時間の流れの捉え方
最近、たびたび時間について、哲学的にいろいろ話してきまして、
どんな捉え方でもいいと思うんですね、時間の流れについて。
ただですね、現在から未来にいくと時間が流れるっていう、
以前話したね、古典的な考え方なんだけど、
まだこの考え方がはぴこってる。
というよりは、抜けないとしないでいるわけですけど、
この考え方だとね、大いに勘違いして過去を捉える可能性がある。
なので、やっぱり未来から過去に流れていると考えることが時折あってもいいんじゃないかなと思うんだけど、
基本的にこうであってもいいと思うんですけど。
ちなみにこれはまずお話ししておかなきゃいけないのが、
よく専門家で未来が過去に、
専門家と言ってもね、ビジネス書を書いてる人とかなんだけど、
自分を責める傾向
未来が過去にを変える。
でもね、これは違いますね。
未来が過去に影響を与えるっていうのは、捉え方が変わるっていう、
それだけのことなんですけど、
それでもインパクトのあることですよ。
そういう捉え方は前提になってきますね。
こう勘違いしてしまったらわかんないと思うんで。
倉木もね、結構しばらく考えてましたよ。
未来が過去に影響を与えることなんてありえないだろうと思って。
捉え方の問題なんですね、だからね。
これはね、でも大事なんですよ。
例えばですけどね、
例えを出した方がわかりやすいと思うんで。
最近もね、息子さんが命を絶って、自分の命を絶って、
この人はね、自分を責めると思うんですよ。
でも以前話した通り、人間って、
後から振り返ってみたらたられ場があるけれども、
その時は必ず、その時のね、ベストを生きてると思いますし、
後から振り返った時は、そういう風に捉えるのが健全なんじゃないかなと思うんだけど、
でもね、こういうことがあると、自分を責めすぎますよね。
ある程度ならいいんだけど、で、こういう場合、
後でそういう悪いことがあったから、
そことを暇づけて、自分のせいでこうなってしまったと、
考えてしまうわけです。
自分の過去のやってきたことはすべてね、
この事態を起こす原因だと考えてしまうわけですね。
そう見えてしまうわけですよ。
それまでは、その人農家だったんで、
毎日淡々と農作業をしてっていう風に思ってただろうけど、
全く見え方が変わるんですね。
だから、過去が未来に影響を与えるという捉え方をすると、
この世に往々にして、間違った捉え方になってしまう。
未来が過去に影響を与えているという考え方をすると、
単にこういう悪いことがあったから、
そう、過去を見てしまってるだけなんだと、
いうことがわかるわけですね。
逆にクラキナンがすごく捉えてしまってることなんかも、
これでお見通しなんだけど、
例えば、意味のないと思ってたことも、
後に人生振り返ってみて意味があると思ってくる。
これも、言ってしまえば結果論でしかないんですね。
これでうまくいかなかったら、
無駄なことした後捉えられたらしい。
で、ある時思ったんだけど、人間まじ作業がうまいもんね。
未来から過去に時間が流れていると考えると、
馬から落ちたから、
いや、戦に行かなくて済んだから、
馬から落ちたのは悪いことじゃなかったと捉える。
結果論と新たな視点
だからこの捉え方って、今話してる未来から過去に時間が流れてるっていう捉え方なんだよな。
というよりも、この教訓としてはね、
一つ一つの出来事を一気に一致して捉えるけど、
この場合ちょっと違うんだよな。
馬が逃げ出して、たくさんの馬を引き連れてきて、
これを今の話に照らし合わせるのであれば、
馬が逃げてしまったから、
それによって、たくさん連れてきた。
ラッキーだったな。
捉えてるけれども、未来から過去に流れてると考えると、
そういう良いことがあったから、
結果オーレだった。逃げ出したのも悪かったわけじゃない。
捉えてるだけだ。
そうすると、人間万事作業側の教えとは相反する考え方になってしまいますね。
これで言いたいのは、そういうことじゃないからね。
ただね、人間万事作業側で言いたいのは、
最初に一気に一致してたのも、そんな限りではないということなんで、
その意味ではね、割と中立的な立場を取れて、
それがいいんじゃないかなと思うんだけど、それ自体は。
単なる結果論ではないですよね。
あとですね、未来から過去に現代が流れてるっていう考え。
すべる人もいるんだけど、ちょっと疑問に思ったのが、
例えばボールを投げてどっかに落ちる。
この事象を考えてみると、
ボールがどっかに落ちたから、投げたということがわかる。
この捉え方ってなかなか難しいなと思って、いろいろ考えてみたんですよ。
過去から未来に流れるっていうのと、どう何が変わるかなと思って捉え方。
過去から未来に流れると考えるとすれば、
ボールを投げたからボールが落ちたんだ。
その逆は、ボールを…
それどっかに落ちますよね。ボールが落ちたから、その人は投げたと捉えただけで。
あとはリングをね、手から離したら。
ってことを考える時も同じなんですよね。
どう捉えたってこの人はボールを手から離してるし、
そこに何の意味もないし、
どう捉える方も変わりはないと思うんだけど。
ただ、この人は怒って、何か手から物を…
何か物を投げたんだというのは、みたいな捉え方したらね、
後に何か投げたからこの人は怒ってると、わかっただけであるみたいな。
それはそういうことなんだろうな。
あとはですね、
やっぱり人間はマジさようがない。
未来からここに時間が流れてるっていうのは言い表してますよね。
だってね、最初は失敗したと思ってても、
後の出来事によって見え方が全く変わるって、まさにそういうことですよ。
クラッキーが最近のエピソードで出してたエピソードと似てますよね。
人間はマジで最後の場合、未来がここに影響を与えるってことが分かりやすいんですよ。
でもね、さっきの息子さんを亡くした人。
今の時点ではね、ただただ自分を責めるだけでしょ。
これがあってよかったとはならないだろうし。
たぶん一生自分を責め続けますよ。
そうならないために、
これは今はこう見えてしまっただけなんだ。そんな自分を責める必要ないんだと。
いう捉え方が必要になってくるわけですね。
過去は未来に影響を与えないんだと。
いう捉え方が必要になってくるわけですよ。
で、人間の万事最後の物話。
まあずいぶんしつこいですが。
結局うまくいかないと、
うまが逃げたことと、うまがたくさん引き連れたことって、
未来から時間が流れてくると考えるのであれば、
全くそういう関係ないんですね。
うまが逃げました、うまが連れてきました。
それぞれの事象があるだけ。
この後起こる出来事も全てそうですよ。
で、人間の万事最後の物話。
本質的には変わらないですよね。
そんな結果論の詰み深い話でした。
それではしたっけ。
