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2024-03-31 58:52

【インタビュー】たべものラジオ 武藤太郎さん、武藤拓郎さん

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2024年はポッドキャストが誕生して20周年のアニバーサリーイヤーになります。

そこで、日本ポッドキャスト協会では、9月30日の20周年の国際ポッドキャストデーに向けていろいろな企画を行う予定です。

その第1弾として、1月〜7月には毎月「マンスリーインタビュー」として、幅広く、ポッドキャストに関連する人物や企業のインタビュー企画を実施します。毎月、様々な方にお話を伺い、20周年を迎えるポッドキャストを再発見し、これからの発展にも想いを馳せていきたいと思います。ぜひ、お楽しみください。

3月のゲストは、ポッドキャスト「たべものラジオ」の武藤太郎さんと武藤拓郎さんのお2人。

調べものや原稿を調べている太朗さんと機材周りや編集を担当する拓郎さん。それぞれの立場でポッドキャストをどう取り組んでいるか、これからやりたいことなどを聞いています。

聴き手:日本ポッドキャスト協会 ポトフ

日本ポッドキャスト協会 https://podcasting.jp/



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サマリー

食べ物ラジオのパーソナリティお二人兄弟をゲストに迎え、料理や食べ物の知られざる世界を深掘りするポッドキャスト番組【たべものラジオ】が紹介されており、兄弟の経歴や番組の始まりについて話されています。今回のエピソードでは、食べ物ラジオの武藤太郎さんと武藤拓郎さんが、ポッドキャストの制作や音声の特徴について話しています。ポッドキャスト配信が増えている中、プラットフォームの統一、音声配信のネットワーク形成、サポーターコミュニティの拡大など、業界全体の発展が期待されています。食べものラジオの武藤兄弟さんが、ポットキャスやポットラジについて語り、日本版ポットキャスが広がることを願っています。話題は、広告やドネーションによるマネタイズの方法、ポッドキャスターとリスナーのコミュニティの重要性など、幅広く展開されています。【インタビュー】たべものラジオについて紹介し、食べ物に関する深掘りを通じて食べ物の奥深さや物語を感じることができます。

ポッドキャスト【たべものラジオ】の紹介
スピーカー 2
日本ポッドキャスト協会ニュースレターです。2024年はポッドキャスト20周年ということで、毎月一組のゲストをお呼びして、ポッドキャストについていろいろな話を聞いております。
今月3月のゲストは、ポッドキャスト番組【たべものラジオ】のパーソナリティお二人をお呼びしております。
【たべものラジオ】は少し変わった経歴の料理人兄弟が、食べ物の知られざる世界を様々な角度から深掘る食のエンタメポッドキャスト番組。
2021年7月からスタートして、週に2回配信されている番組です。
【たべものラジオ】さんは、武藤太郎さんと武藤拓郎さんという兄弟で、静岡県の架け川市で、カチャ料理武藤というお店をされていまして、その中で話されてたような内容をポッドキャスト配信するということで配信しております。
私はリモート収録で、お顔を見ながら話してて、お二人兄弟とは、やはりそれぞれパッと見で違いが分かったんですけども、収録して聞き直してみると、兄弟だからか、思ったより声が似ているので、多少ちょっとどちらが喋っているか、分かりにくいところがあるかもしれませんが、ご了承ください。
主にいろいろ調べ物をしてお話をしていただけるのが、お兄さんの太郎さんの方で、機材回りであったり配信編集の方をしているのが拓郎さんというところで、その辺でお二人結構違う角度から話していただいているかと思います。
では聞いてください。どうぞ。
はい、ということで、日本ポッドキャスト協会のニュースレター、今月というか、今年ですね、2024年はですね、1月から7月まで毎月ゲストをお呼びしてインタビューをさせていただいております。
今月は食べ物ラジオのお二人の方をお呼びしております。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
食べ物ラジオの無頭ハローさんと拓郎さんですかね。
本当に兄弟なんですね。
どこで嘘ついてるんですか。
兄弟っていうのは聞いてたんですけど、設定なのかな、本当に兄弟なのかなって実はちょっと思ったりもして。
リアルですね。
スピーカー 1
食べ物ラジオさんというポッドキャストをやられてますけども、お二人は静岡なんですかね。
はい、そうです。
スピーカー 2
静岡の掛川ですよね。
で、かちゃ料理って読むんですかね。
スピーカー 1
はい、そうですね。
スピーカー 2
かちゃ料理無頭というお店もやられていてということで。
ちなみにポッドキャストはいつから始められてるんですか。
スピーカー 1
2年越えたんで、2021年の7月ですかね。
スピーカー 2
2021年の7月。2年越えで3年目ってことですね。
そうですね。
3年目ということで。
今回教会の方から推薦いただいたんですけども、
非常に積極的にポッドキャストに取り組んでいるのと、
リアルのイベントとかもやられているというところで、
その辺なんかもお聞きしたいなと思っているんですけども。
ポッドキャストの普及と成長
スピーカー 2
ポッドキャストをそもそも始められたきっかけとかって何かあるんでしょうか。
スピーカー 1
もともとこの番組で話をしてる内容っていうのはですね、
普段から厨房で話してる内容の延長線上なんですよ。
スピーカー 2
なるほどなるほど。
スピーカー 1
飲食店を経営してるものですから、料理ってなんだとか、
皆さんが食べてる、私たちも食べてる食べ物ってなんだっていうのを
割と勉強していかなきゃいけないシーンっていうのがあるんですよ。
で、それを僕が勝手に調べて、厨房の中で仕込みをしながら、
家族、従業員のみんなとシェアしていく。
スピーカー 2
なるほどなるほど。
スピーカー 1
そうすると、我々と間にもう一人妹がいるんですけど、
スピーカー 2
彼女が、なんかもったいなくねって話をし始めてですね。
スピーカー 1
俺なんか形に残せたらいいのにねっていうので、始めたのがきっかけですね。
スピーカー 2
その前からポッドキャストっていうものの存在は知ってたんですか。
スピーカー 1
私が初めて聞いたのは何だろうな、ずいぶん前、2011年とか。
スピーカー 2
同じぐらい、2010年か。
そのくらいだね。
まだ結構前ですね。
スピーカー 1
Appleでしかなかった時代の話ですよね。
スピーカー 2
iPod touchで聞いてましたっけ。
スピーカー 1
同じくiPhoneですらなかったです。
スピーカー 2
iPod touchですね。
iPod touchも今ないですもんね。
ないです。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
その頃はどんな番組を聞いてたかって覚えていらっしゃいますか。
なんだろう。
スピーカー 1
よく聞いてたのは、バイリンガルニュースさんとか、
あとイジウィンさんの番組が、当時まだポッドキャスト聞けたので。
スピーカー 2
そうですね。
その辺よく聞いてましたね。
確かにバイリンガルニュースさんとよく聞いてたのは、アクション問題さん。
カウボーイですね。
そうですよね。あれが大好きすぎて。
当時、僕は高知に移住したタイミングだったので。
そうなんですか。
それまでは地元の静岡のK-MIXをずっと聞いてたんですね。
ラジオ会ですね。
高知に行ったら電波入らなくて。
まっそくそうですよね。
山会えすぎて電波が入らないので。
地元の曲も入りにくい感じなんですか。
地元すら入らなくて。
もちろんワンセグみたいなもっと入らないんで。
携帯の電波も若干入らない土地だったんで。
なのでポッドキャストをiPod touchに入れて、
通勤とかで聞き始めたのが最初ですね。
あらかじめダウンロードしておいてっていう感じですよね。
ポッドキャストのお手本みたいな使い方ですね。
確かにそうですね。
電波のないところで聞けるのは良いですよ。
なるほど。そういう状況で聞いてた。
その頃だけど自分でやるとはあんまり思ってなかったんですか。
思ってないですね。
ポッドキャストを自分で配信するっていうのはなくて、
ニコニコ動画とかああいう配信は学生の時によくハマってたんでやってたんですけど、
それでもポッドキャストやろうっていうのは全然なかったですね。
それこそニコニコもそうですけど、
YouTubeとかもあるんで動画とかもあると思うんですけども、
その中でポッドキャストをやってるっていう、
YouTubeもやられてるとは思うんですけども今も。
ポッドキャスト音声を選んだところは何か理由はあるんですかね。
スピーカー 1
一番最初YouTube行ったんですよ。
スピーカー 2
はいはいはいはいはい。
最初はYouTubeに行ったんですかね。
スピーカー 1
ポッドキャストの配信ができるっていう頭がそもそもなかったです。
スピーカー 2
あーなるほどなるほど。
スピーカー 1
みんなやってるし、
スピーカー 2
とっつきやすいのかなっていうのでYouTubeやってみたんですが、
まあどうにもならないというか。
誰も見られないみたいな感じですか。
スピーカー 1
はいですし僕らもカメラを前にして喋っていて、
スピーカー 2
もう自分たちの振る舞いどうしていいかわからないんですね。
わかりますわかります。
あのカメラだと変に意識しちゃってってやつですね。
スピーカー 1
そうですね。
で、もともとその飲食店の厨房では当然ですけど、
目は仕事に行ってしまうので。
だから普段からローカルのラジオ番組を聞いていたりとか、
時にはポッドキャストを流したりっていう環境ではあったので、
スピーカー 2
あ、動画ダメならこっち行けんじゃないのっていうので、
そっちにスライドした感じですね。
あ、そういうことですか。
スピーカー 2
けどポッドキャストも、今でこそちょっとね知名度がありますけど、
その頃まだそんなに個人の方が多くはなかったと思うんですけど、
最初からリスナーとかって増えていった感じだったんですか。
最初3ヶ月間くらいは本当に週に10回とか。
回るかな。
週に10回。
そういう時限でしたね。
再生数がですね。
やったー2人増えたぜって喜んでました。
当時も週に配信したんで、結構な数出してからじゃないですかね。
聞いてもらえるようになったのは。
週に配信。なるほどなるほど。
週にっていう形で決めていったら、だんだん増えていったって感じですか。
そうですね。ある日突然謎現象っていう。
何かきっかけはあったんですか。覚えがないです。
スピーカー 1
全くないよね。
スピーカー 2
最初の山は特に理由がわからなくてですね。
そうなんですか。
そうなんですよ。その次の山ははっきりしてるんですよね。
何があったんですか。
それはAppleポッドキャストさんにトップに取り上げていただいて。
なるほどなるほど。
それでいきなり増えたんで、なんでかなって調べたら、
載せていただいたっていうところ。
トップに出てるぞって。
そうですね。
今もねランキングに入ってきてるようなことをチラッと見かけましたけども。
おかげさまで入りましたね。
スピーカー 1
つい最近ですね。
スピーカー 2
JOYに入ってきたの。
コラボなんかもね積極的にやられてるというか、
やられてたなーと思ってますけども。
そうかけど、ポッドキャストのために食べ物の知識を調べてるっていうよりは、
もうその前からそういうのを調べたりしてたんですね。
スピーカー 1
そうですね。一番最初のきっかけは、
スピーカー 2
私たち和食解析料理をやってますので、
スピーカー 1
お茶は無料で出るものだという思い込みがあるじゃないですか。
これっていつから始まったんだろうか。本当なんだろうか。
よくよく考えたら江戸時代の峠の茶屋が、
お茶無料だったら経営になりたたないよね。
っていうのを疑問に持ち始めたんですね。
土地柄静岡の架け川市というところは茶どころでもありますので、
茶農家さんいっぱいいますから、
その辺のこともあって、
俺これいつからだよ。どうなってんだ。
っていうのを調べ始めたのがきっかけなんですよ。
スピーカー 2
結構お客さんにもその話をしたら喜ばれたっていうのもある。
あーなるほど。
注文の中だけじゃなくて。
そうですね。お客さんと、僕らはチェーン店さんとかと違って、
結構お客さんと話す時間は結構あるんですよ。
なるほど。
その中で説明をしてほしい方がやっぱりいらっしゃるので、
その中でいろいろ説明していくうちに、
そういう話も何かまとめておけたらいいよねっていうのもやっぱりありましたね。
食べ物ラジオさんは食べ物ラジオという名前でもありますし、
説明のところにもですね、
食べ物のことの知られざる世界をみたいなことが書いてありますけど、
なんか聞いていると結構歴史の話とか、
地元静岡の話とかも結構いっぱい出てくるかなと思うんですけども、
結構話題としては幅広いなーと思って聞いているんですけど、
スピーカー 1
あれですよ。
スピーカー 2
それは意識されてるんですかね。
スピーカー 1
インフレが起きてます。
スピーカー 2
インフレが起きてる?どういうことですか。
スピーカー 1
どんどん情報がインフレしてますね。
あーなるほど。
スピーカー 2
話すことによって仕入れる情報も増えるみたいな感じですか。
スピーカー 1
大体どこからこの料理が発展してきたのかっていうきっかけって、
やっぱりどうしても歴史になるんですけど、
スピーカー 2
あーそういうことですか。
スピーカー 1
他の食材、他の料理を扱っていくうちに、
同じ時代を何度も通ることになるんですね。
そうするとその度に僕自身もそうですし、
スピーカー 2
リスナーさんにも新しい築きを提供したいっていう気持ちになるんですよ。
スピーカー 1
そうするとどんどん違う角度を切り崩していくと、
なんかどんどん原稿の長さが伸びていって。
スピーカー 2
まあ多分もともと好きなのがあるよね。
自然と。
スピーカー 1
自然。好きなのもありますけどね。
スピーカー 2
もともと厨房で話してるときが長いからね、僕らね。
一回気になったら調べてみるっていう感じですね。
それは学生の頃からそういう傾向があったとかはあるんですか。
どうかな。
スピーカー 1
あーでもそれっぽいとこ僕はありますね。
いろいろ本見たり辞書で調べるんですけど、
その部分は一切テストに出ないので全く点数にならないところに
勉強時間を費やして点数が伸びないっていう。
スピーカー 2
気になったら掘っていく感じですね。
教科書全然進まないんですよ。
図書室の本を読破したっていうよくわからない経歴を持ってるんですね。
本を読破した?
図書館、図書室ですね。
スピーカー 1
小学校の図書室は何年間かかけてるんですけど、
入り口の右端から始まってグルーッと左端まで一周回りましたかね。
スピーカー 2
なかなかじゃないですかそれは。
スピーカー 1
そうなんですかね。
スピーカー 2
うちの中でもダントツで本を読むタイプですね。小学生の頃から。
スピーカー 1
本好きなのと、その図書室の読破したのに関しては、
音声による没入感
スピーカー 1
ただコンプリートしたいっていうのが後半ありましたけどね。
スピーカー 2
あーなるほど。
収集壁じゃないけどなんか。
スピーカー 1
もう本当コレクションで、
スピーカー 2
最後10冊連続でギネスブックを読んでる時が最も苦痛でした。
あ、そうですよね。順番に読んでいけば興味がないのも当たりますよね。
スピーカー 1
ですし、最後、連続10年分のギネスなので、
あまり変わり映えしないんですよ。
スピーカー 2
そうかギネスのそのやつを、それも全部読んでたんですか。
スピーカー 1
一応目を通したっていう形を作りたかったんですね。
スピーカー 2
それはあれですか、兄弟みなさんがそういうわけじゃないですよね。
僕だけ対極的ですね。全く読まない。
対極的。全く読まない。
読めるのは僕、取扱説明書とか技術書とか。
もうそういうのだけで、それ以外は、僕以外はもうみんな家族は本読みます。
お家族、結構みなさん好きなんですね、本は。
そうですね。本がぐるぐる貸し合いしてるんで。
ああ、そうなんですね。
なぜその中で読んでこなかったんですか。
いや、なんででしょうね。僕も全然わかんないです。
けども、今こう一緒にやって、それこそインフレが起きて、
どんどんどんどんいろんな情報が毎週毎週出てくると思うんですけども、
そこ気になって自分で調べていくとかはないんですか。
まっごく稀に自分で掘りますけど、あんまないですね。
どっちかっつと機材周りとか、パソコンで何かするっていうのがもう小学生の頃から好きすぎて、
工作とか結構好きだったんですよね。
で、ラジオを始めた時もやっぱ機材がもともとニコ生時代、配信時代に、
ミキサーとマイクとマイクスタンドがもうあったんですよ。
あっ、あったんだそうなんですよ。
今買い替えてちょっといいやつになってますけど、
持ってたので、じゃあ音声ならすぐ取れるからっていうのもあったんですよ。
なんで僕の興味は多分そっちなんだと思います。
なんか上手い具合に役割分担ができてる感じですね。
スピーカー 1
これちょっと例え話として合ってるかわかんないですけど、
音楽に例えると、僕はステージの上に立って演奏する側なんですよ。
彼、SEとかいじる方が好きなんですか?
スピーカー 2
そうですね。
卓でね、ミキサーとかいじってる感じですね。
まあ例えてもなんでもないけど、リアルそうだったから。
スピーカー 1
リアルにね、僕もこの学生時代バンドやっててステージ上がってましたけど、
彼は楽器ちょっと触れたのか?
スピーカー 2
楽器も一応ステージ立ってたし、部長もやってたな、軽音楽部の。
やってたのってだけで、
ステージを組んだりPA組んだりするのは基本僕が全部設計図を引いて、
配置を決めてみたいな。
ライトの設計もする、そのライティングの。
っていうのも全部自分で。
好きすぎてそっちばっかりやってましたね。
そうですね。だから今食べ物ラジオさんで、
一番最初、厨房の中で話してる内容って言ってられる割には、
今カメラ私は見えてるんですけども、機材がガッチリ組んであるんで、
ちょっと意外だったんですけど、
そういうバックグラウンドがあったんですね。
そうですね。今、ポトフさんは画面2つに表示されてますから、僕ら。
僕らから見ると、こちらデュアルモニターで設置してあって、
ノートパソコンがあるみたいなぐらいな感じです。
見えてない部分より。
スピーカー 1
多分彼、あれです。調理器具よりもこっちの方が詳しいですよ。
スピーカー 2
そうなんですね。
いや、なんかすごいしっかりしてるんでびっくりした。
なるほど。こういう感じで撮ってるんですね。
スピーカー 1
そうです。
スピーカー 2
いや、いい環境で撮られてる。なんか羨ましい環境で撮られてる。
後ろにあの…
給音材ですか。給音材が最後。
スピーカー 1
給音材。
スピーカー 2
なかなかそこまでやられてる人もそんなにいないような気もするけど、すごいな。
これもできるだけ安く、いろいろ考えて設定した感じです。
そうか、そういうのが得意なんだ。なるほど。
プロの制作者の増加
スピーカー 2
ちょっと納得する部分もありますけど。
Podcastをやり始めて2年半、3年目ということで、
結構日本ではこの間、ようやく音声配信が盛り上がってきた感じはあるかなと思うんですけども、
Spotifyさんとかも出てきて、
やられてるお二人から見て、この1、2年の動きとかってどう見られてます?
スピーカー 1
プレイヤーが増えること自体は、僕らみたいな素人であっても、そのプロの方であっても、
スピーカー 2
それに関してはウェルカムだとは思ってます。
スピーカー 1
ちょっと誰が言った、どの本で読んだか忘れたんですけど、
スピーカー 2
文化の強度はアマチュアの数によって支えられるみたいな表現があったんですよね。
スピーカー 1
出典忘れちゃったので、ちょっとすいません。
なんですけど、そういうのって例えば音楽であってもそうですし、
スピーカー 2
例えばスポーツの世界であってもそうだと思うんですね。
スピーカー 1
で、そういう中にプロの方とかが入ってこられたりとか、
ラジオ番組そのものがポッドキャストやるのって、
もう制作のプロフェッショナルなわけじゃないですか。
そういう意味では確実にレベル上がるんだろうなというふうには思います。
スピーカー 2
そうですね。この1、2年、結構そういうね、プロの制作者も入ってきてるなっていう印象はありますからね。
それはすごい感じてます。
ある意味ライバルも増えていく感じもありますけども、
スピーカー 1
ただ文化としてはね、やっぱり広がっていく感じはしますよね。
そうですね。僕らはあくまでもプロフェッショナルの番組制作者ではないので、
プロの人たちにはできないものが作れるというふうに思ってるんですよ。
番組の影響と結びつき
スピーカー 1
例えば僕ら料理人ですけど、あくまでもビジネスとして料理を作らなければいけないので、
どこかしらに制限がかかってしまうわけですよね。
なんで予算だったりとか、食材の都合だったりとか、いろいろ制限があって、
その中でプロの技を思いっきり発揮していくっていうのが仕事だと思うんです。
ところが素人でもとにかく料理作るのが好きだっていう人はもう再三度返しとことんやったりするじゃないですか。
時間も自由だし。これホットキャスティングも同じだなぁと思うんですよね。
スピーカー 2
それはそうですね。
編集にかけてる時間、これ仕事だったらここまでやらないなって確かにありますね。
スピーカー 1
食べ物ラジオを日本放送さんとか、やれないと思うんですよ。
採算取れないと思いますもん。
スピーカー 2
割に合わないと思う。
割に合わないけども、やってる理由は何ですか?
いやもうシンプルに僕が脆いからっすね。
けど本業に少し影響、いい影響とかってあるんじゃないですか?
スピーカー 1
はい。まず一番影響してるのは、自分が喋った食の知識、
僕たちが喋った食の知識がそのまま僕が作る料理に反映されます。
スピーカー 2
あーなるほど。
自分で喋るために調べたりしたことが活かされてるってことなんですね。
スピーカー 1
例えば直近だとゴマのシリーズをやったんですね。
スピーカー 2
いやいや、やられてましたね。
そしたらゴマを使った料理が必然的に、自然に増えちゃうんですよね。
なるほどなるほど。
スピーカー 1
なのでたまにリスナーさんご来店いただくんですけど、
なんかいっぴんっぴんところどころ、勝手にって言ったら失礼ですけど見つけ出して、
スピーカー 2
これあのシリーズのここだねって言ってキャッキャしてる。
そういう商品開発というか、そっちに生かされる感じもあるんですか?
スピーカー 1
生かされるっていう言葉いいですけど、勝手に影響を受けてます。
スピーカー 2
影響を受けてる。
スピーカー 1
じゃあそんなに意識はしてないけどっていう感じなんですね。
スピーカー 2
リスナーの方が見えるってこともあるんですよね。
スピーカー 1
あります。
この間知ってるポッドキャスターさんがお邪魔してたのを見かけたので。
最近ここ1年間ぐらい増えましたかね。
スピーカー 2
リスナーさんの来店は。
今年も何年かもう決まってらっしゃるね。
スピーカー 1
そうですね。
多分ですけど、ポッドキャストというかラジオ番組そのものが、
リスナーさんと配信者の距離がすごく近い感じがあるんですよね。
スピーカー 2
多分みんなわかると思うんですけど、
スピーカー 1
芸能人がやってるラジオですらなんとなく近さを感じてしまうみたいなのがあると思います。
で、なんとなく。
スピーカー 2
深夜ラジオとかもあるそうですね。
スピーカー 1
で、会いに行こうと思うと、
うちの場合は実名出してますし、実店舗持ってますし、
スピーカー 2
なんなら本業なので、365日のうち300日ぐらいいるんですよね。
スピーカー 1
行けば会えてしまう環境にもあるので、
スピーカー 2
そういう意味では、会いに来たよって顔出してくれる方がいらっしゃるのはありがたいことですね。
音声と、YouTubeとかニコ生とかもやられてたってことなんですけども、
動画との違いって今もちょっと話されてたと思うんですけども、距離感とかですね。
なんか音声ならではっていうのはもうちょっとなんかあったりしますかね。
音声ならではで僕は臨場感とか感情とか、
そういったものはストレートに伝わるなっていうのはすごく感じてますね。
映像がない方がストレートに伝わるみたいな感じですか。
そうですね。
なんでしょうね。
なんか論文館とかにもなんかあったっぽいようなことは聞きましたけど、
目で見たものを体感するってなかなか難しいなっていうのはその没入感の部分ですよね。
すごい難しいなって。
それこそハイクオリティに映画とか見てもやっぱりその没入感ってやっぱり限度があるなって思うんですけど、
耳ってそのマイクで録った音そのまま耳に直に届くんで、
これってあまり変換されないなって。
耳から耳に、口から耳に届く音ってあんま変わんないなって思ったので、
例えば何かワインとかを注ぐ音とか、
自然の環境の中でその海のさざ波の中で撮るポッドキャストとか、
会場展示会みたいなとこに行って歩きながら撮る音っていうのは、
やっぱり聞くとその場にいる感覚になりやすいなと思って。
そこがやっぱりポッドキャストのいいとこかなって思ってます。
確かに絵があると、逆に距離を感じるところは確かにあるかもしれないですね。
この分け隔てる感じが。
スピーカー 1
よく僕も好きでコテンラジオさんとか聞くんですけど、
コテンラジオさんのYouTubeを見ると途端に頭に入ってこないんですよね。
内容が。
内容が入ってこないんです。
映像に多分意識を持ってかれてるんだと思うんですけど、
例えばこの食べ物ラジオみたいな番組だっても歴史要素多いですし、
コテンラジオさんもすごく歴史の番組じゃないですか。
そうすると一歩間違えると、
今ここにいる僕と歴史上の人物ってものすごく距離感があるように思えてくるんだと思うんです。
それが映像がないとまるで落語とかのように、
頭の中で10人いたら10人の顔が浮かんでくるわけじゃないですか。
海の色も一人一人が違ったものを想像してるんですけど、
それってそれぞれの人の頭の中の理想系なので、
ものすごく自分ごとっぽく感じるんだと思ってるんですよね。
与えられるものじゃなくて自分の中でちょっと作る感じ。
スピーカー 2
良い映画や小説だと割と見てる人が考える余白を残してくれるみたいなことがあると思うんですけど、
スピーカー 1
音声だけっていうのは、僕ら配信者がそこを頑張らなくてもそもそも絞られちゃってるんで、
結果としてリスナーの皆さんが自分で考えると余白が生まれちゃうんだと思うんですよね。
その辺が僕は好きです。
スピーカー 2
必然的に余白が生まれるってことですね。
スピーカー 1
はい、だと思いますね。
スピーカー 2
なるほどなるほど。
確かにあれですよね、こちらの聞いてる方が少し想像して補完しなきゃいけないですもんね。
なんか、やっぱりこういうところでそういう白色が出てくるのが面白いなって聞いてるんですけど。
スピーカー 1
白色ですか?
スピーカー 2
原稿はあらかじめ書いていられるんですか?
スピーカー 1
はい、書いてます。
文字で何万文字かになってることが多いんですけど、
スピーカー 2
何万文字になるんですね。
スピーカー 1
なってしまってるんですけど、僕は本を読んでても、
本に出てくる単語だったりとか構造の理解だったりとか追いつかないことが多いので、
それもなんか1冊じゃなくて5冊10冊に渡っていくともう訳わかんなくなっちゃうんですよね。
ポッドキャスト配信の統一
スピーカー 1
なのでしょうがないから、僕が読むため専用の教科書を書き起こすイメージで1回文字起こしします。
スピーカー 2
1回文字起こし。話そうと思ったテーマのことを一旦ダーッと書いていくって感じですか?
スピーカー 1
自分用の教科書を1冊作り上げます。
それを見ながら今度は頭をリセットして手書きのメモにこれ話そうこれ話そうって書いていくような感じです。
スピーカー 2
そっからまた書き起こすというか。
なるほど。
スピーカー 1
なので文章を読むってことは基本的にしないですね。
スピーカー 2
そうかそうか。別に読むための原稿じゃないってことですね。
スピーカー 1
あくまでも自分の中の、原稿って読んじゃってるんですけど、本書いてるぐらいの勢いなので。
誰にも見せずに自分専用のつもりでやってます。
スピーカー 2
それをまとめながら自分の中でも整理をしているんですかね、頭の中で。
スピーカー 1
そうですね。よく本だと、この人物有名人のように扱われてて周知の事実であるって書いてあるけど、僕には周知の事実じゃないので、そこは調べたものを書いておくと、後で読んだ時にすごくわかりやすいので。
スピーカー 2
めっちゃ時間かかりません?
そういう意味だと。
スピーカー 1
はい。そうなんですよ。
スピーカー 2
週2回でしたよね、配信。
どれだけ時間かけてるんですか?
スピーカー 1
えっと、それでいくと、配信期間中はシリーズが終わるまでずっとやってます。
スピーカー 2
おー、なるほど。そうですね。仕事だと確かにそこまでできないかもしれないですね。
常に追われてるよね。
スピーカー 1
コテンさんだと、ワンシリーズまとめて撮られるじゃないですか。
スピーカー 2
あーって聞きましたね。
スピーカー 1
僕ら、自転車創業なので。
スピーカー 2
まとめ取りはしない。
スピーカー 1
僕の勉強が4話分先を行っているかなくらいのもので、もう台本に書き起こすのは直前ですね。
スピーカー 2
じゃあもう、それが終わったら次のすぐに準備しなきゃみたいな感じですか?
スピーカー 1
そうですね。終わってからじゃないと次に行けなかったりしますので。僕の脳みそが追いつかないので。
スピーカー 2
あー、なるほどなるほど。終わってから次。なるほど、わかる気がします。
次調べ始めると話す内容がそっちに引っ張られちゃうんですよね。
一旦出し切らないと次に行けないって感じですね。
スピーカー 1
あー、そうですそうです。まさにね。
スピーカー 2
明日からちょうど新シリーズの配信なんですけど、まだ明日の分しか撮ってないです。
えー、週によくやってますね。
最近ちょっと追いつかなくって、それこそシリーズを重ねるごとに深掘り具合がどんどん深くなっているので、
シリーズで喋らない部分の深掘りが尋常じゃなく増えているので、
たまに週1だったり、この週なんか1本ギリギリじゃないっていう週もちょくちょく最近出てます。
なるほどなるほど。その辺もインフレが起きてるんですね。
インフレが起きすぎて途中の収録した分をこれ配信したら多分15本とか20本いっちゃうってなったんで、
で、サポーターさんいらっしゃるので裏で流そうっていう。
もう全部裏に参しちゃえっていうので結局喋ってはいるんですけど、表に流れてない部分はだいぶあります。
サポーター向けホームページがね、サイトがあってそこにあるサポーター向けの音源ってやつですね。
そうですそうです。
あれはそういうやつなんですね。なんかそのためにわざわざ作ってるというよりは、表で出すのを出せなかったけどここには出しちゃおうみたいな感じなんですね。
食べ物出てこない時もあるんですよ。僕らのポッドキャストで。
ありますよね。
あの部分結構この、ああなるんですよね。その出てこない部分が。なんですけど、兄はどうしても吐き出したいっていう。
なるほど、なるほど。
せっかく勉強したのにこれを埋もれさせたくないっていう。喋りたいっていうのもあるんで。
サポーターコミュニティの拡大
スピーカー 2
じゃあサポーターさんのところで存分に聞いていただこうっていう。
という感じです。
途中からそうなりました。
スピーカー 1
なかなかすごいですね。これはどこまで行くんでしょうね。どこまで行くんでしょう。僕も知りたいですけど。
スピーカー 2
表側に配信する、皆さんに配信する部分はもう少しギュッとしたいですね。今15本とか18本とか20本とかっていうシリーズが今出てきちゃったんで。
で、行くと表のこのシリーズが年間で3シリーズとかしか去年できなかったので。
ちょっとシリーズとしては進まなすぎじゃないかっていうのはあったんで。今後はその表の部分はもう少し削ってはいきたいですよね。もう少しギュッとしたい。
なるほど、なるほど。
ただその分裏が増えるだけっていうので。勉強では多分。
サポーター向けの。
多分変わらないじゃないですかね。
はい。
喋ってるけども表に出さないとなると、またもっと調べていかなきゃいけないのも増えていくような気もしますけど。
スピーカー 1
そうですね。あんまり本編に関係ないことが、関係全くしないわけじゃないんですけど、食べ物全く出てこないのも結構多くてですね。
最近の限定音源だと、また弟に質問されたんですけど、なんで戦国時代の武将ってこんな名前長いのって言われたんですよ。
じゃあそれ説明するねって言ってこんなの食べ物ラジオで出せないよって言って限定音源に回るっていう。
スピーカー 2
ちょうど特画イエスの回で、僕は表側では聞いてるんですよね。
聞き聞いてましたよね。
でなんでこの二郎ってつくのっていうのを解説したのが裏で流れてます。流れますこれから。
なるほど。あの答えは裏にあるんですかね。
そうなんです。
いやなんだろう、なんかもう、なんか違うテーマの番組ができそうなくらいな勢いですよね。
もう多岐にわたるポッドキャストができそうですね。新しく。
まあとはいえね、食べ物ラジオで週にやってるんで、なかなかそれ以上は酷な気もしますけども、本業もある中。
ちょっとあまり無理なさらずに続けていただければなと思いますけど。
あとなんか、まあこう、ポッドキャストだんだん盛り上がってきてる感じはあるかなと思うんですけども。
その中で配信者としてもっとこうなったらいいのになとか業界に対して思うこととかってあったりしますか。
業界ですか。業界だと、僕は編集者側に近いのでそっち側の域になっちゃうんですけど、
プラットフォームが結構いろいろ配信のアプリがいっぱいあるじゃないですか。いろんな会社の。
スピーカー 2
ただその、公開する、非公開にするとかサポーターさん向けにするっていうその部分の切り分け。
別番組を立てるほどじゃないけど、普段聞いてくださってて、
まあちょっとマニアックなところも好きだよっていう人が聞いてもらえるような配信方法ってかなり限定されているじゃないですか。
けどSpotifyとかAmazonさんとかAppleさんとか別々なので、その非公開の分ってそれぞれにしか対応してないんで、
けどリスナーさんって全部にいるので、またRSS配信で聞いてる方もいらっしゃるので、
このRSSの配信の仕組みなんとかなんないかなってちょっと思ってます。
仕組みなんとか、例えばどういう感じが理想ですか。
僕の理想は、聞くプラットフォームというかそのアプリケーションは皆さんが気に入った場所で聞いてもらえるんですけど、
配信者側は一箇所である程度その非公開部分というか、この音源は表には出さない。
基本は出してないけど聞きたい人はこのシリーズの合間に勝手に挟まって聞けるようなボタンみたいなのが、
シリーズの間に挟まってしまうと長くなるんですけど、うちの場合は。
ただその部分が任意で表示したり非表示にしたりできる仕組みみたいなのがあると、僕らとしてはすごく使いやすいんですよね。
だから今だとそういう限定のやつは各所にアップしなきゃいけないですもんね。
そうなんです。管理コストがすごいんですこれ。
今それでいくと何箇所ぐらいに、一回更新するたびに何箇所ぐらいにとかってあるんですか。
えっと、YouTubeと。
あ、そうかYouTubeもあるのか。
YouTubeはちょっと僕手が回った時に遅れてるんですね、すごいね。
で、スタンダイフェムさん。
スタンダイフェム、はい。
ラジオトークさんはもう手が回らなくて、もう更新やめちゃってるんです。
だいぶ初期の方。
なるほどなるほど。
で、あとはアンカーさん、スポティファイの旧アンカーの部分で更新したりするとこと、
あとはサポーターさん用のワードプレスで組んでるので、そこに音質をちょっと下げて、
パケット、データ容量があまり大きくないような状態で上げるっていう感じでやってるんですけど、
バラバラですよね結構。
じゃあそこを、そうか、容量を落とすために書き出し直しとかもしてみたいですよね。
そうですね。
わかります。プラットフォームがいろいろ増えるのはいいとしても、管理コストは確かに高くなりますよね。
どこの順番で配信したかちょっと僕が忘れがちというのもあって、何度かこうならないかなっていう、ちょっと思ってます。
だからプラットフォームさんたちで何か仕様をまとめて統一企画とか作ってくれれば多分いいんでしょうけどね。
仲良くやってくれるかどうかですけど。
もう贅沢誘導であれば、そこにホームページというか簡単なブログでもいいので、
ブログ機能と音声を同時に交互に見えるような、
そのワードプレスでちょっと再現が難しいようなところを一緒にやってもらえると非常にありがたいです。
なるほど。
贅沢すぎてたぶんいくらするんだろうと思いますけど。
なるほどなるほど。
台本とかの公開もする場所もちょっと限られてくるので、
うちはもうワードプレスで何個も何個のホームページをサブドメインで作って、
全部同じアカウントで入れるようにしてるので、
3つぐらい跨いで全て共通ログインみたいな仕組みを組んでるんですよ。
そうなんですね。
そうなんですよ。
あのワードプレスのサイトも自分たちで作ってるんですか。
そうですね、はい。
なるほど。すごいな、思ったよりすごいな。
あとできればさらにサポーターの相互乗り、相乗りみたいな形で、
好きなサポーターさんたちで集まって、ポッドキャスターさんたちで集まって、
で共同でこのサポーターコミュニティみたいなのを運営するような場所が欲しい。
複数の番組の共同のサポーターみたいな感じ。
スピーカー 1
そうですそうです。
スピーカー 2
どうしてもバラバラになりがちなんで、どっかギュッとできると非常に、
僕もファンで、なおかつポッドキャスターさんと仲がいいっていう人もいらっしゃるので、
ここと一緒にやりたいなみたいなのがあるんですよね。
今なんかそういうのが特にやられてないんですか。
今は音声配信で、もとはディスコードで、
僕がポッドキャスターさんの身内だけ、仲のいい方たちだけで、
気兼ねなく話せる場所が欲しいと思ってディスコードを作ったんですよ。
そしたらなんかだんだん盛り上がって、
コードオフ会をやったりですとか、
それが音声配信も乗っけてしまいっていうので、
そこからポッドキャスターの溜まり場っていう番組ができたりですとか、
っていう感じですかね。
スピーカー 1
ちょっと僕システムの方、タクロの話聞いてても、
半分くらい何言ってるかわからなかったんですけど。
一つ共感するなっていうか、一緒にやってるのは、
コミュニティの形成みたいなのを広げていきたいなと思ってるんですよ。
ポッドキャストというネタを軸にして、
同じ番組聞いてる人同士が仲良くなるっていうのも、
いろんなところで発生してるわけですよね。
こないだうちでもやりましたけど、3番組、
コードオフ会みたいなことをやると、
総合ノリでして、
3番組中2番組聞いてますよとか、
私は1番組ですよみたいな人が同じテーブルで飲んでるんですよね。
こういうのがすごく面白いなと思いますし、
実はその3番組の僕らの配信者側も、
ただの飲み友達だったりするんですよ。
きっかけはポッドキャストで知ってるんですけど、
じゃあ東京行くからみんなで集まって飲もうぜみたいな、
ゆるーい友達関係なので、
これを増幅できるような仕掛けを、
僕らも今後チャレンジしていって、
オンライン上の音声メディアとリアルで会うっていうのを、
あちこちで総合ノリで作って、
縦方向にも横方向にも総合ノリでしていくみたいなイメージで、
そこにうまくマネタイズの仕組みをゆるく乗っけられるような
世界観があるといいなって。
ポットキャスのマネタイズ手法
スピーカー 1
うちはサポーターみたいな、
サポートしてくださる方を募集するようなスタイルですし、
ただこれってめちゃくちゃ運営コストかかるんで、
天才的な人はもっともっと人を集めて、
イルゲン豪華ラジオさんみたいにとんでもないことにできるんでしょうけど、
あれちょっと天才の領域だと僕は思ってるんですよね。
ただそれでいくと、
例えば今アメリカでやってるペイトリオンでしたっけ?
スピーカー 2
ありますよね。
スピーカー 1
ああいうもうちょっとゆるい感じでドネーションを集めて、
アーティストさんなりポッドキャスターさんなりに
ちょっとでも入ってくるみたいな仕掛けが、
日本版がもっと広がってもいいだろうなと思いますしね。
もちろん広告でもありだと思うんで、
ゆるくつながりつつ、
自由に発信してる人がなんとなくちょっと稼げてしまうみたいな。
っていう世界観は僕はあったら嬉しいなと思ってますし、
人が増えるだろうなと思います。
スピーカー 2
今は自前でサポーターを集めている形で、
スピーカー 1
他のサービスとかは使ってない感じですか?
スピーカー 2
ないですね。
スピーカー 1
なるほどなるほど。
スピーカー 2
その辺が増えていけば、
また他のポッドキャスターさんも入ってきやすくなるし、
横のつながりもその中から広げていければっていう感じですかね。
なので、うちのサポーターさんのコミュニティのディスコードには、
僕が仲のいいポッドキャスターさんは、
強制的に入れちゃってるんですよ。
強制的に入れてるんですね。
入れとくよって言って、
入れていい?って言って、
返事が来たら入れるっていう形で、
もともと僕ら仲良いってことは、
シーマン性が高いっていうことなので。
シーマン性が高い、はいはい。
サポーターさんの中にも聴いてる、
他のポッドキャスターさんを直接ファンで聴いてる方も結構多いので、
別にそんなわけなくても、
ポッドキャスターさんは僕は勝手に入れればいいかなと思って、
お金を払っていただいているサポーターさんの方と、
ポッドキャスターは無料で、
僕が仲のいい人はどんどん入れてる感じです。
ポットキャスのコミュニティ形成
スピーカー 2
なるほど。
ちょっとカオスにはなってきてますけど。
そこのコミュニティの運営というかね、
そこを盛り上げていくこともやっぱり考えなきゃいけないですよね。
そうですね。
その辺もご自身たちでやってる感じですか?
スピーカー 1
サポーターさんでフル株の方に丸投げました。
スピーカー 2
なるほどなるほど。
スピーカー 1
音声でつながってる時に、
こんな風になったら僕は嬉しいんだよねっていう気持ちだけを伝えて、
スピーカー 2
頑張ってねって言って丸投げちゃいました。
まあそれでやっていただけるならいいですね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
最初は全然コミュニティとして動いてなかったですよ。
なかなか動かないですよね。
僕らも限定配信って言ってもなかなか出せなかったんで、
本編のアーリーアクセスみたいな、
コテンさんみたいなのはこの投資なので、
アーリーも何もなくて間に合ってないっていう状況なので。
どうしたらいいかなって思いまして、
そうだDiscordにはライブ機能があるっていうので、
本編の収録時に不定期で今から収録しますって言って、
収録スペースっていうのに勝手に配信を始めてですね、
僕ら勝手に喋ってる時にサポーターの方が入ってきてもらって、
チャットで盛り上がってたりとか。
それをやり始めたら終わった後に皆さん音声で入ってきてくださるようになって。
収録後に。
その後2,3時間くらい収録に長い時間話してる時間も毎週間にあってですね。
そのうちにこういうの面白いよねって言ったら、
じゃあチャンネル作ろうって言って、
僕は最初チャンネル増やしてたんですよね。
スレッドみたいな増やしてたんですけど、
そのうちに僕はやらなくていいじゃんってなって、
うちのサポーターさんヒットで事務局長グレイさんという方がいらっしゃるので、
事務局長、なるほど。
もう皆さんが事務局長って言い出したら僕らは言ってないですけど、
聞こえまめにやってくださる方がヒットでいらっしゃるので、
全権限をお渡ししてですね、後でよろしくって言ったら、
今はいろいろ皆さんやってくださってる感じです。
聞いてる印象、結構配信しながらコミュニティーをすごく意識してるというか、
大事にしてる感じが思うんですけど、
その辺はやっぱり意識されてるんですかね。
ポッドキャスターの未来展望
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
僕がいつもサポーターさんの中でもお伝えしてる話なんですけど、
僕らは人差し指ですって話をよくするんですね。
この指とまれの指一本立ててるだけだと僕は思ってるんですね。
で、たくさんの人がこの指に止まってくれたら、
僕らこの指抜いても多分手握り合ってると思うんですよ。
なるほど。
なのでよく仲の良い人には、酔っ払うと同じ話毎回するんですけど、
僕らがいないところで食べラジオオフ会が始まる。
で、僕らが後からして、うわー行きたかったって悔しがるのがたくさんできたら嬉しいんですよね。
スピーカー 2
そっちの方が嬉しいんですね。
スピーカー 1
なんだなんだ仲良くなってんじゃん、友達になったんだ、
いいねって言いたい。
スピーカー 2
なるほど。
そういうのを作っていくのが目標というか目的みたいなところもあるんですかね。
スピーカー 1
こう言っちゃうとすごい大きいですけど、それが好きというか。
スピーカー 2
僕らからしたらただただ楽しい場所を作りたかったっていう。
場所を作りたい。
友達を増やしたかったみたいな。
友達いないみたいになっちゃう。
おるわ。
けどお話聞いて、再三度返して楽しいことをやってるっていう感じがすごく感じられて、
こちらとしても嬉しい感じはあるんですけども、
今後さらにこういうことがしたいとか考えられてることとかってあったりしますか。
スピーカー 1
どのレイヤーで話すか。
スピーカー 2
ポッドキャストで話すか。
スピーカー 1
ここで会社の系の話してもしょうがないもんね。
スピーカー 2
そうだね。
こちらとしては別にいいんですけど。
スピーカー 1
ちょっと大きいビジョンでいくと、僕ら食べ物の番組やってますし、食べ物を取り扱う業界で仕事をしてるのもあるので、
今人類っていうでかい括りで話しちゃうと、食料問題っていうのも出てきてるわけですよね。
で、そこにはテクノロジーがどんどん入ってきていて、アグリテックやフードテックがバンバン動き始めて、
そこにはたくさんのベンチャーや大手企業が動き出してる。
で、そういうのを見ていくと、僕らは割と文脈大事にして歴史とかもちゃんと掘ってやってるタイプなんですけど、
その方向本当に大丈夫?過去に何十回もこけてる例、僕知ってるけど、
それ一回ちょっと対極的に俯瞰して見てみてはどうですかっていうのを言いたいんですよ。
で、実際そのベンチャーで立ち上げられてらっしゃる方とかとお会いしてお話することがあるんですけど、
あ、そうか、その気づきあったわ。なるほど、じゃあちょっとこの事業変えてみようかと思う。ありがとうみたいなことを言われることもあるんですね。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
なので、僕らとしては何がいいのか、ポッドキャスト以外は思いつかないですけど。
スピーカー 2
ポトさん若干引いてる。でかい。
引いてるみたい。
すごい大きい人類の話が始まった。
スピーカー 1
僕らは今まで何を食べてきていて、その祖先たちがですね、
今僕らが目の前で食べてるものは何でっていうのを一通りちゃんとある程度概要でも知った上で、
じゃあこの先どうしようかなっていう検討するのがいいと思うんです。
どうしても歴史の教科書に登場するのってのは結構割と上のレイヤーの貴族階級だったりとかですし、
政治がやっぱり中心になるんですよね。
食べ物って庶民がずっと食べてきてる、人類全員食べてきてるんで、
全人類のものだと思うんですよね。
で、その文脈をちょっと見てもらうようなきっかけに育っていけたらいいなっていう、
すっごいふわっとしてすっごい大きい世界の夢です。
スピーカー 2
妄想。
食料問題を解決するという。
スピーカー 1
解決する人たちの一助になりたいぐらいかな。
スピーカー 2
一助になりたい。
こんだけ蓄えた時期を何か役立ててもらえるように発信を続けたいね。せっかくまとめたのに。
スピーカー 1
そうですね。勉強したもの全部出すから、僕使えないから皆さん使って。
スピーカー 2
そんな感じです。
スピーカー 1
ライトに言うとそんな感じ。
なんで俺あんな固く言ったんだ。
スピーカー 2
急に真面目なモードに入って。
逆にタクローさんからはまたちょっと違う視点があるんじゃないかなと思うんですけどどうですか。
僕は音声、このポッドキャストって、僕はずっと学生時代から思っている、
アナログの良さとデジタルの良さをどうつなげるっていう話があると思うんですね。
アナログからデジタルにしてそれを受け取ってしまうと感情が抜けたりですとか、
人間の感覚の部分が割とどう変換しても欠落しやすいなっていうのは感じていて、
それをどうアナログとしても伝えるか。
デジタルじゃないと広まる、遠くまで届けるってなかなか難しいので、
そこは今の社会上必要であるっていうのはわかっているので、
じゃあこれをどうしようかなっていう課題が僕の中でずっとありまして、
それが音声が割と解決する方法の一つかなっていうのはすごく感じています。
ここから先は音声の配信場所がインターネットなので、
これを聞きに行ける人って人口でいくと、特に掛川とか田舎でいくと年代が限られるんですよね。
なので、ここを一回CD配ってみようかなとか、DVDに空いて配ってみようかなとか、
最悪カセットでもいいかって思っている部分がありまして、
それでもラジオと一緒なので、ラジオを聞いている人は田舎に行くほど、
農家さんが多ければ多いほどいらっしゃるので、
そこにその人たちに聞いてもらっても面白がってもらえるんじゃないかなってすごい思っているので、
ここをまず何度かやってみたいっていうのと、
あともう一つありまして、もう一つは音声だから感情というか、
その人が言ったことの本質、何を言いたいか、言わんとしているかっていうふわっとした部分ですね。
言葉には出ないんですけど、言葉のニュアンスに出てくるそのニュアンスを、
ツイッターとかXだと伝えきれなくて炎上するじゃないですか。
そういうつもりがなかった。
けど、ポッドキャストって炎上しないんですよね、全然。
それって多分音声でその人の声を直に聞いてるんで、
この人はこういうことをこの感情で言いたいんだなっていう、
そのふざけて言ってるんだなっていう時と、
これは真面目な部分だなっていうのはわかりやすいので、
これをですね、特にうちの掛川市長にやってもらいたい。
掛川市長。
市長にやってもらいたい。
やってもらいたい。なるほど。
やっぱ上の政治とか市長の方々とか県知事の方々とか、
わりと公の部分ではカチッと言うじゃないですか。
ニュースとかに出てきてカチッとした部分を切り取られちゃうので、
やっぱあんま下手なことは言えないとか。
けどその市長とよく会うので、熊田さんという方なんですけど、
お会いするとすごいラフで面白い方なんですけど、
画面越しとか書類、広報とか越しに見ると、
すごいカチッとした隙のない方みたいな感じに見えちゃうので、
ポッドキャストだったら時間尺関係ないじゃないですか。
時間尺関係ない上に相方が誰かいれば、
言わんとしてることをもっと正確にみんなに理解してもらって、
この市長面白いんだって思ってもらえると思うんですよ。
それが共有できるとみんなで頑張ってこれがやるっていう力を
初めて出せるのではないかなっていう。
なるほど。
そういうところもちょっとチャレンジしたい。
特に政治ですね。
政治って硬いイメージあったりとか、難解だっていうのがあるんですね。
法律もいろいろ、条例とかもいっぱいありますし。
けどその裏の背景、食べ物ラジオと一緒で裏の背景知らないと
面白みもわからないっていうところなので、
そこを伝えるって言ったらやっぱ耳で聞くのが一番早いかな。
特にその本人の言葉で聞いた方が熱がこもるんで、
それがいいかなってちょっと僕はワクワクしてます今。
なるほど。
食べ物とは全然関係ない方面から音声を見ている感じで、
タローさんとの対比がすごく面白いんです。
スピーカー 1
僕はあれですね、前からやろうやろうって言って全然進んでないのが
衣食中揃えたいとはずっと言ってるんですよ。
衣食中?
食べ物ラジオがあったら着るものラジオがあって、
住むとこラジオがあると。
それやったら自分たちの生活に密接してる行政とか、
そういった部分と絡んでくると、
スピーカー 2
一周自分の周りの生活を網羅できるじゃないですか。
スピーカー 1
ただ僕が建物とか着るものとかそんなに食べラジオほど喋れないので、
ってかやったら多分時間的にパンクしちゃうから、
これはもう無理だなと。
スピーカー 2
それは全部抱えない方が良さそうですね。
出るなら聞いてやるんで誰か喋ってほしいぐらいです。
じゃあ着るものとか住むものとか、
詳しい人がいたら是非コミュニティに入ってもらってみたいな感じですね。
一緒にやりましょうみたいな感じですね。
そうですね。
ありがとうございます。
日々がないですけども、
お話を伺いまして、
結構壮大な、
なんとなく描いているものもお二人から垣間見えて面白かったんですけども、
ありがとうございました。
最後に番組の紹介を少ししていただいてもよろしいでしょうか。
はい。
たべものラジオについて
スピーカー 2
食べ物を探求する食べ物ラジオという番組をやっております。
この番組はですね、
今聞いていただいた通り、
食べ物に関して徹底的に深掘りをして、
あらゆる角度から、
つついてまわるような、
食べ物がたまに出てこないこともあるんですけども、
ただ最後まで聞いていただければ、
この食べ物ってこんなに奥が深かったのかとか、
その食べ物が伝わるまで、
僕らの口に入るまでに、
こんなに壮大な物語があったのかとかっていうのを、
いろいろと感じてもらえると思うんですね。
それを感じた上で、
その前にあるいつもの日常食を、
味噌汁ですとか、ご飯ですとか、
食べてもらえると、
これってこんなすごいことだったんだっていうのを、
体感できると思います。
なので、長いなと思っても、
最初の10話ぐらいは我慢して聞いていただいて、
それから判断していただければと思います。
よろしくお願いします。
はい、ありがとうございました。
はい、では食べ物ラジオの武藤太郎さんと武藤拓郎さんでした。
スピーカー 1
ありがとうございました。
スピーカー 2
ありがとうございました。
58:52

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