配信歴2年の春名まことが語る、podcast制作の悩み。

インターネットで発信する際に気を付けていることとは?

もっと面白い番組を作るためには?

いつも通り私らしく、赤裸々に語りました。

配信者:春名まこと



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背中の筋肉の肉離れで、昨日までほぼ寝たきりだった 22歳学生、春菜誠でございます。
普段、ご飯のお供とコベテンナイトというポッドキャスト番組を 2番組運営しております。改めまして春菜誠と申します。
冒頭にもありました通り、現在私はですね、 背中の筋肉の炎症を療養中でございます。
と言いますのも、 1ヶ月前ぐらいからジムに通っているんですね。
で、先週末、今日は休日だし時間もあるし、 いつもより頑張って鍛えるぞと思いまして、腕や背中の筋肉の筋トレをしていたんですね。
そしたら次の日、背中の筋肉が肉離れか何か炎症を起こしまして、 起き上がれなくなりまして、
ベッドの上で生まれたての子児科のように、 プルプルプルプルともだい苦しんでいました。
で、そこから3日4日ほど経ちまして、病院にも無事行けまして、 痛め止めをもらいまして、ようやく生活できるようになってきたという現状なんですけれども、
今回はですね、日本ポッドキャスト協会様主催の 国際ポッドキャストデーをお祝いするイベント、48時間配信リレーに参加するということで喋っていきたいと思います。
曲がりなりにも、私10月26日で丸2年間ポッドキャスト配信を続けていることになるんですよね。
2年前の10月26日にご飯のお供という番組をスタートさせて、 その頃は大学3年生って言っていた私なんですけど、
もうはや大学院修士課程1年生ということで、 次日が流れるのは本当に早いですね。
はい、びっくりですね。 新型コロナウイルスが蔓延して半年後くらい、
大学がフルリモートフルオンラインへ移行して、 家で暇だなーだらーっと過ごしていた私が、
もしかしたらポッドキャスト自分にもできるかもと思って、 マイクを購入してパソコンで配信し始めて、早2年ということですね。
ところで皆さんに一つ聞いてみたいことがあります。 それは、なぜポッドキャストを聞いていますか?
なぜあなたはポッドキャストが好きですか?という質問です。 まあまあまああまり普段は考えないことかもしれないけれど、
折に触れて立ち止まって考えてみるということが私は好きなので、 ちょっと皆さんにも考えていただきたいなと思っています。どうでしょうか?
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私はですね、人の話を聞くのが楽しいんです。 なぜならポッドキャストには本当にいろんな番組がありますよね。
いろんな人がいて、私とは全く違うバックグラウンドを持っている、 全く違う価値観を持っている人もいるかもしれないし、
全く知らない知識を持っている人が喋っている番組もあります。 一方で私がすごく共感できる話をする人、
言いたいことを言ってくれる人もいますよね。 どうでしょうか?皆さん
思い当たることがありますでしょうか? ポッドキャストの魅力の一つ、特徴の一つとして、パーソナリティの色がすごく出るということがあると思うんですね。
パーソナリティの価値観が、声のトーンや話し方、言葉選びにすべて出てしまう。 それがいいところでもあり、
難しいところでもあると、配信している身としては思っているわけなんですが、
言葉にのせて喋るということは、
パーソナリティの自身のいいところや得意なところ、素敵なところ、魅力がもちろん出てくるんだけども、一方で汚いところとか、偏見とか、
価値観、固定観念とかが滲み出てしまうものだと思うんですよね。
だからこそ、ポッドキャストを聞いていて、私この人のことすごく好きだとか、この人すごく尊敬できるとか、思うこともあるし、
この人の話はもうこれ以上聞けないとか、不快だとか、行き通りを感じたり、困惑したり、
時には怒りを感じることもあるかもしれません。 私はポッドキャストを聞いていて、そういった経験があります。皆さんはどうでしょうか?
それが最近の悩みの一つでもあるんですけど、それが何かというと、他人を否定しない、他人の価値観を否定しないようにと気をつけてしゃべっていると、
いつの間にか自分が何が言いたいのかわからなくなったり、発泡美人に見えたりすることなんです。
ポッドキャストを収録して、もちろんしゃべっている間もいろんなことに気を遣いながら言葉を選びながらしゃべっているんだけれども、
一旦撮り終わって編集している最中に、結局私は何が言いたいんだろうかって思うことってあるんですよね。
それがね最近の悩みなんですよ。
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この多様化した社会で、まあ多様化といっても、
これには持論があるんですが、社会は昔から多様だったんじゃないかと思うんですよ。
多様だったところに人間がどうにかして社会の統率を取ろうと、作為的に色分けをしていったと思うんですよ。
色分けをしていって、区別していったんじゃないかと思うんですよ。
だからこそ、昔から社会は多様なんですよ。
多様化したのは社会ではなくて、社会の区別の仕方、区分の仕方なんじゃないかなと、
まあそういった持論は置いておいて、余計な話が挟まりましたが、
この多様化した社会でね、他人の意見を尊重するとか、リスペクト、他人を否定しないとか、他人の価値観を否定しないということは、すごく大事なことです。
それはなぜでしょうか?
なんか道徳みたいになってないか?
いやでも考えてみたんですよ。
なぜ他人の価値観を尊重すべきなのか?
私は自分が否定されたら嫌だからだと思うんです。
あのよく、人にされたら嫌なことはしてはいけませんって、小さい頃言われて育ったんですが、
これについては、ちょっとまた思うところがあるんですよ。
思うところありすぎだろう私。
人にされて嫌なことはしてはいけません。
これはある意味では真で、ある意味では偽なんですよ。
どういうことかというと、自分がされたら嫌なことをしたからといって、相手が嫌かどうかはわからないんですよ。
自分と相手は違うから。
だけれども、自分がされたら嫌なことを相手にすると、相手から自分がそれをされたときに文句が言えないんですよね。
私そういう意味なんじゃないかなって思うんですよ。
決して相手を傷つけないために、自分にされて嫌なことを相手にしてはいけないのではなく、
自分を守るために相手にされたら嫌なことを自分からしてはいけないんだと思うんです。
それと同じで、自分の価値観を否定されたり、自分の人間性を否定されたりするのが嫌だから、
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周りにも同じように、周りの価値観を受け入れるんじゃないかと思うんですよ。
どう思いますか、みなさんは?
マジ、道徳じゃん。
マジ、道徳で受けるんですが、私、最近ね、話がとびとびで申し訳ないですね。
まあ、それが私の話なので、お付き合いください。
私、大学に入ってからすごく寛容になったんですよ。
それは周りの人たちとの出会いがあって、そうなったのもそうだし、
あとは自分の弱さを知ったからだと思うんですよ。
私が大学生になって、とても人間らしくなったのって。
どういうことかというと、私、小さい頃から完璧主義で、潔癖症なところがありまして、
自分の価値観と違う人間を見つけては、イライラしていた性分だったんですね。
それが大学生になってから、だいぶ少なくなったんです。
それは自分で思うところだけじゃなくて、両親、特に母にそう言われるくらい変わったんですよ。
それがなんでだったかなと考えたときに、大学に入って一人暮らしするようになって、
全部自分で管理しないといけなくなって、
今まで自分はできると思っていたことが、実は周りの人の支えによってできているように見えていたことだったりとか、
自分一人になってみたら、できないじゃん、自己管理できないじゃんって思うことがすごく増えたんですね。
だから、自分って弱いんだな、何もできないんだな、だらしないんだな、タイダなんだなって、そういう自分をたくさん知ったので、
ブーメランが嫌だから、きっと寛容になったんじゃないかなって思うんですよ。
そう思うと、他人の価値観を否定しないとか、尊重しましょうとかっていう言葉が、
すごく綺麗ごとだけじゃなくって、実感のこもった人間らしい言葉に聞こえてくるのは不思議ですね。
私はそういうふうに感じました。
すごく面白いなって、だって他人の価値観を尊重しましょう、
他人を否定しないで受け入れましょう、みたいなことを言われると、何綺麗ごと言ってんだって思うときもあるけど、
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でもそれが自分を守るためなんだと思ったら、
なんかすごくある意味滑稽だなって、人間ぽいなって思う。
そういった見方もできるんじゃないかなって、ちょっと思いました。
そんなひねくれたことを考えている私なんですが、
ポッドキャストにおいては、他人をむやみやたらに否定しないとか、不快にさせないということにおいて、
ちょっと違った、また別の問題をはらんでいると思っているんですよ。
対人コミュニケーションとはまた違った問題。
それが何かというと、ポッドキャストは不特定多数が聞くんですよ。
しかも、いろんなマインドのときに、いろんなバイブスのときに聞くんですよ。
ポッドキャストを聞いている皆さんは、ベッドの上で聞いている、寝る前に聞いているかもしれないし、ご飯を食べながら聞いているかもしれないし、家事をしながら聞いているかもしれない。
満員電車の中、通勤の電車の中で、通勤通学の電車の中で聞いているかもしれない。
時間帯もバラバラですし、聞いている方の年齢もバラバラですし、価値観もバラバラですし、
その上、その人が今、癒されたいのか、怒っているのか、イライラしているのか、楽しい気分なのか、ただの暇つぶしなのか、それもわからないんです。
そんな状況で、誰も傷つけないなんてこと、なかなか難しくないですか。
だから、答えのない悩みを抱えているなって自分で思うんですよ。
1つ例を出しましょうか。
やっぱり人間は、具体から抽象にしか行けない生き物なのでね、具体例を出すということは非常にわかりやすいです。
冒頭にね、私、背中の肉離れで寝込んでいて、やっと動けるようになったって話をしましたよね。
実は、その部分を収録する際に、薬をもらいに行った病院の先生が、おじいちゃん先生だったんですけど、
非常に熱心にね、具合を聞いてくださる先生で、
やっぱり、人の体のことだから、お医者さんだとは言っても、他人の体のことだから、詳しく症状について聞いてくれるのとか、
実際に触診したりとかしてくれるのは、すごく熱心に診察してくださるのは、すごく嬉しかったし、良い先生だなと思っていたんですよ。
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ただね、その先生の言っていることの半分は耳に入ってこなかったんですよ。
なぜかというと、その先生の耳毛がふさふさだったから。
これをしゃべったんですけど、カットしたんです。
なぜかというと、それを同じように気にしている人がいるかもしれないと思ったからです。
難しくない?
これ、難しくない?
その先生のこと、私すごく好きになったんだけど、
耳毛がね、もうどえらい量出てたのが、
本当に、本当にもう気になって気になって仕方なかったんですよ。
今も笑いをこらえられないくらいに、気になって、ちょっと面白いなって思ったんですよね。
だけど、それを笑うのはどうなんだろうなって、ポッドキャストで笑うのはどうなんだろうなって思ったんですよね。
だからカットしたんですけど、今言ってるかどっちみち一緒ですかね。
いやー、これは面白いなと思ったことがあったとしても、
いや、ちょっと立ち止まれ自分って思って、
これを笑うっていいんだろうかって考えることが本当にあるんですよ。
私、ポッドキャストを撮っていて。
それは私が笑いに造形が深くないからかもしれません。
なぜかというとね、私あんまりお笑いって見てこなくて、
漫才とかは、漫才とかコントとか好きなんだけど、
テレビ番組で言うと、ドッキリの番組とか、
あとは誰かが恥ずかしい思いをしたりとかするのを笑うお笑いってあんまり得意じゃないんですよ。
得意じゃないんですよ。なんかすごく嫌な気持ちになることが多いんですよね。
自分のことのように考えちゃうんですよ。そんなふうに考えなくてもいいのにね。
でもそんな性格をしているせいで、これは笑ってもいいんだろうかって思っちゃうことがあって、
だから、私がね、私生活で、
これは面白い、どうにかしてポッドキャストでしゃべりたいと思ったことがあったとしても、
1回撮ってみた後で、いやーこれはまずいのでは?って思うこともあるんですよ。
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あとは、何かしらこう風刺の効いた、ブラックジョーク的な言い回しをした後にも、
いやーこれはちょっとセンシティブか?と思ってカットしたりとかするわけなんですね。
難しい問題だなって思うんですよね。
身内だけのネタじゃないからね。
同じような共通の認識のもとで、それを笑うわけではないから、
公の場に出すものだから、その場に私とか、私としゃべっている人だけが楽しい笑いだけじゃ不十分なのかなって、
もう少し気を使うところがあるんじゃないかなって思ったりもするんですよね。
考えすぎなんでしょうかね。
他のポッドキャスターの方が、普段どういう風に考えているのか、すごく気になるところではあります。
これまでは、ポッドキャストをいかにいい気分で聞いてもらうか、楽しんでもらうかということについてしゃべってきたんですが、
じゃあ次は、どうしたらもっとポッドキャストが面白くなるかということをしゃべっていこうと思います。
これもまだまだ模索中なんですが、
最近、やはり話し合いの掛け合い、テンポ感が一番重要なんじゃないかなって思うようになりました。
私がもう一つやっている番組で、コペテンナイトという番組があります。
私の専門の惑星科学の話をしていて、
火星とか金星、木星の話などを取り上げてね、
宇宙の宇宙ってこういう風になってて、地球とはこういう風に違ってっていう話をしているんですが、
それを友人の足原瑞穂と2人でやっているんですね。
で、重要なのがテンポ感。
コペテンナイトってちょっと難しい話をしているせいで、
理解にリソースを使っていて、しゃべるということに使っているCPU使用率があまり良くないんですよ。
科学的なところに費やしているCPUが多いんですよね。
割合が多いんですよ。
だから、だからか知らないけど、コペテンナイトの話を編集している途中にもなんかあんまテンポ感が良くないなーっていう風に思ったりもするんですよ。
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もちろんポッドキャストのアプリでは、1.2倍速とか1.5倍速とかにもできるけど、
なるべく元の速さで楽しく聞けた方がいいに決まってるじゃないですか。
だからいろんな工夫が必要だなと思いながら取り組んでいるんですよ。
コペテンナイトだったら、難しい言葉を使わないとか、想像しやすい例をあげるとか、そういった工夫が考えられるし、
実際それは準備次第でどうにでもなるかなと思っていることなんですけど、
そういった工夫以外にも合図値の重要性を最近再度確認しています。
ポッドキャストにおける合図値の重要性。
私がコペテンナイトの編集をしていて、水穂の合図値って多いよなーと思ったりもするんですけど、
そうじゃなくて、私の合図値が少ないんですよ。
春名誠がコペテンナイトで打っている合図値の数が極端に少ないんですよ。
なぜかというと、私、人、相手が話を言い切るまでうんとなかなか言わないんですよね。
そうすると、話の一文が切れるまでうんと言わないので、合図値を打たないので、
極端に少ない、合図値が少ない。
そしてその合図値が少ないことで、話の間に隙間が、間が生まれてしまうのでテンポが悪くなるということに最近やっと気づいたんですよね。
だからポッドキャストで話を聞くときは、
ポッドキャストの収録のときに話を聞くときは、もうその間に合図値を詰めていくぐらいの気持ちで、合図値を打たなきゃいけないんだってことに最近気づいたんですね。
本当にそれを意識するだけでも、かなりこの収録自体のテンポ感も違ってきて、
掛け合いが大事だよねってことを収録前に瑞穂と意識を共有して、掛け合いを大切にするためにはどういった工夫が考えられるかなっていうふうなことを考えたときに、
やっぱり一文を言い切る、短く言い切って相手にパスすることが必要なんじゃないかっていう結論に至ったんですよ。
私が例えば、〇〇で〇〇でって喋っていたら、相手は入れないですよね。話の途中だから。
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だけど〇〇で〇〇なんだよねって言い切ったら、それってこういうことって喋れたり、それって〇〇なのって質問できたりするわけなんですよね。
なんでこんな簡単なことに気づかなかったんだい、今までという気持ちなんですけど、そうなんですよ。
実際、他のポッドキャスト番組でテンポ感のいい聞いていて、楽しい、常に楽しい気持ちになれるポッドキャスト番組っていうのは、相槌がとってもうまい。
相槌もうまいし、掛け合いを大事にしているから、話をちゃんと言い切るし、相手に質問投げかけたりもするし、相手もこれってこういうことっていう自分なりの解釈を吐き出したりしていて、
だいたい喋る割合が1対1くらいになっているのがすごく楽しいポッドキャストの特徴かなって、私は思うんですよね。
なんて言うんでしょう、一人の独壇場でね、それでも相方がそっといい感じの餅つきでいう、餅をひっくり返して水をつける人みたいな、あれぐらいの感じで入ってくれるとバランスがいいのかもしれないけど、
雑談形式だったりとかすると、1対1くらいの掛け合いが見られた方がやっぱり楽しいのかなぁなんてことも思ったりするわけです。
皆さんの好きなポッドキャスト番組の特徴ってあるでしょうか?
あったらね、ぜひ教えていただきたいんですけど、私が今言った中に当てはまるものがあったら、当てはまるものがあるんじゃないかなってちょっと思っているわけです。
このポッドキャストが面白いのは、掛け合いが上手いからなのかもしれないっていう視点で見ると、またポッドキャストがね、違った目線で楽しめるかなと思います。
はい、ここまでですね、いろんな私のポッドキャスト制作における葛藤、悩み、そして模索、いろいろな試行錯誤について喋ってきました。
どうでしょうか?
同じポッドキャストを配信している方はもちろん、リスナーの皆さんにも新鮮な話だったかもしれないし、それは当たり前だよねといった話だったかもしれません。
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受け取り方は人それぞれだとは思いますが、私自身いろいろ工夫しながら楽しんでポッドキャストを続けていこうとこれからも思っていますので、
ぜひポッドキャストを聞いたあかつきには何かしらフィードバックでもないけど、感想など、ツイッターや、
ツイッターでね、ハッシュタグ、番組のハッシュタグつけて呟いてくださるのも嬉しいですし、各ポッドキャストのレビューを書いてくださっても嬉しいですし、
マシュマロというね、匿名でメッセージを送れるサービスを使ってお便りを募集していますので、そちらで送っていただいても嬉しいし、
あとは王道な形で、王道というか、番組のeメールアドレスにお便りを送ってくださっても嬉しいなと、何でも嬉しいなと思っておりますので、
いただいたものには全て目を閉じておりますので、ぜひ感想を教えてください、送ってくださいということで、
この度は国際ポッドキャストデーをお祝いするイベントとして48時間配信リレーというこんな素敵なイベントに参加できてとても光栄でした。ありがとうございます。
お相手は春菜誠でした。
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