それとも単に感動するためのハードルが上がっていくだけなんでしょうかね。
- 次回の配信もお楽しみに。さようなら。
- 次回の配信もお楽しみに。さようなら。
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