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2021-02-26 08:48

#7 ポッドキャストのタイプ総まとめ

音声業界の海外市場が見えてくる番組 ポッドキャストアンバサダー

今回は、ポッドキャストのタイプ総まとめです。

今や世界中のポッドキャストの番組数は100万をこえると言われ、100種類以上の言語で配信されるコンテンツとなりました。その中でも、ポッドキャストの「タイプ」というのがあるんです。主に7つあるこのタイプの解説と、そして海外市場では実際どれが業界的に注目なのか?というところまで深堀していきます。

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音声業界の海外市場が見えてくる番組、PODCAST AMBASSADOR。
この番組では、自称ポッドキャストアンバサダーことあらいりなが、
海外で人気のポッドキャスト番組のレビューやおすすめ、
そして業界の注目ニュースまで、様々な視点でお送りしています。
さて、今回は、ポッドキャストのタイプ総まとめです。
今や、世界中のポッドキャストの番組数は100万を超えると言われ、
100種類以上の言語で配信されるコンテンツとなりました。
その中でも、ポッドキャストのタイプというのがあるんです。
これは、コメディやニュース系といったジャンルという意味ではなくて、
ポッドキャストの作り方、フォーマットの種類という意味のタイプです。
今回は、そんなポッドキャストの作り方のタイプを総まとめしていきたいと思います。
テキスト版でご覧になりたい方は、概要欄にリンクを貼っておりますので、そちらからご覧ください。
さて、今回はポッドキャストのタイプの総まとめなんですが、主に7種類に分類されます。
早速、順番にご紹介していきましょう。
まず一つ目は、インタビュータイプ。
これは、ポッドキャストのパーソナリティが、1名または2名がゲストを迎えてインタビュー形式で進めていくタイプです。
例えば、経済アナリストをゲストに呼んで、コロナ禍に関する専門的な意見を聞くというようなビジネス系のジャンルでもあり得ますし、
テレビタレントをゲストに呼んで、今までの下積み生活から売れるまでの奇跡を紐解くようなドキュメンタリー系のジャンルもあります。
前回紹介した、ジョー・ローガン氏のポッドキャストは、まさにこのインタビュータイプです。
そして二つ目は、一人喋りタイプ。
その名の通り、一人でテーマに沿ってマイクに向かって喋るというタイプです。
ゲストの手配をする必要もなく、マイクと自分さえいれば簡単にできるということから、結構多いタイプです。
パーソナリティの色も一番出やすいタイプで、ポッドキャストの長さも、素朴な一人ごとで10分ほどの短いものから、2時間を超えて歴史を語るというような番組までいろいろあります。
それこそ、このポッドキャストも一人喋りタイプですね。
日本国内のプラットフォーム、VoicyやStandFMなどで配信される方の大半もこのタイプだと思います。
そして三つ目、こちらは会話タイプです。
これは、二人の決まったパーソナリティが会話するタイプです。
タイプ1のインタビュータイプとは違って、いわゆるダブル主演型、特に会話の相性が良い、仲良い友達同士がするような場合が多いようですね。
聞いているリスナーは、仲良しの二人の会話を聞いているような感覚で、自然な会話が持ち味となるタイプがそうだと言えます。
こちらはですね、前回のエピソード、2020年米国ポッドキャストランキング5位にランキングしたMy Favorite Murder、この番組はそのタイプに入ると思います。
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そして四つ目、こちらはパネルディスカッションタイプ。
これはですね、インタビュータイプと似てるんですが、違うのは人数、話を進めていくのはパーソナリティ一人なんですが、それに対して複数人が討論形式で進めていくタイプのポッドキャストです。
ジャンルによってもですね雰囲気が変わるんですが、例えて言うなら朝まで生テレビみたいな政治や経済の討論系もあればですね、アメトークのようなお笑い芸人やテレビタレントが出演するコメディ系もあります。
例えばですね、スタートアップ界隈でも有名なA16Z Podcast、こちらのエピソードはこのタイプが結構多いですね。
一人のパーソナリティに複数人の専門家を招いて、いろんな業界のスタートアップについて話を聞くというような感じです。
そして5つ目、こちらがノンフィクションストーリーテリングタイプ。これはですね、その名の通りノンフィクションの話を語るタイプですね。
例えばトゥルークライムというジャンルはまさにこれです。ある犯罪事件を追う番組で、事件内容、起こった背景、関わった人物や犯人へのインタビューなど、いろんな要素を物語のように編集して伝えます。
シーザン化することも多いこのタイプは、中毒になって一騎劇されることも多いタイプです。
これもですね、前回のポッドキャストランキング4位に上がったThis American Life、そして2位に輝いたニュース系番組のThe Dailyも結構このタイプですね。
あとはですね、以前のエピソードでも紹介したAmazonが買収したワンダリンも、このストーリーテリングタイプの番組を強みとした会社です。
そして6番目、フィクションストーリーテリングタイプ。これ、要はですね、ラジオドラマですね。フィクションの話をナレーションや声優を使って作り上げるタイプで、テレビドラマと同じくBGMや効果音なんかも巧みに使われる番組も多くあります。
ポッドキャストといえばですね、大人が聞くものというイメージもあるかもしれませんが、実は子ども向けの番組もあって、音で聞く、耳から聞く絵本のようなジャンルもこのタイプですね。
あとはですね、後にAmazonでテレビドラマ化されたホームカミングという番組は、ギムレットメディアというニューヨークのポッドキャスト制作会社が作成したこのフィクションのポッドキャストが元になっています。
そして7つ目、こちらはコンテンツ再利用タイプ。これはですね、テレビ番組やYouTubeなどすでにあるコンテンツを音声版としてポッドキャストにするタイプです。
再利用にも種類があって、例えばですね、テッドトークのポッドキャストであったり、お笑い芸人がコントを音声版として配信するというように、映像を音声化するというものもあれば、
ブロガーが書いた記事を読むというような文章から音声化するというものもあります。
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それではこうした7つのタイプ、どれが人気なのか、どれが業界的に注目なのかというところなんですが、それはですね、ストーリーテリングタイプの番組。
フィクション、ノンフィクションとどちらもありますが、ここのタイプから最近は映像化されているものが結構あるんですね。
例えばAmazonが独占配信したホームカミングというドラマ。こちらはGimlet Mediaという会社が制作したポッドキャストが元になっていますし、同じ制作会社が作ったスタートアップという、これはノンフィクションの番組だったんですが、これはABCというアメリカの番組からドラマ化されました。
これ、映像化することでポッドキャストとしてはですね、著作権ビジネスになるんです。
ポッドキャストの大きな収入源は現在スポンサー収入なんですね。要は番組の途中に入るCMです。
ただこれもYouTubeと比較するとレートはいいというものの、現在世界中でポッドキャスト配信数が増えた中、スポンサー収入だけに頼るということは非常に難しいんです。
そこで現在注目されているのが著作権ビジネス。映画業界もですね、次なる映画の元となる脚本をポッドキャストから見つけ出そうという動きも増えてきているなど、実はハリウッドも注目しているのがこのポッドキャストなんですね。
そういった意味では、このストーリー・インテリングタイプというのは日本ではあまり見ないフォーマットではあるんですが、今後のビジネスとして海外市場では注目されているタイプです。
さて、今回はポッドキャストのタイプ総まとめと題して、ポッドキャストの作り方の種類・フォーマットについてお伝えしていきました。
普段、国内のポッドキャストや音声配信などでは、一人喋りタイプや会話タイプというのが非常に多い印象です。
ただ、日本でもオーディオ・ムービーという耳で聞く映画というTBSラジオが配信する番組が、ポッドキャストアワードに2年続けてノミネートされるなど、少しずつ開拓されているポッドキャストのタイプ。
リスナーとしても、このタイプが増えると音声の楽しみ方がガラッと変わってくるんですよね。
今後もこのポッドキャストでいろんなタイプの番組をご紹介していきつつ、皆さんの次なるお気に入りが増えればと思っております。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ポッドキャストアンバサダーのあらいりながお送りしました。
それでは次回のエピソードで。
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