1. PODCAST AMBASSADOR / ポッドキャストアンバサダー
  2. #120 【音声業界で働く人】ポ..

ポッドキャストを楽しむ番組 ポッドキャストアンバサダー

特別企画【音声業界で働く人】〜音声業界に興味がある人、これから仕事にしたい人必聴!

まだ数少ないポッドキャスト専門制作会社で働かれているKONさんが考える、業界に必要な要素とは?〜インタビュー後半


〜ゲスト情報〜

ポッドキャスト専門制作会社PitPa KONさん Twitter:@konteer10

番組「ポッドキャストが出来るまで

制作会社PitPa ホームページ https://pitpa.jp/


▶お便りフォームはこちら→https://forms.gle/CQ5ANhnbQ8GG5Zqy6

▶Twitter @RinaAraiLevia でもコメントお待ちしております。

▶noteはこちら→https://note.com/rinaarailevia

サマリー

音声業界のディレクターであるコンさんとのインタビューの後半では、彼が音声業界で必要な要素や未来に向けた展望について語っています。

コンさんの考える音声業界での必要要素
ポッドキャストを楽しむ番組、PODCAST AMBASSADOR。この番組では、ボイシーパーソナリティ・ポッドキャスターである、あらいりなが、ポッドキャスターによる、ポッドキャスターのための、ポッドキャスト番組です。
さて、先週からお届けしております、音声とキャリアをテーマにした特別企画、音声業界で働く人。引き続き、国内の音声事業を進める会社の中の人とのインタビューをお届けしております。
今回は、月曜日にリリースしたインタビューの後半です。ゲストも引き続き、ポッドキャスト専門の製作会社ピトパヨリ、ディレクターのコンさんをお迎えしております。
前回のエピソードでは、音声業界に入ったきっかけや、面接でアピールした内容など、お伺いをしておりました。
後半の今回は、コンさんが考えられる、音声業界で働くときに必要な要素、今後、産業として音声が盛り上がるために必要なものなど、未来に向けたお話をお伺いいたしました。
それでは早速本編をお楽しみください。
これまでコンさんのピトパまで流れ着いた流れというのをお伺いしていたんですけど、後半はコンさんが、今実際業界で働いていらっしゃるので、
コンさんが考える、これから音声業界で働いてみたい人、興味がある人に向けて、ここで働くために必要な要素って、ズバリ何なのかなというのをお伺いしていきたいんですけども、
これコンさん、どう考えられますか?
これは、事前に質問もらって考えたんですけど、やっぱね、ラジオ局時代からも思ってたし、さっきの質問でもあったけど、自分の専門外の番組どう作ってるんですか?みたいな話もあったじゃないですか。
はいはい、最初にね。
だからね、何事にも興味持つ人じゃないと結構心死ぬと思うんですよね。
自分が作りたい番組だけ作れるわけがないんですよ。
別に僕、ホラー好きじゃないんですよ。どっちかというと見れないんです。
ホラー好きじゃないのに、怪談話のポッドキャスト作ってらっしゃいますよね。
でも、ホラーは得意じゃないけど、どうやったら人をビビらせられるのかな?とか、どうやったら怖いと思うかな?どうやったら続ききたいと思うかな?っていうのは考えてたんで。
あと、エンジニアじゃないけど、エンジニアのインタビュー番組も作ったし、ラジオ時代だと企業のインタビューも僕行ったし、グルメロケの中継鉄だったりとか、いろいろやったんで。
なんかね、自分の専門外知らない番組を作ることが大半なんで、
じゃあ作るってなった時にどのくらい自分が面白い、それを面白いと思って作れるかどうかだと思うんですよね。
だからそこに、いやこれ俺知らないわってするような人は、そもそも向いてない気がしますね。
じゃあ一つ目としたら、何人でも興味が持ててやれる人。
技術的な能力と興味の幅広さ
例えば技術的な部分でパッと思いつくのが、こういう業界で働くんだったら、編集とかできなきゃいけないだろうし。
僕最初できなかったです。
本当ですか?
最初、製作会社22の時に入った社長に言われたのが、マジでお前文才ないなって言われたんで。
原稿書くのがってことですか?
そう。入社試験でとりあえず作文書いてきてって言われて、作文書いてきて見せて、文才ないねって言って落ちたって思ったんですけど。
まあ若いからいいやって言われて。
だってそれだって無理ですよ。やってないもん。編集も台本も。どうやって学生時代やるねんって。
まあ今はね、YouTubeは個人でやるとかで編集覚えてるみたいなのあるかもしれないですけど。
じゃあなんつったらいいんだろうな。どの仕事もそうじゃないですか。いきなりじゃあ入社初日にじゃあいきなりどうぞ作ってくださいって言われて、できるわけがないから研修期間3ヶ月あるんだと思うんですよ。
だからポッドキャスト、製作の仕事もそうですよね。
一番最初からまあ即戦力やるんだったら、ある程度できてた方がいいと思うけど、結局それも面白がってやらないと覚えないから、最初はできなくていいと思いますけどね。
技術的な部分は後からついてきてもいいと。
そうだから技術的な部分を楽しいと思えなかったら多分やめますよその人は。
そこが辛くなってね。
常に考えられる力とクリエイティブさ
地味だな。生放送の企画とか考えたいのに何かいつまで経っても収録と間パケばっかさせられるなって思うような人だったら向いてないなって思うんで。
だから自分の何かどの仕事もそうだと思うんですよね結局。何かこれ俺向いてないんじゃないかなって思った瞬間もうそれはもうやる気スイッチはオフになってるんで。
やる気スイッチがオフにね。
じゃあまっこさんは新入社員としてそのラジオ業界音声の業界に入られたわけですけど、今からその広がっていくポッドキャストっていう媒体で考えてみると、たぶん新入社員っていうよりかは中途で入る人とかって結構多いと思うんですよ。
これ例えば中途で私は全然ラジオ業界出身じゃありませんと。これから仕事にしたいと思ってますって言った時に一番最初にコンさんが聞く質問見る要素って何です?
それ事前に送ってほしかったですね。
ごめんなさい。聞いてたら気になっちゃいますね。
俺が面接官で一番最初に何聞くかってことですよね。
単純に当たりそうな番組って何だと思います?って聞いちゃうかもしれない。
どうしたらなんかポッド、うちの会社が収益上げられるようなクスヤバいコンテンツ作れると思いますか?って聞くかも。
それの返答次第でこの人わかってるなとか、例えばめっちゃ有名人をブッキングしますみたいなこと言う人であれば帰っていただきますね。
それは有名人詰めば聞かれるけど、その金どこから出すねっていう話とか。
コンさんが考える他に必要な要素とかって他にあったりしますか?
自分が知らないジャンルのものでも興味があって楽しんでできる人っていうのが最初言っていただいたと思うんですけど、他にもなかったりされますか?
あとは常に考えてる人、常に考えられる力、ブラッシュアップできるような人じゃないと厳しいかなっていうふうに思いますね。
どこでしたっけ?カナダの携帯会社、ドコモみたいな会社があるんですよ。
そこは14年連続黒字だったんですけど、別に何か変える必要もなくていいやって思ってアグラ書いてたら、ある年一カ字になってやばくなったみたいな会社があるんですよ。
結局それって殿様商売でアグラ書いてたら、新しいアハモとか安いじゃないですか。
ああいうのに取られちゃって、自分たちのブランドの価値っていうのを失ったみたいなのってあるんで。
同じようにポッドキャストもそうだし。
めっちゃ伸びてるからこのテイストでずっと続ければいいやってのは、そのうち死ぬ気がするんですよね。
結局常老眼だって、今の形になるまでいろいろと実験をしたわけなので。
常老眼クラスになればもう変える必要もないなと思うんですけど。
あの人ね。
変えなかったからちょっと炎上しちゃったみたいな部分あるかもしれないですけど。
そういうのは身を挺して思い知る部分はあるかもしれないけど、
とはいえ人気の番組になるまではすごい考え続けなくちゃいけないし、
人気になった後も現状維持だとどんどん数字は落ちていくんで、
どうやったらまた新しくもう一回人を連れてこれるかなみたいなことを考えないとやばい気はしますね。
だからそういうふうに常にこの番組をどうしたら面白くなるんだろうかっていうのを考えられる人だと、
音声業界だけじゃなくてどの業界行っても通用するような人なんじゃないっていう気は僕はします。
クリエイティブな仕事ってあなたが思っているよりはキラキラしてないですよ。
リアルな意見ですかね働いてる人で。
年にキラキラする日はいつかくらいしかないです。360日は地味な仕事なんで。
っていうふうに思わないと。あと何がゴールかですよね。
僕も元々製作会社で働いてた時のゴールは、僕地元岩手なんで、
なんとかしたFM岩手の社員枠でUターンしようって思ってたんですけどね。
もう今じゃそんなのどうでもいいですよ。ポッドキャストの方がいいから。
もう変わっていくもんですからね。
変わってきますね。目標は絶対に変わると思いますね。
僕の今の目標は5年後はもうプロデューサーだけやってたいんで、
編集画面開きたくないっていうのが5年後の目標です。
そうなんですか。
そのためには今何したらいいのかっていうのを逆算してっていう風にして、
番組を作っております。
最後に、今古いというか新しいというか、この音声業界に足りない人材。
ポンさんが欲しい人材。
もう一択ですよ。こんなものは。
圧倒的に面白いコンテンツを作り出せる人ですね。
そういう人がいないから、ポッドキャスト伸びてないんじゃないって思います。
それは喋り手って言ったところですか?
それともコンテンツを作る側っていうところですか?
たぶんですけど、作る人がいて、圧倒的に面白い番組無理な気がするんですよね。
例えば、TikTokのじゅんやってわかります?
香港、TikTok見れないんですよ。
そうなんですね。なんだろう。じゅんや知らない人に説明すると、
日本で一番TikTokのフォロワーが多い人なんですよ。
世界から見ると19番目に多くて、
YouTubeも始めたんですけど、日本人の最速で登録者数1000万人達成したっていうので、
その人は結局日本人だけど日本語あんま使わないというか、
体だけでわかるような芸をやってるから、世界中の人がなんだこの面白い日本人はみたいなので、
動画が再生されてるみたいな。
それってTikTokの中で、もう言語関係なく面白いコンテンツとして世界に認められてる。
TikTokのじゅんや、YouTubeのヒカキンみたいなポッドキャストと言えばこの人、
ポッドキャストの業界の未来と成長
今はポッドキャストと言えばこの人って何人か思い当たるかもしれないですけど、
到底じゅんやとかヒカキンレベルには行ってないわけなんですよ。
だからそういうめちゃくちゃ面白いコンテンツを作る、
面白いコンテンツのホストっていうのは今いないなって思って、
それはじゃあ裏方が用意してできるものかって言ったら多分無理な気がするんですよね。
自発的にやってるみたいな人じゃないと多分無理な気がするから。
日本のジョー・ローガンみたいな人が出てきたら。
そう、日本のジョー・ローガンだ。まさにそれですね。
そしたらバッと行くんじゃないかっていう。
そしたらポッドキャスト知ってますって言ったら、
日本のジョー・ローガンがやってるやつでしょみたいな風になれば、
多分それはもうポッドキャストを聞いてる人というか、
興味を持ってる知ってる人にはなると思うんで。
じゃあ今ポッドキャスト知ってますかって言ったら、
多分100人いてもう半分くらい知らないですとか聞いたことないですって言うと思うんですよ。
だからそれって他に面白いコンテンツがあって、
ポッドキャストを面白いコンテンツだと思ってないからじゃないのっていう風に思うんで。
だからね、今だってネットフリックスも面白いし、
YouTubeだって星の数ほどチャンネルあるわけですから、
わざわざポッドキャストを選ぶってなかなか優先度としては低いんじゃないの。
まだまだポッドキャストは伸びしろがあるから、
今後爆発的に面白い番組が伸びてポッドキャスト業界が伸びたときに、
いい番組作れますってピトパーがいるっていうのはいいポジションじゃないかなって。
うまくまとまりましたね。
そうですね、思いますけどね。
なのでそういうめちゃくちゃ面白い人が現れてくれると、
うちも業界がフックアップされると、
ピトパーってこういう会社なんだ、
企業のポッドキャストとかをいっぱい作りたいなって思ってて。
例えば10Xさんみたいに社内ブログを音声でやってるみたいなのがあるんですよ。
それって割と採用につながるというか、
こういう会社なんですよっていう雰囲気は声で聞くとそれはすごいわかりやすいし、
海外もそういう番組が多いんで。
確かにそうですね。
ポッドキャストの代名詞となるような人が今まだ日本のマーケットにはいないって言ったところで、
多分ポッドキャストが今度企業が持つツイッターアカウントとか、
インスタのアカウントとかそういったレベルのものになっていけば、
多分その次の代名詞の人が出てきて、
日本の上浪が出てきて、だんだん知名度があって、
そしたら企業がツイッターもあるよね、YouTubeもあるよね、
じゃあ当然ポッドキャストもするよねっていうのにだんだん流れていくっていう流れなのかなと個人的に思っているので、
その段階にいくまでの引っ張ってくれる人が出てくるっていうのが一つ大きく変化球になるかもしれないですね今後。
今だってYouTubeだってね、ポッドキャストの機能つけるとかツイッターにもポッドキャストの機能つけるみたいな話はあると思うんで、
それは世界的に見ればもう世界の中でポッドキャストそういう立ち位置になっているっていうので、
じゃあその機能が日本で実装されてみんなが同じように使うのかって言ったら多分使われない気がするんで、
そういうタイミングでYouTubeのポッドキャストの中のスターとか、
ツイッター、ポッドキャスト界の中のスターっていうのが生まれることによって、
ポッドキャスト業界自体フックアップされるといいんじゃないかなっていうふうに思いますね。
ピトパー普通に人材募集してますんで、僕の話を聞いてピトパーに興味を持ってもらった方はぜひ応募してみてください。
今回番組の概要欄の方にもピトパーさんのリンク貼っておきますので、もしご興味ある方は見てみていただければなと思います。
待ってます。応募待ってます。
コーンさん本当に色々とありがとうございました。
ピトパーの役割とポッドキャストの可能性
なかなか普段見れない業界目線のお話をお伺いできて、すごい新鮮だったなというふうに思います。
ということで今回はですね、ポッドキャストアンバサダーの音声業界で働く人といったスペシャル版に、
ポッドキャスト制作専門会社のピトパーからディレクターのコーンさんにお話をお伺いいたしました。
本日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
今般のインタビューいかがでしたでしょうか。
今回コーンさんからですね、本当にいろんなお話をお伺いいたしました。
その中でも最後ですね、やはりこの音声が盛り上がるために日本の情浪眼みたいな引っ張ってくれる人、出てきてくれるといいなと私も思っております。
このコーンさんですね、実はご自身で配信されているポッドキャスター向けの番組がございます。
ご存知の方も多いかもしれませんが、タイトルはポッドキャストができるまで。
常日頃からですね、音声配信に関するティップスだったり機材のレビューなど、いろんなですね配信者が知っておきたい役立つ情報を配信していらっしゃいます。
今回の番組概要欄にも記載しておりますので、ぜひチェックしてみてください。
そして来週もこの特別企画音声業界で働く人続きます。
新たなゲストを迎えして来週月曜日リリースいたしますので、ぜひお楽しみに。
今回のエピソードの感想はツイッターや新しいお便りフォームよりお待ちしております。
ポッドキャストの番組概要欄にも記載しておりますので、ぜひチェックしてみてください。
そして番組フォローやレビューも大変励みになります。ぜひよろしくお願いいたします。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ポッドキャストアンバサダーの新井里菜がお送りしました。
それでは次回のエピソードで。
16:43

コメント

スクロール