00:01
はい、ということで、今回はですね、カタシロの6回目なんですけど、メガネさんに来てもらってやるんですけど、
今回のカタシロは、新しくハッシュタグをちょっと設けてまして、6回目ということで、さぱシロ06っていう。
さぱシロ06、はい。
ハッシュタグで皆さん感想とかあったら、つぶやいてもらえたらなと思います。ということで、早速なんですけど、メガネさんにプレイヤーの紹介、自分の紹介と、あとキャラクターの紹介をお願いしたいです。
はい、プレイヤーのミッツィのメガネことメガネです。今日はよろしくお願いいたします。
お願いします。
さっぱさんと、さっぱさんがキーパーでやるのは今回初なんで、ちょっと緊張はしますけど。
そっか、あーそうですね。私も緊張してるんですよ実は。
プレイヤーでセッションはしましたけど、なんか不思議な感じで今。
そっか、いや大丈夫ですよ、ポンコツなんでこちらは。
今回作ってきたキャラクターは、大神よつくんというキャラクターで。
はい。
めっちゃいろいろ書いてましたよね。
7版だと、どこにその、そういう特徴とか書けばいいかわかんなくて、とりあえず特徴のところにもろもろ書き記したんですけど。
すごい、もうスクロールめっちゃしたもんな。
まあ、今は便利屋としていろんな雑業をこなしています。
便利屋筆調べという店の一応取締役で働いております。
その昔ちょっととある繁華街でホストをしていたんですけれども、やりがいを感じられないまま働いたときにとあるお客さんと出会いまして、お客さんからちょっと今の仕事をそんなに熱がないんだったら自分の好きなことやってみればっていう感じで。
やりたいことはこんなことじゃないんじゃないのって言われたことをきっかけに。
自分でこういうことしてみようということで便利屋を、そのホストのあった街で繁華街で、ちょっとそこでいろんな厄介事とかをこなしているっていう感じですね。
03:09
なるほど。元ホストか。そりゃ顔いいよな。
いやもう顔がいいっていうので、ホストしか思いつかなくて安直なんですけど。
いやいいですよすごく。ありがとうございます。何にこんな喜んでるんだって感じだけど。
いいですね。
キャラクターは、名前とかは大好きなゲームがあって、プレイステーション2で発売されたオオカミっていうゲームの、そのゲームがクローバースタジオっていう開発スタジオだったんで。
そうなんだ。
名前にオオカミよつばっていうのを拝借させていただいて。
オオカミってあれですよね。だからフデシラム。なるほど。繋がった。
便利屋フデシラム。
分かりました。あのゲームいいですよね。やったことはないけど。全部ゲーム実況で見たんですよ。
なるほど。
すっごい面白くて。
ぜひプレイしてみてください。
プレイしたいなと思いつつね。まだやってないんですけど。やろうかな。
結構長いんですけど。
そうですよね。
結構あのゲーム自体もいろんな人の困りごとを助けるような感じなんで、言ったら便利屋みたいなことしてるんで、合うかなと思って。
そういうことか。なるほど。このキャラクターは大事にしていきたい。
お前が?って感じ?
ぜひぜひ。
はい。そんな感じでキャラクターの紹介よろしいでしょうかね。
はい。
はい。じゃあ早速始まっていきますけど大丈夫ですか?
前情報なんもないんで本当にどういうシナリオなのかも全く情報ないので楽しみにしてますが。
はい。じゃあ早速始めていきましょう。
はい。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。シンクトゥルフシンはDRPG片城はじめます。
あなたは目が覚めると病室のベッドにいました。頭痛がひどい。体が思うように動かない。そこに一人の女性がやってきます。
気が疲れたようですね。
私は医者です。あなたは落雷にあって病院に運ばれてきましたが覚えていますか?と声をかけてくるんですが。
大髪はここでアイディアロールお願いします。
06:04
アイディアロール。
はい。失敗ですね。
はい。
特に何か雷にあった、落雷にあったと言われてるんですが全然記憶はなくてですね、それどころか自分に関する記憶が全くありません。
社会的に生きるための記憶?
この人が医者だろうとかそういうことはもちろんわかるんですけど、それ以外の自分に関する記憶ということが完全に抜け落ちているようです。
なるほど。
どうでしょうか体調とかで聞かれますが。
体に痛みとかはないんですかね。
いやもうめっちゃだるいです。頭痛ひどくてもう起き上がれないなーぐらいの感じですね。
ここは病院なんでしょうか。
そうです。落雷にあってこちらに急患で運ばれてきました。覚えてないですか。
落雷。これ生きてるんですか。
私とお話ししてますから生きてますけどね。
これ名前はわかってるんですよね。
いや名前もわからないです。
名前もわからない。
はい。
俺はね。
どうかされたんですか。
俺がどこにいたのか何をしててここにいるのかが何にも思い出せないじゃないですけど。
記憶喪失ということでしょうか。
なるほど。こちらに運ばれてきたときに身分証は確認させていただいたんですが、お名前は大神四ツ葉さんというようそうです。
大神四ツ葉。
はい。
それが俺の名前。
そのようです。
なるほど。落雷による後遺症で一時的な記憶障害が起きているんですかね。
09:00
うーん。検査が必要でしょう。体もまあ本調子ではないと思いますがしばらくすれば動けるようになると思います。
約束はできないですが、まあ一時的なものだと思いますので記憶もそのうち戻るでしょう。
数日は様子を見た方がいいですね。3日間はここにいていただきたいです。
3日。
はい。
でも考えていてもわかることじゃないし、そこはお医者さんに任せます。
先生の名前は。
すみません。私もしっかり名前を名乗らないといけませんよね。私の名前は高梨と言います。よろしくお願いします。
高梨先生。
はい。とりあえず治療ありがとうございました。
いえいえ。患者さんを治療するのが私の仕事ですから。
雷に撃たれたっていうんで、助からないことの方が多いんじゃないかなって思っただけなんで。
運ばれてきたことを考えると、まあでもそうですね。
大神さんのこの調子ですからきっとすぐに良くなると思います。
あとですね、この部屋の手術室なんですけど、今申し訳ないんですが病院のベッドが満床で、ここの部屋で過ごしてもらいたいんですが構いませんか。
俺は別に構わないんですけど、他の手術する時にこの部屋が使えないとまずいんじゃないんですか。
手術室はまあ他にもありますから、とりあえず大丈夫だと思います。3日間のうちはまあなんとかなるかなと。
分かりました。でも急患が入ってきた時は、全然俺のことで使っていただいて構わないんで。
ありがとうございます。お優しいんですね。
そうですね。大神さんは記憶喪失ということですから、記憶を取り戻す手がかりになるかどうかは分かりませんが、ちょっとしたおしゃべりを私としませんか。
他にすることもないですし。俺はそれで。
ありがとうございます。大神さんは囚人のジレンマというのをご存知ですか。
初めて聞きます。
なるほど。じゃあ少し説明させてもらいますね。囚人のジレンマとはゲーム理論の一つです。
12:04
共犯を働いたと見られる2人が目秘もしくは自白をするというものです。
この表を見ていただきたいんですが、私と大神さんが、何の罪かは分かりませんが、共犯で何か司令化したとしましょう。
私が囚人Aとして大神さんが囚人Bとしますね。
私と大神さんが2人とも目秘したら懲役は2年。
私が目秘して大神さんが自白したら私が懲役10年、大神さんが懲役0年。
私が自白して大神さんが目秘したら私が懲役0年、大神さんが懲役10年。
そして2人とも自白したらお互い懲役が5年となります。
この内容は理解できましたか。
はい、大丈夫です。
じゃあそうですね、せーのでどちらか目秘か自白か選んでいただきたいのですが、構いませんかね。
え、俺たち何かしたんすか。
いや、そんなことはもちろんしてませんけども、ただの遊びです。
遊び。
ええ。
いやーでも難しくないですかね。
罪に重いも軽いもないと思うんですけど、
でもそれで目秘と自白を選ぶ。
言うなればどちらかがどちらの違うことを選べば裏切ることにもなりますし。
まあそうですね、裏切ると言ってもこの場合、
まあよくテレビドラマなんかで見るように取り調べって1人ずつで行われるものでしょうから、
どちらが何を選んだかなんてわからないわけですが、
どちらに口裏を合わせておこうとかそういう話もしていないとまあ仮定して考えていただければと思いますね。
答えが決まったら教えてください。
私はもう決まっていますから。
俺も決まりました。
はい、じゃあせーので同時に言うってことでいいですかね。
はい。
はい、じゃあ行きますよ。
せーの。
自白。
なるほど。
大神さんも自白、私も自白だったので、お互い懲役は5年ですね。
15:02
大神さんはどうして自白を選んだんですか?
これを選ぶということは、やったことが第三者に問われているということを考えました。
その時期に俺は隠していることは自分では嫌だったので、
その共犯した相手には悪いんですけれど、
なるほど。
そうし通せないんだったら俺は、
じゃあすることがいいのかなと思いました。
なるほど。
まあ確かに、どうでしょう、罪を認めてというのかあれですが、
先ほどの手術師の件もありますが、大神さんはとても誠実な方なのかもしれませんね。
そうありたいってどこかで思っているだけかもしれませんけど。
なるほど。
まあでもそうありたいと思って、そういう気持ちで過ごしているんだったら、
きっとそうなれるんじゃないですかね。
あ、すみません私。
あ、いけない。
話し込んでしまったんですけど、
私ちょっと外来の患者さんを見なければいけない時間になってしまったので、
これでちょっと失礼しますね。
わかりました。
はい。
検査の方は外来の患者さんを見てから、夜ごろになっちゃうかもしれないんですけど、
その時にやりますのでよろしくお願いしますと言って、
医者は出ていきます。
はい。
はい。
大神はですね、この手術室のこの緑のベッドの上にいるんですが、
体が重くて、手が届く範囲ならば気になったものを調べることができそうです。
右側と左側とありますが、どちらから行きましょうか。
どちらからということは、どちらも調べられるということですね。
はい、どちらも調べられますよ。
じゃあ、利き手の右側が近いんで、
左のモニターの方とかね。
左のモニターね。
はい。
はい。
わかりました。
左側ですね。
マウスカーソル合わせてもらうと。
マウスカーソルないか。あります?
スマホなんで。
これ、読み上げて見えるのかな。
直してれば。
本当ですか。見えますか。よかった。
じゃあ、読んでいきますね。
ベッドサイドモニター。
ベッドのそばには患者の心拍数や血圧などの異常を教えてくれる装置がある。
このような危機が出されているということは、非常に危ない状況だったのだろうか。
97と98という数字が画面に表示されている。
18:03
その数字が何を意味するのかはわからない。
このベッドサイドモニターについて、もう少し詳しいことが知りたい場合はですね、目星での判定をお願いします。
はい。
失敗ですね。危ねえ。
98、危ねえ。
特に何か気になったことはないかなといった感じですね。
はい。
では、画面上では右側も行きましょうか。
はい。
長押ししたのは、多分そっちの操作が重なってたから見えてただけだったっぽいです。
そうなんですね。
はい。
はい。
表示をお願いしたいです。
これで多分表示できてるのかな。今一応出してるんですけど。
あれ?さっきは表示されたんですけど。
え?
簡単なんで読み上げますね。
はい。お願いします。
器具ですね。
ベッドのそばにある台の上には器具が並べられている。刃物の類はない。
これについて何かもう少し詳しいことが知りたい場合は、目星か知識での判定をお願いします。
目星の方が高いんで目星で繰ります。
はい。
あ、成功。
はい、成功です。
成功したオオガミは気づくんですが、ここに並んでいる器具はおおよそ手術に使えそうにない。
器具というよりは工具が置かれているということに気がつきます。
工具。
はい。そんな感じですかね。
はい、工具。
はい。
で、そのような感じでもうなんかこの部屋なんだよとチラッチラして見ているとですね、隣の部屋から声が聞こえてきます。
はい。
誰かいるの?
それはオオガミに対して。
そうですね。
あ、あれ?誰もいないのかな?あれ?なんか声が聞こえたような気がしたんだけど。
おい。
はい。
はい。
あ、こんにちは。
あ、俺に話しかけてたんだ。
21:01
あ、そう、そうだよ。僕ね、隣の部屋にいるんだ。
隣の部屋も手術室なのか?
え?手術室なの?その部屋って。
うん。俺は落雷の事故にあって、ここで手術をされて、で、今病室が埋まってるからここにいてくれって言われてる患者なんだけどさ。
そ、そうなんだ。落雷?大丈夫なの?
まあ、生きてるから大丈夫らしい。
そ、そうなんだ。それは大変だったね。
僕は多分この部屋は普通の部屋だと思うんだけど、僕も入院してる。
長いのか?
まあ、そうだね。ひどい事故にあっちゃってさ、交通事故。結構ひどくて、まあ、僕の体も結構ひどいことになってるっていうか。
だからずっとここにいるんだよね。すっごく暇でさ。
よかったら話し相手になってほしいなって思って話しかけてみたんだ。
ああ、そっか。まあ、俺も先生来るまでは別に一人だし。
うん。
あ、でも、雷に打たれた後遺症かなんかで、あんまり自分のことがよくわかってないんだよな。
それ、そ、それって記憶がないってこと?
ああ、どうやらそうらしい。
え、君も?
ああ、君もってことはあんたもか。
あ、いや、僕は記憶あるんだけどさ、そこの部屋に入る患者さん、なんかみんな記憶がないって言うんだよ。そういう人が入る部屋なのかな。
珍しいこともあるもんなのかな。
うーん、そうだね。
ああ、名前だけはわかってる。俺の名前は大神よつば。
大神よつばさん?
うん。
じゃあ、よつばさんって呼んでもいい?
うん。どうせ話すんだったら名前を教えてくれよ。
あ、そうだね。僕の名前は高梨明。よろしくね。
高梨?あ、さっきの先生の息子かなんかか。
あ、そうだと思う。僕のお母さん、ここのお医者さんなんだよ。
そっか。
お母さんはね、めちゃくちゃ腕がいいんだって。
そうらしいな。
うん。だから、よつばさんはお母さんが担当してくれるってことだから、絶対治ると思う。
24:05
うん。
僕のこともさ。
うん。体の痛みが消えれば、まあ動けるようになるんだろうな。
そうだね。うーん。
まあ、僕のこともさ、お母さん一生懸命治そうって頑張ってくれてるんだよね。
だから、僕も諦めないって思ってる。
うん。がんばれ。
うん。僕ね、体が治って元気になったら、お母さんみたいなお医者さんになって、
たくさんの人を助けるっていうのが夢なんだよね。
人助けか。
うん。
なんでか知んねえけど、それに関しては俺もちょっと共感できるな。
へー、そうなんだ。じゃあ、なんだろう。よつばさんのお仕事とか?
人のことを助けるような仕事とかしてたんじゃない?
だといいけどな。
へー、かっこいいね。
そんな大したもんじゃないとは思うけど、そうやって生きてくのが人間、いいんじゃねえか。
まあ、そうだよね。人のことを助けられるなら、助けてあげたいよね。力になりたいし。
うん。
といった感じでですね、あきらと話しているとですね、大神のことを強烈な眠気が襲います。
まだ体力が戻りきっていなかったようですね。
泥のように眠り落ちる直前、隣の部屋からおやすみという声が聞こえた気がしました。
はい。
目が覚めました。大神は相変わらず手術室にいるんですが、様子がおかしいです。
視界が白黒になったり、ちらついたり、正常ではありません。
一体どうなっているんだと心配しているときに、人が中に入ってきます。
大神さん、今日は体調どうですか?と、声をかけてきた声は、昨日の医者のものです。
ですが、見た目では昨日と同じ人かどうか判断できないような状態になっています。
どうですか?
高梨先生?
ええ、そうですよ。
目の前が、視界が鮮明じゃないというか、こういう病気があったかもしれないんですけど。
27:15
なるほど、視界がおかしいってことですね。
そうですね、どのような感じで見えてますか?
よかったら、その状況を教えていただけたらありがたいですが。
周りが鮮明に見えなくて、色がぼやけてるというか。
なるほど、そうですか。分かりました。
一時的な視野の…。
そうですね、また夜に検査してみましょう。眼球の検査も入れておいた方が良さそうですね。
はい、お願いします。
はい、でも大丈夫です。多分、一時的なものだと思い入れますから、そんなに心配なさらないでください。
分かりました。
ちょっと落ち着かないかもしれませんが、昨日のように記憶を取り戻すためのおしゃべりをしてみませんか?
そうですね、お願いします。
今日、私が持ってきた話はですね、テセウスの船というパラドックスなんですが、大神さんはご存知ですか?
すみません、額がないもんで。
いいえ、じゃあちょっとまた説明させてもらいますね。
テセウスが乗っていた船、テセウスという人が昔いてですね、その人が乗っていた船なんですけれども、
それが船なのでパーツがどんどん劣化していったり、時間が経つと劣化していったりとかするわけですが、
古いパーツを徐々に置き換えられていったとしますね。
すべてのパーツが置き換えられたときに、その船は同じテセウスの船と言えるかどうかというパラドックスです。
この内容については理解していただけましたかね?
はい。
じゃあ、大神さんはこれは同じテセウスの船と言えると思いますか?
所有者がそのまんまだったら、例えパーツが変わろうが、それはその人のものなんじゃないかな。
その人の乗ってきた船と同じものなんじゃないかな。
30:01
なるほど。テセウスが乗ってるからテセウスの船なのであって、テセウスが乗っている限りはパーツが変わったってテセウスの船だってことですね。
俺はそういうふうに考えますけど。
確かにそうですよね。テセウスの船って言われたら、誰かの所有物っていう意味になりますから、それがパーツが変わったとしても、実際には周りの人から見ても、テセウスから見ても、テセウスから見たら自分の船でしょうけど、周りの人から見たらテセウスが所有している船であることには変わりないですもんね。
俺がこの船の所有者っていうふうに考えたら、どこか一つ思い出を残すためにも同じパーツを使い続けるっていう考えもあるかもしれませんけどね。
なるほど。どこか一つ。船のシンボルのようなものですかね、そういったものって。
それが一番しっくりくるかもしれませんね。
確かに船のシンボルとか、どうでしょうね、旗はまたちょっと違うかもしれないですけど、船の先端についているシンボルとか、ずっと同じものを使い続けるなんて感じだったら、同じ船って言ってもいいかもしれないですね。
そう思います。
なるほど、なるほど。
あ、いけない。すみません、私また今日も話しすぎちゃいました。ごめんなさい。外来の患者さん見ないといけない時間になってしまいましたので、眼球の検査と脳神経の検査を少しさせてもらいたいなと思っています。
また外来の患者さん見終わり次第、夜になっちゃうかもしれないんですけど、来ますのでよろしくお願いしますね。
はい。今日は寝ないで起きてるんで、なるべく。
はい。起きていてもらった方がこちらもありがたいですが、あまり無理はなさらないように。
はい。
はい、じゃあ失礼しますねと言って、医者は出ていきました。
はい、えーとですね、今日はですね、昨日よりはちょっと体が軽い感じがします。
で、少し歩いて何か気になったものを調べることができそうですね。
で、えーと、また右側と左側とあるんですが、どちらからいきましょうか。
じゃあ、画面向かって左側を。
33:02
はい、左側ですね。
はい、えー、左側はですね、えー、過温装置ですね。
ベッドから少し離れた位置に、温風で体温を適温に維持するための装置があります。
えー、これについて何かもう少し詳しい情報が欲しい場合は、
えー、目干しか知識か、まあ機械修理とかそういうものがあればそちらでもいいですが、ですかね。
一番高くとってんの目干しなんで目干しで。
はい、目干しいきましょう。
おー、なんか振るわないですね、今日は。
今日は全然ダイスの女神がそっぽを向いてますね。
はい、ということでまあ、過温装置、なんかまあ風が出てるなーぐらいのことしか、まあわからないですかね。
はい、では右側もいきましょうか。
はい。
これそうだな。
えーっと、右側はですね、資料ですね。
少し歩いた先にある棚には以下のような患者の名簿と思わしき資料が収められています。
で、えーっとですね。
3列あってですね、一番左側に名前が書いてあって、真ん中の列に適正率1。
で、右側の一番右側の列に適正率2と書いてあって、まあ名前が連なっているのの横にパーセンテージが書いてあるような資料が置いてあります。
はい。
これについて何かもう少し詳しいことを調べたい場合は、目星か図書館での判定をお願いします。
じゃあ目星で。
はい。
はい。
おお、すごい。
素晴らしい。
エクストリームですね。
極端ですね。
エクストリームですね。
はい、ということでですね、えーっとですね。
大神は資料を見ているときに気づくんですが、次のページに両方の適正を持った人間が見つからない、引き続き患者から高い適正率を持った人間を探すという走り書きがあるのを確認しました。
はい。
はい。
えーっと、このような感じで調べているとですね。
隣の部屋からまた声が聞こえてきます。
イオツバさん、こんにちは。調子どう?
36:02
あー。高梨くん?
うん、そうだよ。
えーっと、あー、くん、高梨くん。
うん。
今日はなんかちょっと視界がいまいち安定しないというかぼやけてるんだけど。
え?
それ以外は少し体も動かせるようになったし。
うん。
回復してるといえば回復してるかな。
目、目の調子が悪いんだね。そういう症状は初めて。
釣りの、釣りの副作用かもしれないし。
あー、そういう症状は初めて聞いたな。
ここにいた前の患者の話ってことか。
うん。これまでの人は、まあ僕が覚えてる限りだと、なんか頭がぼーっとするって言ってる人とか、それからこれはちょっと、うーんと、まあ言い方は悪いかもしれないんだけど、話があんまり通じなくなっちゃう人とか、そういう人が多かったんだよね。
だいたいその部屋に運び込まれた日は平気なんだけど、次の日になるとちょっとおかしくなる人が多かったっていうか。
まあ理由も何にしろ、それがこれにとっては視界に出てるっていうことなのかな。
そうなのかもしれないね。よつばさんがさ、なんか前の人たちみたいに話せなくなっちゃうんじゃないかなーって結構怖かったんだけど、こんな風に話せてすごいほっとしてる。
まあ、昨日は気づいたら寝てた感じだったからな。
夜先生が診察に来るって言ってたのに、眠りこけちまったらよ。
そうなんだ。
先生とおかなし君との話ちょっと聞きたかったんだけど、それも聞けずじまいだったから。
おー、そうだね。まあ、お母さん忙しいみたいだから、すごい遅い時間とかに来たんじゃない?わかんないけど。
そっか。
うん。あのさ。
なんだい?
昨日さ、僕交通事故にあったって言ったじゃん。
うん。
言えなかったんだけど、実は目が見えないんだよね。
39:01
そうなの?
事故で体も動かせない。だから事故にあってから僕ずっとこの病室にいるんだ。
なんて声かけていいかわからないけど、大変だったな。
うん。でも諦めてないから、僕。自分が治るってこと信じてるし。
だからって言うのも変だけど、四ツ葉さんも早く記憶戻るといいね。
そうだな。
僕さ、ここに入ってからっていうか、病室に来てからすごい長いから、全然友達とかいないんだよ。
ああ、そうや。高梨君って年齢で言ったらいくつなんだ?
15歳だよ。
そうか。
本当は高校に入ったくらいとかなのかな。
全然学校も行けてないんだよね。動けないし。
それでさ、お願いというかあれなんだけど、よかったら僕と友達になってくれない?
まあ、俺なんかでよかったら話し相手にはなるけど。
本当に?よかった。こうやって、うん。
隣もん同士、まあ言い方おかしいけどな。
俺も記憶が戻ってりゃ、もうちょい面白い話もできるのかもしれないけど、感染を覚えてることはなんもないからな。
いやー、よつばさんってどんな仕事?お仕事してるような年齢だよね。
うん。
42:00
これ聞いたら年はわかってていいですか?持ち物があるのに。身分証があるのに。
そうですね。そうしましょうか。
一応その持ち物の中に名刺とかは入ってるんですよ。その店の。
まあ、そうですね。それは見ていたってことでもいいと思います。
わかりました。
年は一応27ってことになってる。
友達って言ったけど、お兄さんだね。
そうだな。別に気にしなくていいよ。
よかった。
あと、仕事って言ってたじゃないか。
うん。
一応その持ち物の中に、おそらく俺が働いてるであろうものの名刺が入ってよ。
うん。
まあ、書いてあることが便利屋筆調べってことしか書いてなくてさ。
べ、べ、便利屋?どんな仕事だろう。
俺もこれ見て、なんの仕事だよって思ってんだけど。
全然想像ができないね。
まあ、でも、昨日話してて人助けっていうところで引っかかったのは多分こいつのせいなんだろうなとは。
なるほど。じゃあ便利屋って、いろんな人の悩み事を解決する仕事なのかな。
うん。かもしれねえな。
えー、すごくいいね。
まあ、立ってる場所が立ってる場所だからよ。
うん。
そういういい依頼がばっかり舞い込んでくるような場所じゃねえとは思うけど。
そうなの?
えーっと、まあ繁華街の場所を。
あー、なるほど。はい。
僕、あんまりちょっとここにいるのが長いのもあって、正直土地のこととか言われても場所とかあんまりわかんないんだよな。
ああ、そっか。まあ、言うなれれば酒とご覧の街だからな。
ああ。
そういう厄介事もあるんじゃねえか。
大人だね。ちょっと想像してたよりもだいぶ大人かもしれない。
大人と子供の区別か。まあそういうのも考える時期があってもいいんじゃねえか。
うん、そうだね。
あ、あのさ、もしもよかったら、僕が元気になって、で、よつばさんも元気になったら、よつばさんの会社?会社なのかな?に行ってもいい?
45:12
うん、そういうことになる。
おう、遊びに来いよ。
本当に?約束だよ?
ま、依頼の方も待ってるけどな。
依頼か。僕に困り事があったらよつばさんにお願いするんだけどな。
ゾルの時は友達価格で引き受けてやるからよ。
うーん、お金そんなに僕持ってないと思うけどね。お母さんにお願いしよう。
高校生からそんなに取らねえから安心しろって。
そうだよね。うん、でも元気になったらバイトとかそういうのもしてみたいな。
おう、いいじゃねえか。その時は俺が雇ってやるよ。
本当に?えー、でもなんか、やばい仕事は僕できないよ。お母さんに怒られちゃうよ。
そこは俺がちゃんと割り振るから大丈夫だって。
そうだよね。
一応取締役って書いてあるから、俺がここの店主ってことにはなる。
え、社長なの?かっこいいじゃん。
27歳で社長って書いてあるから。
えー。
会社とかって思ってるけど。
めちゃくちゃすごいじゃん。そうなんだね。
ルンルンで、結構ルンルンで話してるんですけど。
はい。
話は盛り上がり、喋っているとですね。
大神のことを、昨日と同じように強烈な眠気が襲います。
おー、これは強制移出かー。なんとか抗えませんけどね。
歩けるようになったとはいえ、まだ体力が戻りきっていないようですね。
泥のように眠り落ちる直前、隣の部屋からおやすみという声が聞こえた気がします。
目が覚めました。
はい。
手術室には相変わらずいるんですが、視界はクリアになっていて、体の調子も昨日より良くなっています。
そこに医者がやってきます。
大神さん、こんにちは。体調はどうですか?
あー、先生、おはようございます。
はい。
うん、視界の違和感も昨日ほどはなくなりました。
えー、良かったです。
一時的なショックのようなもので視界が悪くなっていただけかもしれませんね。
48:00
検査をしましたが、特にあまり異常は見られませんでしたね。
あー、そうですか。
ええ。
でも、雷に撃たれて手術して、こんなに早く回復するものなんですか?
まあ、そうですね。雷に撃たれたといっても、うーん、なんというんでしょう。
打ちどころというか、その雷の威力とかによっても、回復が早い方はもちろんいらっしゃいますね。
そういうもんなんですね。
まあ、最悪、もちろん命を落としてしまう方もいますけども。
そうだ、昨日も思ったんですけど、夜、雷が来る前にまた雷も撃ちまったみたいで。
あー、まあ。
雷の部屋にいるお子さんとずっと話してて、大変ですね。
あー、そうですね。ずいぶん、あきらと仲良くしてくださってるんですね。ありがとうございます。
ちなみに。
はい。
どんな事故だったんですか?
うーん、まあ、そうですね。交通事故です。車に轢かれたんです。
そうなんですね。
えー、あまり思い出したくはないですけどね。
まあ。
すみません。
いえいえ、いいんです。
うーん、なるほど。まあ、大神さんの体調はどんどん良くなっていってるってことですから、あとは記憶を戻すだけですね。
何か思い出したこととか、そういったことはありますか?
えーっと、昨日持ち物を見てて思い出したのが、
はい。
俺が便利屋で、
便利屋?
そこを社長をしてるっていうことだよ。
はあ。若いのに社長さんだったんですね。
一応会社の書材も書いてあるんで、そこで働いてるっていうことには。
なるほど。うーん、そうですか。もうちょっと私は便利屋の方がどんな仕事してるかあまり分からないですが。うーん、なるほど。
本人もよく分かってないんですけどね。
そうですよね。記憶が戻ればきっと、なかなか普段パッと想像できるような仕事ではないと言ってしまえばそうですもんね。
まあそうですね。早く記憶が治るように私も手伝えたらなと思うんですが、
51:00
今日も何か記憶を取り戻すためのおしゃべりというか、手がかりになればと思うようなお話をさせていただいてもいいですか?
はい。お願いします。
はい。今日持ってきた話はちょっと物騒な話になってしまうんですけれども、大上さんは臓器駆使という試行実験はご存知ですか?
臓器駆使?
はい。
臓器っていうのは、あの臓器の内臓の臓器ってことですか?
ええ、そうですね。
ずいぶん物騒ですね。
はい。じゃあこの試行実験について少しルール説明というか、お話しさせてもらいますね。
はい。
この臓器駆使というのは、ある人間を一人積極的に殺して、それより多くの人間を助けることは良いことだろうかという試行実験です。
この試行実験はですね、次のようなルールで行われます。
1.公平なくじを健康な人に引いてもらう。
当たりが出たらその人は殺される。
2.殺された人の臓器をすべて取り出し、臓器移植が必要な人に配る。
3.移植は必ず成功するものとする。
4.くじに不正行為は起きないものとする。
5.人を殺す以外に臓器は得られないものとする。
この内容は理解できましたかね?
はい、大丈夫です。
大神さんはこの試行実験についてどう思います?
なかなか判断が難しいですね。
まあそうですよね。人の命の話ですから、そう簡単に意見が出せるものでもないかもしれないですね。
そうですね。
まあ物騒でこのような話はちょっとあれかもしれませんが、
例えば大神さんが元気なのでくじを引いたとしますね。
はい。
で、くじを引いたら当たりが出て、殺される側に回ったとしたらどう思います?
54:02
まあでもくじを引く意思があるっていうことは、そのルールを理解した上で引いているとは思うので、
もし俺が選ばれたのであれば、それは甘んじて受けるべきなんだと思いますけど、
かといって、俺がその状況になったときに果たしてそれをちゃんと受け入れられるかどうかは、
頭で分かっていても心が理解できないかもしれないですね。
確かにそうですね。そもそもこのくじを引くか引かないかって話になってくるかもしれないですね。
もちろん、俺もやっぱり生きてはいたいです。
はい。
けど、このケースになって、もし俺がそこのくじを引く一人になっていたとしたら、
そして当たりを引いたとしたら、それはまあ受け入れることにはなるんでしょうね。
なるほど。
なかなかジレンマがありますね。
確かに簡単に決められるようなことじゃないですよね。
じゃあ逆にですよ。
大神さんが大病で、どこかの臓器が患っていて移植が必要で、
移植してもらう側に回ったとしたらどうでしょう。
自分が移植を受けるためには誰かが死ぬ。
俺がその立場だったら、現代の臓器移植に限ったことじゃないですけど、
移植手術で死んでしまう可能性もゼロではないですからね。
まあそうですね、現実の話だとそうですね。
今回は試行実験ですから、確実に成功するなんて言いますけど。
でも成功したとしても、臓器を補強した側は死んでしまうわけです。
そうですね。
57:01
そう考えると、これは人が死んでまでその人の命を背負って生きるっていうのは、
これにできるかどうかは一部といえど、その人の命を分け与えてもらっているっていうことじゃないですか。
はい。
でも与えられた命って、その人のおかげで助かるって言うんだったら、
その人の分まで頑張って生きようって言うつもりはありますね。
なるほど。
じゃあそうですね。
もうそれが決まりごとだとしたら、受け入れるかもしれないって感じですかね。
そうですね。
ルールにのっとるのであれば、受け入れるかもしれません。
なるほど。
うーん。
大神さんは、そうですね。
なかなか答えが出しづらい質問ばかりするんですね、先生。
え?いやまあ、そりゃあと言いますか、
大神さんの考えを聞いて、大神さんがどういう考えをする人間なのかってことが分かったら、
何か記憶を取り戻す手がかりになるかなと思って話は提示していますから。
なるほど。
これがどんな人間か分かりましたか?
うーん。
まあ、はじめんも言いましたけど、誠実な人間であることに変わりはないですよね。
まあ、そうですね。なかなか。
でも、そうですね。いろいろな答えは結構迷ってらっしゃる印象がありましたから。
じっくり考えるタイプなのか。
今回の先生からの質問に至っては悩むところはすごくありません。
そうですよね。
やはり人の命がかかっているっていうところには。
他の人の命もそうですし、自分の命かもしれませんし、
まあ、そんなに生きるか死ぬかってことを簡単に考えるのは難しい話ですよね。
先生、一つだけ聞いてもいいですか?
ええ、何でしょう?
1:00:02
俺が雷にあったって言ってたじゃないですか。
はい。
それはやっぱりそのままだったら、俺はそのまま死んでたってことですか?
ああ、いや、どうでしょうか。
まあ、こちらに運ばれてきた時はショック状態で意識のない状態ではありましたが。
まあ、あのまま放っておくというのも、なかなか残酷な話ではありますが。
そうですね。
どういう状態で俺が運ばれてきたのか、ちょっと知りたかっただけなんです。
ああ、なるほど。
そうですね。まあ、そうですよね。雷に撃たれた時の記憶ないんですもんね。
まあ、もしこの仕事をしていたっていう上で、何か仕事中だったらなあっていうことをふと思ってしまっただけなんで。
ああ、なるほど。それはちょっと私には分かりかねますね。
そうですよね。すみません。
いえいえ。あ、すみません。私、今日もまた外来の患者さんを見なければいけないので、ここでそろそろ失礼したいなと思うんですが。
はい。これからも聞きたいことはもう特にないんですか?
ええ。えっと、明日には退院です。記憶も時間をかけてにはなるかもしれませんが、きっと戻ると思います。心配しないでください。
退院の手続きについてはまた明日こちらに来てお話しさせてもらいますね。
分かりました。
はい。じゃあ失礼しますと言って、医者はいなくなりました。
はい、昨日よりも体が軽くてですね、調べられそうな場所は一箇所ですが、見ますか?
見ないと動かないですからね。
はい。えっと、隣の部屋に続いている扉です。今の状態、体の調子なら扉を開けて隣にいるあの子に会いに行くことができるでしょう。大神はどうしますか?
声かけてみても大丈夫ですか?
はい、どうぞ。ぜひ。
高梨君、起きてる?
ん?あ、よつばさん?起きてるよ。どうかしたの?
1:03:08
いやー、結構体も動くようになったし、扉越しの会話っていうのも味気ないから、君が良ければなんだけど、俺がそっちに行って話をするのは大丈夫かな。
あ、そんなに動けるようになったの?うん、僕はもちろんいいけど、あ、でも昨日言った通り、僕目が見えないからさ、よつばさんがこっちに来てくれてもよつばさんの顔とか見えないんだけど、それでもよかったらぜひ来て。
いやー、高梨君がどういう状態なのかわからないからさ。
うん、そうだよね。
体が見られるのが嫌だっていう人も中にはいるだろうから、それの確認をしただけなんだけど。
あ、そうなんだ。なるほど。僕は全然大丈夫だよ。
わかった。じゃあ、そっちに行くな。
うん。はい、では扉を開けますね。
はい。
隣の部屋は薄暗いですね。部屋の中央がぼんやりと光っています。おそらくそちら側にベッドがあるだろうなってことが、このぼんやりとした光でなんとなくわかるかもしれません。
そちら側に歩いて行きますか?
おー、なんだなんだ、何育ててんだ。
うん?歩いて行きます?ベッドの方に。どうしましょうか。
はい、えー、歩いて行きます。えー、高橋先生、何やってんの?
はい、えーとですね、部屋の中央にはベッドがありました。そしてそのベッドに横たわっているのはあなた自身です。
もちろんあなたはベッドのそばに立っています。立って横たわる自分を眺めている。
では、ベッドで寝ている自分は誰なんだろうか。どうして自分が二人いるんだろうか。
えー、このような異様な光景に、えー、3値チェックを行っていただきます。成功で1、失敗で1d10です。
でけー!
あー、任せろ。大河君の3値は高い。
あー、成功。素晴らしい。
おれい!
1減少ですね。1減らしておきますね。
はい、はい、えーと。
もうこっちの部屋来たの?
えーと、あれ?よつばさん?みたいな感じで声は聞こえますね。
1:06:06
あ、あれ?こっちまだ来てない?うーんと、僕目が見えないからさー、みたいな感じで、えー、声が聞こえてくるんですが、えー、よつばはき、よつば?えー、大神は気づきます。
はい。
そのような声が聞こえてくるのは、ベッドの脇に置いてある機械が付随したシリンダーからでした。
そのシリンダーは緑の液体で満たされており、中には脳みそが浮かんでいました。
彼の声は、このシリンダーに付随した機械から聞こえてきています。
えー、へへへー。
えー、そのように、まあ、大神は完全にまあ、ちょっと言葉を失っている感じですかね。
えー、そこに医者がやってきます。
えー、医者は部屋に入ってくると、シリンダーに、えー、一直線に、えー、歩いてきて、えー、シリンダーに付いているスイッチのようなものを押しました。
もう、そんなに動けたんですね。
体を自由に動かすには、もう少し調整が必要だと思っていました。
いや、先生。
はい。
色々聞きていることがあるんだけどさ。
えー、そうですね。
私からも、大神さんに話さなければならないことがたくさんあります。
あのベッドで寝ているのと、このシリンダーの、何なんですか、これ。どういうことですか。
えー、そうですね。大神さんには、一からお話ししますね。
私の息子は、体の原型が留められないほど重症を負っていました。
それで、なんとか脳だけは保存しようと試みたんです。
幸い、私は交流がありました。
そういったことができる種族との交流が。
ベッドにいるのは、あなた自身の元の体です。
元の体。
えー、今のあなたの体は作り物です。
人形に、あなたの脳みそを移し変えました。
そうなんですか。
えー、この子は、人形にはうまく接続できなかったんです。
1:09:03
機械に移し変えるには時間が経ちすぎていたようで、うまく順応できませんでした。
でもあなたの体なら、適性率98%のあなたの体なら、きっとこの子になじんでくれる。
そして、その人形の体も、あなたに馴染んでるでしょう。
ちょっと調整は必要でしたが、適性率は97%でしたから。
先生は、
はい。
俺の元の体に、
はい。
長嵐君を、
えー、
移植したいんですよね。
そうですね。私から、あなたへの、
まあ、こんなことは言える立場じゃないことはわかっているんですが、
あなたへのお願いはただ一つです。
この子のために、あなたの体が欲しいんです。
あなたにはその、機械の体をあげます。
お願いですから、あなたの体を譲ってくれませんか。
長嵐君は、
はい。
ちゃんと、全部を理解してるんですか。
この子は、何も知りません。私が勝手にやったことです。
俺が何か言える立場じゃないのはわかってます。
これは、あなたたち親子官なんだけど、
えー。
長嵐君の意見も聞かず、
そういうことを、勝手にするのは、親のエゴなんじゃないですか。
そうですね。私が、この子にもっと生きてほしい。
そう思ってるだけです。
この子の意思は、確認したことはありません。
でも、生きたいと願っていることは知っています。
こんなことをしてまで、生きたいかどうかは確認はしていませんが。
俺も、この3日間、長嵐君と会話をしてて、
えー。
彼に元気になってほしい。
1:12:00
はい。
そして、もし退院したら、
俺の店に遊びに来てほしいって、そういうことも考えました。
はい。
でも、こんなのってあんまりじゃないですか。
大神さんが、体を譲れないというなら、
100%失敗せずに、大神さんの体に、大神さんの脳を戻すことはできます。
先生。
はい。
俺のこの体は、
はい。
このまま、ずっと外見も変わらず、このまま生きていくっていうことになるんですか。
そうですね。
まあ、奴らの技術は完璧です。
その体を使うことで、直ちに支障が出ることはないでしょう。
ただ、このような適性率で適合できた人は初めてです。
だから、どうなるか正直、保証はできません。
完全に、俺も記憶が戻ったわけじゃないんで、何とも言えないんですけど。
はい。
記憶をなくす前の俺は、何か人助けをするために、この仕事をしていたんだと思います。
はい。
そして、雷に撃たれて、
はい。
この手術をして、そして、
俺のこの体が必要としてくれてる人が現れたっていう、何かの運命かもしれないですけど。
でもやっぱり、命張るって考えると、
はい。
頭ではわかってても、やっぱり心じゃ理解できないところがあるんですよ。
そうですよね。臓器育児の時もずいぶん悩んでらっしゃいましたもんね。
1:15:12
これは、まあ、あなたの選択です。
私はそれに問いかく言うことはありません。
この子のために、体を譲ってくれるか、自分の体を取り戻したいか、教えてください。
高梨くんの脳の移植手術は、
はい。
成功するのは、失敗はないんですか。
それは、私が必ず。
わかりました。
ただ、移植する前に、
はい。
ちょっと約束してくれないですか。
約束、何でしょうか。
高梨くんの意思を、
はい。
尊重してあげてくれないですか。
そうですね。
ずっと、
お母さんが忙しい、大変にしてるって、気にかけたんです。
はい。
高梨くんはすごい優しい子だと思うんです。
はい。
短い時間でしか会話は交わしてないですけど、
はい。
決めるのは、高梨くんの意思だと思っています。
なるほど。
これが、
はい。
事故にあって、
はい。
この体になって、
1:18:01
はい。
そして今、元の体がここにあるってことは、
はい。
そういう導きだったんだって、俺は思っています。
はい。
機械の体でもここまで動けるって言うんだったら、
はい。
俺が仕事をしていく上で問題はないと思います。
はい。
もし高梨くんが、
はい。
移植手術を受けるって言うんだったら、
俺は、俺の体をあなたに預けます。
わかりました。それがあなたの答えですね。
はい。
はい。そのような返事をしたところで、
大神の視界が暗転しました。
あなたは気がつくと、自分の家に戻っていました。
失われた記憶も戻っています。
病院での出来事も覚えています。
あれは夢だったのか、現実だったのか。
ふと、よく見るとわかることなんですが、
体のある一部分が、他の部分とは違う色になっていることに気がつきます。
果たしてその体は本物なのか、偽物なのか、
それがはっきりするのは、もう少し後のことだろう。
最後にですね、大神から言葉をいただいて、
片白終わりにしていきたいんですが、いかがでしょうか。
いやー、大神からの言葉っすもんね。
そうですね。
1:21:11
結局あれ、なんだったんだ。
中梨くん、過ごしたことは偽物じゃないよな。
体はどうなっていったんだろう。
名刺を置いたし、同じ人間が来るって言うのもビビるけど。
まあ、その時は偽版でも頼むか。
とりあえず、違和感が出るまでは仕事でもしてみるか。
そういう感じで、結構前向きな捉え方で。
ありがとうございます。
では、シンクトゥルフ神話TRPG片白、これにて終了です。
お疲れさまでした。
お疲れさまでした。
いやー、どうでしたか、永谷さん。
いやー、なんか、工具が出た時に、
なんかどっかしら機械になってんのかなとか思ってはいたんすけど、
いや、あきらくんがさ、
あんな状態ってさ、
ちょっと目に包帯して寝たきりぐらいで考えるじゃないっすか。
そうですね。
何どう見とって。
いや、そうですね。
あの状態になったあきらを見た時の反応は最も良かったですね。
他の人の反応が見たい。
ぜひ録画で見てください、それは。
もうちょっとでも活かせたなぁ。
名刺とか見つけてたんで。
便利屋は便利屋らしく最後、
それがあんたの依頼かいみたいな感じでぶっこもうかなって思ったんですけど、
1:24:03
見えるタイミングがなかった。
そうですね。
これはPLとしてなのか、メガネさんとしてなのか、
大神くんとしてなのかはわからないですけど、
命への考えっていうのが結構重いというか、
そういう印象としては受けたので。
選択が。
ちょっとメガネの部分も乗せすぎちゃったところがあったんで。
いやいやいや、これは本当にだから、実際、
そうですね、本当だから、
キャラクターなんですけど、実際にロールしてくれてる人の心がすごく乗るようなシナリオなんですよ。
リズムさん、えぐいこと考えるわ、本当。
本当にそうなんです。
といった感じで。
とりあえずこれでね、やっと肩の荷が下りたんでプレイしたっていうことで。
そうですね。
プレイをようやっと見られるんで。
マジかと思いながらぜひ見てください。
これ、いたんすか?移植しないで出る人って。
はい、いましたよ。
さっぱしろで、マジっすか?いたんすか?
いましたよ。
それも楽しみにします。
ぜひ見てください。
ということで、配信はこれで終わっていきたいと思います。
ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。