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  2. 部活動19 カタシロ #さぱシロ07
2021-06-21 1:03:51

部活動19 カタシロ #さぱシロ07

Podcastで繋がった仲間たちと新クトゥルフ神話TPRGを遊んでみました!   

シナリオ:カタシロ 

シナリオ制作者:ディズム様 

https://booth.pm/ja/items/2274429 


キーパー↓ 

さっぱ(@Ogsppa)  

プレイヤー↓ 

おにおろし(@oniorosi361

キャラクター:小鈴 アウローラ  

(敬称略)  


PTRPG部では、主にクトゥルフ神話TRPGで遊んでいます。 

やったことないけど、気になる方もお気軽にご連絡ください!  


メールアドレス podcast.trpg@gmail.com 

Twitter: @PodcastTrpg

ハッシュタグ:#PTRPG部 #さぱシロ07

00:03
はい、ということで、今回もカタシロをやっていくんですけども、
今日は初めて、鬼おろしさんが参加してくれてます。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
カタシロは、今までPTRPG部で配信してたやつは、
ハッシュタグPTRPG部っていうのを付けてもらってたんですけど、
何回もやるってことで、誰のことについて感想を言ってるのかっていうのを、
分けたほうがいいかなーって思って、
新しく、さぱシロ07、今回07、さぱシロ07っていうタグを付けて、
感想とかつぶやいてもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです、
っていうことは一応言っておきます。
はーい、お願いします。
早速なんですけど、キャラクターの紹介とかしてもらいたいんですけど、大丈夫ですか?
あ、そうか、それがあるのね、まずね。
そう、完全に忘れてたけど、キャラクターの紹介とか。
自分の自己紹介とキャラクターの紹介をお願いしたいです。
はい、私は鬼おろしです。
はい、ポッドキャストのお弁当のふたを配信しています。
で、今回この片城で使うキャラクターは、小鈴アウローラちゃん、24歳女性です。
はい、お父さんがイタリア人で、お母さんが日本人のハーフでございます。
はい、性格は、なんだろう、基本的に行き当たりばったりで行動してしまうような、ちょっと危なっかしい感じの子かなっていう感じです。
なるほど、かわいい顔だね。
簡単になりますが、猫が乗ってるんだよね。
猫がね、猫乗ってるね、完全に。
ほんと、なんかあんまり何も考えてなそう。
めっちゃ失礼なこと言っちゃった。
いや、でもそんな感じだと思う。
あ、そうそう、で、職業は料理人ということで、修行をしております。
あ、修行中のみなんだ、まだ。
そう、見習い中です。
あ、そうなんだ、なるほどね。
これが、じゃあ鬼おろしさんの初めてのTRPGのキャラクターですね。
そういうことになります。
はい、ぜひ楽しんでいただければなと思います。
はい、楽しみ。めっちゃドキドキしてるけど、楽しみです。
じゃあ、始めていきますけど、大丈夫ですか?
はい、いきましょう。
はい、では、シンクトゥルフ神話TRPG片城、始めていきたいと思います。よろしくお願いします。
03:07
よろしくお願いします。
あなたは目が覚めると病室のベッドにいた。頭痛がひどい。
思うように体が動かない。
そこに一人の女性がやってきます。
あ、気がつかれたようですね。
私は医者です。
あなたは落雷にあって病院に運ばれてきました。
覚えてますか?と聞かれるんですけど、
ここで早速、アイディアを振ってください。
アイディア?
アイディアっていうのは多分あると思うので、振ってみてください。
はい。よいしょ。
あ、成功。
おお、素晴らしい。
よかったです。
こすずはですね、なんか倒れる前というか、ここに来る前の記憶っていうのが、
強い光を浴びたような記憶はあるんですけど、そもそもそれ以前の記憶が全くないです。
おお、そうなの?
日常生活を送るのに問題ないような、常識的な、社会的な、生きるための記憶っていうのはあるんですけど、
自分に関することが完全に抜け落ちているような感じです。
名前とかもわからないとか?
そうですね、わからないです。
なるほど。
どうですかねって、医者は心配そうに話しかけてきますが。
どうしたらいいの?
ぜひ会話をしてください。
会話?
そうそうそう、このアウローラちゃんになって会話をしてください。
どうしよう。
どうかされたんですか?
私はここにいるんですか?
落雷にあって運ばれてきたんですが、ご自身のお名前は言えますか?
ちょっと思い出せないです。
なるほど、例えばどこに住んでいたとか、どんな仕事をされていたとか、そういったことも覚えてらっしゃらないですかね?
覚えてないですね。
なるほど。
06:00
例えば、私は医者ですが、そういったことはわかりますよね?
はい、それはわかります。
なるほど。
では、あなた自身に関する記憶がない、記憶喪失の状態ということでしょうか?
検査が必要ですね。
まあ、体は本調子ではないと思いますが、そちらの方はしばらくすれば動けるようになります。
約束はできませんが、記憶もきっと戻るでしょう。
あ、そうですね。
こちらに運ばれてきた時に身分証の方を確認させていただきました。
お名前はコスズ・アウローラさんとおっしゃるようですよ。
えーと、えー、どうしよう。
いい、全然いいですよ。結構戸惑ってるって受け取っていいですかね?
はい、そんな感じですね。
なるほど、わかりました。私は担当員になりました。高梨と言います。よろしくお願いしますね。
お願いします。
数日は様子を見た方がいいと思いますので、3日間はここにいていただきたいなと思っています。
それからですね、ここは手術室なんですが、申し訳ないんですが、当院現在、慢症状態でして、ものものしくて、非常に申し訳ないのですが、ここで過ごしてもらうことは可能ですか?
わかりました。
ありがとうございます。すみません。記憶がなくて不安ですよね。
ちょっとどうしていいかわかんない感じです。
そうですね。私と話すことで何か、小鈴さんとお呼びさせていただきますけれども、小鈴さんの考え方とか、どういった人間なのかってことが少しずつわかってきたらいいなと思って、
よかったら、何かそういったおしゃべりをさせてもらえたらなって思うんですが、構いませんか?
はい。おしゃべりしましょう。お願いします。
よろしくお願いします。そうですね、小鈴さんは囚人のジレンマというのはご存知ですか?
09:09
囚人のジレンマ?知らないです。
じゃあ少しそれについて説明させてもらいますね。
はい。
囚人のジレンマとはゲーム理論の一つです。何か犯罪で共犯を働いたとみられる2人が黙秘もしくは自白をするというものです。
こちらの表を見ていただきたいんですが、私とあなたには黙秘するか自白するかを選択できます。
私が囚人Aとして、小鈴さんが囚人Bとしますね。
はい。
私も黙秘して、小鈴さんも黙秘したら懲役は2年ずつ。
私が黙秘して、小鈴さんが自白したら私が懲役10年、小鈴さんが懲役0年。
私が自白して、小鈴さんが黙秘したらさっきの逆で、私が懲役0年の小鈴さんが懲役10年。
はい。
そして、両方自白した場合は懲役5年ずつとなります。
はい。
この内容については理解できましたかね?
分かりました。
はい。では、実際に黙秘をするか自白をするか選択してみましょう。
せーので答えを言ってみたいなって思うんですが、どうでしょう?どちらにするかもう決まってますか?
決めました。
はい。じゃあ早速やってみましょうか。じゃあせーので答えを言いますね。
はい。
せーの。
自白。
なるほど。えっと、小鈴さんは黙秘を選ばれましたね。
で、私が自白したので、私が懲役0年で、小鈴さんが懲役10年になってしまいましたね。
なるほど。
小鈴さんはどうして黙秘を選ばれたんですか?
黙ってた方がいいかなと思って。
はい。黙っていた方が。
まあ、罪を犯した人間がすぐに自白するなんてちょっとね、感じはしますけど。
犯したんだろう。それがすごい気になってしまった。
そうですね。何をやったのか、ここではまあ、ただの試行実験というかいうものですから、ゲームですから。
どんなゲーム、どんな罪を犯したかなんて設定はされてないですからわかりませんけども。
そうですか。うーん、なるほど。自分が罪を犯したこと、黙っているのは、なんか少し嫌な感じがしたりしませんか?
12:14
かもしれない。
まあ直感的に答えていただきましたからね。答えを決められるのも早かったですし。
パッとそういった決断ができる方なのかもしれませんね。
すみません。私、そろそろ外来の患者さんを見なければならないんでした。
検査の方は、私が外来の患者さんを見終わってから、もしかしたら夜ぐらいになってしまうかもしれないんですけれども、またこちらにやってきてやらせてもらいたいと思いますので、よろしくお願いしますね。
はい、わかりました。
はい、と言って、医者は部屋から出ていきました。
はい。
はい。えーとですね、あなたは今、この緑のベッドの上にいます。
はい。
体が重くてですね、手の届く範囲なら届きそう、気になったものを調べることができそうです。
はい。
調べられる箇所は右側と左側一つずつあります。
はい。
両方調べることはできます。どちらから行きましょう?
これは目のマークのところかな?
そうそう、どっちから行きましょうか?
右から。
右から、はい。
行きます。
目のマークにカーソルを合わせてもらうと中身が出てくるので、
はい。
見てもらいたいんですけど、右側は器具ですね。
はい。
ベッドのそばにある台の上には器具が並べられている。刃物の類はない。
これについてもう少し詳しい情報が欲しい場合は、目星か知識での判定をお願いします。
はい。
どっちか高い方でいいですよ。
どっちか高い方。
うん。
目星か、目星が高いのででは目星、はい。
失敗ですね。じゃあちょっとまあ、なんか器具が並んでるなってことぐらいしかちょっとわからなかったですね。
はい。
はい。じゃあ左側も行きましょうか。
はい。
はい。左側はベッドサイドモニターです。
ベッドのそばには患者の心拍数や血圧などの異常を教えてくれる装置がある。
15:03
このような機器が出されているということは非常に危ない状況だったのだろうか。
97と98という数字が画面に表示されている。その数字が何を意味するのかわからない。
こちらについてもう少し詳しい情報が欲しい場合は、目星での判定をお願いします。
はい。
はい。ちょっとやっぱりわかんないですね。
はい。
はい。
そのような感じで、なんかまあこの部屋なんかちょっと慣れないなぁといった感じで過ごしていると、隣の部屋から声が聞こえてきます。
だ、誰かいるの?
誰?
あ、えっと、私隣の部屋にいるの。こんにちは。
こんにちは。
えっと、ここに入院してきたの?私もずっとここに入院してるんだけど。
俺がよく覚えてないんだけど、気がついたらここにいたの。
よく覚えてないんだ。そうなんだね。
えっと、私の名前は高梨明。よろしくね。
私の名前は小鈴アウローラっていうらしいの。よろしくね。
自分の名前なのに、らしいの?
それが名前も思い出せなくて。
え、記憶がないってこと?
うん、どうやらそうみたい。
あなたも?
あなたも?
なんか、そこの部屋に入る患者さんって、みんな記憶がないって言うんだよね。そういう人が入る部屋なのかな?
なんだ。
そんなに記憶喪失の人ってたくさんいるのかな?よくわかんないけど。
あなたはどのぐらいここにいるの?
結構長くいるかな。交通事故にあっちゃってさ。結構大きな事故だったから、ひどいことになっちゃって。で、それ以来ずっとここにいるんだ。
ひどいことって?
アウローラさんって呼んでもいい?
18:03
もちろん。
外国の人なのかな?でも、コスズさんだったっけ?ハーフの人なのかな?
そうかもしれない。
かっこいいね。
早く思い出せたらいいんだけど。
確かに。そうだよね。記憶ないのちょっと怖いよね。
ごめんなさい。お名前、高梨何さんでしたっけ?
あ、アキラです。
アキラさん。
いいですよ。
アキラさんも私と一緒におしゃべりしてくれる?
うん、もちろん。私こそそれお願いしようって思ってたんだ。
仲良くしてくれたら嬉しいな。
私さ、ずっとここにいるから、全然友達とかいないから、そんな風に言ってもらえて本当に嬉しい。ありがとう。
こちらこそ。ありがとう。
アウローラさん心配かもしれないけど、私のお母さんはここのお医者さんなのね。すっごい名医なの。だから、きっとアウローラさんのことも治してくれると思う。
本当?すごいね。
うん。私のことも治そうとして、ずっと諦めずに頑張ってくれてるの。だから、私も泣き言言わないって決めてるんだ。
私も早くよくなるように頑張るから、一緒に頑張ろう。
うん、頑張ろう。あ、それでね、私ね、体が治ったら、お母さんみたいなお医者さんになってたくさんの人を助けるのが夢なの。
それはすごく素敵な夢だと思う。
お母さんもね、そうやって言ったら褒めてくれたんだ。
えっとですね、このような感じでですね、アキラと話していると、小鈴のことを強烈な眠気が襲います。
はい。
まだ体力が戻りきっていないようです。泥のように眠りに落ちる直前、隣の部屋から、おやすみという声が聞こえた気がします。
はい。
目が覚めました。あなたは相変わらず、昨日と同じ手術室にいます。
21:03
だが様子がおかしい。視界が白黒になったり、ちらついたり、正常ではありません。
一体どうなっているんだと心配していると、一人の女性が中に入ってきます。
小鈴さん、調子はどうですか?と声をかけてくるんですが、声は昨日の医者のものです。
ただ顔はうまく認識できません。見た目では医者とは判断できないような状態ですね。
あなたは昨日のお医者さんですか?
ええ、そうですよ。どうかされたんですか?
なんだか視界がぼやけていて、よく見えないです。
なるほど。眼科の検査をした方がいいかもしれないですね。私の顔もあまり見えないですか?
見えないのですね。
わかりました。今日は夜に神経圏の検査をしようと思っていたんですが、眼科の検査も一緒にすることにしましょう。
私にはどういう状態か正確にはわかりませんので、不安かもしれませんが、一時的なものだと思いますから治ると思います。心配しなくても良くなりますからね。
それから、記憶の方はどうでしょうか?何か思い出したこととかはありませんか?
思い出したわけではないんですけど、昨日お話しした女の子から、ハーフかもしれないねって名前を聞いて言われました。
確かにそうですね。コスズ・アウローラさんという日本人の方はなかなかいないでしょうから、ハーフの方なんでしょうかね。
どこの国、どこの国の方とのハーフかとかまではわかりませんが。
なるほど。何か思い出したというわけではないですが、少しずつ自分のことを何となく思い出せてくるといいんですがね。
今日も昨日のように少し私とおしゃべりをしていただいてもよろしいですか。
はい、ぜひお願いします。
今日持ってきた話はですね、テセウスの船というパラドックスなんですが、コスズさんはテセウスの船ってご存知ですか。
テセウスの船も初めて聞きました。
24:02
はい、じゃあちょっと説明させてもらいますね。
昔ですね、テセウスという人がいまして、その人がテセウスが乗っていた船ですね。
テセウスの船と呼ばれていたわけなんですが、船なのでどんどん古くなっていってしまいますよね。
で、そのパーツを、古いパーツを徐々に新しいパーツに置き換えていって、結果全てのパーツが置き換えられたとき、その船は同じテセウスの船と言えるかどうかというパラドックスです。
この話については理解していただけましたかね。
はい。
コスズさんは、これはテセウスの船と言えると思いますか。
えー、言えないと思います。
なるほど、それはなぜでしょう。
置き換えたから。
うん。
うん、なんて言ったらいいのかな。
はい。
初め、なんて言ったらいいのかな。元の形、形は同じでも、置き換え始めたときと置き換わった後では、えー、なんて言ったらいいんだろう。違うと思うんだけど。
そうですね。じゃあ、例えばなんですけど、一番最初にあったテセウスの船から、一つの部品が壊れたとしますよね。
で、その部分だけ直したとするじゃないですか。新しいパーツに取り替えたとしますよね。
そのときはテセウスの船だって言えると思います。
そのときも、もう言えない。まったく同じではないから。
はい。じゃあ、何か一つでも取って変わってしまったら、同じものとは言えないだろうってことなんですね。
そんな気がします。
なるほど。確かに、一番初めにテセウスの船と呼ばれていたものと、実際には、見た目は同じであったとしても、変わってしまっているのは事実ですもんね。
そう、そういうことだと思います。
27:03
なるほど。確かにそうですね。
コスズさんは、もう、物一つ一つに対して結構重要視されるってことなのかな。
同じもので。
なるほど。そうですね。
すみません。私、また外来の患者さんを見なければいけない時間になってしまいました。
眼球というか、眼科の方の検査と、神経系の検査と、また外来の患者さんを見終わってから、ちょっと遅くなってしまうかもしれないんですが、また来てやらせてもらいますから、よろしくお願いしますね。
はい。わかりました。
はい。じゃあ、失礼しますと言って、医者は部屋から出ていきました。
はい。
あなたはですね、また昨日のベッドにいるわけですが、相変わらず体は重いですが、昨日よりも動けそうです。少し歩いて気になったものを調べることができるでしょう。
右側と左側とありますが、どちらからいきましょうか。
じゃあ、今度は左側から。
はい。じゃあ、左側いきますね。
左側は、過温装置です。
ベッドから少し離れた位置に、音符で体温を適温に維持するための装置があります。
こちらについて、もう少し詳しい情報が欲しい場合は、目星、または知識科、それかですね、機械修理とか、そういった技能で振っていただきたいですね。
知識科、機械修理、機械修理。
これはまた、大きい数字を選んだらいいのかな。
そうですね。その方がいいと思います。
はい。じゃあ、目星でいきます。
失敗。
失敗。失敗ばっかり。
はい。ということで、なんか風が出てるなってことはわかるんですけど、稼働はしているなってことぐらいしかわからないかなといった感じですね。
では、右側もいきましょうか。
はい。
右側はですね、資料ですね。
少し歩いた先にある棚には、以下のような患者の名簿と思わしき資料が納められています。
30:04
列が3列ありまして、一番左側に名前、真ん中に適正率1、右側に適正率2と書かれた表が下に書かれていますね。
これについて、もう少し詳しい情報が欲しい場合は、目星科、図書館での判定をお願いします。
目星科、ごめんなさい。もう一回お願いします。
図書館ですね。
図書館。はい、じゃあ目星です。
ファンブルですね。ファンブルが、きっとですね、コスズは数字に弱いでしょうね。
ファンブルの説明をしてもらってもいいですか?
ファンブルっていうのはですね、大体さっき失敗が結構あったかなと思うんですけど、ファンブルっていうのは致命的失敗と言いまして、致命的失敗をしたときはですね、ちょっと良からぬことが起こるんですね。
あらららら。
はい、ということで、まあおそらくですけど、コスズは数字は苦手だと思うので。
数字が。
よく分かる。
数字がこう並んでいるのを見て、頭が痛くなったことでしょう。
3値を1減少させます。
はい。
3値低いのになる。
そう。
はい、じゃあ3値が39になりました。
はい、あらあら。
はい、といった感じで、この部屋をちょっとうろうろしていたときに、また隣から声がかかりました。
アウローラさん、こんにちは。
キラさんかな、こんにちは。
調子はどう?
この前よりはね、ずいぶん良くなってきたよ。
でもまたちょっと。
どこが悪いの?
今度はね、目が見えにくくなってるんだ。
え、目の調子が悪いの?
うん。なんだか原因はよく分からないんだけど。
そうなんだ。そういう症状は初めて聞いたかも。
キラさんは他の人とも話したことあるの?
うん、一応隣の部屋に人が来たかなって思ったときは、声とかかけて見てるんだけど、
これまでの人は、なんか頭がボーっとするって言ってたり、それから、ちょっとこの言い方はどうかなって思うけど、
33:01
お話があんまり通じなくなっちゃう人とか、そういう人が多かったんだよね。
そうなんだ。
大体その部屋に運び込まれてきた日は平気なんだけど、
次の日になると、ちょっとおかしくなっちゃうって人が多かったから、
アウローラさんもそうなっちゃうんじゃないかなって、ちょっと怖かったんだよね。
でも大丈夫だと思うよ。
そっか、よかった。
あのさ、昨日さ、アウローラさん、私になんか聞こうとしてなかった?
えっと、なんか私がどういう状態なのかとか、そういうこと聞こうとしてたような気がしたかなって思ったんだけど、
気のせいだったかな?
あ、ひどい状態って言ってたから、どんだけひどいのかなと思って心配になっちゃったんだ。
あ、そうなんだ。
あの、昨日はちょっと言う元気がなくってさ、話さえぎっちゃったんだけど、
実は私、目が見えないんだよね。
あ、そうだったの?
うん。事故で体も動かせなくてさ。
それは大変だね。
うん、そうなの。
まあでも、諦めないって決めてるから。
うんうん。
アウローラさんは、昨日は記憶喪失って言ってたけど、何か思い出したりできた?
まだちょっと思い出せないんだ。
そっか、そうだよね。そんなに急に戻ったりしないか。
でも、早く記憶戻るといいね。
うん、早くいろいろ思い出したいな。
うん。あ、あのさ。
何?
あの、昨日仲良くしてくれるって言ってたから、私も元気になって、アウローラさんも元気になったら会ってくれる?
もちろん。
本当に?よかった。約束ね。
36:00
うん、早く元気になって会おうね。
アキラと話しているとですね、またもや強烈な眠気があなたを襲いました。
はい。
歩けるようになったとはいえ、まだ体力が戻りきっていないようです。泥のように眠りに落ちる直前、隣の部屋から、おやすみという声が聞こえた気がします。
はい。
目が覚めました。あなたはまあ相変わらず手術室にいるんですが、視界はクリアになっています。
身体の調子も昨日より良くなっています。
はい。
そこにまた医者がやってきました。小鈴さん、おはようございます。
おはようございます。
体調はどうですか?
今日はずいぶん調子がいいですね。もう見えるようになりました。
本当ですか?良かったです。いやー、そうですね。さっきも元気に挨拶してくださいましたし、本当に順調に元気になられてますね。良かったです。
とは、記憶が戻ればいいんですけど。
そうですよね。記憶、なかなか、何か思い出したこととか、そういったことってありますか?
そういったこと、分かりません。
そうですか。じゃあ本当に後は記憶を戻すだけって感じですね。
今日も私と少しお話をしてもらってもいいですかね。
はい、お願いします。
今日持ってきた話はちょっと物騒な話になっちゃうんですけれども。
こすずさんは、臓器くじという思考実験についてはご存知ですか?
知らないです。
じゃあちょっとまた説明させてもらいますね。
はい。
臓器くじとは、ある人間を一人積極的に殺して、それより多くの人間を助けることは良いことだろうかという思考実験です。
この話は次のようなルールで行われます。
1.公平なくじを健康な人に引いてもらう。当たりが出たらその人は殺される。
2.殺された人の臓器をすべて取り出し、臓器移植が必要な人に配る。
3.移植は必ず成功するものとする。
39:03
4.くじに不正行為は起きないものとする。
5.人を殺す以外に臓器を得られないものとする。
この話は理解していただけましたかね?
はい。
こすずさんはこの思考実験についてどう思います?
他に手段がないとはいえ、自分は嫌だなって思います。
自分は嫌だなっていうのは?
はい。その制度があること自体が。
なるほど。自分が殺されることが嫌とか、臓器移植を受けることが嫌とか、そういったことじゃなくて、そもそもこの制度自体が嫌だなってことですね。
そうですね。
なるほど。
そうですね。
実際には、まあ、思考実験の話ですからあれですが、
一人の命を犠牲にして多くの人が助かるなんて話ではありますけど、実際にはそうですよね。
理屈は理解というか、わかるけどって感じですね。
誰かの命を犠牲にして、その上で多くの人が助かるっていうのは、なかなか受け入れづらい話ではありますよね。
そうですよね。
なるほど。確かに人の命を、多くの人が助かるとしても、誰か一人の命を奪うっていうのは、なかなか簡単にいいですよと言えたものではないですよね。
そうですね。
この制度自体がちょっと嫌だなって話をされていたんですが、
はい。
そうですね。全然知らない人がこれに選ばれるとしても、やっぱり嫌ですか?
そうですね。嫌ですね。
なるほど。制度自体が嫌って言ってる方にこの質問をするのはどうかとは思うんですが、自分が殺される側に立つとしたらどう思います?
42:12
それは抵抗したいですね。
なるほど。
拒否したいですね。
でも、くじか、くじなんですよね。拒否権はないんですよね。
この制度が実際にあるような世界では拒否権はないかもしれませんが、試行実験の話ですから、そもそもこのくじを引きたくないみたいな感じですかね。
そうですね。
なるほど。そうですね。
先生だったらどうしますか?
私ですか?そうですね。私は自分が殺される側になるとするなら、受け入れるかもしれませんね。多くの方をそれで助けることができるわけですから。
なるほど。
私の仕事は医者です。人を助けるのが仕事ですから。自分の命を差し出してまで人を助けたことはもちろんありませんけどね。
怖くはないですか?
そうですね。私が死んでしまったとしたら、私の命を預けること自体は正直あまり怖くはないですが、私の娘を一人で残していくのは辛いですね。
娘さんがいるんですね。
ええ、そうです。娘はもしかしたらお話ししてくれたかもしれませんね。隣の部屋にいるんですよ。
あ、あきらさんが。
あ、そうです。あきらは私の娘です。
あ、そうなんですね。
ええ。自慢の娘なんですよ。とっても明るくって一生懸命で。
話していてもすごくいい子なんだろうなって思いました。
そう言ってもらえてすごく嬉しいです。
あ、すみません。私また話しすぎてしまって。外来の患者さんを見なきゃいけない時間になりました。
明日には退院していただければなと思います。記憶もきっと戻っていくでしょう。退院の手続きについてはまた明日こちらに来てお話しさせてもらいますね。
はい、わかりました。
45:00
あ、すみません。じゃあ失礼しますねと言って、医者は出ていきました。
はい。
今日調べられそうな箇所は一箇所だけです。
はい。
はい、じゃあ見ていきましょうか。隣の部屋に続いている扉です。今の体の調子ならあの子に会いに行くことができそうです。
はい。
こすずはどうしますか?
会いたいけどちょっと怖いんだよ。
じゃあ会いに行きましょう。約束をしたので。
なるほど、会いに行きますか。じゃあそのまま扉入ってそのまま会いに行くって形でよろしいですか?
手かけてからにしようかな。
わかりました。じゃあ声かけてみましょうか。
はい。
あきらちゃんいる?
あ、アウローラさん?おはよう。いるよ。
おはよう。なんか今日だいぶ調子が良くなったから、もしあきらさんが良ければ会えたらどうかなと思ってるんだけど、どうかな。
本当に?来てくれるの?あ、でも私その昨日言った通り目が見えないし体も動かせないんだけど、それでも良かったらアウローラさんさえ良かったら来て欲しいなって思うな。
本当?じゃあお喋りしよう。
うん。では隣の部屋に。
はい。
はい、行きますかね。
はい。
はい、では扉を開けました。隣の部屋は薄暗いです。
おお。
部屋の中央がぼんやりと光っていることがわかります。で、そっちの方にベッドがあるなということはなんとなくわかります。
はい。
ベッドに近づきますか?
近づきます。
はい。えっと、小鈴がですね、ベッドの方に向かって歩いていくと、そのベッドに横たわっているのはあなた自身でした。
え?
もちろん、あなたはベッドの側に立っています。立って横たわっている自分を眺めている。
え?はい。
では、ベッドで寝ている自分は誰なんだろうか。どうして自分が二人いるんだろうか。このような異様な光景に散地チェックを行っていただきます。
じゃあまずはダイソー振ってください。
散地チェック。
はい。
ちょっと待って。変な画面になってる。パソコンが変な通知が出ちゃったのでちょっと待ってください。
48:07
全然いいですよ。
あれ?これどうなってるの?
待ちます。
はい。
どうだったな。
えー。びっくりした。
ちょっと。
はい。
はい。散地チェック。はい。
はい。
行きます。
あ、成功。じゃあ成功なのでマイナス1ですね。1減らしておきますね。
はい。
はい。あ、やべ。ピコピコって言っちゃった。LINEの通知音が鳴ってしまった。ごめんなさい。
えっと。あれ?もうこっちの部屋来た?あの、アウローラさん?
はい。来ました。
あ、来てくれたんだ。すごいね。ほんとにそんなに動けるようになったなんて良かったね。と、声が聞こえてくるんですが、その声はですね。
ベッドの脇に置いてある機械が付随したシリンダーから聞こえてきていました。
そのシリンダーには緑。シリンダーは緑の液体で満たされており、中には脳みそが浮かんでいました。
彼女の声はこのシリンダーに付随した機械から聞こえてきていることに気が付きます。
はい。
はい。そこにですね、医者がやってきました。
医者は一直線にシリンダーの方に向かっていって、何かスイッチをパチンと押しています。
はい。
驚きました。もうそんなに動けたんですね。
これはどういうことなんですか?
そうですね。小鈴さんには最初からお話させてもらいます。
私の娘は、娘から聞いたかもしれませんが、ひどい交通事故に遭いました。
体の原型が留められないほど重症で、何とか脳だけは保存しようと試みたんです。
幸い私には交流がありました。そういったことができる種族との交流が。
ベッドにいるのはあなた自身の元の体です。
今のあなたの体は作り物です。人形にあなたの脳みそを移し替えました。
51:05
この子は人形にうまく接続できなかったんです。
機械に移し替えるには時間が経ちすぎていたようで、うまく殉納できませんでした。
でも、あなたの体なら、適正率98%のあなたの体なら、きっとこの子に馴染んでくれる。
そして、その人形の体もあなたに馴染んでるでしょ?
ちょっと調整は必要でしたが、適正率は97%でしたからね。
あれ?聞こえなくなっちゃいました。
大丈夫ですか?
大丈夫です。今は聞こえました。
よかった。どこら辺まで聞こえてました?全部聞こえてたのかな?
私の体を使うんですかって質問した後は聞こえてないです。
その質問が多分私に届いてないですね。
届いてなかった。
なるほど。私の体を使うんですかって聞いてくれたんですね。
はい。
そうですね。私からのお願いは一つです。
この子を生かすためにあなたの体が欲しい。
あなたにはその機械の体をあげます。
お願いですから、あなたの体を譲ってくれませんか?
私の体をあげても、あきらさんはあきらさんで。
そうですね。あきらの脳はあきらのままです。
記憶もやりたいことも全部あきらのままです。
ただ入れ物が違う。それだけです。
私はどうなるんですよ。
ちょっと混乱しています。
その機械の体は、やつらの技術は完璧です。
その体を使うことで直ちに支障は出ることはないでしょう。
ただ、このような適正率で機械の体に適合できた人は初めてです。
何分初めてなので正直どうなるか保証することはできません。
54:16
あきらさんはそれでいいんですか?
はい?私ですか?
あきらさん。
あきらはこのことは知りません。私が勝手にやっていることです。
それ、あきらさんは望んでないような気もしてしまいます。
それはこの3日間あきらとあなたが話して感じたことってことですか?
そうですね。
なるほど。そうですかね。
正直これは親の私のエゴかもしれません。
どうしてもこの子に生きてほしい。
その願いです。
あー、どうしよう。
えー。
めっちゃ感情いいね。
えー。
もしもあなたが元の体に戻してほしいと言うなら、100%失敗せずに戻すこともできます。
私にはあなたに体を譲ってほしいとお願いすることしかできません。
それを決断するのはあなたです。
それをあきらが望んでいるかどうか、今ここで確認することはできませんが。
いやー、でも。
はい。
ごめんなさい。止まっちゃって。
いいですよ。考えてください。
57:09
悲しい。なんかどうしよう。
なんかどっちにしても悲しいんだよな。
それはどうして悲しいか聞いても、ちょっとこれは医者の視点というよりは、完全にキーパー視点なんですが。
あー、はい。えっとですね。
はい。
あきらさんは、元気になったら、お母さんみたいな立派なお医者さんになって、
自分も助けてもらったみたいに、いろんなたくさんの人助けたいって言ってたから、
それを叶えられるのが自分の体で、
でもそれを実際にじゃああげますってあげたときに、
お母さんがそういうことを知って、自分を助けてくれたことが嬉しいのかなって。
なるほど。
なんかそれを知ってしまったときのショックって、大きいんじゃないかなみたいな。
そうじゃなくて、結局体をあげないっていう選択をしたら、あきらさんはもう二度とこのままだから、
それもなぁと。
なるほど。
はい。
はい。
はい。
そうですね。
まあ、医者から言えることはただ一つです。
今、ここでどちらにするか、あなたの言葉で決断してほしいという。
えっと、この機械の体はどうなるか保証できないんですよね、それも。
そうですね。ただちに支障が出ることはないとは思いますが、保証はないです。
何か起きたときに私のところに来ていただければ、直すこともできるかもしれませんし、そうじゃないこともあるかもしれません。
はい。いやーでも、うーん、いやーでもやっぱりあげられないです。
1:00:07
それが。
本当につらくて申し訳ないんですけれど。
いえ、あきらのことたくさん考えてくれてありがとうございます。
それがこすずさんの選択ですね。
はい。
わかりました。
医者がそう言ったとき、こすずの視界は安定しました。
はい。
あなたは気がつくと、自分の家に戻っていました。
失われた記憶も戻っています。
病院での出来事も覚えています。
あれは夢だったのか、現実だったのか。
ふと、体のある一部分がよく見るとわかることなんですが、他の部分とは違う色になっていることに気がつきます。
果たしてその体は本物なのか偽物なのか、それがはっきりするのはもう少し後のことだろう。
最後にですね、こすずから何か言葉をいただいて、このセッションを終わりにしたいと思うんですが、いかがでしょうか。
不思議な体験だったけど、いろいろ考えさせられたな。
はい。
では、シンクツルフ神話TRPG片城これにて終了したいと思います。お疲れ様でした。
お疲れ様でした。
はい。ありがとうございました。
ありがとうございました。
ごめんなさい、めっちゃ止まっちゃって。
いいですよ。すごく考えてくれて。
どうでしたか。
面白かったです。
はい。
けど、ちょっと頭身とくるものが。
そうですね。
結構私としては、初日にですね、こすずがあきらに対して仲良くしてくれるって言ってくれたんですよね。
その時に、私も本当に仲良くしたくて、本当にありがとうってあきら目線ですごい思ってたんですけど、この後の展開を知っている身としてはすごく心が痛いというか。
そうですよね。
そんなところもありましたね。
辛い。
一生懸命だから、あきらの気持ちをすごく考えてくれて。
1:03:03
ありがとうって思ってましたね。
ちょっと言葉が出なくなっております。
そうですね、そうですよね。
今回ね、初めてくつるふっしんはTRPGっていうものをやってもらったんですけど、
ちょっとこういう重たいシナリオばっかりではないんです。
なので、機会があったらまた面白いやつとか参加してもらえたらなと思いますね。
はい、ぜひぜひ。
ということで、今回はこんな感じで配信は終わっていきたいと思います。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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