2021-02-22 07:54

#6 Podcast News:2020年米国ポッドキャストランキング

音声業界の海外市場が見えてくる番組 ポッドキャストアンバサダー

今回は2月頭にEdison Research(エジソンリサーチ)から発表された、米国初の2020年総合ポッドキャストランキングを取り上げたいと思います。このランキング、今までの良くあるダウンロード数を元にしたものとは違って、今まで以上に信憑性が高い?とも言えるんです。それが、いったいどういう訳なのか、そして、実際に去年一番聞かれた番組はなんだったのか、お話していきます。

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https://note.com/rinaarailevia/n/n5c4bd4a3916c

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音声業界の海外市場が見えてくる番組、
PODCAST AMBASSADOR。
この番組では、自称ポッドキャストアンバサダーこと
あらいりなが、海外で人気の
ポッドキャスト番組のレビューやおすすめ、
そして業界の注目ニュースまで
様々な視点でお送りしています。
今回は、2月頭にエジソンリサーチから発表された
米国初の総合ポッドキャストランキングを
取り上げたいと思います。
2020年、ポッドキャストの聖地ともいえるアメリカで
実際にどの番組が聞かれたのか
トップ50が発表されました。
このランキング、今までのよくある
ダウンロード数を元にしたものとは違って
今まで以上に信憑性が高いともいえるんです。
それが一体どういうわけなのか、
そして実際に去年一番聞かれた番組は
何だったのか話していきたいと思います。
テキスト版でご覧になりたい方は
概要欄にリンクを貼っておりますので
そちらからご覧ください。
さて、今回は今月頭に発表された
米国初の総合ポッドキャストランキングについてです。
冒頭でも少しお話ししたんですが
このランキング、実は今までのランキングとは
少し基準が違います。
普段ポッドキャストのランキングを決める要素としては
ダウンロード数、サブスクライバー数、
新規登録者数やレビューのレートなど
いろんなデータがあります。
ただ、実際どんな方程式でランキングされていいのか
例えば、iTunesも具体的な算出方法は
世の中には公表していなかったりするんですね。
ただ、その中でもダウンロード数を
元にしたランキングというのは
メジャーな数値の一つ。
ただ、普段皆さんどうでしょうか。
iTunesなどを使ってポッドキャストを聞くとき
自動ダウンロードの機能というのがありますよね。
好きな番組をフォローしていて
新たなエピソードがリリースされたら
その都度スマホに自動的にダウンロードしてくれる機能
知らない間にスマホの容量が少なくなってきていたら
その自動ダウンロードが原因かもという人
周りにもちらほらいるんですが
その知らない間にというのが
実際のランキングにはバイアスがかかってしまうんです。
というのは、ダウンロードはしたものの
実際には聞いていないという人も
ダウンロード数ベースのランキングには含まれてしまうんですね。
そこで今回のランキングは
実際に1万人以上のポッドキャストリスナーをサンプリングして
もちろん実際に視聴した番組を確認
その後ですね、その人物の勾配パターンなどを含んだ
人口統計をもとに算出された視聴者の規模というのを
もとにして作られたランキングなんです。
もちろんダウンロード数ベースのランキングも
重要なのには変わりないんですが
実際の視聴規模を人口統計をもとに算出したということで
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そこが今までになかった米国初のランキングということだそうです。
それでは実際にどの番組がランキング入りしたのか
今回はトップ5をランキング形式にご紹介していきたいと思います。
まず第5位は
女性2名のパーソナリティでお送りする
コメディタッチなトゥルークライムテーマの番組です。
毎回パーソナリティのうち1人が注目した犯罪事件なんかを取り上げて
話しながらジョークを飛ばしていくという番組スタイルですね。
時には有名人のゲストを呼ぶ回もあるようなんですが
ポッドキャスト番組の作り方としては会話タイプの番組のようです。
そして続いて第4位
これはですね長寿番組ですね。
タイトルだけでも聞いたことはあるという方は多いと思います。
ストーリーテリングタイプの王道的な番組です。
テーマは本当にいろんなものを扱っているんですが
だいたいですね1時間近くのエピソードごとにテーマが決まっていて
それに沿った2種類から4種類ぐらいのミニストーリーが収録されているタイプです。
個人的にも大ファンなんでまたの機会に語りたいと思いますが
ストーリーテリングのプロ中のプロである番組です。
そして第3位
こちらもですね女性2人のパーソナリティが送る
トゥルークライムジャンルの番組ですね。
基本的に毎週1つの犯罪事件を取り上げて
パーソナリティがその事件について基本的に語りながら
時にはその事件関係者のインタビューを含めたりしながら紹介しています。
こちらも個人的には実際に聞いたことがなかった番組なんですが
ベースは会話タイプの番組作りでありながら
ストーリーテリング的な要素も含んだ番組のようです。
そして第2位は
こちらも何度も紹介したことのあるニュース系ジャンルの王道
The New York Timesがお送りするストーリーテリングタイプのニュース番組です。
毎日更新されて世界中の注目最新ニュースを深掘りする内容です。
本当にジャーナリズム精神が詰まっていて内容もしっかりとした30分番組です。
そしてはいある第1位は
The Joe Rogan Experience
これも業界の方でなくとも耳にしたことがある方は多いはずです。
ポッドキャスト界の中でも一番稼いでいると言える
ジョー・ローガン氏のインタビュータイプの番組です。
エピソードの長さが2時間超えということも多い
日本国内ではなかなか見ない長さでもあります。
中身はいろんな有名人を呼んだインタビュー番組なんですが
イーロン・マスクからカニエ・ウエストまで
他にもテレビのゲストに呼ぶにはちょっと危険かもと思われる人もバンバン出てくる番組です。
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2020年5月にはスポティファイと独占契約を結んでいて
現在ではそこでしか聞けない番組となりました。
ちなみにスポティファイ上で再生をすると
インタビュー動画も自動的に再生される仕組みとなっています。
やはりこの人が1位かといったランキングでした。
さて今回はポッドキャストニュースと題し
2020年アメリカで最も聞かれたポッドキャストについて取り上げました。
いろんなタイプの番組がある中
トゥルークライムテーマの番組が2本もランキング入り
そして第1位はポッドキャスト業界で一番稼いでいるジョー・ローガン氏でした。
今回5位までをご紹介したんですが
本来は50位まで公表されています。
自分が好きな顔ぶれもゴロゴロいた中で
実はあれだけ注目されたのに
ランキングには入っていないという番組も結構ありましたね。
面白かったです。
今後も今回ランキングした代表作品のレビューも
一つ一つ聞き込んでしていきたいと思います。
そして次回は今回の番組紹介でちらほら出てきた
インタビュータイプ、ストーリーテリングタイプというような
ポッドキャストのタイプについてお話ししたいと思います。
ポッドキャストもいろんな作り方のタイプがあるんです。
これ音声業界の方ならご存知のはずなんですが
これも海外と日本とでは人気となるタイプ
違うんですよね。
そんなポッドキャストのタイプの総まとめ
次回はお届けしたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ポッドキャストアンバサダーのあらいりながお送りしました。
それでは次回のエピソードで。
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