思い出のパラドックス
今回はちょっと、ただのなんかヘリクツみたいな話に聞こえるかもしれないですけど
これちょっと考えてみてほしいんだけど、思い出って聞けるものか。
っていうと、聞いてしまったらそれは思い出せないんだから
思い出ってのは、残ってるものは思い出。
でも思い出は、なるべくとっておきたいんですが忘れたくないんですっていう人からしてみたら
いやいや、残ってるものが思い出だから、じゃあそれで残ってるものだけ思い出せばいいっていうか
かっていうと、それは結果論であって、そもそも忘れること自体が嫌なんだと
いう気持ちでいっぱいいるでしょうね、そういう人はね。そんなことで反論されたら
とにかく忘れたくないんだと。思い出を追い回りにしておきたいんだって言いたいですよね。
でもですよ、それを言い始めたら、じゃあほとんどの記憶を忘れちゃうんだから
よく言えばでも、そうですよね、全部残しておきたい。
でもじゃあそれを思い出というか、やっぱり
自分の中での、どういったものが残されてるのかわかんないけど
あまりそんなこと考えすぎないほうがいいですね。何か自分にとって、何かあるものが残ってて
それが思い出なんだろうと思いたいですよね。そうなんですよ、だからやっぱり
残ってるものこそ思い出なんですよ。たとしたら忘れていいですよね。
っていうのもこういう堂々巡りになっちゃうんだけど、何でしょうね、このパラドックス感は。
どうも不思議な話になってきましたね。忘れようと思って忘れるのもありだし。
でもなるべく忘れないようにしておきたいですよね。
でもそれってやっぱり今の話からするとおかしいですよね。忘れようとするのもおかしいけど
覚えてようとするのもおかしいわけですから。
記憶を呼び起こす体験
これだけは思い出に対する執着が強くて、まず理由の一つはポッドキャストで話したいから
なるべく思い出せるように。今はね、他の人のブログを読んで
そっからなんとかヒントを得たらどうかとかね
実際撮ってる時も必死に考えて撮ってきて思い出していましたし。
あと、今日のエピソードで撮りましたけど
たまたま動画見てて過去の記憶が放り起こされることもあるんですよ。
だからやっぱり思い出は多い方がいいような気がするんだけど
忘れるんだけど一旦忘れても思い出したりするのも記憶なんですよね。
じゃあ、鼻から忘れなければいいような気もするし
ただこうやってね、懐かしいっていうことは一回忘れないといけないから、完全に。
だからそういう体験をしたければ、思い出?
全部が全部覚えてればいいって問題でもないし
でも思い出消えることもあると思いますよ。
だからこそフラッキュは執着するし、なんとか写真に残しておこうとして
これを開発したのもね、ビデオも含む
カメラも、ビデオカメラも含め
それはやっぱり思い出を残しておきたいっていう人間の欲ですよね。
でもね、思い出っていいことばかりじゃないですよね。
日本人はそういう、なんて言うんだろうな
悲哀に満ちてるもの、あとはセンチな気分になるものが好きなんだけど
クラキュみたいなトラウマっていう場合もあるわけですよね。
それでは明日だけ。