1. パズルの話半分
  2. #102 枠があるかないか
2025-08-17 17:25

#102 枠があるかないか

あるパズルへの意見を発端として、枠の話へと広がっていきます。

トピック:

●シルエットパズル

●枠

●パッキングパズル

●形とスケール感

●原寸

●味わいが変わる

●解き方のアプローチ

●タングラム

●Tパズル

●違うものになる

●アハ感

●もったいない

●スキマのあるパッキング

●ゴールの形を示さない

●シンメトリー

●ピースを囲む

●合同形

●多角形を作る

●アンチスライド

●べからず集

●チェッカー

●新しい世界が見たい

●形でコントロール

●ストーリーで納得させる

●出題の仕方

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ある人から言われたことがあって、パッキングパズルはそれなりに得意というか好きなんですけども、シルエットパズルになるとどうもやりにくいというか、苦手だなーっていうことだったんですよね。
まあまあ苦手意識ね、ありますね。
その方の提案で、いっそのことシルエットパズル枠が付いてたらいいのにという。
おお、パッキングパズルみたいにしてくれと。
そうそうそうなんですよね。
はい。
で、いやいやそうしたら何にも面白いことないんじゃないの?というようなこと思ったりとか、まあでも本当にそうなのかなーとか考えたりして、ちょっとこうもやもやしたことがあるんですね。
なるほど、はい。
で、この冷静に考えると、シルエットパズルって形を作るというか形を探すパズルぐらいのつもりで考えてるんですけど、正確にというか、より深く考えると形とこのスケール感を同時に探るっていうパズルになってるんですよね。
うーん、そうですね。
だからやることが結構多いというか、結構まあ負担があるかもしれないですね。
いや確かに形はもちろんそうなんですけど、スケール感っていうのは、説明書に書いてるシルエットが実際のピースとは違うスケール感で書いてたりするわけですよね。
そうですよね。原寸ってのはあんまりないというか、基本的にないはずなんで。
そこが難しさをちょっとまあ生んでると。
そうですね。
あれじゃあ原寸にすればもうちょっと簡単になるのかな?
原寸にしちゃうとね、どうなんでしょう。物によると思いますけど、置くところがすぐに決まっちゃうじゃないかなとか思ったりしますけどね。
原寸にすると枠があるのとほぼほぼイコールなってきますかね。原寸のその紙に置いていけばいいわけですね。
まあそうですね。置けないにしても隣に置いていくとかいろいろやり方はあるんで、結局それを定義として使えるっていうのが、それがやりやすさとも言えるんだけども。
やりやすさには何か。
ちょっとつまんなさに近寄っちゃうような気もして、そこが難しいんですよね。
まあでも枠があると原寸の紙があるにほぼほぼ等しいかな。この枠に合わせていくと普通のシルエットよりは簡単になっちゃうかな。
例えば簡単になるから遊びやすくて、それがいいのかっていう言い割りは難しいんですけど、たぶん遊び方というか味わい的には落ちるような気はしますよね。若干なんか。
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落ちるか味わいが変わるんですね。変わっちゃいますね。
なんかすぐにできちゃったみたいなのが妙に簡単になっちゃう可能性もちょっとあったりして。そこですよね。難しいところなんですけど。
まあでもシルエットパズルってやっぱり枠がないからアプローチとしてはピース同士をどうつなげるかっていうのをみんな考えると思うんですね。
そうですね。
それとは逆に枠があると枠に対してピースを当てはめていっちゃうじゃないですか。やっぱりちょっとアプローチが違ってくるのかなっていうことで時味が変わってきちゃう。
簡単になるか難しくなるかも含めて。ちょっと同じ問題でもアプローチが違うと時味変わってくるなって微妙なところだけど思っちゃいますね。
そうですね。前ちょっとここで話したかもしれないですけど、パングラムって7ピースをケースが付いた状態で置いておくとシルエットパズルなんだけどちょっとパッキング的な遊び方になっちゃう。
それはそれで面白いならかもわないんだけど、なかなか複雑だなというか。
例えば有名なところだとTパズルみたいな4ピースの大文字のTを作るみたいなのが原寸の型紙があるとかそういう商品も実際想像してるんですけど、それが良いとか悪いとかじゃなくて、
簡単にしているっていうものをちょっと超えて実は違うものになっちゃってるけど、良い悪いじゃなくて、同じものではもはやなくなってるよねっていうのはありますよね。
同じものだと思ってやるとそれはまたそれで違うのかなっていう気もしますから。好き嫌いとか良い悪いは別として、実は質的に変わっちゃうっていうのはまあそりゃ面白いんですけどね。
そうですね。
変わるってこと自体は。
はいはい。私まさにそのTパズルを枠にはめるタイプのやつ持ってるんですけど。
まあ私いろいろ知っちゃってるのもあるんですけどTパズルでいろんなシルエット。けどやっぱり知らない人とか例えば子供とかだとこれだったらあのちっちゃい子でも簡単にやり始めれるなっていうか。
まあやっぱりちょっと簡単になってるんだなぁと思いますけど、確かに子供なんかは何回もこういうので遊んじゃいますよね。
なんかそのTじゃなくても一般のもうちょっとなんかやりやすいシルエットパズルを枠付きのものにして親しんでもらうと。
Tでは良いと思うんですね個人的には。でTとか他のやつみたいになんかこうある種トリッキーなものが1個あって目玉のものが1個あって他にも作れますのものだと、
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目玉のものっていうののそのある種アハ感を体現させるのに枠は実はあんまり向いてない感じがするので。
そうだね。
ものによっちゃものによるなんですけどどう味合わせるのかみたいのがあんまりね察しずするのもおこわましいんですけどもなんかややもったいない感があるんですよね。
うん確かに。
4ピースのTパズルってもう一回ほんと記憶抜いてもらってもう一回やったら面白いだろうなと思うんですけど。
まあ無理なんですよねこればっかりはね。
ねえ。
忘れられないぐらいねあの印象的なあの配置ってことなんで。
そうですよね。
それをこう味わうときできることならこういい形でそのアハをこう味わってもらえればいいのかなと勝手に思うわけですけど。
うーん確かに。
果たして枠っていい誘導っていうのかななんかそのやり方として本当にいいのかなって結構悩ましいところですね。
いや本当にTはまさに傑作なんですけど他のシルエットはまあそうでもないかもしれないけどこのTだけはシルエットでやってほしいなって思っちゃうぐらい。
やっぱりTパズルってピース同士をどうコネクトしていくかを一生懸命考えるので枠割っちゃうとやっぱり枠に沿わせちゃうような動きになるともったいないなって思っちゃう。
そうなんですよね。このもったいないっていうのは知ってるからこそそっちの視点でもの言ってるんでこれもだからねなんか愛好家的な視点で言い過ぎるのもどうかと思うんですけど自由に遊んでもらって全然構わないんですけど遊びやすくしたつもりがなんか余計なことになってるんだとするともったいないなっていう感じですよね。
どう伝えていいかわからないですけどね。
確かにそうなんですよ。
もちろん枠があった方が絶対面白いものとかそんなパズルはもちろんいっぱいありますし隙間ありのパッキングとかは絶妙な枠がないと面白くもなんとかないですもんね。
そうですよね。枠あって隙間が空いてるのは確かに枠に沿わそうと思うとそうじゃないっていうところがパズルとして面白いところだからあれは枠も含めて迷いになってるからいいんですよね。
ピッタリ全部詰まる隙間がないタイプのパズルとシルエットを比較するのはなんかわからない気もするんですけど、こういう隙間があるパッキングになってくるともうシルエットとは全く違うというかね。
同じ感じには捉えられないですよね。
そもそもゴールを言ってるようで言ってないっていうか。
そういうパズルに近づいてますよね。
ちょっとそうですよね。
中に入れろってだけでこれ以外としか言ってないみたいな。
なんか昨今ある答えを答えというかこのゴールの形を示さないで言葉で表現する。
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どうこうしてこういうような条件になるように並べてくださいとかそういう形を作ってくださいっていう風に言われて、
じゃあ具体的に形何なんですかって言うといやそれはお前が考えるんだという。
そういう類のパズルはちょっとやや上級者向けというかマニアックなところでよく見ますけども。
いわゆる最近よくあるシンメトリーを作れみたいなやつですか。
とかですね。その代表的なところだと思うんですけど。
そういうのっていうのはもうむしろその形を枠に当てはめたら全然意味がない。
そうですね。
それに関しては枠は出せないんでしょうね。
原理的に出せないというか出したところであんまり意味がない。違うものになっちゃう。
そうですね。目的の形を言うない。なんだろう。ルールだけを示すパズルですよね。
そうですね。条件だけ言って。
条件か。
あんまりそれ以上ちょっと質問があったら答えるけどぐらいの形ですよね。
シンメトリー以外に特定のピースの周りを囲めとか言いましたし。
はいはいはい。なるほど。囲んでいればいいけど、囲み方とか囲んだ形はどうでもいいけど、囲めてればOKとかね。
とかですね。
あとよくあるのが合同形を作れみたいなもんですね。
それもありますね。
このナンピースとこっちのナンピースで同じ形を作りましょうみたいな。
そうですね。
それをちょっと分かりやすく上に重ねましょうみたいなとかね。
あと示し方はいろいろある。
あと過去にあったのでは何角形を作れみたいな多角形とか、具体的に言ってるようで言ってないような。
ああ、なるほど。
いうのもありますよね。
ありますね。
だからちょっと若干それは知識存在も多少ある気もしないでもないまま、ゼロ知識しかできないんだけど。
なるほど。
どんどんちょっとこうやや真っ直ぐっぽいというかね、ちょっとお勉強っぽい感じが出てきちゃうんで。
そうですね。ややこしくなってきますけど。
マニアム系って感じしますね。
そう、多角形でも突多角形を作れとかね。
そうそうそう、そういうような。
ピンとくる人はくるけど、なかなか一般的じゃないんだけど、そういう問題の出題の仕方もありますよね。
その類のものが出てくると、やって答えを見せられたら言わんとしてることはわかるんだけど、いざ何も知らない状態で出されると、ちょっと気をつけてなっちゃうんですよね。
なかなかマニアックさがどんどん強まってくるけど。
その度合いが難しい。
オニアムは疲れちゃったりする場合もあるんで、たまに。なかなか難しいところなんですが。
そうですね。
そういうね、答えを言うに言えない出題の仕方っていう。
面白いですよね、でも。そういう出題の仕方ってなかなか、なんだろう、機微があるというか。
僕は面白いなって思っちゃうんですけどね。それが分かりにくいって言われれば分かりにくいけど。
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面白いとは思いますけどね。
あとね、アンチスライドってあるじゃないですか。あれは割と普通の方でも分かりやすい。物理的にカタカタしないように入れなさいというのは、ちょっとこうね、吸ってみて動かなければいいのだっていうのは意外にちょっと面白いし、割とすんなり返ってくるかもしれないですね。
そうですね。あれはだから、何々しなさいじゃなくて、アンチスライド、スライドするなんてことなんで、NG条件をただ言ってるって感じなんですよね。
なるほど。
だからなんだろうな。とにかく禁止だけをつけてるんで、こうじゃないようなものはしなさいなんだけど、ちょっと不思議な出し方ですよね。
不思議な出し方ですよね。
隣に置いちゃいけないと、そういう形の条件ってありますよね。
禁止系ね。
同じ色が隣り合っちゃいけないように入れなさいとか、同じ物が直線状になっちゃいけないとか、そういういわゆるべからず集が並んでて、それをクリアしていって最後何か配置を見つけるっていうような感じのは時々ありますよね。
平面もあれば立体のものもあるし、いわゆるいろんな種類があって、それはそれでアンチスライドも面白い世界ですよね。
分かると、なるほどなと思いますよね。例えばなんだろうな、同じ色を取り合わせちゃいけない、でも頂点はいいけど辺はダメ、よく見てみたら色が2色しかないってなると、実はそれはチェッカーだったみたいなね。
自立上、実はこれだみたいなものがあるんですけど、中にはそうじゃないものが出てきたりとか、いろいろパズルやってる人としては新しい世界が見たいわけですよね、要はね、簡単に言えば。
そうすると、新しいルールとかっていうのは基本的に仮にマニアックでもやっぱり興味を持ってしまうというか、実は見せ方いかんのような気がしなくもないんですよね。
実際の仕方で難しさは変わってきますよね。それはありますよね。隣り合わないようにっていうか、チェッカーにしてくださいって言うと、チェッカーがあって簡単にできちゃったりもするかもしれないし。なるほどね。
まあややこしいだけかもしれないですし、あとこれはね、かつてあるパズルから聞いたことで、やっぱりあんまり言葉でコントロールしたくないので形でコントロールしたいよねと、
いう話をしてて、つまりこれこれが隣に来ないようにとか入らないように入れてくださいっていうのは、できることなら、仕組みとして、形のメカニズムとして実際入らないようにしておけばそんなこと起こらないんだから、
この場で注意しなくても、まあ要はルール減らせるっていうことでもあるんですよ。なるほど。
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なるべくそのメカニカルなんだから、形の面できっちり作ってあげたいなっていうのを言ってる人がいて、まあ難しいんだけどねって言うんで、そうですねって話になったことありますけど。
いやーでも確かにメカニカルパズルだと、そうであってほしいですよね。色でなんとかって言われると、確かにちょっとルールが多いと、ややこしくなっちゃうなっていうのはありますね。
そこを物理的に解決できるのがなかなかエレガントかもしれないけど、まあそういうのですね。
設定とかシチュエーションで、確かにヤギと狼は隣り合ってると気持ち悪いかなみたいな、そういう文脈とかね物語的な意味で、
それは確かにちょっと避けたいよねっていう形で、事実よく言葉でコントロールしてるじゃないかと思いますけども、そういう感じで納得をしていただくという方法ですよね。
なるほど。なるほどね。この色とこの色は隣り合わないようにっていうよりは、それを狼とヤギにしておいた方が納得感は出たりもしますしね。
うん、なるほどなるほど。そうですね、なんかそういう形でコントロールできてないんだけど、もうちょっと納得できる?別な仕組みを入れてきてるって感じですよね。
そう、形でコントロールできなくても、色とかじゃなくて、もうちょっと物語を入れてコントロールするとか、いろんな次第の仕方の妙はありますよね。
そこら辺色々できると面白いよねみたいな話で、なんか世が老けていった記憶がありますね、どっかでね。
まあそんなような話であんまりまとまってないんですけどもね、なんとなく作り手に近い人は考えたことある話題だと思うんですよね。
そうですよね。パズルの出題の仕方にいろんな妙があるなっていう話だったかな。
そうですね、我こそはと思う人はご意見あれば適当に送ってくださればと思いますけどね。
はい。
そんなところでありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
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