新しい世界観の設定
こんにちは。こんにちは。いやー始まりましたね。新番組、ウルトラマンオメガ。えーついに。早速なんですけど、第一話、宇宙人がやってきた。これについてリスナーの方からですね、熱い感想メッセージをいただきまして、ありがとうございます。本当にありがとうございます。いや、なかなか鋭い視点が多くて、こっちもオッと思いましたね。ですよね。で、今回はですね、このいただいたメッセージを元ネタに、というか、きっかけにして、オメガの第一話、その世界観を
一緒に深く掘り下げていきたいなと。ぜひ、あのまずやっぱり驚いたのは、怪獣も防衛チームも、これまで一度も現れたことがない世界っていう、この基本設定?
いや、これですよね。ウルトラシリーズとしては、かなり異色というか。大胆な試みですよね、本当に。
怪獣を知らない、ウルトラマンも知らない、そんな世界で始まるっていう。送ってくださった方も書いてましたけど、この設定だから、もしかしたら防衛隊に行くはずの予算が特撮、CGとかに注ぎ込まれてるんじゃないかみたいな。
あー、なるほど。冒頭の戦闘シーン、迫力すごかったですもん。
確かに、あのクオリティはゴジラ-1の白組さんが参加しているっていう、その情報も聞くと、まあなるほどなぁと。ただそれだけに、今後のクオリティ維持っていうのも結構大変でしょうし、派手なだけじゃなくて、人間ドラマとのバランスが鍵になりそうですよね。
そうですね。その人間ドラマの中心が、今のところ主従校の星見校生が働いている倉庫の管理人室っていう。
ああ、そうそう。そこがまた面白い。
なんか特殊な組織とかじゃなくて、ごくごく日常的な場所からどうやって非日常に関わっていくのか。
ええ、そうですね。あと謎といえばやっぱり、なぜ怪獣が大人死、あの特定の死だけに現れたのか。
ああ、それ。それも大きな謎ですよね。
メッセージには、大人死だからお人越しが多くて狙われたんじゃないか?みたいなユニークな考察もありましたけど。
あれはちょっと笑いましたけどね。でも、名勝ち?みたいな。
ありえるかもしれない。
一方で送ってくださった方が気にしてた点として、初めて怪獣とかウルトラマンを見た街の人たちの反応が、意外と冷静だったんじゃないかっていう。もっとパニックになってもおかしくないのにみたいな。
ああ、そこですね。確かに昔ながらのパニック描写とはちょっと違いましたよね。
ただあれがもしかしたら現代的なリアルなのかもしれないなと思って。
と言いますと?
なんか未知の巨大なものが現れても、恐怖ってより先にとりあえずスマホ向けちゃうみたいな。
ああ、なるほど。撮っちゃう、記録しちゃうみたいな。
そうそう、そういう人結構いそうですし、あとはその世界の常識とか情報の伝わり方自体が我々の感覚ともしかしたら違う可能性も。
ああ、なるほどですね。例えばラジオDJの存在とか。
そう、あのDJ。
コミュニティFMみたいな感じで意外と情報源として大事だったりするんですかね。
かもしれないですね。メッセージにあったあのDJ実は宇宙人説、個人的には推したいですけど。
ああ、それ面白い、なんかありそう。
鍵を握ってる可能性はありますよね、あのDJが。今後の展開に注目ですね。
そしてこの怪獣がいない世界っていう設定は作る側からしても相当大きな挑戦ですよね。
いやあ、そうだと思いますよ。だって過去の人気怪獣とかおなじみの防衛メカ、戦闘機とか、いわゆるお約束が一切使えないわけですから。
そうなんですよ。完全に新しい怪獣、新しいヒーローだけで勝負しないといけない。
ええ、これは商業的にも物語作る上でもかなりの覚悟がいるはずで。
うん。
グッズ展開とかも深めて、本当、製作人のオリジナリティとその手腕が問われるところですよね。
いやあ、大変だ。送ってくださった方のメッセージにもありましたけど、
安易に別世界のウルトラマンとかを客演させたりしないで、この世界観を貫いてほしいっていうその気持ちはすごくわかりますね。
ええ、わかります。で、その新しいヒーローであるウルトラマンオメガ自身もかなり異色じゃないですか。
キャラクターの成長と挑戦
あ、そうですね。記憶喪失で、なんか生まれたての赤ちゃんみたいな。
そうそう、地球を守るみたいなはっきりした使命感を持ってるわけじゃない。
うんうん。
そこが今までのウルトラマンとは大きく違うところで。だから、なんで人を助けるのかとか、ピンチにどう反応するのかっていう部分が物語の核になりそうで。
なるほど。
メッセージにあった、助けるのが当たり前っていう従来のヒーロー像を問い直して、オメガ自身がそれを学んでいく、なんか教育的な側面があるのではっていう指摘、これはすごく重要かもしれないですね。
いやあ、深いですよねそれは。そして、やっぱりデザイン。
ああ、デザイン。
これはもう度外抜かれました。特に、頭のオメガスラッガー。
あれは斬新でしたね。
セブンのアイスラッガーと逆向きについてて。しかも変身アイテムでも武器でも。で、放送後にはおもちゃにもなるっていう。
あははは。一石三鳥。
まさに。背中のなんか昆虫の外国核みたいなディテールとかもかっこいいし。
デザインチームすごいですよね。ただ、これも送ってくださった方のメモにあったんですけど、最後の去り姿。
ああ、そう。
怪獣倒した後、デュワって飛び去らないんですよね。
そうそうそう。そうなんですよ。なんかエネルギー切れなのか、人間の姿に戻っちゃうっていう。あれはちょっとえってなりました。
なりましたよね。従来のファンからすると、カタルシスというか爽快感がないのはちょっと物足りないかもしれない。
でもこれもある意味、現代的なのかもしれないですね。ヒーローだって万能じゃないよっていうリアリティなのか、あるいは変身が解けたところをスマホで取られちゃうリスクとか、そういう表現なのかも。
ああ、なるほどな。カタルシスだけじゃない何か新しい表現を模索しているのかもしれないですね。
そうかもしれないですね。こうしてみると本当に何というか意欲的な要素がぎっしり詰まった第1話だったなと。
ですね。
送ってくださった方の考察にもありましたけど、この怪獣もヒーローも誰もが初めて体験する世界で、これから人々は怪獣って何なんだ、ウルトラマンってどういう存在なんだってどう理解して定義していくのか。
社会がどう変わっていくか。
そう、社会全体がこの未知の存在とどう向き合って変わっていくのか。もしかしたらそのプロセス自体がこのウルトラマンオメガっていう物語の一番描きたいテーマなのかもしれないなぁなんて思いましたね。
いやーそう考えると今後の展開が本当に楽しみですね。メッセージ送ってくださった方本当にありがとうございました。
ありがとうございました。刺激的な考察感謝です。
次回の配信もお楽しみに。
さよなら。