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こんにちは、なあちゃん。
こんにちは、さとしくん。
今日も、なあちゃんと一緒に研究を紹介していく、Classroomというやつをやっていきたいと思うんですけれども、
最初に少しお知らせがあります。
はい。
ちょっと最近すごく、この番組で再放送が多くて、申し訳ないなと思っております。
ちょっとね、本業の方が忙しくて。
最初にお知らせなんですけれども、そんな中、12月18日、この次の週ですね、を最後に冬休みとさせていただきたいと思います。
思います。
2週間休んで、一応1月の8日から再開というのを考えているんですけれども、場合によっては1月15日からという感じですね。
お待たせしてしまうんですけれども、そんな形でやっていきたいと思っております。
長めの冬休みですね。
そうですね。と言いましてもね、実は今、教科書の翻訳みたいなことをやってて、その締め切りが12月の末日なんですね。
なるほど。
ちょっと編集者の人が聞いてたらギョッとするかもしれないですけれども、まだ全く手をつけてなくて、ちょっとやばい状況ですので、これから頑張ってやっていこうと思っておるところです。
もう皆さん楽しみにしていただいてる方もいらっしゃったら大変ありがたいんですけど、申し訳ございませんが、お差しいただきまして、また来年からまた頑張ります。
1月になったらいくつかエピソードのストックを作って、もう少し安定的にやっていけるように頑張っていきたいと思っております。
よろしくお願いします。
はい。じゃあ今日の中身に入っていこうと思うんですけれども、今日のテーマは、なぜ男性よりも女性のほうが長生きなのかです。
ちょっと前に、シーズン3エピソード9で、なぜ男女に身長差があるのかっていうやつをやったんですけれども、今日は寿命差なんですね。
今ここで男女って言ってるのは、生物学的な性っていう意味ですね。
男性と女性で寿命に差があるっていうのは、割と誰でも知ってることだと思うんですね。
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これは世界的にそうで、日本だけではなくて、どこの国でもそうなんです。
社会とか文化のあり方が違っていてもそうだし、何なら古いデータを見てみてもそうなんですよ。
これだけ普遍的なんですけど、でもそれは当たり前って思ってしまいますよね。
思ってました。だからあんまりわざわざなんでとか思ってなかったな。
でも、なあちゃんどう思います?なんでだと思います?
いやあんまり考えたことないですけど、なんとなく体温が男の人の方が温かいような気がするんで。
そうなんですか?
わかんないんですけど、女性の方は手冷たいとか足冷たいとか。
ですけど、男性の人ってあんまりそういうの聞かないし、
なんとなくいつも温かいような人が多いような気がするんで。
なんか熱を発してるからなのかなとか。
やっぱり生物学的な理由がありそうだっていうところですね。
あーそうそう確かに。それこそ作りというかね、そんなのが違うからなのかなって。
そうなんですよ。そう考える方がいいと思うんです。
なんでかっていうと、これ人間だけじゃないんですね。
他の哺乳類でもメスが長生きなことが断然多いんです。
だからなんか人間の文化でとかそういうことじゃないと考えられるんですね。
で、なんでメスの方が長生きなのかなんですけれども、
完全にはわかってないんですが、いくつか仮説があるんですね。
まずその主要なものをいくつか話していきたいと思います。
一つが性選択仮説っていうやつがあるんですね。
だいたいメスが交配する相手を選びますから、
オスはオス同士での競争があるんですよ。
それで体を大きくしたりとか、オス同士で戦ったりとか、
そういうエネルギーを使うことをしなきゃいけないので、
それで寿命が短くなりやすいっていう説なんです。
ありそう、確かに。昔なら特にね。
特に一夫一夫の場合はいいんですけど、特に一夫多妻の場合ですね。
そういう場合は競争が激しいんで、そういった差が生まれるんじゃないかっていうところですね。
そういう性的な競争のためにハヤジになるっていう。
それが性選択仮説ですね。
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他にあるのとしては、繁殖コスト仮説っていうのがあって、
これはちょっと逆になるんですけど、
だいたいメスのほうが子供を産むために使うエネルギーが大きいんですよ。
哺乳類だと妊娠とかしますし、そもそも卵子のほうが精子よりも大きいんで、
作るのにエネルギーが必要なんですよね。あとは子育てもそうです。
その分、メスがハヤジになるっていう、ちょっとこれ逆方向ですけども、
こういったものも関わってるんじゃないかっていう仮説があります。
他にですね、もっと純粋に遺伝学的な仮説っていうのがあるんですね。
その中でも特に有力視されている仮説があります。
これ名前がですね、異型配偶子性仮説です。
ちょっとわかりにくいんで、ざっくり簡単に言ってしまいますと、
これ性染色体の話なんですが、
オスはXYでメスがXXなんですけれども、
オスはこういうふうに違うのを持ってるからっていう仮説になります。
でもちょっと今急に性染色体の話が出てきましたから、
ここで性染色体の話をおさらいしておこうと思います。
懐かしい。
詳しくはですね、以前のシーズン3エピソード9を聞いていただければと思いますけれども、
それ聞かなくてもわかるように、今ここで説明していきます。
人間を含めて生き物では、遺伝情報はすべてDNAっていう分子の中に書き込まれているわけですね。
DNAっていうのは長い糸みたいな形をしてるんですけれども、
1本だけでできてるわけではなくて、いくつかに分かれて遺伝情報っていうのは入っています。
その分かれたものが染色体です。
人間の場合は、この染色体、DNA、長いDNAが46個あります。
このうちの44個は、男性でも女性でも一緒なんですね。
残りの2個、これは男性と女性で違う形になってます。
これが性染色体って呼ばれてるんですね。
性染色体にはXとYの2種類があって、この組み合わせによって性が決まります。
Xが2本、X、Xの場合はメスになって、XとYが1本ずつだとオスになります。
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だから、動物の性を決めてるのは、この性染色体であって、XXかXYかで決まってるってことになります。
この仮説は、これが寿命を決めてるわけなんだけれども、
特にオスではXYっていう違うものがペアになってるから、寿命が短いんじゃないかっていう仮説なんですね。
なんでかっていうとこですけど、メスの場合はXが2個あるわけです。
片っぽは父親から来て、片っぽは母親から来てるんだけど、
だから、DNAの配列はほんの少し違うんですね。
でも、だいたい同じものが2個あるっていう状態なわけです。
仮に、片っぽに寿命を縮めるような変異があったとしても、
もう1個メスの場合は持ってますから、それが補ってくれてるんじゃないかって考えるんですね。
なるほど、はい。
でも、オスの場合はX1個だけしかないですから、そこに寿命をちょっと縮めるような変異があったとしたら、
それを助けてくれるやつがもういないわけです。
全然配列の違うYしかないわけですね。
それで、変異の影響がオスの方が出やすいので、寿命が短くなってるんじゃないかっていう。
そういう仮説になります。
なるほど。
これが異形配偶子性仮説ですね。
それっぽい感じしますね。
これをサポートする有力な証拠があるんです。
それが鳥なんです。
鳥?
そう、鳥ではこの性染色体が違うんですよ。
今話してたXとかYっていうのは哺乳類の話で、鳥ではオスが同じの2つ持ってるんです。
ZZって言うんですけど、オスがZZで、メスがZWなんですね。
だから異なったやつを持ってんのが、鳥類ではメスなんです。
で、鳥類の場合はオスの方が寿命が長い種が多いんです。
へー、おもしろ。
だからこの仮説は有力視されてるんですね。
でもですね、今仮説って言ったように、絶対これだってまだ完全には証明されてない段階なんですね。
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その理由としては、これまでの研究にはいくつか限界があって、対象としていた種の数が少ないっていうところで、
鳥類、哺乳類両方ともまだそんなたくさんの種が調べられてるわけではないっていうのがあります。
それから、いろんな種を調べるわけなんだけど、野生の動物を調べていくわけですよね。
そうすると、どうしても実際死んだ年齢とかがわかんないといけないから、それがわかってる数っていうのが限られていて、
どれぐらい精度高く寿命が調べられてるのかどうかわかんないっていう問題もあったんですね。
おー、確かに。
さらに言うと、野生なんで、病気で死んだとか、事故で死んだとか、そういうのもあり得るわけで、
普通寿命って考えると、ちゃんと年を取っていって、それでいつ死ぬかみたいなことだと思うんですけれども、
そういう生理的な過励による死亡と区別がつきにくいっていう問題が今までの研究にはあったわけです。
だから理想としては、もっとたくさんの種について信頼性高く調べたいっていうことになるわけですね。
今話したこの異形配偶性仮説が有力であるっていうのはいいんだけど、
他の仮説はどうなんだっていうのがまだ問題として残ってるわけです。
だからこの異形配偶性仮説が正しかったとしても、その他の仮説、その他の影響が否定されるわけではないわけです。
どちらも影響があるっていう可能性があるわけなんだけど、
今までの研究の精度ではそれはわからなかったんです。
今日紹介していきたい論文なんですけれども、その点を調べていったっていうものになります。
マックス・プランク研究所のヨハナ・ステアク・ラニオル研究で、
2025年10月のサイエンス・アドバンシーズに発表されたものになります。
この研究では精度高くいろんな種で寿命を調べるということをしているんですけれども、どうしたと思います?
精度高くいろんな種ですよね。野生なんですよね。
ほう、動物園ちゃう?
そう、その通り。素晴らしい。
でも確かにそれならね、生まれてからいけますもんね。
そうなんです。だって一つの研究グループで、たくさんの種について野生に出て行って調べるっていうのは、現実的じゃないわけですよ。
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無理ですよ。
環境もね、なるべく動物を長く生きさせようみたいな環境のものを調べられればいいわけで、動物園ってそういう環境なわけですよね。
で、動物園の動物がいつ死んだかみたいのが、データとして、データベースにまとめられているみたいなんです。
Zoological Information Management Systemっていうのがあって、そこのデータを使って解析をしたっていう、そういう研究になります。
で、そのおかげで、528種類の哺乳類と、648種類の鳥類についてデータを得ることができました。
で、あと人間のデータも加えて、この論文として発表したっていう形になります。
どういう数字を比較していくかなんですけど、まず寿命を計算しますよね。
でも、子供のうちに亡くなってしまうみたいなことっていうのが結構あるわけなんですね。
でもそれって、なんかこう普通にイメージする寿命っていうのとは、ちょっと違うわけじゃないですか。
それで、子供を産む年齢になった後に死んだ分だけで、寿命を計算するという形にしてます。
で、これを特定の種のメスとオスで分けて計算するわけですね。
で、その寿命差がまず出るわけじゃないですか。
ただその差だけ見ても、やっぱりうまく種同士で比較することができなくて、
っていうのは、めちゃめちゃ寿命が長い生き物もいれば、寿命が短い生き物もいるから、単純に年数だと比較できないので、比でやってます。
だから、メスの寿命を引くオスの寿命を割る、どちらか長い方の寿命っていう形ですね。
だから人間だと、確か男性が81歳、女性が88歳とかだったから、日本だと。
だから引き算して7で、それを長い方、女性の方で割って88で割るっていう、そういう計算をしてます。
そうすると、女性の方が、女性というか、メスの方が何%長いのかっていう、そういう数字が出てくるわけですね。
男性に比べて何%高いのか。
そうですね。
じゃあその結果です。
はい。
だからたーくさんの種があるんですけれども、それを全部平均しました。
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そうすると、哺乳類では、12%メスの方が寿命が長いということでした。
えー。
でも鳥類では、5%オスの方が寿命が長いという結果でした。
だからさっきの話の確認ができたわけですね。
まあまあそうですね。確かに。
哺乳類では、オスの方が生鮮食体が違うやつを持ってるから寿命が短い。
鳥類では、メスの方が生鮮食体が違うやつを持ってるから寿命が短いという話だったんだけれども、
まあその通りになったわけです。
はい。
だからその異型配偶子性仮説が支持される結果だったということになります。
そうですね。
ただですね、全部の種でこれに合ってるわけではないんですね。
おお。
哺乳類だと、7割ぐらいでメスが長いです。
あ、はい。
っていうことは、3割ぐらいはそうじゃないっていうことなんですね。
3割って結構ドキドキしますね。
そう。で、同じぐらいっていうのも20何%ぐらいあるんだけど、
特に5%のものについては、オスの方が長かったんです。哺乳類でも。
へー。
で、鳥類も同じで、鳥類の7割はオスが長生きなんだけど、4%ぐらいはメスが長生きなんです。
うーん。
うん。だから全体としてはその、鮮食体が違うからっていう仮説は支持されてるんだけど、
それには合わないものも結構いっぱいあるっていうことなんですね。
へー。
だからこれで考えられるのは、鮮食体が違うことが寿命を縮めるっていうのはあるんだけど、
それ以外にも別の要因があって、それが種によって違いがあるっていうのを生んでるんではないかっていう、
そういうふうに考えることができます。
はい。
で、こっから個別にいろんな種を見ていってるんですね。
例えば類人猿ですね。人の仲間をちょっと見ていきますと、
人でもチンパンジーでもゴリラでもメスが長生きなんです。
ほうほう。
でも傾向が違うんですね。
チンパンジーやゴリラのほうがさらにメスが長生きなんですね。
へー。
じゃあもう少しですね、霊長類、猿の仲間を詳しく見ていきます。
はい。
これも全体としてはメスの寿命が長いのはそうなんですが、
その種のグループ、似てる種のグループごとに見ていくと、
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オス優位なグループとかメス優位なグループがいたりするんですね。
例えばオナガザルっていうグループがあるんです。
これアジアとかアフリカの猿で、ニホンザルもこのグループになります。
このグループではメスが長いんですね。
メスの寿命が長いということになります。
このグループは一夫多妻のハーレム型の群れを形成するものが多いんです。
これに対して、マーモセットカっていう南アメリカに住む小型の猿のグループは、
割とオスが長いものが多いんですね。
オスとメスの差がほとんどないとか、オスの方が少し長生きとかの種が結構いるんです。
このグループは一夫一夫が多いんですね。
他にもいろいろ見ていきますと、オスが優位なところ、メスが優位なところが哺乳類でもあるんですが、
今話したような感じで、繁殖パターンと一致してる感じがしたんです。
なんとなく一夫多妻の方がメスの寿命が長くて、
一夫一夫の方がオスの寿命が長い感じがするっていうことだったんです。
最初に性選択仮説っていう話をしたじゃないですか。
そうですね。
覚えてます?どういう内容でした?
男の人の方がアグレッシブやから。
オス同士で競争するっていうことですね。
競争しちゃうから早く死んだり。
多分ストレスとかもあるんでしょうかねっていうふうに捉えてました。
あとゴリラとかそうですけど、そういう一夫多妻のオスは体がすごい大きかったりするんですよね。
それも寿命を縮めてるんではないかっていう、そういう仮説があったわけですね。
なんかちょっと無理しちゃってるんじゃないってことなんですかね。
短命であったとしてもその方が子供を残すのに有利みたいな、そういう感じですよね。
そもそも子孫を残すということが一番なんですよね。
それが一番大切なことなんですよね。
一夫多妻とかになってくると選ばれないといけないし守らないといけないから。
そうですね、そういう考えです。
さっき話してた、サルの特定のグループではメス優位、特定のグループではオス優位っていうのが、この話に一致してそうな感じがしたわけです。
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それでもう少し解析をしてみました。
ここでやってるのが、統計的な解析なんですけど、
メスの寿命がこれだけ長いっていうのがどういう要因で決まっていると仮定するとデータに一致しているのかみたいな解析をするんです。
ちょっとややこしいんですけども、最終的にはどういった要因がどれぐらいの効果を持っているかっていうのが計算できます。
要因として、性選択に関わる要因を調べたいわけなんですね。
性選択そのものっていうのはちょっとぼんやりしてるので、はっきりしたものとして2つ解析してます。
1つが、オスとメスでどれだけ体の大きさが違うのかっていうものです。
一夫多妻みたいなオスが競争するような種では、オスの体が大きいことが多いんですね。
なので性選択の指標としてオスメスの体格差っていうのを使ってます。
もう一つはここまでにも出てきたように、一夫一夫かそれとも一夫多妻かの区別ですね。
その結論です。
全体として統計的に解析すると、オスメスの体格差が大きければ大きいほど、メスの寿命が長くなるっていう結果でした。
さらには、一夫多妻だとメスの寿命が長くなるっていうことがわかりました。
一夫一夫だと、オスもメスも相対に変わらないんですか?大きさ。
大きさ。傾向としてはそうです。全く同じというわけじゃないんですけれども。
例えば、人とゴリラを比べてみると、人って一夫一夫が多いんだけど、
人ってあんまり体格差ないんですよ。確かに男性の方が大きいですけれども、ゴリラと比べると体格差は断然小さいんですね。
なるほど。めちゃくちゃ大きいんだ。ゴリラのオスは。
そうなんです。そんな感じで、生殖システムと体格差っていうのは関係があるっていうことなんですね。
子孫を残すためには、そうしないといけないからそうなってるっていうことで言えば、競争してるからそうなるのか。
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そうそう。そういうことですね。
それが、どうも寿命を縮める方向に働いてるっていうことで、そういう仮説があったわけなんだけれども、
今回のこのデータは、その仮説を支持する結果だったということになるわけですね。
ちょっと今回の結果を全体的にまとめると、もともとこの異型配偶子性仮説は有力だと考えられてたわけですね。
生鮮食体が違うから寿命が短くなるっていう仮説は有力視されてたわけなんだけれども、
今回の結果は、さらにたくさんの種で調べることによって、よりそれをサポートする結果を出したっていうのがまず一つになります。
それに加えて、非常にたくさんの種を調べたおかげで、ベースとして生鮮食体の影響はあるんだけど、
それに加えて、種ごとに違いがあるというのを見ることができたわけですね。
それが生鮮食体によるものであるっていうところまで、今回はサポートすることができたということになります。
ただ、限界もあって、どうしてもこういう状況なんですっていう動物園のデータを観察してるだけですから、
実際に鮮食体を変えてみるとか、生鮮食体の度合いを変えてみるみたいなのは介入はしてないので、
本当にこの説で間違いないっていうのまでが証明できてるわけではないんですけれども、
それぞれの説を支持する結果を示した大規模な研究だったということになります。
これは今後また、それこそ今言ってたみたいに、
この鮮食体を、例えばもっと細かく具体的に調べてとかいうこともあり得るんですかね。
そうですね。なかなか難しいんですよね。
どうしても哺乳類は、オスがX、Yであるっていうのは変わらないわけなので、
鮮食体の方をいじってXXのオスを作るみたいなことをやって、
寿命がどうなるかとかを調べればいいわけなんですけれども、
なかなか難しいわけで、悪影響とかもありそうなので、なかなか難しいっていう点はあります。
一夫の動物を無理やり一夫多妻にしてみるとかっていうのもやっぱりなかなか難しいわけですね。
まったく無理ではないので、将来的にはそういう研究もあり得ると思うんですけれども、
なかなか難しいという点ですね。
確かにそうですね。ちょっとかわいそうやもんな。
それはちょっと倫理的にどうなってるのはありますね。
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いやでも、これぐらいは全然倫理的にはやるとは思います。
そんな感じなんですか?
動物園の動物ではなくて、実験用の動物だと。
あり得るんだ。
いやでもなんか、仮説を指示するというか、仮説が確かにそうなんやっていうのは思ったんですけど、
そもそもそれがなんでなんていうのがまだ分かってないんですよね。
例えば染色体のどれがとか、もっと細かく見ていったここの部分がとかいうのは分かってないってことですね。
この仮説はこのX染色体全体のことなんですよ。
X染色体のどこかに異常があったときに、もう一組バックアップがあるから助けてくれるっていう点で、
X染色体全体をメスでは守ってるから、保険があるから長生きしてるみたいな、そういう感じになります。
これは大丈夫ですね。
でもあれだね、男の人が寿命を延ばそうと思ったら、
やっぱり一夫一夫一夫一夫生っていうのがいいってことやね。
無理やりというか文化的に何かシステムが変わって、それで寿命が変わるかどうかっていうのもちょっと分かんないんですよね。
競争があるから寿命が短いのか、競争があるような体の作りにするために寿命が変わっているんであれば、
無理やり競争をなくしても寿命は変わらないみたいなのがあったりするので。
ああ、そっか、確かに。
さらにちょっと話が変わるんですが、子育ての影響っていうのも見てるんですね。
子育ての負担がオスメスどっちに偏ってるかみたいな、その辺がどう寿命に影響してるかっていうのを調べたんです。
一応アイデアとしては、子育てをしてれば負担が大きい分だけ寿命が短くなるって、なんていうかシンプルに思いますよね。
でも実は結果は逆で、特に霊長類の結果なんですけれども、
子育てをしてる方が寿命が長いっていう結論でした。
霊長類で子育てしてるのは大体メスが多いんですけど、
メスが子育てしてるとメスの寿命が伸びるっていう、そういう形だったんですね。
これも子育ての負担のおかげで寿命が伸びるって考えるよりは、子育てすると子供にメリットがあるわけじゃないですか。
その子育てをする存在が長生きしててくれた方が子供にはさらにメリットがあるわけですね。
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そういう形で子育てする側の寿命が伸びてるんじゃないかみたいに解釈ができるということなわけです。
だからあれか、子育てをする方が死を残すという意味で生存率が上がるからそういう仕組みになってるんじゃないかっていう。
いや面白いなこれ。
僕もこの論文を見て初めて知ったんですよ。
染色体が違うから長生きするんだっていう仮説のことを。
僕、研究として精査の研究とかもしてるんですけど、
だから専門家なんだけど、そんな医療上もすごく大事な寿命のことの精査について、そんなもんかと思ってたんですよ。
なんかこれは何でだろうとか言って、あんま考えたことなくて。
この論文を見て、そんな考えがあるんだねと思ってすごく感心したんですよね。
特にその、鳥では逆だっていうのが。
びっくりしました。
それで面白かったんで今日は紹介してみようと思いました。
面白かった。面白かったです。
はい、というわけで今日はこれで終わりにしたいと思います。
最後まで皆さんお聞きいただきどうもありがとうございました。
ありがとうございました。